バカップルの特徴や会話を知ろう!バカップルにならないためにはどうすればいい?

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あなたの周りにバカップルはいますか?もしくは、あなた自身がバカップルだと言われたことはありませんか?

皮肉的な意味合いを感じる単語ではありますが、場合によっては「微笑ましい」という意味でも表現することのある「バカップル」。とはいえ、周りに支障を与えてしまっては言わずもがな迷惑な行為にもなってしまいかねません。

そこで今回は、バカップルの特徴と、自分がバカップルになってしまわないように注意すべきポイントを紹介していきます。

バカップルとは

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「バカップル」は日本独自の表現であり、1985年版の『現代用語の基礎知識』という用語辞典に掲載され、その後1990年代にテレビで使用されたことで世間に広まっていきました。

概要

「バカップル」という言葉自体は、「バカ」と「カップル」を組み合わせた造語です。あくまでも俗語であり正式な日本語ではありません。

定義

俗語のため正式な定義というものは存在しませんが、空気を読まずに自分たち2人だけが楽しければそれで良いと言わんばかりの言動や振る舞いにより、周りの人たちを不快な気持ちにさせてしまうようなカップルのことを皮肉って表現することが多いものです。

ある程度自覚のあるカップルが、自分たちのことをそう表現することもあります。また、幼稚で、くだらないことで盛り上がったりケンカをしたりするカップルのことを、ある程度達観していたり寛容な大人が「可愛らしい」「微笑ましい」という意味で表現することもあるようです。

いずれにしても、用途としては多岐に渡るため、明確な基準や定義といったものはありません。

バカップルの特徴

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それではさっそく、バカップルの特徴を見ていきましょう。

先述の通り定義自体が曖昧なため、人によって基準は異なるものの、一般的に多くの人が「バカップル」だと認定するカップルにはやはり分かりやすい特徴が存在します。自分たちがバカップルになっていないか確認する意味でも、しっかりと知っておきましょう!

会話

まずは、インターネット上で紹介されている以下の例を読んでみてください。

電車にて目の前に立っていたカップルの会話

「ねぇ、シンデレラって10回言って?」「シンデレラシンデレラシンデレラシンデレラシンデレラシンデラシンデレラシンデレラシンデレラシンデレラ!」「じゃあ私は?」「俺のお姫様///」「やーん、まーくん間違えなかったぁ///」

殴りたい

女「クイズ出してあげるね!」 男「ん?いいぜ!」 女「では次の問題に答えてください!」 男「おう。」 女「この世に私がいないとします。」 男「嫌だ。」 女「私もぉ~(´;ω;` )」

という謎の会話を繰り広げてるカップルがいた。クイズはどこへいったのか。

いかがでしょうか・・・。こちらを読んでも、もし「ん?別に普通の仲の良い会話では?」程度にしか思わなかったのであれば、残念(?)ながらあなたはバカップルであると言わざるを得ません。

バカップル以外の人であれば上記の例からも読み取れる通り、まるっきり周囲のことを考えていません。家などで2人きりの時に話しているならまだしも(それでも、この会話はどうかと思われますが…)、公共の場で、このようにSNSなどで拡散されてしまうほど丸聞こえの状況で恥ずかしげもなくこのような会話を繰り広げられることが、大きな特徴の一つなのです。

ただし、仲の良いことは決して悪いことではなく、逆にとても微笑ましく素敵なことです。それがずっと続いていくのであれば、とても幸せな夫婦にもなれることでしょう。お互いを尊重し合い、褒め合うというのは、円満な恋愛や結婚生活を送っていく上ではむしろ大切な要素です。

ところが、問題は「周りの人たちに聞かれている(むしろ「聞かせている」)ことにあります。通常、誰でも今回の例のような会話を聞かされたら苦笑いをするしかありません。その時に機嫌が悪かったなら、さらに腹立たしくなってしまうと思います。しかし、当の本人たちはそのような空気に気づいていません。それどころか、むしろ「こんな仲良しの私たち、どうよ?」といった自慢も含まれている可能性が高いです。

過度なイチャつき

言わずもがな、大きな特徴と言えばやはりこちらでしょう。とにもかくにも、公共の場で行うにはイチャつき具合が度を過えています。

一般的に、手を繋いだり仲良く笑い合ったりという微笑ましいものであれば当然のように周りも特に気にしませんが、お互いに腕を相手の体に回してくっついたまま歩く、人目を気にせずキスしたままフリーズしているといった、常識では考えられないようなレベルのイチャつきっぷりをしているのがバカップルです。

出没(目撃)場所

バカップルを目撃したことのある人であればすぐに納得するはずですが、目撃場所の多くは「目立つ」所です。考えてみれば、好き好んで夜の公園の暗がりなど目立たない場所を狙ってイチャついているカップルを探すような人は、好奇心旺盛な中高生以外では一般的にいないでしょう。

つまり、目立つ場所でバカップルな言動が繰り広げられているからこそ目撃されたり話題にも上がるわけであり、邪推かもしれませんが本人たちの自己顕示欲により「あえてアピールしている」という印象すら受けてしまうのです。

実例を少し紹介しますと、駅の改札口のど真ん中、つまり最も人が多く通る場所で思い切り抱き合ってキスしたまま固まっている、レストランなどの飲食店で前述のバカップル会話を繰り広げているなど、「なぜ、そこで!?」という衝撃を受けてしまうような場所にいることが度々あります。

こちらとしては、目撃したとしても街中など避けられる状況であればまだ良いのですが、満員電車の中などすぐにその場から動けない場所であれば、嫌でも聞こえてきてしまいます。(※だからと言ってボータプル音楽プレイヤーを大音量で聞くと周りに迷惑がかかるのでやめましょう)

ペアルック

最近はテーマパークなどで「双子コーデ」と呼ばれる女子同士のペアルックが流行っていますが、バカップルも負けてはいません。むしろ、テーマパークでもなければイベントなどがあるわけでもないのに、繁華街などで堂々とユニフォームかのごとくペアルックでいられるバカップルの方が圧倒的な勝利と言えるでしょう。さらには、単に「おそろい」ではなく、2人が横並びになることで服に書かれた文字が言葉として成り立つという、もはやどこに売っているのかも謎なファッションをしているのもレベルの高いバカップルの特徴です。

歩き方

空気が読めないバカップルは、歩いている時もそれを発揮します。具体的には、やたらと速度が遅い、フラついていてコースが定まっていないといったものです。なぜなら、すでにお伝えしたように過剰にくっついていたりお互いのことしか視線に入れずに自分たちの世界の中にいるため、周囲の環境や状況を考慮していないからです。

よって、目の前をバカップルが歩いている時、そこが比較的狭い道だと苦労してしまうでしょう。そのまま後ろを歩いていると自分まで速度が急激に遅くなってしまいますし、追い抜こうにもフラついてコースが定まらないため、上手くかわさないとぶつかってしまう恐れがあります。注意しましょう。

呼び名

あなたは、恋人を呼ぶ時に何と呼びますか?名前をそのまま?略称?中には、苗字で呼ぶという一見すると何だかよそよそしいケースもあるようですが、いずれにしても呼び名というものは親密であればあるほど砕けたものになりがちですよね。

最も多いのはやはり名前をそのまま呼ぶものだと思いますが、バカップルは独特のニックネームで呼び合うという傾向があります。分かりやすいものでは「~ちゃん」がさらに砕けた「~たん」といったものから、もはや語源が分からないレベルの不可思議なものまであります。

ただ、それらを2人だけの時にいくら呼び合おうと構わないのですが、一番痛いのは周囲の人にも、パートナーを話題に出す時にそのニックネームのまま話してしまうことです。ちょっと想像してみてください。例えば「あいこ」という名前の彼女がいる男性が、その子を「あーたん」と呼んでいたとします。

その男性が職場や飲み会などで「あーたんがさ~」などと話したら、どう思いますか?こういうことを平気でしてしまうのも、バカップルの特徴の一つでしょう。

バカップルにならないように

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最後に、自分がバカップルになってしまわないための注意点をお伝えしておきます。簡単に言えば、ここまで紹介してきた特徴をふまえて、これらに気を付けていくことなのですが、根本的な心がけは大きく以下の2つということになります。

客観的視点を持つ

人は誰しも、何かに集中してしまうと主観的になりすぎて客観的な視点を失いがちです。

特に、「恋は盲目」という言葉もあるように、相手の欠点が見えなくなってしまうだけでなく、周りからの目線も見えなくなってしまうという状況に陥りがちなものです。こうなってしまうと、自分でも気づかないうちに「はたから見たら恥ずかしい行為、会話」をしている可能性が高まってきます。

今回のテーマであるバカップル的言動もそうですが、人は意外と自分が「のろけている」という自覚がないことが多く、単に恋人との付き合いっぷりを雑談の一つとして何気なく友達と話しているつもりでも、実はそれが単なるノロケになっていることがあり、「また、恋人の話か・・・」「出た、ノロケ!」といったようにウンザリされていることもありますので、気をつけましょう。

TPOをわきまえる

結局はこちらに尽きるのですが、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)をわきまえた言動を心がけることを忘れないでください。その言動は、その行動は、本当にその場所で行うのにふさわしいですか?その状況で話しても周りに影響は与えませんか?

学生時代ならまだ許されたとしても、大人になってからTPOを無視した言動をしていては、その人の信用性を失いかねません。「空気が読める」「時や場所をわきまえる」というのは、バカップルにならないようにするためだけではなく、社会人として生きていくために大切な要素です。他人を不快にさせない、迷惑をかけないためにも、心がけましょう!

まとめ

何気なく普段使っている「バカップル」という言葉について改めて掘り下げて、その特徴や注意点について解説しました。いかがでしたでしょうか。

バカップルとは、言わば「自己中心的なカップル」です。カップルとして振る舞っている上では「他人に迷惑をかけがちな2人」ということになりますが、この自己中心的な2人が、ケンカやトラブルになったらどうなるでしょう。もともと自己中心的なわけですから、今度は自分一人のことしか考えず相手への配慮が欠けるということが起き、結果、長続きせずにすぐに別れてしまう可能性も高いことになります。

しっかりと周囲の人たちや環境を考慮した上で、楽しい恋愛生活を送っていってくださいね!