自然消滅が起きる原因は?前兆や対処方法を紹介!

失恋

あなたは、交際が自然消滅した経験はありますか?
これまできちんと彼氏と付き合ってきたのに、徐々に会う回数が減り、メールやLINEのやり取りも減り、連絡を取ることすらままならない状態になってきた…。このようになってきたら、自然消滅の危険信号かもしれません!

男性側から持っていかれることの多い自然消滅ですが、その心理とはどういったものなのか、そして前兆はあるのかなどについて、解説していきましょう。

自然消滅とは

失恋②

恋愛における「自然消滅」とは、恋人同士の付き合い、つまり会ったり連絡をし合ったりするという物理的な交際がなくなっていき、その関係が自然に終息してしまうことを言います。
双方から自然に消えていく場合もあれば、片方が意図して自然消滅に持っていく場合もあります。

概要

恋愛における交際の始まりは、通常は誰しもがお互いに話をして決まるものですよね。中には、なんとなく(いつの間にか)恋人同士になっていたというケースもあるかもしれませんが、一般的には片方から告白をして、相手がそれを承認して…という流れからスタートします。
そして、残念ながらその恋愛関係が終わる、つまり「別れる」時にも本来であれば片方からその旨を切り出してお互いに話し合った上で決着させるものです。

しかし、同棲している場合などを除き、お互いの生活に距離がある場合には「自然消滅」というパターンが存在します。双方の恋愛感情が薄れていき、相手への興味を失っていくことで自然に連絡を取り合わなくなったり、片方が意図して距離を置こうとし、結果的にそのまま「なんとなく」「いつの間にか」交際が終わることもあります。これが自然消滅です。

定義

結論から言うと、「どのくらい連絡が途絶えたら自然消滅」という定義はありません。ただし一般的な感覚としては、全く連絡を取らないまま1か月ほど経過したならば、双方あるいは片方は「自然消滅した」と解釈するものと考えられます。
当然、これまでの交際における中でお互いにどのようなペースで会っていたのか、電話やメールなどをし合っていたのかによってもその基準は変わってきます。毎日「おはよう」というメールから始まり、日中も度々連絡をし合い、毎晩「おやすみ」というメールで終わるのが日常であったにもかかわらず、それらが無くなって2・3日が経過すれば、相手としては異変を感じることでしょう。逆に、元から数日に一度しかメールしない、会うのも月に一回程度という付き合い方だったならば、半月ほど過ぎたとしても、さほど気には留めないかもしれません。

いずれにしても、例え遠距離恋愛だったとしても丸々1か月連絡を取り合わなかった場合は、常識的に考えると自然消滅した可能性が高いと言えるでしょう。

別れ方としては、望ましくない

始まりがそうであるように、やはり別れる際にもお互いに納得し合って終わらせることが望ましいということは言うまでもありません。物事には「終わり」があるからこそ気持ちを入れ替えて次へ進むことができるわけですが、その終わりが曖昧だと、モヤモヤした状態のまま日々を送ることになり、次に進んで良いのかどうかも判断しづらくなってしまいます。
自分としては恋愛が自然消滅してしまったのだと思って新しい恋人を作ったにもかかわらず、実は相手は「終わった」という認識をしていなかったという事態の場合、その新しい恋愛は「浮気」だと判断されてしまうかもしれません。

そうでなくとも、特に話し合いもないまま恋愛が終わること自体、悲しいですし悔しいものです。モラルの面からも、別れるならばきちんとその旨を伝えてほしいものですが、彼氏側が意図的に自然消滅を狙って、音信不通に持っていくパターンも少なくないというのが実情でもあります。

自然消滅の原因

忙しい男性

自然消滅を引き起こす原因は、その「人」自体の問題であることもあれば、「付き合い方」である場合もあります。「人」自体に原因がある場合は、ある意味で割り切って「そういう人だったんだ」と気持ちに整理をつける必要がありますが、「付き合い方」に原因がある場合は、自分自身も含めて恋愛の仕方を見直す必要があるかもしれません。

ここでは、それら原因の代表的なものを紹介していきましょう。

相手(またはお互い)が優しさに欠けている、逃げ癖がある

今まで交際してきたにもかかわらず連絡を絶つような人は、相手を思いやるという心の優しさが欠けていることはもちろんのこと、逃げ癖もあるという性質があります。
当然ですが、連絡が無くなったら相手としては不安になるものです。そのようなことは深く考えなくても分かるものだと思いますが、それをできてしまうということは思いやりが足りない人、モラルに欠ける人ということになります。

別れたいのならば、その結論と理由をしっかりと相手に伝えるべきです。しかし連絡を絶って自然消滅を狙うということは、そのような然るべき行動から逃げたということなのです。どのような事情があるにせよ、相手にはきちんと説明すべきですが、そこからこじれて面倒になることから避けたかったのか、単にだるくてバックレたのか、いずれにしても不誠実であることに変わりはありません。
このような無責任な人と無理に恋愛を続けたとしても、幸せにはなれないでしょう。こういう逃げ癖のある人は、恋愛に限らず、自分の都合が悪くなると家族問題でも仕事でも逃げる可能性が極めて高いからです。
よって、相手の都合で自然消滅をよぎなくされた場合は、あまり落ち込み続けるのではなく気持ちを切り替え、「その程度の人間が、勝手に連絡を絶って去っただけ」と割り切り、新しい一歩を踏み出すようにしましょう。

遠距離恋愛

これは最も自然消滅になりやすい典型的なパターンとも言えます。
遠距離恋愛となった理由は様々なことがあると思いますが、会いたい時に会えない、何かトラブルなどがあった時にすぐに駆けつけることもできない、お互いがどんな状態にあるのか簡単に確かめることもできないという状況は、想像している以上の厳しさと苦しさがあります。

例えば電話でケンカをしてしまった場合でも、物理的にお互いの距離が近ければ、会って改めて話し合うことができるのはもちろん、手を握ったり抱き合うなどの触れ合いによって心の落ち着きを取り戻したり愛情を確かめ合うことができます。しかし遠距離恋愛の場合はそれができないため、物理的な距離のみならず、心の距離まで遠ざかってしまいがちなのです。

また、恋人なのになかなか会えないというのはかなりの淋しさを伴うものなので、その淋しさに陥っている時にそばに素敵な異性がいた場合、心変わりしやすいというリスクもあります。
これらの事情から遠距離恋愛は熱が冷めやすく、また対面できる機会も少ないことから、徐々に連絡が減っていって自然消滅となるケースが多いのです。

多忙

これもまた多いケースですが、お互い、あるいは片方が「多忙」であることを理由に、徐々に連絡が途絶えていくということがあります。
恋人のことはもちろん大切であるものの、仕事がかなり忙しいためになかなか会う時間を取れない、たまの休みはのんびりと一人で過ごしたり眠ったりしたいという事情から、実質的に交際がきちんと成立していないような状況が続き、その心の距離感をお互いに認識してしまうことになります。

付き合いだした当初は、その多忙な状況に理解を示して受け入れ、我慢をしながら何とか交際していたとしても、多忙な日々に終わりが見えず、その状況がいつまでも継続していると、ふと急に虚しさを感じたり、面倒くさくなってきたりしてしまうのです。そして、徐々に連絡を取り合うこと自体が減っていき、多忙なために相手を気にすることもなくなり、そのまま自然消滅となってしまうことが多いようです。

自然消滅の前兆

男女の距離感

自然消滅の場合、ある日「突然、音信不通になった」というよりも、徐々に連絡が少なくなっていって結果的に消滅していったというパターンの方が多いです。つまり、そこには前兆とも呼べる経過時期が存在するということになります。

それら「自然消滅の前兆」について、紹介おきましょう。

以前よりも連絡が少なくなった

行き着く先が自然消滅とは限らないものの、電話やメール、最近ではLINEなどを含めた連絡が以前よりも減ってきたというのは、一つの前兆と言えるでしょう。もちろん、正式な別れを切り出そうとしている場合もありますし、単に忙しいだけの場合もありますので、この段階で決めつけることはできません。

一時的に仕事が忙しくて、定期的な連絡をするのが難しくなっているという状況であれば、やむを得ず連絡が少なくなっていることも考えられるでしょう。このような時、心配になるあまり執拗に連絡をし続けたり相手を追及するようなことはしてはいけません。きちんと恋愛のことも考えているのならば、少なくなったとしてもきちんと連絡自体はしてきてくれるはずです。こちらから応援のメッセージなどを送ったのならば、タイミングを見てリアクションしてきてくれるでしょう。

しかし、確実に忙しさが理由ではないということが分かっており、こちらからの連絡にも応答がなくなってきているようであれば、自然消滅の前兆である可能性が出てきます。このような時は、注視しておく必要があると考えられます。

スキンシップが少なくなった

今まではボディランゲージも含めたスキンシップが色々とあったのに、最近ではそれが減り、デートなどでも何となく距離感があるように感じてきた場合も、一つの前兆の可能性があります。

特に、男性が触れ合いを避けるようになった場合は危険性はかなり高まってきていると言えるでしょう。女性に比べて男性は一般的に性的欲求が高いものですので、それにもかかわらず肉体的な触れ合いを避ける傾向が出てきた場合は、かなりの段階まで進行している可能性が高いと考えられます。

男性の心理

考える男性

自然消滅は、男性側から連絡が途絶えていくことにより起こる割合の方が多いようです。
では、どういう心理により男性は自然消滅に持っていこうとするのでしょうか。代表的なものを紹介していきましょう。

面倒になった

色々な事情により「付き合うのが面倒」と感じるようになり、それに伴って「正式に別れるのも面倒」となって自然消滅を狙う場合があります。
ここに至るまでには様々な理由があり、その中にはもしかしたら、女性側からの「しつこさ」などがあるかもしれません。多忙でなかなか会う時間が取れない状況で、女性からしつこく追及されたことにより結果的に面倒だと感じるようになってしまうケースもあります。

勇気がない

別れの言葉を告げる勇気がないことを理由に、自然消滅に持ち込もうと考えるパターンもあります。
単純に度胸がない、反感を買って怒られるかもしれない、何か後ろめたい理由があって言いづらい、彼女が傷つく姿を見たくないなど、その事情は様々なものが考えられますが、いずれにしても相手にキッパリと別れを切り出すことができないということは「勇気がない」ということです。

保険をかけている

正式に別れを告げないことで、その相手との関係は契約上継続しているという状態を残したまま、他の女性へ乗り換える。その上で、もしその女性と上手くいかなければ、あなたの元に帰ろうと考えているなど、つまりあなたを「保険」として扱っているパターンです。

また、次の相手がいなくても、「とりあえず距離を置きたい」「気が向いたら戻りたい」「もっと良い人がいたら乗り換えたい」という気持ちから、やはりあなたを保険として、微妙な自然消滅的状態にしておくというケースもあります。
これらはある意味、最も最低なパターンと言えるでしょう。

自然消滅の対処法

連絡を待つ女性

自然消滅になりかけている場合、恐れやモヤモヤ感に陥ってしまいますよね。すぐに気持ちを切り替えて次への一歩を踏み出せるならば良いですが、できればハッキリさせたい、できることはしたいという状況の場合に心がけておきたい行動を紹介しておきます。

まずは、「待つ」

完全に放置してしまうと結果的に自然消滅を助長してしまう可能性がありますが、まずは少し「待つ」という姿勢がポイントとなります。

相手は、忙しくてなかなか思うように連絡ができないのかもしれません。そんな時、もしあなたが健気に待っていれば、彼も自分へ理解を示してくれるその態度に感謝し、愛情も冷めることなく関係を続けることができ、次第にまた連絡が増えてくることも期待できます。
逆に相手を問い詰めるようにしつこく連絡するのは逆効果です。男性からしたら「面倒だ」という気持ちが強くなり、余計にあなたとの連絡を避けるようになってしまうでしょう。

久々に連絡が来た場合

少し待ってみた結果、彼から久々に連絡が来た際は、まずは彼への思いやりを示す意味で心配していたことを伝えてみてください。この時にポイントとなるのは「優しい言葉」です。「今まで何やってたの!?」と怒ってしまっては、せっかく待ったあなたの努力も水の泡になりますので気をつけましょう。

優しい声で配慮の言葉をかけてあげて、「やっぱり、この人は自分にとって大切だ」と思わせるような器の広さを見せてみてください。上手くいけば、その後の二人の関係における主導権はあなたが握ることができるかもしれません。

まとめ

一言で「自然消滅」と言っても、そこに至るまでには様々な事情と前兆があります。必ずしも一方がすべて悪いとは限らず、やはり恋愛においてはそれぞれに責任も問題もあるものです。なぜ自然消滅になりかけているのか、なぜ終わってしまったのかということをきちんと振り返って考え、対処をするなり次に繋げることが大切です。原因が相手の人間性にある場合もありますが、そういう人を選んだのはあなたであり、あなたにも責任があるのです。

今の恋が上手くいかずに次に進むにしても、やはり前の恋はしっかりと終わらせたいですよね。
そのためにも、自然消滅にならないような付き合い方と態度を心がけていきましょう!

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