近年における日本の離婚率は、上昇傾向にあり、今や結婚をした３組に１組が離婚をしている状態です。ですから、”バツイチ子持ち”の人口も年々上昇してきているのです。
“バツ”なんてネガティブな言葉が頭に付くからこそ、当人は何となく引け目を感じたりするわけで、その上子どもがいるとなると、愛する我子の事も考えなければなりません。
あれもこれもと考えてしまうと、恋愛なんてとっても……と尻込みされる方も多いかもしれませんが、そんな事はありません！
あなたとあなたの愛する子ども達の新しい人生のために、今あなたが置かれた状況を把握すると共に、新しい恋愛を成就させ皆が幸せになれる秘訣を考えていきましょう。
バツイチ子持ちのリアリティ
いつか再び恋愛をすることは夢だけど……。そんな弱気なあなたの言葉の裏に込められた、リアルなあなたの悩みを見ていきましょう。
“バツイチ子持ち”というレッテルへの引け目
特にまだ結婚暦の無い相手を好きになってしまった場合、あなたは、私は”バツイチ子持ち”だからと引け目を感じてしまうことが多いのではないでしょうか？
“バツイチ子持ち”でも、恋愛に積極的な方々は、子どもがいることを隠してまで恋愛をし、後々大変な事になってしまうケースが多々あります。
しかしながら、あなたが自分の離婚歴、子持ちと言うことに引け目を感じると言う事は、あなたが自分勝手な方ではなく、自分の子ども、好きになった相手のことを思う、大変思いやりのある優しい人だと言うことの証なのです。
子どものことが心配
シングルで子どもを育てる毎日、喜びや悲しみを分かち合うあなたの一番近くにいる存在が、子どもです。
親からすれば、離婚したのは”大人の事情”、子どもには何の罪も無いのだから、どうか幸せになって欲しいと願うのは、当然のことです。
しかし、両親が離ればなれになってしまい、片親と離れて暮らすことになる子ども達の心は、大変複雑かつ繊細なのです。
家庭での離婚問題が、子ども達の学校での態度に変化を起こす事もよくあります。
だからこそ、恋愛に対して消極的になる必要はありませんが、子ども達への親からの気配りを忘れてはいけません。
子どもに離婚を理解してもらえるか？
これは大変デリケートな問題です。子どもの年齢によって、親の”離婚”に対する理解は様々です。
低年齢だと、離れて暮らすことには自然と慣れてきたとしても、どうしてそうなったのかという理由を理解することは難しいかもしれません。
またDVなどの問題で、離婚に至った場合には、子どもの心のケアも必要になってくるでしょう。親とすれば、まずは自分の恋愛よりそこをどのようにしたら良いのかわからないという方もいらっしゃるかと思います。
ましてや、新しいパパやママのような人が家にやってくるとなると、子どもにどのように説明して理解してもらえばよいのか、再び恋愛をしようとなると、悩みは増える一方です。
元配偶者と子どもの関係
定期的な元配偶者と子どもの面会がある場合は、あなたと元配偶者の関係も少なからず続いている状態です。離婚をしたとは言え、子どもにとってはどちらも大好きな両親であることに変わりはありません。
そんな状況下で、元配偶者のことを親として大好きな子どもと暮らしながら、自分はシングルだった昔のように情熱的な恋愛をできる気力があるのか？という不安と、離婚をして子どもを不幸にしてしまったという子どもへの罪悪感から恋愛を躊躇しておられる方もいるかもしれません。
とにかく余裕がない
時間の余裕
小さいお子さんがいらっしゃる場合、あなたがお一人で身の回りの世話をしなければならないので、生活はおのずと子ども中心に回ってしまいます。
育児だけではありません、家事、そして何よりも生活を支えるための仕事もしなければならないので、自分のことをゆっくりと考える暇もありません。
金銭的余裕
金銭的なゆとりは無いけれど、子どもにだけは惨めな思いをさせたくないとついつい思ってしまうのが親心です。
自分の身だしなみは、もちろん後回しになってしまいがちです。
精神的余裕
時間がない、お金にゆとりも無いとなると、当然精神的な余裕も無くなってきます。子ども達が寝静まったら、自分もどっぷり疲れて、バタンと寝てしまう。恋愛の恋の字を考える暇もない方々も多いことでしょう。
理想の相手が見つからない
一人で、家族を支えているシングルペアレンツは、精神的にタフです。タフであるが故に、相手を選ぶ時は、容姿だけではなく、精神的にも頼れ、経済的にも自立し、自分が心から尊敬できて、おまけに自分と子どもを愛してくれる最高の人を求めてしまいがちです。
離婚経験から自然と相手に求める理想が高くなっているのです。そのような人を見つけられれば、ラッキーですが、現実はそう甘くはありません。
バツイチ子持ちの恋愛を成就させる５つの秘訣！
もう一度恋愛をして、あのトキメキを再び感じたい、そんなふうにあなたが少しでも感じ始めているのなら、あなたの心の準備は万端です。
恋愛を成就させるちょっとした秘訣を参考にしてみて下さい。
引け目をあなたの武器にする
引け目を武器にすると言う事は、あなたが感じている”バツイチ子持ち”のネガティブさを、ポジティブに捉え直すと言う事です。
要するに、”バツイチ”を”結婚生活において、人より経験豊富なのだ”と考えることです。辛い経験をしたからこそわかる心の痛み、人を思いやる気持ちなど、あなたが離婚から学んだことは、マイナスなことばかりではないはずです。
そんな経験を積んだあなたが、それを今度はあなたの恋愛を成就させる武器として、使いこなせば、相手は、人生経験豊かなあなたに一目置く事間違いありません。
一人の女性／男性としての意識
日常生活の忙しさに流されて、ついつい自分が一人の”女性”又は、”男性”であることを忘れてはいませんか？
相手は、”母親”、”父親”ではなく、”女性”もしくは、”男性”とお付き合いをしたいと思っているのです。
あなたの持つ、女性らしさ、或は男性らしさを無下にしないで下さい。仕事、育児、家事からの疲れ顔、一度鏡に映してみて下さい。きっとそんな顔をしたお相手をあなたも恋愛の相手として望んでいないはずです。
何も高価な物を買って着飾れと言っているのではありません。いつも最低限の清潔感を保ち、誰かに見られているという意識を少しでも持っておくことです。
大人の魅力を見せつける
ここは、タフな精神を持つバツイチ子持ちの最高の見せ所です。独身男女にはない、ちょっとやそっとじゃ動じない胆のすわった落ち着きが、相手の心を掻き乱すことでしょう。
人生経験を生かし、相手に執着しすぎたり、束縛することもよりも、相手のことを気遣うあなたの優しさに、相手は夢中になってしまうはずです。
身だしなみも、変に若作りする必要はありません。あなたらしさが演出できる、上品で落ち着きのあるシンプルなものが、大人のあなたの魅力をもっと引き出してくれるでしょう。
時には、素直な自分を見せる
一人で頑張るタフなあなた、どんなに辛くても強気なあなたですが、たまには、弱音を吐いたり、ポロリと涙を見せてもよいのです。
いつにない新鮮なあなたの態度に、相手はきっとあなたを守ってあげたくなるはずです。でも、決して愚痴にはならないように気をつけなくてはなりません。
女性ならば母性本能、男性ならば保護本能が刺激され、恋愛スイッチがオンになる可能性が大変高くなります。
落としどころは、やっぱり家庭的
何と言っても、恋愛の先にあるのは家庭です。いくら恋愛中は、若さや容姿だけに心を虜にされていても、結局結婚して家庭を持てば、こんなはずじゃなかったとなるのです。
ですから、こんな時こそ日々の生活で培った家事スキルを披露してみましょう！男性でも女性でも、簡単な手料理で相手をもてなすことができれば、それもまたあなたの新しい一面を見せることになります。相手の心をときめかす良いチャンスになるかもしれません。
あなた、相手、子どもの理想の関係を築く為に
まずは、恋愛の相手、あなたの子どもと直接の絆を築いているのは、あなただと言う事を忘れてなりません。あなたが、自分の思い描く理想の家庭をもう一度築きたいと思うのなら、どうかあなたが、愛する相手と子どもの間を繋ぐ絆の潤滑油となってあげて下さい。
あなたが、相手と絆を築けたように、相手とあなたの子どもも必ずいつか絆が築けるはずなのです。打算的に相手を選ぶのではなく、みんなが幸せになりたいと願うのならば、まずあなたがアクションを起こすべきです。
ただ相手に盲目的に自分の子どもを愛せと押し付けるのではなく、まずは、子どもが相手を信頼し、心をゆるして接していける関係を作れるように、あなたが工夫をしなくてはなりません。
相手にしても、あなたの事は愛していても、自分とは血が繋がっていないあなたの子どもとどのように接していけばよいのか、悩んでいるはずです。自分の子どもを一番に考えたいあなたの気持ちはわかりますが、だからと言って、相手のことを、大人なのに努力が足りないなどと、けなしてはいけません。
子どもを持つあなたを愛してくれる、相手の不安な心をあなたが読み取ってあげなければ誰があなたの相手を理解できるのでしょうか？
一度離婚を経験したあなたなら、きっと相手の気持ちを理解できるはず、焦らず、ゆっくりと、強い絆で結ばれた関係をみんなで築き上げていって下さい。
まとめ
“バツイチ子持ち”の恋愛とその秘訣、いかがでしたか？ これらを実行することが、決して簡単なことではないのは確かですが、１つ言える事は、恋愛には、不思議な力があるということです。
素敵な恋愛は、あなたを精神的に満たせて、美しく、そして人にも優しくなれるでしょう。そしてそんなあなたが、新しい家庭を築いたならば、きっと家族の笑顔が絶えない幸せな生活が待っているに違いありません。
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