既婚者同士が落ち入る”ダブル不倫”、ダメだ、人の道から外れている、バレればきっと周りの多くの人々を傷つけてしまうだろう……。
そうは思っていても、やはり未婚であろうが、既婚であろうが、一度心がトキメキ、恋愛感情を持ってしまった以上、その気持ちを抑えるのは、大変なことです。
そんな純粋な気持ちから始まるダブル不倫もあれば、恋愛感情よりも配偶者との肉体関係の不満から、わりきった体の関係だけで繋がるダブル不倫のカップルもあります。
どちらにせよ、結婚以来久しく味わう事の無かったトキメキ、ドキドキ感、秘密にしなければならない、スリル感がダブル不倫をする人達を虜にすることは確かなようです。
今回は、ダブル不倫は大変魅力的に見えますが、のめり込む前に知っておきたい、メリットとリスクについてご紹介します。
ダブル不倫に落ち入る人とは?
それでは、どのようなことがきっかけで既婚者達は、不倫の道に足を踏み入れてしまうのでしょうか?
配偶者への不満
肉体関係
近頃では、肉体関係のないセックスレスの夫婦関係を築きたいと考える人も多いようです。しかし、配偶者としては納得できません。結婚していて体の関係を持たないなんて異常だ、夫婦の意味がないと思うのです。
男性なら仕事が忙しすぎて、帰宅後は食事をして眠るだけ、妻が体の関係を望んでいたとしても、仕事のことで精一杯、考える暇があるのなら寝ていたいと思う方もいらっしゃるでしょう。
反対に、女性で夫婦間のセックスレスを望むのに、夫が体を求めて来る、行為自体無意味に感じているのに耐えられない。精神的な繋がりだけではダメなのか?と思われる方もいるのです。
このようにくい違った考え方を夫婦が持っていると、やはり不倫という形でその歪みがでてきます。
日常生活
結婚とは、異なった家庭環境で育った二人が、結婚して一緒に暮らすことです。お互いの生活習慣やクセなどに幻滅して、不満がどんどんと溜まりに溜まり、ふっと”私の結婚したかったのは、本当にこの人?”と思ってしまうこともあるでしょう。
次に頭によぎる思いは、”もしかしたら他に私の運命の人がいるんじゃないか?”。そんな時にあなたが偶然、素敵な誰かに出会ったとしたら……。
好奇心
夫婦生活になんの問題もない。肉体的にも精神的にも幸せだし、愛する子どももいる。経済的にも不満はない。そして変化の無い毎日が今日も過ぎていく。
ちょっと退屈になってきた、何かドキドキするような刺激が欲しい。そんな感情を満たしてくれそうな”禁断の道”。ほんのちょっとだけなら大丈夫でしょ? 私はちゃんと自分をコントロールできるから……と思う人ほど不倫にのめり込んでしまうのかもしれません。
現実逃避
夫婦関係がもう既に破綻しているけれど、子どものために離婚できない、何らかの理由により、うわべだけの結婚生活を続けている。
もう心はこの家には無いから、この現実から逃げ出したいと思う。
ダブル不倫に向いている人と不向きな人
ダブル不倫に落ち入っても、やはり人の性格により向き不向きがあるのです。
あなたの性格は、ダブル不倫に向いているのでしょうか?
ダブル不倫向き
あなたが、嘘をつくのが上手く、気持ちの切り替えが器用にできる人ならば、あなたはダブル不倫に向いていると言っていいでしょう。
ダブル不倫には、どうしても制約がつきものです。好きだという感情にあなたが振り回され、あなたの家庭に支障をきたすとダブル不倫も終わりです。
ダブル不倫不向き
もしあなたが今幸せで、嘘をつくのも下手、心が純粋で傷つきやすい人ならば、ちょっとした乙女心から既婚者を好きになるのは、やめておいたほうが無難でしょう。
特に、私はプラトニックなダブル不倫がしたいと思っている人なら、要注意です。精神的な繋がりは、肉体的な繋がりより、より深く、泥沼化する可能性があります。
最後には、あなた自身が大変な罪悪感を感じ、きっと後悔します。
ダブル不倫の種類
自然体型
肉体関係を含む、ダブル不倫です。
多くの人が、結婚生活に不満があり、自然の成り行きで、肉体関係だけの割り切った関係を求めたり、肉体関係だけでなく、精神的にも不倫相手に繋がりを求めます。
純愛型
肉体関係を含まない、プラトニック系ダブル不倫です。
このタイプの人に多いのは、それほど結婚生活に不満もなく、体への欲求もそれほどありません。
好きな人と気持ちが一緒というだけで満足で、不倫相手に深い精神的な繋がりを求めます。
ダブル不倫のメリット
それでは、禁断のダブル不倫には、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
大人のお付き合い
お互いに家庭を持つ身なので、相手にそれほどのめり込むことなく、両方の家庭の都合も考えながら、割り切った大人のお付き合いができる。
相手の欠点が見えない
一緒にいられる時間が限られているので、お互いに自分の最高の部分だけを見てもられる。
自分の家族に優しくなれる
ダブル不倫をしているという罪悪感から、不倫をする前の何らかの不満をもっていた時期より、家族に対して優しくなれる。
特に、気晴らしを目的に不倫はしているが、一番大切なのは家族と割り切って考えられる人は、不倫をしている以外の時は、良き配偶者、良き親でありたいと頑張ります。
シングル気分を再び味わうことができる
ダブル不倫に落ち入ってしまう理由の1つに、手軽に独身時代に戻った気分になり、好きな相手と一時を楽しむことできるから、というのがあります。
不倫している一時だけは、家庭において、妻であり、また夫であり、親である自分を忘れ、一人の女性、或は男性に戻れることが魅力なのです。
日常生活にない刺激を得られる
禁断のダブル不倫をしているカップルが共有する感覚が、二人の関係をバレないようにするドキドキ感です。
この二人だけの秘密を持つという感覚が二人の脳を刺激し、二人の連帯感を深めます。
それに加え、不倫相手に対する恋愛感情も合わさり、日常生活では味わう事ができない、特別な一時を二人は楽しむのです。
帰る家がある
ダブル不倫では、お互いに帰る家があるので、どちらかが恋愛を楽しんだ後、寂しい思いをしたり、駄々をこねたりすることがありません。
ダブル不倫では、結婚を迫ってくることも、相手を束縛することも少ないので、お互いに最高の条件で、恋愛を楽しむことができます。
体の関係が無くてもドキドキ感を味わえる
私は、肉体関係ではなく、精神的な繋がりを求めているだけだから、これは不倫とは呼ばないと主張する人もいますが、それは言い訳です。
肉体関係があろうと無かろうと、お互い恋愛感情を持って二人で会っているとしたら、不倫ではないと言い切れません。
肉体関係はなくても、充分にダブル不倫を楽しむことは、可能です。プラトニックな恋愛を楽しみ、お互いの心の繋がりを確かめ合い、愛し合うのですから、ある意味肉体関係のある不倫より、真剣すぎて危険かもしれません。
ダブル不倫のリスク
甘い蜜を食べ続けると太ってしまうように、魅惑の刺激を知ってしまったダブル不倫のカップルは、リスクとも隣り合わせです。世の中そう美味しい話ばかりではありません。
不倫をする前には、思いもしなかったようなリスクにあなたは悩まねばならなくなるかもしれません。
慰謝料
たとえ嫌でも目を覚まして現実を見なければならない事は、ダブル不倫とは、世間で認められた行為では無いという事です。
バレれば、大抵不倫相手の配偶者から慰謝料を請求されることになります。又、忘れてはならないのが、自分の配偶者です。こちらも不貞を理由に慰謝料の請求をしてくるでしょう。
家庭崩壊
ダブル不倫がバレた場合、その事であなたや、不倫相手が傷つけることになる人達がどれぐらい多いかということを、忘れてはいけません。
お互いの配偶者はもちろん、お互いの子ども、両親や友人、そういった人達を裏切ることになるのです。
最悪の場合、あなたの不貞行為により離婚に至った場合、愛する子どもの親権問題にも関わってくるのです。
孤独
ダブル不倫がバレてしまい、あなたの家庭は崩壊しましたが、相手の家庭は、やり直す事を決心しました。
不倫相手は、あなたとの関係を一切断ち、あなたは家族、両親、友達を失い、ひとりぼっち。あなたは、孤独に耐えられますか?
望まない妊娠
これは、ダブル不倫で一番避けなければならないことです。妊娠してもいけませんし、妊娠させてもいけません。
不倫という火遊びの代償として、妊娠をしてしまい、配偶者に見つからないように日帰りで中絶をするケースが意外と多いのが現実です。
恐喝
人生をエンジョイしている時は、ついつい気が大きくなり、ついでに口をすべらしてしまうことも多々あります。
特に秘密となると、ついには隠し通せなくなり、苦しくなって人に聞いてもらいたくなるのも確かです。
しかし、自分が一旦覚悟を決めたのなら、どんなに信頼のおける友人にでも、ダブル不倫の秘密を打ち明けるのはやめたほうがいいでしょう。
あなたが話した友人は悪いことをしなくとも、あなたが話した秘密がどんなふうに、また誰に伝るかは、予測できません。口止めに恐喝されるなど、悪質な事件も起こりうるのです。
転職
職場におけるダブル不倫は、タブーです。ついつい職場の同僚に口をすべらせて、ダブル不倫が発覚ということもよくあることです。
結局は、片方が退職するはめになったり、職場に残った片方も、職場仲間から蔑みの視線を受け、居心地が悪くなるのです。
勿論、あなたのキャリアにも大きく関わってきます。一生”ダブル不倫の人”というレッテルを貼られる可能性もあります。
未練と執着心
お互いダブル不倫を楽しんでいる間は、よいのです。
しかし、片方が相手に対する興味が薄れて来たり、新しい不倫相手が出来たりすると、これが厄介です。
お互い割り切って、大人の恋愛を楽しんできたつもりが、急に一方的に別れを告げられると相手へ未練が残ってしまうのです。
別れたがっている相手からしてみれば、ただの重い存在でしかありません。未練が執着心へと変わると、この事態は完全に泥沼化するでしょう。
こんなはずじゃなかったと思った時には、もう遅いのです。
参考サイト:W(ダブル)不倫の悩みや結末3つ
まとめ
日常の生活を一時でも忘れさせてくれる、ダブル不倫の魅力。しかし、魅力とリスクは、いつも背中合わせです。
とは言っても、ダブル不倫をするか、しないかは、個人のモラルの違いです。
もしそうなった場合は、どうか心トキメク不倫の代償を考慮すると同時に、諸問題と向き合う覚悟を持って挑んで下さい。
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