頭の回転が速い人の特徴を紹介!速くするためにはどうすればいい?

話がどんどん展開していったり、あまり知らないことでも想像が的確だったり、指摘が的を得ているような人のことを「頭の回転の速い人」という印象を受けますよね。

でも具体的にはどんな人のことをいうのでしょうか?

頭の回転の速さって何?

タイプライター

そもそも頭の回転の速さとは何でしょうか?仕事ができたり、会話の引き出しが豊富だったりと、てきぱきした印象があるのが頭の回転の速い人の特徴と言えるでしょう。

勉強が出来ることが頭の回転の速さとは繋がらない

学校で良い成績を残す人が必ずしも頭の回転が速いとは言えません。日本の勉強は暗記をすることなど、詰め込み型である場合が多いのです。

多くの情報を詰め込むことはできるけど、応用が効かない人もいますよね。それは頭の回転が速いとは言えません。

どんな特徴がある?

会社

情報処理能力が高い

頭の回転が速い人の特徴は、与えられた情報を応用したり、いろんなもの連結するのが速いのです。多くの情報の中から必要な情報を抜き取って、リンクさせたり、意味を見出したり、深めたりすることが得意です。つまり考える力が強いということ。

他人にとってはあっという間のことでも、本人の頭の中では順序立てて説明できるような場合も多いです。それでは、頭の回転の速い人の特徴を見ていきましょう。

会話のテンポが速い

頭の回転が速い人の特徴として、まず挙げられるのがとにかく会話のテンポが速いということです。一つのことを話していたと思ったら、一気に結論まで到達したり、悩んでいたことが嘘のようにどんどん考え方が変化していくのです。のんびり聞いている人にとっては、あまりにテンポが早くてびっくりしてしまいます。

頭の中ではきちんと順番通りに話が進んでいるのですが、それを話し相手に伝えるには時間がかかりすぎるので、はしょって伝えていることも考えられます。きちんと説明できるかどうかということと、頭の回転の速さはまた別のテクニックとも言えます。

想像力が豊かで、先が読める

この先に何が起こるのか、先読みすることができるのも特徴の一つです。人間関係のことであれば、相手がどんな心理状態になって、どんな会話に発展するのか何個も先の未来まで想像できるのです。多くの情報を頭の中で整理して、パターンが読めていることによって先読みができます。

話が急に飛ぶ

意思疎通はきちんとできるものの、新しく刺激される情報に敏感で、どんどん頭の中で処理されていくことと、相手に考えていることを伝えるのが追いつかないので、結果的に相手にとっては「話が急に飛ぶ人」という印象を受けます。

伝えるべきことと、頭の中で自分だけが考えていることを別物として考えるので、話し相手には無駄がないように伝える傾向もあります。無駄が嫌いな性格がさらに加わると、簡潔すぎて内容が頭に入ってこないこともあるでしょう。質問をすると、「何がわからないか」ということも瞬時に相手に伝わるので、不満を溜めずにどこらへんがわからないのかを伝えてみると、より理解が深まっていきます。

効率よく物事を進めたい

何をするにしても、最短ルートでなおかつ無駄のない段取りを好む傾向にあります。それは大きなプロジェクトはもちろんのこと、何気無い日常生活の中にも表れます。たとえば食器洗いを手順よく済ますことや、掃除の段取り、優先順位を決めるのも速いです。

仕事も段取りを重視するので、仕事ができる人という印象を受けます。同時進行をしていくこともお手の物で、仕事をいくつも抱えながらきちんと課題をこなしたり、残業なく要領よく時間内に終わらせることも得意です。

集中力が高い

頭の回転が速い人は、無駄が嫌いなので、頭と心の切り替えを上手に変えていくことで一気に集中して物事に取り組みます。集中力がとても高く、時間の使い方もうまいと言えます。だらだら作業をするというよりも、短期集中型の人が多いようです。

人間関係が円滑

人の心の機微がわかるのは、人の気持ちや空気を読むのがうまいからです。少し険悪な空気になりそうな場合も、すぐにその空気感を察知します。会話の中にうっすら表れる本音を読み取って、相手の人柄や考えていることも読み取ります。人間関係には、距離感や間がとても大事ですよね。バランス感覚に優れているのは、考える力が優れているからです。

何も言わなくても、大体どんな人なのか見抜くことができるので、喧嘩になるような態度をとることもありません。人間関係が円滑なので、人望も厚く、友人に恵まれることも多いです。

気の利いたコメントを返せる

会話がピリリと締まるのは、会話の内容をきちんと理解した上で気の利いたコメント瞬時にあみ出せるからです。面白いコメントをいつも返せるのは、会話の流れを知った上でどうしたら話し相手が楽しい気持ちになれるかというところまで計算しているからです。

人気の有名芸能人が瞬時に気の利いたコメントを言えるのは、頭の回転が速いからこそ成せる技です。その場の空気感を読むことはもちろんのこと、テレビの前の視聴者がどんな気持ちでいるかというところまで計算できるのですから、多くの人の心を明るくし続けることができるのです。

臨機応変な対応ができる

丸暗記をすることよりも、内容で物事を理解しているので、仕事などで用意されていない内容について説明したり、コメントすることもできます。アドリブが効かない人だと仕事を任せにくかったり、周囲が不安になりますよね。何があっても余裕に構えている姿は、仕事でも信頼関係を築きやすいです。社会的地位がある人が賢かったり、頭の回転が速いのは当然といえば、当然の事なのかもしれません。

決断が早い

頭の回転が速い人は、それだけ考える時間が他の人よりもかかりません。ミスがないように、様々な場面の事を想定した上で、決断を出します。だらだらと時間をかけることよりも、迅速に決断を出す方がいいとわかっているからです。タイミングが大事という事もわかっています。

ここまでその特徴をあげてきましたが、どうすれば頭の回転が速くなるのでしょうか?こんな方法を試してみてください。

頭の回転を速くするためにはどうしたらいい?

仕事

物事をいろんな視点から考えてみる

頭の回転が速い人は、一つの面だけを見て決断を出しているのではありません。同じ状況であっても、捉え方によっていろんな解釈ができます。一つの答えが出たからといって考えるのをやめるのではなく、他の答えも出せないか、いろんな視点から物事を考えてみます。

その癖をつけることによって、物事を多面的に見える事ができるようになります。

想像力を豊かにする

考える癖をつけることと並行して、試してみたいのは想像力を豊かにするという事です。簡単な方法としては他の選択肢を想像する力をつけるということ。

例えば4コマ漫画の4コマ目を隠して、物語の流れからどんな結末が想像できるかを考えてみます。初めはあまり想像力が働かず、何を結末に持ってきたらいいのかわかなくても、続けているうちにいろんなバリエーションが思い浮かんでくるようになります。

同様に1,2,3コマ目を隠して、どんな流れなら結末につながるようになるのか、他のバージョンも考えてみます。

素早く多くの事を考える力がどんどんついてきます。

過去の賢人の本を読む

本を読む事で様々な知識がつくと言われています。まず筆者や物語の中の登場人物の気持ちになって、物事を考えられたり、ストーリーの中で一緒に共感できる事が大きいですよね。どんな状況になったら、どんな選択肢をとれば失敗し、成功するのかも、実際にあなたが体験しなくても本を読む事によって同じように体験できるのです。

人の悩みはどんな時代も基本的には変わらないものです。どんな選択肢があるか、そしてどうすればうまくいくかを長年考えてきた過去の賢人たちの本を読むようにしましょう。

とてもわかりやすく解説しているので、理解しやすく、そのままあなたの知識や知恵になります。共感できない場合にも、もし友人がどの状況に陥ったら、あなたはどんな風に思うかなどの視点を変えて考えてみるように心がけましょう。

最初は慣れないものですが、意識的にそれを丁寧に繰り返していく事によって、白黒はっきりさせる事だけが解決法なのではなく、物事にはグレーな部分もあったり、大人の解決法もあるのだという事がわかってきます。

会話を積極的に楽しむ

普段から会話を楽しむようにしている人は、自然に他人の考え方の傾向や、どんな人が世の中にいるのかということを学んでいます。自分の話を他人にした時に、どんな反応を得られるか、どんな影響を相手に及ぼすのかという事はもちろんのこと、今後、あなたが同じような場面にあった時の対処法もわかってきます。

尊敬している先輩や上司から話を聞いたり、相談をしてみると想像もしていなかったような解決法が見つかるかもしれません。

また年下や後輩と話してみると、過去にあなたが悩んでいたようなことで頭を抱えているかもしれないのです。あなたがどんな風に解決して、乗り越えてきたかを話す事によって、あなたもまた学べます。他人に教えるためには、あなたがしっかり習得していないと説明できないからです。

優先順位を考えて作業する

仕事で忙しい時にも使えるのが、何が一番大事なのか、その順番を考えて効率の良い段取りをとってから実行に移すという事です。優先順位を考える事は、物事を頭の中で上手に整理する事でもあります。

迅速に対応するためには、あらかじめ何がなぜ大切なのか、その位置付けをあなたの中で決めておく事でもあるからです。

まとめ

頭の回転が速い人だという言葉だけで片付けてしまうと、その人の頭の中はどんな風になっているのか、またどんな特徴があるのかがわかりませんよね。少し立ち止まって、そのことを考えてみたり、調べてみると、あなたの知識や知恵として身についていきます。

良いところは盗んだり、真似をして自分のものにしていきましょう。