どんな面においても、やりがいを感じられるような仕事に就ければ、それはすごく素晴らしいこと! でも、そんな職場は中々ないと思ってはいませんか?
人は仕事にたいしてやりがいを感じることができないと、やる気にかけてしまったり、仕事に対する不満で頭がいっぱいになってしまいがちです。
そこで今回は、仕事にやりがいのない人・ある人の特徴をご紹介します。あなたの今の状況はどうか、振り返ってみましょう。
仕事にやりがいのない人の特徴
仕事にやりがいのない人の特徴って一体どんなものでしょう?
①仕事に対する誇りをもっていない
毎日同じことの繰り返しで仕事がつまらない。仕事に対してこう感じることがあるのではないでしょうか。
特に入社したばかりの頃は抱いていた理想と現実のギャップに落胆することもあるでしょう。「こんなはずじゃなかった。」と一度思い込んでしまうと、仕事に対するネガティブなイメージを払拭するのは中々難しいこと。
そんな中、久しぶりに再会したかつての級友がバリバリ仕事をこなしていたり、とんとん拍子で出世していたらますます今の仕事に対して引け目を感じてしまいますよね。
自分自身の仕事に誇りを持てないということは、あなたが費やす時間を無下にしてしまうことでもあるのです。今やっている仕事の意味を理解し、誇りを持つことが仕事のやりがいにつながっていくはずです。
②ミスが多い
あなたは仕事でミスを繰り返したことがありますか?または、身の回りにミスの多い人はいないでしょうか。それは集中して仕事をこなせていないからかもしれません。
仕事中に集中できない、他のことを考えてしまうという人も「やりがい」を感じる事ができていないからかもしれません。
仕事中ふと時計を見ると、「もうこんな時間!?全然気付かなかった!」という時間の流れの速さを体感することがあります。これは目の前の与えられたことに対して全力を注いでいる証拠。
あなたは今の仕事に対して、時が経つのを忘れるぐらい集中できる瞬間があるでしょうか?
③憧れの上司がいない
あなたの職場に憧れの上司、先輩はいるでしょうか。「こんな人になりたい!」と感じさせてくれる人との出会いがあると仕事への取り組み方や意欲に変化が現われます。
やりがいを感じていない人たちは「上司が気に入らない。」「先輩と会社帰りに飲みに行く理由が分からない。」と思っている人も少なくないはずです。目標とする人物の存在は仕事に働きがいを与えてくれます。
仕事にやりがいを感じられないのであれば、まずは憧れの人や目標となる上司を見つけることも重要です。
そのためにはやはり、ある程度プライベートな時間を介入しなければ見えてこない部分だってあるはずではないでしょうか?
④ライバルがいない
ライバルの存在は仕事に刺激を与えてくれます。自然と「負けないぞ!」という競争心も湧いてくるでしょう。
アパレル業界などでは、アルバイトの学生も含めた売上順位表を作成しているところもあり、お互いの競争心を感化させようとしています。しかし実際には、仲は良いけれどライバルとは思っていないという人が多いのかもしれません。
だからこそ、お互いにライバルと呼べる存在と出会ったら大事にするべきです。仕事にやりがいがない人は「別に負けてもいい。」「人と競うのは嫌いだから。」となるかもしれませんが、それで終わらせてしまうのはやはりもったいないです。
⑤嫌なことから逃げようとする
嫌なことはすぐに誰かにやってもらおう、失敗したのは自分のせいではないと弁護するなど、仕事にやりがいを感じていない人はミスをすると逃げようとします。
また、何かをする前に「失敗しても自分の能力のせいではない。」と自尊心を守ろうとするセルフ・キャッピングという行為を取る人もいます。これが繰り返されると逃げるという行為に慣れが生じ、苦しい状況を克服しようとする姿勢が失われていきます。
やる気がある人の足を引っ張ることにもなりかねません。
仕事にやりがいのある人の特徴
では、仕事にやりがいのある人の特徴は?
①チャンスをのがさない
前髪しかないチャンスの女神の話は有名ですよね。自分にとって好機だと感じたらすぐに行動することが大切です。
しかし実際には、その場でそれがチャンスであるか判断することは難しいことです。しかし、仕事への意欲が高い人はそれに挑戦してチャンスをものにしようとし、そこから良い流れが生じ、やりがいも増していくのです。
反対に、やりがいを感じていない人は、髪をつかもうと思っても、チャンスの女神には後ろ髪がなくつかめなかった、ということになります。
②目標達成を遂行する仲間がいる
労苦を共にし、喜びを分かち合う仲間がいるのと、いないのとではやりがいの感じ方が大きく異なってきます。
たった一人仲間がいるだけでも仕事が楽しく感じるものではないでしょうか。社内にある既存のコミュニティの輪に自ら足を踏み入れることはとても勇気が入りますよね。仲間を作るためにはその一歩の歩み寄りが大切なのです。
喜びを分かち合える仲間がいるからこそやりがいを感じることができるはずです。
③日々成長しようという気持ちを持っている
仕事にやりがいのある人は、日々成長しようという向上心を持っている人が多く、自分自身の中に対処法という多くの引き出しを持っています。それは人生経験を積めば積むほど増えていくもの。
そのため、与えられた業務をどのような方法でこなしていくのか考えた際、最善のものをその中から引きだすことができるのです。
仕事を行う上で、明確な答えが初めから分かっていることは多くはないでしょう。解決方法を検討し実行した上で、成果に繋がるか繋がらないかのどちらかなのです。
成長したいという内発的な動機があるからこそ、仕事にやりがいを感じる事ができるのでしょう。
仕事にやりがいを感じるとき
仕事にやりがいを感じる瞬間についてご紹介します!
①客や取引先から感謝の言葉をもらったとき
仕事に対してやりがいを感じる瞬間は、やはり客や取引先に感謝の言葉をもらったときではないでしょうか。
例えば、教育関係では保護者や児童、生徒から感謝の言葉をもらったときになりますし、接客業であれば目の前のお客から感謝の言葉をもらったときになります。自分の仕事を認められた時に、人は自分自身の頑張りを認めることができ、仕事をする意味を見い出せるのです。
誰にも認められない、役に立ったと実感できないと仕事にやりがいを感じることができません。
人に褒められることで今までやってきたことに意味を感じ、その仕事をやっていて良かったと思えるのです。感謝やお礼の言葉は人を動かすエネルギーになるものです。
②上司に認められたとき
上司に自分の仕事内容を認めてもらえたときは、特に仕事にやりがいを覚えるのではないでしょうか。自分の仕事を上の人間に褒められると嬉しいものですし、職場での居心地も良くなります。
特に、自分が企画し実現したプロジェクトを認めてもらえたときの達成感は計り知れませんし、仕事に対する自信にもつながります。
仕事に自信を持つと、仕事に対して更に積極的になります。積極的になると、アイデアがどんどん浮かびますし、周囲を巻き込んで仕事をより良いものにしていこうという気持ちが生まれます。
そうしたモチベーションで仕事をしていると、自分も周りも仕事に対してやりがいを感じられるようになるのではないでしょうか。社員の頑張りを認めてくれる会社で働きたいものです。
③家族に認められたとき
家族に認められると言うことは、仕事に対するやりがいを感じる上でとても大切なことです。1番身近な存在である家族に、頑張りを認めてもらえたら、仕事をやろうという気持ちが高まるのではないでしょうか。
どんな仕事にも人知れぬ困難があるものです。そうした辛さは家族には分からないのが実状でしょう。疲れて家に帰ったとき、大切な家族、お子さんに仕事の頑張りを認めてもらえれば、「家族のために頑張ろう。」という気持ちになるのではないでしょうか。
自分に1番近い存在である家族に認められることで、仕事へのやりがいを再認識することができるはずです。
やりがいのある仕事とは
仕事にやりがいが感じられず、転職を考えている人はいませんか?
転職活動をしているものの求人記事や転職サイトには多くの情報が掲載されていて、何を指標としたら良いのか分からない…。一体やりがいのある仕事とは具体的にどんなものなのでしょうか?
①憧れていた仕事
幼い頃から夢に描いていたことや、趣味として続けていたことが活かせる仕事に、大人になって向き合うことが出来ると、どんな人であってもやりがいを感じるものです。
夢を夢のまま終わらせてしまう人はおおいですが、それを実現できる人はごくわずかです。途中で諦めてしてしまったり、何度挑戦しても手に入れることができなかったりと、夢を抱いたまま仕事に就ける人は多くはいません。
自分が昔から持っていた夢を実現し、仕事として関わることができるようになれば、必然的にやりがいを感じることでしょう。
好きなこと、興味があるからこそ、仕事にやりがいを感じ励むことができるのです。
②目標達成が明確に分かる仕事
仕事をする上で、誰しも何らかの目標を持つことと思います。それが出世であったり良い給料を得ることだったりと、職種によって様々です。
ただその目標があまりにも達成することが難しいものであれば、やりがいを感じることができずに意欲すら失ってしまいます。
例えば一年頑張れば確実に年収がアップする、といったようにお金など数値的に目に見える目標だとやりがいを感じやすくなります。
目標を立てることができ、またその目標を叶えることが可能な環境だと、自然とやりがいを感じることでしょう。
最近はライフログアプリなども多く開発されていますよね!月ごとの給与を記録し、グラフ化し視覚情報化することでさらにやりがいを感じるのではないでしょうか?
③頑張った分だけ人事評価につながる仕事
努力をしていても、上司や周囲に認められなかったり、自分の成績向上に繋がらなかったりと評価に繫がらない場合もあります。それまでの努力したというプロセスがあったにもかかわらず、最終的に実にならなければ、モチベーションが下がってしまう人が多いはずです。
反対に努力すればするほど、地位の向上や給与のアップに繋がれば、仕事に対する意欲が倍増します。自分の頑張りが自分の為になり、仕事でも周囲に貢献できていると感じることでやりがいを得られるもの。
頑張った分だけ評価される仕事、また部下の努力を評価してくれる上司のいる会社でこそ、仕事にやりがいを感じることができるのではないでしょうか。
まとめ
仕事にやりがいのある人・ない人について今回はご紹介しましたが、誰でもスタートは同じはずです。
結局は自分自身が仕事に意味を見い出すことができるような努力を行っているかいないかということが重要なのではないでしょうか。
評価や周囲からの承認は、努力して初めて得られるものです。逃げる事を繰り返していてはいつまでも仕事にやりがいを感じられないままです。
転職活動を行っている時、企業に赴き面接をしますよね。面接の場は、1番その企業の内部に触れる絶好の機会です。目標が明確に持てる仕事であるか、人事評価をきちんと行ってくれる社風であるか、検討してみましょう。
私たちは1日の大半を仕事に費やしています。今後何年もやりがいのない仕事をしていると思う状態を続けるよりも、どうしたら現状を変えられるかという打開策を見つけ出すことが大切なのではないでしょうか。
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