誰でも一度は経験するという「倦怠期」。あまりいいイメージがない倦怠期ですが、なぜ起こるのでしょうか。そして起こってしまった場合に気を付けたいことは何か、ご紹介していきます。
倦怠期とは?起こる理由は何?
付き合った時には、大好きで毎日彼のことを考えていたのに、最近何だかマンネリ気味…?
もしかして倦怠期なのかも!と思ったことありませんか?でも、そもそも倦怠期ってどういうもので、なぜ起こってしまうのでしょうか。
倦怠期って?
「倦怠」とは、物事に飽きて嫌になること。飽き飽きすることをいいます。つまり倦怠期とは、飽き飽きしている時期のことを指すのです。
主に、飽き飽きするのは付き合っている相手との関係。付き合ってる相手に、または付き合っている相手と自分との関係に飽き飽きしてしまっている時期のことです。
なぜ起こってしまうの?
倦怠期は、主に長い期間付き合っているカップルや、夫婦に起こります。誰だって長い間同じ人と一緒にいれば、強く刺激を感じなくなるもの。
そのため、相手に対して出会った当初には感じていたような、緊張感やときめきがなくなってしまっている状態になってしまうのです。
倦怠期の特徴
倦怠期に入っているカップルには、いくつか特徴が現れます。
以下に挙げるのはほんの一例ですが、長く交際が続いているカップルの人なら、多くの人が思い当たることなのではないでしょうか。
会話がなくなってきた?
付き合った当初は、彼と一緒にいれば会話はいつまでも途切れませんでしたよね。話題も何について話してもおもしろかったし、新鮮だったことでしょう。「いつまででも話していたい!」と思っていたあの頃…。
今となっては、せっかく2人で同じ部屋にいても、お互いに携帯をいじっていたり、テレビを見ていたりしていませんか?目も合わせず、会話もなかったり、返事がお互いにおざなりになってしまっていませんか?多くの人が思い当たることなのではないかと思います。
長く付き合っていると、相手の反応はなんとなく想像できてしまうものですし、わざわざこの話をすることはないか…とお互いが思っているので、なかなか会話が生まれないようになってしまうようです。
毎回デートコースも内容も一緒!
付き合ったばかりのときは、2人で行くのはどこでも初めて。例えば近くのコンビニやスーパーに行くのも新鮮で、どこに行っても思いっきり楽しめましたよね。
でも、長く付き合っていれば、大体近場には行きつくしているもの。付き合った時には、遠出や旅行も頻繁に行っていた2人も、段々とわざわざ遠くに行くのは面倒に感じるようになることが多いので、いつも同じ場所で同じことをしたり、同じものを食べたり同じものを買ったり…ということが続く場合が多くなります。
あなたもお決まりのデートコースがありませんか?もしくは、わざわざ外に出かけず、自分や彼氏の家に一日中いる…なんてことも増えていくかもしれません。そうなると、誰だってうんざり、マンネリを感じてしまうものですよね。
連絡回数が減る?
1日の内に何度も、どんな細かいことも連絡しあっていた付き合い始め。会う当日であっても、メールや電話を何度も繰り返していた人が多いのではないでしょうか?毎日、夜には何時間でも電話をして、とりとめのないことを話したり…。
でも今はどうでしょう?どれくらい彼と連絡を取っていますか?もう本当に連絡事項を伝えるためだけのメールであったり、電話をしても、沈黙が続く時間が長くなったりしてしまっていることが多いのではないでしょうか。
今さら、お互いにどんな内容のメールでもドキドキしたりすることは難しいでしょうが、ただの連絡事項を伝えるだけになってしまっては、倦怠感は悪化するばかり。何らかの工夫は欲しいところですよね!
倦怠期のNG行動
「倦怠期かも…」と思っても、まだ今の彼氏と別れたくないのなら絶対にしてはいけないNG行動というものがあります。あなたは彼氏に対してこんなことしてしまっていませんか?
身の回りに気を使わなくなる
初めは、彼氏に会うともなれば、前日からお肌のケアやムダ毛の処理を余念なく行い、当日は少しでも彼に可愛いといってもらえるように、髪形やメイクにいっぱい時間をかけていましたよね。今もそのくらいの意気込みで彼とのデートに臨んでいますか?
「もう別にこれでいいか」というような気持ちで、適当になってしまっていませんか?もしかして、ムダ毛はあるし、スッピンに普段着のままで彼に会うことも少なくない…という人もいるかもしれません。
男性は視覚から得る情報を重要視します。ただでさえ倦怠期でお互い新鮮さを感じられないようになっているのに、さらに自分の前で着飾ることをやめた彼女がいるのです。さらに倦怠感は増すばかりですよ。
他の異性にちょっかいを出してしまう
倦怠期で、あまり彼氏がかまってくれない…という場合、わざと他の男性にちょっかいを出して彼氏との関係に波風を立てる人もいるようです。他の男性の話題を彼氏の前で頻繁に出したり、彼氏以外の男性と2人きりで休日を過ごしてみたりして、自分に興味がなくなってきたんじゃないか…という態度の、彼氏の嫉妬心を煽りたい!と思っている女性は少なくないのです。
でも、多くの男性は、自分の彼女が自分以外に気があるんじゃないかと思った場合、彼女に対する気持ちが冷めてしまいがち。嫉妬するよりも、そんな態度の彼女に幻滅してしまい、彼氏こそ他の女性の元に走ってしまうなんてこともあります。倦怠期にあっても彼のことをまだ好きで、他の男性に乗り換えるなんてことを考えていない場合、こんな方法はとらないほうがいいでしょう。
言葉遣いに気を付けなくなる
もう付き合いも長くなると、彼氏にわざわざ男子ウケを狙った態度なんて取らない!という人もいるかもしれません。
わざわざ男子ウケを狙う必要はありませんが、あまりに女性らしさに欠ける言葉遣いや、彼氏に遠慮なくダメ出しをしすぎるなんてことが続けば、彼氏もうんざりしてしまいます。ましてや自分でも「倦怠期かも…」と思うような時期ならなおさらのこと。
今や男女関係なく使っている「ヤバい」「~じゃね?」なんて言葉、頻発していませんか?彼氏のことを「お前」なんて言ってしまうことありませんか?思い当たることがある人は、倦怠期の今こそ自分の言葉遣いを見直してみましょう。言葉が乱れている時は、気持ちもうまく伝わらないものです。
倦怠期を乗り越えるには?3つの解決策
では、今まさにそんな倦怠期!という人は、どのようなことをすれば倦怠期から脱することができるのでしょうか?ここでは3つの方法をご紹介しています。
距離を取ろう!
これは仕方がないことなのですが、彼氏と会う時間があればあるほど、倦怠期にはなりやすくなります。それに、「いつでも会える」と考えると、なかなか今会っている時間を大切にできないというもの。
彼氏と会ってもなかなかお互いに会話が続かない、イマイチ楽しみきれていないな…と思ったら、会うのを少し控えたりして、彼氏と距離を取ることも必要です。「距離をとったら彼氏が離れて行ってしまうのではないか…」と思う人もいるかもしれませんが、そんなに長い間距離を取れと言っているわけではありませんし、そんなに頻繁に会わないと信用できないような彼氏なら、これから先も長く付き合うことはできないでしょう。
今まで2人が会う時間によって、カップルごとにどれくらいの頻度にすればいいかは変わってきます。いつもより離れていたら、会わない時間で相手のことを考えることもあるでしょうし、会った時の愛おしさもひとしおのはず。
2人で新しいものにも挑戦しよう!
距離を取るのは絶対に無理!という人がいたとしても、これならすべてのカップルにできることなのではないでしょうか。今まで2人ではやったことがないことをやってみたり、行ったことがないところへ行ってみたりしましょう。
長く付き合っているカップルほど、いろんなものがいつもお決まりのパターンに落ち着きがちなもの。その落ち着きがマンネリにつながっているので、そのパターンを崩すのが目的です。例えば、いつも家デートをしているのなら、2人で外に出ましょう。
街にショッピングやおしゃれなお店で食事をしに行ってもいいし、ハイキングやキャンプに行ってみてもいいでしょう。少し工夫をするだけで、いつものマンネリは解消されるものです。
倦怠期はマイナスなものじゃないと思おう!
最後に、これは直接的な解決策というよりは考え方の話なのですが、「倦怠期」と聞くと、嫌なイメージを抱きがちですよね。倦怠期から連想されるのは、浮気やケンカ、別れ…。でも、倦怠期ってそんなに悪いものでしょうか?
どんなカップルだって、付き合いが長くなれば、お互いに刺激はあまり感じなくなるもの。一緒にいてもドキドキしなくなったり、無言の時間が増えることもあるでしょう。でも、それは長く一緒にいたからこそ培われた、相手への信頼感と安心感があってのこと。
「倦怠期がきてドキドキしないから別れる」なんてことをしていたら、誰とも長く付き合うことはできないし、結婚生活なんて送れません。刺激だけの恋愛なんて長くは続かないものです。倦怠期が訪れてもあまり構えず、軽く受け流すくらいの気持ちの余裕を持ちましょう。
参考サイト:倦怠期の乗り越え方10パターン
まとめ
いかがでしたか?今まさに倦怠期かも?と思っている人も、付き合い始めて倦怠期が怖い!と思い始めている人も、倦怠期の特徴や対処法などわかっていただけましたでしょうか。倦怠期と聞くと、ついつい身構えてしまいますが、「誰にでも起こるもの!」と思えば気持ちは楽になりますよね。
長く時間を過ごしてきた2人は、新鮮味は失われていくでしょうが、そんなピンチに負けない信頼関係も出来上がっているはず。あまり恐れずに、自分達の過ごしてきた時間を振り返って倦怠期さえも楽しんでしまいましょう。
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