世の中には、要領がいい人と呼ばれている人がいますよね。一見、勉強してなさそうにみえるのに、試験ではいつもトップ。どんな仕事でもスムーズにこなしてしまう。その人達に共通している特徴って一体どんなものなのでしょうか?
その一方で「あいつは要領が悪い」などと言われている人もいます。
今回は要領がいい人・悪い人の違いはどこにあるのか?についてご紹介していきます。
要領がいい人の特徴
要領がいい人の特徴は一体どんなものなのでしょうか?ここでは、要領がいい人の9つの特徴と習慣をご紹介します!
要領のいい人は、なにごとも”丁度いい具合に行う”ということを知り、仕事のポイントを掴んだ上で取り組んでいるのではないでしょうか?
②できることからしっかりこなす
要領のいい人は仕事や業務を正確に順番通り片付けようとは思っていないようです。言い換えれば、できることからしっかりこなすということです。
では、難しい案件や仕事の依頼が入ってきたときには、一体どこから手を付けているのでしょうか。まずは、頭の中で仕事の大まかな手順を確認し、できることをリストアップしてからはじめているようです。そして高い集中力を維持し、着実に1つ1つこなしていきます。
そのため、最終的に時間をかけて練りたい仕事に十分な時間が確保できるよう、見通しも立てやすくなるのでしょう。
③難しく考えない
要領のいい人は考え方もスマートです。物事を難しく考え過ぎずに、シンプルにとらえられる思考が備わっているようにも見えます。
仮に難しい局面に直面したとしても、物事を大まかに分解することでより簡単に検討することができるのかもしれません。
物事を考える時間を短縮する効果もあり、要領がいいと言われるにふさわしい思考の在り方だといえます。
④1つ1つ着実にこなす
要領のいい人は、やるべきことが複数ある状況に置かれても決して同時進行で仕事を進めようとはしないようです。
1つ1つに時間を割き、着実にこなしていこうとします。それは、複数のことを同時進行で行うには、一度に多くのことを並行して考えなくてはならないため、効率が悪いということを知っているからなのでしょう。
⑤目標を常に意識して行動する
要領のいい人は、まずどんなことであっても自分自身で目標を定めることから始めるようです。
⑥目標設定の仕方がうまい
要領のいい人は、目標を定めた後、物事に対する優先順位をつけていくのだそうです。そして、こなしていく優先順位を決めたら優先順位の高い順番から仕事や物事をこなしていくため、必要なことが終わっていないなどとあわてる必要もないのでしょう。
また、要領のいい人の特徴として、終わりが明確だということも当てはまるかもしれません。
締切期限に対して、物事を逆算してこなそうとする習慣があるため、ミスや予定超過を防止できるのかもしれません。
⑦必要なことの選択がうまい
仕事に取り掛かるとき、要領のいい人は大切なこととそうでないことの線引きが上手です。必要でないことは早めに切り捨て、効率よく物事を進めることができるようです。
特に仕事の分量が多い時には、瞬時に取捨選択を行い無駄な時間を省くことができ、作業効率が良いのです。
⑧周囲の人に頼ることができる
要領のいい人は、全てのことを1人で全てを抱え込もうとしません。周囲の人をうまく利用し、巻き込んで仕事を行うことができる人間的能力やコミュニケーション能力が備わっているのです。
抱え込んでいるものが大きい場合は、その一部を人に任せたり頼ることも仕事を行う上で大切だと知っているのでしょう。
⑨周りから何を期待されているか知っている
周りから自分は何を期待されているのか知っている、そんなことも要領のいい人の特徴だと言えるでしょう。
自分に期待されていることが分かっているので、無駄な行動は極力避けます。
また、無駄なことを無駄だと認識できるためここでもこなす仕事の取捨選択を瞬時に行っているのです。そのため、仕事や業務をうまく成し遂げる可能性が広がっていくのでしょう。自分が担う仕事の目的は何か考えることで、期待されていることに自然と気づけるのかもしれません。
要領が悪い人の特徴
では、要領が悪い人の特徴は一体どんなものなのでしょうか?
①ゴールを定めない
要領の悪い人は1つの仕事をするとき、そのゴールをしっかり定めずにスタートしてしまうようです。
例えば、いくつも仕事が溜まってしまっている時であっても締め切りを意識せずにダラダラと作業を進めてしまいがちです。
そして、期日間際になって焦り始めるという人がほとんどです。あなたのそばにも、こんな人はいませんか?ゴールを定めないために、効率よく作業を進めることができないのです。
②優先順位を考えない
優先順位を考えることなく、目の前にある仕事から取り組むというのも、要領の悪い人の特徴でしょう。例えば、いまこなさなくてはならない仕事①、②、③があるとします。
①は初めて経験する内容のためどれほどの時間がかかるかわからない仕事、②は内容は簡単だけれども時間がかかる仕事、③はある程度把握できており時間のかからない仕事だとしましょう。
要領のいい人なら、おそらく「③→②→①」の順番で仕事をこなしていくでしょう。時間がかからない順番で処理しやすいものから手を付け、難しい仕事にじっくりと取り組むはずです。
しかし、要領の悪い人は、目の前に置かれた「①→②→③」の順番で進めてしまいます。
そのため全ての仕事の完成までには時間がかかってしまいがちです。
③細かいところにこだわってしまう
要領の悪い人は、細かいところにまでこだわってしまう傾向にあります。例えば、資料の整理に長時間を掛けたり、書類の方向や位置を隅々まで合わせないと気が済まないというこだわりの強い人がいます。仕事を行う時間は限られているのですから、ある程度大雑把にこなさなければいけない事柄もでてくるでしょう。
要領のいい人であれば、とにかく仕事を終わらせることを最優先に考えているので、「この位の仕上がりでOK」と目標を意識して作業をしていきます。
しかし、要領の悪い人は、あまり重要でない細かい部分目が行ってしまうので、「一部はこなせたけれど、手つかずの箇所も残っているし、他の仕事にも手が回らなかった」というようなことになりかねないのです。
本人にとって、周囲にとって、また会社にとっても、大いに不満の残る結果になってしまうでしょう。
④相手によって対応を変えることをしない
要領の悪い人は、相手によって対応を変えることができません。対人関係でも要領がいい人、悪い人で差が出てしまうのです。
つまり、相手によって対応を変えることができるのが要領のいい人、できないのが悪い人ということになります。
例えば、職場に上司が2人いて、それぞれから異なる仕事を頼まれたとしましょう。上司Aはスピード重視、上司Bは仕事の質を重視する人物だったとします。
要領のいい人はその上司のタイプに応じて、仕事のこなし方や対応を変えることができるのです。一方で要領の悪い人は、自分のやり方で、2人の上司から命じられた仕事を同じように処理してしまいす。
相手が自分に何を求めているのか把握していなければ、相手のニーズに応えることができず、それが続けば社内で「要領の悪い奴」というレッテルを張られてしまうかもしれないのです。そうなってしまってからでは遅いですよね….。社内での人間関係に関する情報も押さえてきたいところです。
⑤経験を無駄にしてしまう
以前失敗したことと同じミスを繰り返すというように経験を無駄にしてしまうのも、要領の悪い人の特徴ではないでしょうか。
本来であれば一度経験していることを活かせば解決できることであるはずなのに、過去のミスは過去のミスと割り切り、その要因を振り返ろうとしないが故に経験を無駄にしてしまうのです。
また、周囲もそんな姿にイライラとしてしまうもの。
こういう人は「前の失敗を活かそう」という発想が少なく、目の前で起きている問題をその瞬間の感情で処理してしまうことが原因だと考えられます。
一度落ち着いて、過去に同じような経験をしていないかをもう一度思い返しし、どのように対処法を考えることが大切でしょう。
どうして同じような失敗を繰り返してしまうのか、1度立ち止まってその理由を考えることが重要です。
⑥人の意見や話をきちんと聞かない
周囲からのアドバイスや助言を、聞くだけで終わっている人、聞いているときにメモを取らない人など、話をきちんと聞かないことも要領悪い人の特徴です。
仕事ができるように育ってほしいという期待や親切心から、助言やアドバイスをしてくれていたとしても、結果としてそれが形にならないのであればやはり「要領が悪いから言っても無駄」と、誰も教えてくれなくなってしまうかもしれません。
仕事に対する信念や、確たるやり方を持つことも大切ですがまずは周囲の話にきちんと耳を傾けることが重要であると考えられます。その人の助言にははどのような意味が含まれているでしょうか。