反抗期とは?特徴や種類、対処方法を知っておこう!

みなさんには自身に「反抗期」はありましたか?思春期に多いとされるこの期間ですが、理由もなくイライラする、人に対して興味を抱けないなど反抗期の期間の長さや程度、理由や反抗期の有無など人それぞれのモノですので親や先生は本当に悩む時期ですよね。

そんな反抗期ですが、つい大人でも対応にイライラしてしまうモノ。しかし、反抗期の子どもに対して無意識にNG行動をしてしまっているかもしれません。成長過程でもある反抗期。そんな反抗期に正しく向き合うためにも学習していきましょう!

反抗期とは?

親や先生といった大人でもお手上げ状態になることもある子どもの反抗期。自立に対しての一環の通り道とも言われていますが、ついつい大人であっても衝動的にイライラしてしまうモノですよね。

そんな当事者同士では本当に苦しい期間でもある反抗期ですが、正しく知識を持つことによって救われることが可能なんです。それでは、まず「反抗期」の定義についてみていきましょう。

思春期にみられる成長過程

「反抗期」という言葉を耳にするとどうしてもいいイメージは持てませんよね。大人の意見などに「反抗」し、大人の意に反して行動するという期間でもあります。そんな反抗期ですが、子ども自身が自我をしっかりと保つことが出来るようになっている成長の過程なんです。反抗された大人からすれば経験値があるだけに結果が予測できてしまうのでどうしても反対してしまうモノはnですよね。しかし、子ども自身からすれば、それが初めての経験でもあり、その経験によってまたひとつ大人へと近づくことができますよね。

このように、反抗期自分自身に経験させることによって得られる知識の期間でもあるんです。きっと本人の頭の中でも善悪の判断はついているハズ。私たちも思春期の頃はそうではありませんでしたか?今、その時期に子どもは立たされているということなんです。

反抗期には種類がある

あまり知られていませんが、反抗期には種類があるんです。育児中のパパとママを悩ませるのは、2歳児による「イヤイヤ期」。親の言うことを何でもかんでも否定したがる時期のことを指します。今まではまともに言葉も話せなかった乳幼児期を終え、自身の自我とともに言葉でのコミュニケーション能力が備わったことにより、自分自身で何もかもしたい!と思うことから来る反抗期なんです。正式には「第一反抗期」とも言われています。

第一反抗期があるならば、当然のごとく第二反抗期も存在します。この第二反抗期こそが世にも有名な思春期における反抗期なんです。主に思春期の反抗期の話題が取りざたされているのには、中高生ともなると自我が大人への段階に近づいていることや、体格の目覚ましい成長により「子ども扱いされたくない」といった感情が強く表に出るからと言われています。

反抗期でも反抗する相手は選んでいる

反抗期といえば、誰にでも反抗している場面を想像しがちですが、実は全くの赤の他人には反抗期が見られるケースは多くありません。反抗期であっても子どもの友達同士ではお互いのことを信頼したり、尊敬しあったりとしているモノですよね。では、反抗期に反抗する対象となるのは主に親なんです。

親の立場からすると、子どものことは自分の子どもという認識で対応するので、反抗期の我が子を見ていると「学校では大丈夫なんだろうか?」と心配になってしまいますよね。しかし、反抗期というのは近しい存在であったり、一緒に過ごす時間が長ければ長いほど反抗するターゲットになり得やすいんです。

なので、同じ親でも母親が家庭にずっといるご家族だと母親への反抗期が圧倒的に見られるんです。

反抗期にしてはいけない3つの言動

子どもが反抗期であると頭では分かっていてもついついカッとなってしまうことってありますよね。反抗期は1日、2日など短期間なモノではなく年単位で向き合わなければならない問題でもあります。また、反抗期における経験などはその後の人生における価値観などを培うのに重要な期間でもあります。

そんな大切な成長過程である反抗期に適切に向き合うためにはどのようにすればいいのでしょうか?まずは反抗期の子に対して決して発してはいけない言動についてみていきましょう。

子どもの友人と比べる

反抗期ともなると子どもは親の言うことなどこれっぽちも聞いてくれなくなってしまいますよね。親は大人ではあっても、やはり一人の人間です。そんな態度を繰り返されている内に心のどこかで寂しさや情けなさなどを抱いてしまうモノですよね。「子は親の心知らず」という言葉があるように、子どもは子どもにしかなったことがないので、「アノ頃の態度は酷かったんだ」と気付いてくれるのには、子ども自身が親にならなければ分からないというのも一理ありますよね。

一方、親は今までに子どもだったこともあるのでその立場に立つことさえ出来れば反抗期であっても対処を見出すことができるかもしれません。ママ友の中でも子どもの反抗期に関する話題などあることでしょう。「ウチの子は反抗期なの」などといった会話の中でも自分の子どもよりも全然マシ・・・と落ち込んでしまうこともありますよね。だからといって、子ども本人に「アノ子はこんなこともできるのに」などと不満をぶつけてしまってはいけません。

いくら友人であっても比べられる対象になってしまうことで、子ども自身の友情関係に亀裂を入れてしまうこともあります。また、反抗期は自立の過程で「一人の人間として認めて欲しい」といった欲求もあるので、焼石に水以上の逆効果になってしまうのです。

世間体ばかりを気にする発言

今ではテレビやインターネットで世界の情報がスグに手に入る時代になりました。何か事件を起こすと瞬く間に情報発信されてしまうある一種の恐怖でもあるかもしれません。

特に女性の場合はご近所さんの目などの「世間からの目」を気にしてしまう傾向があるのは事実です。小学校や中学校などは学区制があるので尚更のことでしょう。そんな世間体を気にしすぎたがために「もっとちゃんと勉強しなさい」「○○くんと遊ぶのはやめなさい」など頭ごなしに決めつけて子どもの行動を制限しすぎていませんか?

確かに、親というモノは子ども保護責任も伴う非常に重要な役割を担っているモノです。だからといって「あの子の親の顔が見てみたい」と言われないように、と警戒からくる発言になってしまっていませんか?世間体を気にしすぎる親の元の子どもは何かと行動力自体を委縮させてしまう傾向があります。

失敗=恐怖という方程式が根強く残ってしまっているからなんだとか。世間体はもちろん大事ですが、子どものチャレンジ精神を殺してしまわぬように気を付けましょう。

「育て方を失敗した」などの否定発言

子どもは親を選べません。生まれてみて、自我がはっきりしたときに自分の環境を把握するモノです。子どものウチは誰もが無力で口では大げさなことを言ってみてもやはり大人がいなければまともに生きていけないのも事実ですよね。親でなくても周りの支えがなくては、やはり生きていけないのです。そんな成長過程の途中に立たされている子ども自身には、どんなにイライラしたり、情けなくて悲しい気持ちになってしまったとしても「子ども自身を否定する言葉」は発してはいけないのです。

反抗期とは一種の甘えとも言われています。自分が大人になるための最後のあがきとも言える期間なのです。そんな自立への力を否定的な言動は一撃で倒してしまう可能性があります。自身の存在価値が見いだせず、自分が大人といえる年齢になっていてもどこかフラフラと考えが定まらない人に成り兼ねないのです。

そうならない為にも、子どもの反抗期には子どもとしてではなく、一人の人として向き合うことで失敗と感じるのではなく、上手くここまで成長してきてくれたと感じれるモノです。

どうしても怒りが収まらない!適切な対処法とは?

反抗期の子どもを持つ親にとって一番の難関なのは、親である自分自身の「怒りの矛先」だと思います。子どもはしたくても出来ない反抗期さながらのイライラやストレスを親にぶつけることが多いですが、意外にも親である大人のストレスのはけ口は未だにうやむやになっているままですよね。

まさか、反抗期の子どもにぶつけるワケにもいかず、我慢するしかない・・・なんて思っていませんか?そんな親の気持ちにスポットを当てて適切な対処法を学んでいきましょう!

 一度距離を置いてみる

反抗期の子どもとのコミュニケーションが上手くいかず、何を話しても無視をされたり八つ当たりされてしまったりと困ってしまうことはありませんか?そんな時には思い切って子どもとの距離を置いてみてください。そうすることで子どもの気持ちを少し理解できるかも、といった余裕がアナタに生まれるのです。

頭ごなしに言いつけてしまったり、感情的になってしまうと逆効果なのです。子ども自身に変化を求めるのではなく、アナタから出来ることを率先してやってみることで反抗期からの突破口が見えてくること間違いありませんよ。

客観的に自分を見つめてみる

反抗期の子どもを相手にしていると、果たして子どもと親である自分自身どちらが正しいのかが分からをなくなることも多々あるかと思います。

そんな時には、まず自分を客観的に見つめ直してみて下さい。そうすることで自分自身が、子どもに何を求め、どうすることが正しいのか第三者目線から分析できるようになるかと思います。この第三者目線というのは教育において最も必要なモノのひとつでもあるんです。自分の考えを押し付けてしまって、手遅れになってしまう前に必要な手立てとなります。

 まとめ

いかがでしたでしょうか?子ども自身も親である自分自身にとっても苦しく感じる期間の「反抗期」。そんな反抗期を経験することによって両者がよりお互いの存在を求め合い、認め合うといった重要な期間なんです。

苦しくて、長く感じる期間だからこそ、今後の人生において重要な役割を担っています。今こそお互いが人間として向き合う時期です。決して投げ出してしまうことなく、より良い関係を結ぶためにも今が踏ん張り時です。無理することなく、笑顔で乗り切れるように参考にしてみてくださいね!

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