「この人育ちが悪そうだな」と感じる人に出会ったことって、何度かあると思います。よく、「親の顔が見てみたい」というセリフを言われる場面もドラマなどで見ることがありますよね。もしかしたら自分も周囲に思われているのかも?
一体どういう特徴の人が思われてしまうの?そんな不安をこちらで整理してみましょう。社会人になってからは特に目立ってしまいます。女性はよく感づきやすいので、男性は特に必見です!
「育ちが悪い」とは?
その人が育ってきた環境により、行動や言動に対して品がないことを言います。よく仕草や行為が下品な態度だと思う人に対して、「育ちが悪いのね」と思ってしまいますよね。
では具体的にどんなことが育ちが悪いと思われる行為なのでしょうか?
箸の持ち方が悪い
これは育ちが悪いと思われる代表的な事項です。外に出て食事をする際、箸がうまく持てていない人を見ると「育ちが悪いんだな」と思いがちです。
正しい箸の持ち方で綺麗に食事をすることが、家庭の中で気にしてもらえなかった環境で育った人が多いと言えるでしょう。
言葉遣いが悪い
・「大工仕事をしていますが、平気で暴言吐いてるのを見てると育ちが悪かったのかと感じます。」(25歳/男/技術職)
このように例えば人に対して「お前」と平気で呼んでいたり、店員さんへの言葉遣いが乱暴だったり。目上の方やかしこまる必要のある場面での謙譲語・丁寧語・尊敬語がきちんとできない人については、そうした場面に接することが少なったことにより、身につけられていないということがあります。
他人を敬う気持ちが薄いことが原因ですが、学校や社会でそういった環境で生活することがあまりなかったのかもしれません。言葉遣いが悪いと、なんだかその人の性格や印象自体も悪く見えてしまいますよね。
パチンコやたばこが好き
これは両親や家庭内の影響が強いと言えるでしょう。周囲にそのような人たちが多く存在し、何も否定などなくそのまま受け入れてきた可能性があります。
一概に言えませんが、パチンコが好きな両親やタバコが好きな両親の元で育った子どもは、充分な愛情や教育を受けないまま育ってしまった可能性もあります。それに伴い、一般常識やマナーについて教えを受けられなかったということも考えられ、これについては環境が大きいと言えるでしょう。
またギャンブルにはまり、お金使いも荒くなってしまう傾向があるようです。
やりっぱなしでいる
靴もぬぎっぱなし、ドアもあけっぱなし、物も出しっぱなしなど。
家でこれらをすると、親からは「ちゃんと片付けなさい!閉めなさい!」と言われ怒られるのが通常だと思いますが、大人になってもこれらが出来ない人を見ると、口うるさく言われてこなかったのかなと思ってしまいます。だらしがないと思われてしまいますね。
マナーを守れない
例えば電車などの公共の場でメイクをしている人や、食事中にスマホなどをいじりながら食べる行動、くちゃくちゃ音を立てて食事をする人、歩きながらタバコを吸う人など。
このNGマナーをさまざまな場面で見受けられますが、常識と外れて行動している人はマナーが守られていないと感じます。周りに不愉快な思いをさせる行為をすることはマナー違反として扱われることが多いようです。
無理やりブランド物で固めたファッション
・「無理矢理ブランドを着ていますという人を見ると、ちょっと痛々しいと感じます」(27歳/女/事務系専門職)
上記のように、これは特に女子のブランド物の使い方に問題があるようです。品の良い人はアクセントに使ったり、自分が似合う使い方をマスターしているみたいですが、育ちが悪いととりあえずブランドをアピールしておけば良いという思考になりがちで、無理やり使っている感が丸出しになってしまいます。また、手入れをしていない(毛玉がついていたり汚れていたりなど)とそれだけで不衛生な気分になります。品がある人はブランドにこだわらずとも、どんなものでも着こなせちゃいますよね。
以上のことから「育ちが悪い」というのは、周りが見えていない行動をする人や下品な行動をする人というように思われてしまいます。
どうして育ちが悪くなってしまったのか?
育ちが良い・悪いって、どうして出てしまうのでしょうか。
育ってきた環境が主な原因になってきますが、環境って具体的にどんなものでしょうか?
子育てが放任主義だった
親があまり子育てに関心がなく、何をしても放置されていた場合一体何が間違っているかわからないままだったため、何をしても許されると思い育ってしまったケースです。
ドアを開けっぱなしでも何も言われなかった、お皿を持たず食事をしていても何も言われなかったなど、小さいころに「これはダメよ」と注意を受けないといけないことだとわかりませんよね。こういう場合は大人になって自分自身で気づいていくしかなく、楽に育った分大人になれば苦労の連続です。
家族自体がガサツだった
家族が何も気にしない性格で、それが普通だと思い育ってきたケースです。こちらも何が悪いのかわからないまま育ってしまったので、自身で気を付けていくしかありません。
本人に悪気があってとっている行動ではないので、かわいそうになりますね。
育ちが悪いイコール親のしつけの責任です
上記でも挙げた例でもやはり、結局は親のしつけがなってない親子関係に問題があるというのが大きいと思います。小さいころにこれはダメ、あれは良いときちんと言い聞かせ、これから社会へ出て自身の世界へ羽ばたかせるためにも、常識として一般的なマナーは身につけさせるべきです。
ただし大人になって自分が楽するためにマナーを守らないというのは例外です。それは自己中心的な行動でしかありません。充分な大人に育っているなら、事の善し悪しの区別はつきますよね。
自分がマナー違反かもしれない?どうしたらいいの?
もしこの記事を読み進めているうちに、自分自身が育ちの悪い人間かもしれない!と気付いた場合、どう対処していけばよいでしょうか?
自身の行動を振り返る
もし思い当たるふちがあるならば…一体どんな場面でそう思ったのか振り返りましょう。
周囲の反応はどうだったか?
思い返すときにまず思い出してほしいのが、周囲の反応です。冷ややかな視線ではなかったか?引いたような反応だったか?それによって周りが自分に対してどう感じたのかがわかります。
その時自分はどんな状態でしたか?
もし反応が冷たく感じたら、どの場面で冷たく感じたのか詳しく思い出しましょう。しゃべり方・声の大きさ・行動など、思い出せる限り振り返ってみてください。
どうあるべきだったかシュミレーションしてみよう!
振り返れたら次は答えを探します。どうしたら良かったのか自分なりに考えてみましょう。
もし自分が周囲の人だったら?
答えを探すときは、まず自分が周囲と同じ立場だったらどう思うかを想像してみてください。その場面で自分が振舞っていた行為が、第三者から見るとどう思ったでしょうか?そしてどうしていれば不愉快に感じなかったのでしょうか?
見つけた答えで同じ場面を振り返る
先ほど見つけた答えで、不愉快にさせてしまった自分の行為を正しい答えでもう一度見てみましょう。そうすれば今後、同じ場面に遭遇した時に今回の反省が生かせますね!
大事なのは、「思いやりの心」
どういう行為をしてしまったら、周りに嫌な思いをさせてしまうのでしょう?それを行動する前に自然と考えることが出来れば、あなたも「育ちが悪い」と思われる行動をとらないで済みでしょう。
電車に乗ったとき、こんな人がいたらいやだなぁ。食事の最中にこんな人がいたら不愉快だなぁ。まずは自分がされて嫌なことを考えてみましょう。
その場のマナーを守るという行為は、周囲を思いやる心から始まります。決して難しい話ではないと思います。ゆっくり見つめなおしてみましょう!
ここさえ押さえておけばOK!品があると思われるポイント!
品がある人だと思われたい!では具体的にどこを押さえておけば、周りにそう思ってもらえるでしょうか?
食事のマナーに気を付ける
これは自分では気づけない点もあると思います。まずは友人などに協力してもらい、どの点がおかしいか見てもらいましょう。上記でも挙げていましたが、まずは箸の持ち方から。
そして食事中にくちゃくちゃと音を立てないこと、ながら食べをしないこと。それらが出来れば更に品よく見てもらえるように、魚料理などを綺麗に食べること、テーブルマナーをよく勉強することです。
言葉遣いを見直そう!
「これクソ可愛いんだけど~」や、「これマジでうまいわー!」など。気づいたらこんな言葉遣いになっていませんか?正しくは、「これ凄くかわいいね!」「これ本当に美味しい!」です。後者の方が品よく聞こえませんか?
俗にいう若者言葉というのは、短縮されていたり表現があいまいだったりします。今一度正しい日本語を勉強すると良いでしょう。特に目上の方への言葉遣いは、あなたへの評価にも繋がります。お互い気持ちよく会話したいですね。
公共マナーを守りましょう。
街でよく見かける歩きタバコや、ごみのポイ捨て、周りを気にせず大声で会話する、タオルや手で隠さずにくしゃみをするなど。公共の場というのは、大勢の人がいる場所です。
そんなところに一人好き勝手な行動をしていたらどう思いますか?自分は不愉快な思いをさせない、上記で行ったシュミレーションを思い出してみてください。きっとあなたならすぐに気づいて守ることができますよね。
まとめ
いかがでしたか?育ちの悪さというのは、すべてが誰かの責任というわけではありません。しかし大半が育ってきた環境によるものだと思われます。自身が間違いだということに気づいていないゆえに行ってしまう行為も少なくないでしょう。
今一度生活スタイルを見直し、自分が相手に不愉快な思いをさせていないか、公共の場に出たときに上記で挙げてきた行動をとっていないか、思い当たる場面があればどのように改善していけば良いか、立ち止まって考えるだけでもきっとすぐに品のある行動へと変えていけるでしょう!
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