暗記方法のコツとは?適切な環境作りや脳の仕組みを知ろう!

みなさんは「暗記」が得意ですか?

昔から事あるごとに直面する暗記に対して、みなさんはどのように対処されてきましたでしょうか?学生時代から社会人まで事あるごとに必要な暗記。「ひたすら書いて覚える」「音読をする」「何度も同じ方法で問題を解く」「独自の方法」など様々だと思います。

そんな中で、最も効率的にスムーズに頭に入れることができるような暗記方法とはどのようなモノなのでしょうか?実際にみていきましょう!

脳の仕組みを知ろう!

暗記を効率良くするためには、まずは自分の気分を軌道にのせてみたり、集中力をアップさせる必要がありますよね。大概は気分から変えることによって暗記に取り組む姿勢をつくることが可能ですが、脳の仕組みを自身が知ることによって更に効率アップを計れるやもしれません。

では、暗記方法をみてみる前にまずはご自身の脳の仕組みについてみてみましょう。

睡眠によって記憶が失われる?

人間の脳は睡眠中に情報処理が行われるとされています。夜遅くまで勉学に励み、きちんと覚えていたハズなのに朝起きてみると努力が無駄になったかのように忘れてしまっていた・・・なんて経験はありませんか?これは脳の情報処理によってまとめられ過ぎていたり、勝手に不必要と認識してしまった結果が導いているのかもしれません。

人間の脳は1日経ってしまうと4分の3程の暗記による記憶が失われているんだとか。4分の3といえばかなりの容量になりますよね。また、1時間経つとなんと半分の記憶が失われてしまうんだとか。確かに日常生活においても買うモノを決めて買い物に出たハズなのに買い忘れなどの失敗が起こりますよね。

これも脳による記憶の消耗の結果なんです。自信がない項目ほど繰り返し反復暗記を行うモノだと思いますが、事前にももう一度チェックしたほうが良さそうです。

記憶にも種類がある

暗記などの記憶には、実は種類があるんです。ひとつは「短期記憶」。覚えたことも文字通り短期間で消滅してしまう記憶のことです。コトワザにも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」といった言葉がありますが、まさにコレは短期記憶なんです。つい、過ちを繰り返してしまい罪悪感にさいなまれるのも短期的な記憶が原因とも言えます。

もうひとつは短期記憶の対義語ともいえる「長期記憶」です。一度覚えると長い期間、記憶しておくことが可能です。幼少期などの印象的な出来事などは、大人になっても良く覚えているモノですよね。そう、コレが長期記憶なんです。

暗記とは覚えるだけではなく、テストであれば回答をしなければなりませんし、マニュアルであれば現場での発揮をしなければ役に立ちません。そんな暗記だからこそ、いかに長期記憶に持ち込めるかが最大の課題となります。長期記憶は前述のように印象付けることでより長期に渡って記憶しておくことが可能です。暗記も単に覚えようとするのではなく、何かと結び付けてすることで、より効率アップが見込めるでしょう。

コレで安心!効果的な暗記方法3選

それでは、実際の暗記の良い仕方についてご紹介していきましょう。現時点において自分自身の暗記方法に自信を持っている方も多いかと思います。

しかし、新たな暗記方法を身に着けるだけで、これまでの暗記方法にプラスアルファして覚えることが可能になるかもしれません。それでは、みていきましょう!

定番!「声に出して覚える」

現に実行されている方も多いこちらの「音読暗記」。歴史科目やマニュアルなどの暗記に向いている方法のようです。何度も繰り返し発生しながら覚えることで、目視だけでなく、聴覚も駆使して脳に働きかけることで、より暗記の効率アップを目指しています。

普段は大きな声を出さない方でも、実際に試してみると脳が活性化されて、よりスッキリした状態での暗記が可能なんだとか。図書館などの静かな場所ではできませんが、ご自宅や友人と同じになって試してみると良いでしょう。

短期間サイクルで暗記を実践する

暗記は脳の働きに直接訴えかけているモノでもあります。出題範囲や暗記ノルマを自分自身で作って、「ここまで出来たから、もう一度最初から」などされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、実際に一からしてみると、暗記記憶がこぼれ落ちている・・・ということも珍しくはありませんよね。

人間の脳は前述のように本来であれば短期記憶の繰り返しによって物事を把握しているモノです。1日を振り返ってみても思い出されるのはその日の良いことや悪いこと、まさに印象的な出来事だけですよね。必要なことであっても時間が経ってくると日付や時間の有する約束もあやふやになってきてしまうモノです。

しかし、短期記憶をより長期記憶に変換させるためには、短期記憶のうちに何度も同じところを繰り返すことなんです。今までの決めていた範囲などを狭めてみてください。そうすることで圧倒的に記憶の質が変わってくるんです。覚えた!と思って油断するのではなく、毎日の繰り返しこそが暗記の成功への近道なのです。

ノートやメモなど初期の段階から暗記を意識する

暗記をする際に教科書となるのは、自身の書いたノートやメモであるという方も多いハズ。そんな初書きの段階から暗記することを意識してみてはいかがでしょうか?学生時代などの板書の際、無駄に筆記用具に拘っていたり、ノートがカラフルな方っていましたよね。しかし、フタを開けてみると以外にも覚えられていなかったり、成績がイマイチであったりという方も多いのが現実。コレは、板書に気を取られ過ぎていた結果なんです。

人間の脳は一度にたくさんの情報が得られたとしても、正確に処理できるのは極一部と言われています。カラフルな色でのメモ書きは脳からすれば余計な情報量と捉えられてしまうんです。ペンの色を変えたり、といった動作が増えれば増えるほど本来の目的である暗記からかけ離れてしまい、単なる書き写しになってしまうんだとか。青、赤、黒などの最低限の色使いこそが実は暗記する脳にとってベストな状態なんです。

脳に効果的な色で訴えかける

人間の脳は情報処理をしてくれますが、実際に行動を起こしているのは、人間の目であったり、手先ですよね。

このように脳に伝わるまでに様々な媒体を介しているので、より脳に端的に、素早く情報伝達をする努力をしなければなりません。多くの人は暗記をする際に書いて覚えると思います。ボールペンやシャーペンなど自分の好みのタッチを選んで筆記することでしょう。そこで、このボールペンやシャーペンなどの筆記用具に一工夫を加えることでより暗記の効率がアップするんです。

多くの人が暗記を試みる際、シンプルさを求めるかと思います。そのシンプルさとは、白紙に黒文字といったごく普通の環境ですよね。この環境を少し変化させて、黒字を「青字」に変えてみて下さい。

そうすることで脳による視覚的な認識力をアップさせることができ、記憶をつかさどる機能に直接働きかけてくれるんです。筆記による暗記をしていると書いていることが作業のようになってしまう場合も多いかと思いますが、青字にしてみるだけで単語としての認識力がアップするんです。

暗記に最適な環境作り

暗記をする手順や方法をどんなに試してみても、イマイチ効果が得られなくて困っている方も多いと思います。

そんな時には今の自分の状況を見直してみることで暗記の効率アップを計ってみましょう!意外と身の回りの環境に左右されている場合もありますよ。

整理整頓された場所で暗記する

暗記には脳の仕組みを知ることや、より暗記の効率アップを計る方法などが重要な役割をしていることが分かりました、しかし、どんなに試してみても効果が表れない場合は、机のまわりや部屋などがモノで散乱されている環境にありませんか?

脳は常に働いていて、情報をより正確に伝達しようとしています。そんな脳の働きは良くも悪くも利用することができ、あまりに部屋が散らかっているとその散乱状況が脳にインプットされ、ひとつひとつのモノの位置や状況を把握させようとしてくることで目の前の暗記に集中できないんだとか。

整理整頓を行い、より清潔かつ綺麗な場所で暗記を試みると驚くほど暗記がスムーズにいきますよ。

優先順位を付けて順番にこなす

何かしなければならないことを意識したままに暗記に取り組むと、時間を気にしてしまったり、ずっと「○○をしなければならない」と考えてしまいがちなので、まずは私生活のリズムに優先順位を付けて暗記がどの位置の順位にいるのかを再確認してみましょう。そうすることで暗記に割ける時間が余裕を持って生まれるので、より暗記に集中することが可能になります。

また、暗記するモノの中にも優先順位を付けることで必ず暗記漏れしたくない部分に重点を置くことができます。暗記だけでなく、人生において優先順位を見定めて行動に起こしていくことはとても大切な能力になってくるので、人生の練習のためにも普段から優先順位を意識することも成功の秘訣ですよ◎

よく睡眠時間を取る

暗記をしようとすると、どれだけ暗記に時間を割くことができるかが勝負になってくるかと思います。中には睡眠時間を削ってでも時間を作る方もいることでしょう。しかし、暗記には脳の働きを最大限に活かす事が暗記効率に比例しますよね。そんな脳の休憩時間、すなわち睡眠時間も暗記に必要な要素であることを覚えておきましょう。

睡眠を十分に取ることで脳内の情報処理もスムーズに進むので日中の眠さに襲われることもなく、生活リズムを保ったまま暗記もカンペキにこなすことができるようになりますよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか?暗記には表面の努力だけでなく、自分自身の脳に働きかけることでより効率アップを図れることが分かりました。暗記方法の追及だけでなく、環境をも整える事こそがより良い質の暗記を手に入れることが可能ですよ◎ぜひとも試してみて下さいね!

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