よく、兄弟構成によってその人の性格の特徴が出るという話があちこちで取り上げられますが、その中には恋愛の傾向も含まれています。そこで今回は、個性的な恋愛傾向が見られやすいと云われている「一人っ子」にスポットを当てていきます。
当然ながら人は千差万別ですので、一人っ子がみんな同じ恋愛傾向であるというわけではありません。しかし、兄弟・姉妹がいない環境下で育った人の場合、いくつかの共通する部分や独特のスタンスを持っていることが多いのです。それはどういったものなのでしょうか。彼ら・彼女らの特徴を見ていき、性格的に比較的相性の良いタイプまで確認していきましょう。
一人っ子の特徴
まずは、一人っ子に多く見られる特徴を紹介していきます。
あなたの周りにもし一人っ子がいるなら、ぜひ照らし合わせてみてください。「分かる!」と思える点があることでしょう。
ゴーイングマイウェイ
その人独自の世界観を持っており、その価値観をぶれさせることなく貫く傾向にあります。そのため、「自己中心的」「わがまま」と思われてしまうことも少なくありません。
協調性に欠けるとも言えますが、逆に言えば自分の芯がしっかりあるということにもなります。「多数決」などにおいても自分の意見を曲げないことも多く、周りから見たら「常に自分の意見が一番正しいと思っているのでは?」と感じてしまう場面もあるでしょう。
人に頼るよりも頼られる
一人っ子は、家族の中に年齢の近い存在がいないことから自分一人で様々なハードルを乗り越えてきた人も多いため、人を頼るのが苦手なタイプが多いようです。決して「頼りたくない」わけではありませんが、「どうやって頼ったらいいのか分からない」のです。
一人で突破していくその逞しさから、周りの人に頼られる傾向にもあります。しかし、本人は意図的に「頼ってほしい」と頑張っているわけではなく、自然と周りが惹かれるのです。
打算的な策略家
表面上は和気あいあいとしているようでも、意外と腹の中では様々な損得勘定をしたりと、策略家の傾向が見られます。
率先して目立つようなことはしないものの、その輪の中で自分が最もやりやすい位置をしっかりと確保し、安定したポジションをちゃっかり取っていたりします。
自然体で好かれやすい
これもまた周りの人に好かれる所以ですが、本人が独自の世界観を隠さず堂々としているため、周知の人たちとしてもいちいち気を遣う必要がなく話していても疲れないと思われる傾向にあります。
「円滑なコミュニケーションのために人によく気を遣う人」とは真逆の方向で、自然体であるがゆえにコミュニケーションが楽なため、気がつくと輪の中心にいたりするのです。
ひとり遊びが得意
兄弟・姉妹がいる人は、家にいても必然的に触れ合いが常にあるため複数人で遊ぶことが当たり前で独りの時間を過ごすことが苦手だったりしますが、一人っ子はその逆です。家でも独りで遊ぶことが当たり前だったため、暇な時間も苦にはなりません。色々なことを自然と思いつき、黙々と作業をしたり、何かを楽しんだりすることができます。
しかし、「常にそれで平気」というわけでもありません。幼い頃に、兄弟・姉妹がいる人たちを羨ましく思っていたことも多く、意外と寂しがり屋な面もあるのです。
野心がない
兄弟・姉妹同士でケンカしたり競争した体験がないことから、野心があまりない傾向が見られます。
学校内で成績上位になる、会社で出世する、起業して大成功するなどの野望を持つのではなく、「自由気ままに、やりたいことをマイペースにやっていきたい」という気持ちが強いようです。
太っ腹
一人っ子であるがゆえに自分のみが両親や祖父母などから大切にされてきて、愛情のみならずお小遣いもお年玉も誕生日プレゼントも、兄弟・姉妹のいる人より豪華だったということが多いのです。身近に比較対象もいないことから、金銭的な物差しも自分自身となります。
こういったことにより、食事や飲みの場でもプレゼントを購入する時でもケチではなく、わりと太っ腹な振る舞いをする傾向にあります。
一人っ子の恋愛傾向
一人っ子の基本的な特徴を知ったところで、いよいよ恋愛傾向を見ていきましょう。
最近は少子化であることからも一人っ子の人は増えてきているので、上手く付き合っていけるように、ぜひ確認しておいてください!
独占欲が強め
両親や親族の愛情、おもちゃもすべて自分だけのためにもらい、誰に奪われることなく好きなようにしてこられた一人っ子なわけです。当然ながら、それは恋愛傾向にも反映されます。
大人になってきても、「自分の好きなもの、ほしいもの=自分だけのもの」という潜在意識があるため、それに反するような相手の行為や他者の介入、脅かす存在にはとても敏感です。恋愛相手が従順でなければ不機嫌になることはもちろん、過去の恋愛話や好きなアイドルの話、恋愛相手に対して親しげにしてくる異性が出てくるたびに嫉妬するでしょう。
よく、「どこからが浮気か?」という男女間の永遠のテーマとも云われる議論が持ち出されますが、一人っ子においては、例え仕事の休憩時間であろうとも恋人が他の異性と二人でお茶でもしようものなら怒りスイッチON!実際に声を荒げたりなど露骨には怒らなかったとしても、内心はイライラが激しく募っていることでしょう。
自分は自由
一方で、自分が相手に束縛されることは嫌います。
そのため、「その人とは話してほしくない」「異性だらけの飲み会には行かないで」といった分かりやすいヤキモチはもちろんのこと、別々の場所にいる時に「どこにいるの?」とか、スマホを見ている時に「何を見てるの?」といったような監視しているふうの雰囲気を出すだけで窮屈さを感じ、イラつき出してしまうでしょう。
独りの時間を大切にする
ひとり遊びが得意であることから、「自分の時間」を重んじる傾向にあります。ベタベタ、イチャイチャするのが嫌いというわけではなく、そういう時間はそれとして、自分独りの時間も大切にします。
よって、毎日毎時間ずっと一緒にいると気が滅入ってしまうため、お互いの時間を持って尊重し合えるような関係を望みます。
自分の主張や要望が優先
独自の世界観をもって主義を貫く性質にある一人っ子は、恋愛においても自分の主張や要望を最前面に押し出す傾向があります。相手側が、何かを決めたりリードするのが苦手な場合はとても付き合いやすい関係性を築ける可能性が高いでしょう。しかし、それぞれの好みや意思がハッキリしている場合は、ことあるごとくにぶつかってしまうというパターンも少なくありません。
そして、話し合いの末に自分の意見を引っ込めたとしても、それは真の意味で「相手の意見を尊重した」わけではなく、単に「我慢した」だけですので、腑に落ちないような表情のままでいたり、ふてくされていたりと、後始末も面倒になりがちです。
結婚願望が強め
幼い頃に独りの時間が多く、時に寂しい思いもした一人っ子は、楽しい出来事や時間を共有し合えるかけがえのない存在、つまり人生のパートナーや、その相手との子供など、幸せな家族計画を望む傾向があります。
当然ながら、年月が経っていずれ両親が先立っていった場合、結婚していなければ自分一人が残されることになります。そのような孤独感への恐れもあり、強い絆で結ばれた結婚相手をほしがります。
愛情が深い
金銭的にも太っ腹であることと同様に、愛情も惜しみなく相手に注ぎます。
両親や親族からの愛情を独り占めし、その深さへのうれしさと大切さを幼い頃から学んできたわけですから、恋愛相手に対しての愛情表現も意識も全力です。
そして幼い頃と同様に、自分も相手から深い愛情を注いでもらうことを望むのです。
一人っ子と合うタイプは?
ここまで、一人っ子の性格や恋愛傾向を見てきました。
それでは実際のところ、どのようなタイプが一人っ子とウマが合うのでしょうか。最後に、相性が良いであろう性格を紹介しておきます。
空気を読むのが得意な調和タイプ
空気が読めないというよりも、そもそも読もうという意思があまりない一人っ子の相手としては、「相手の気持ちを尊重しつつ、場の空気を保ちながら自分の意見を混ぜたり引っ込めたりできる」という器用な人が良いでしょう。単にその場の空気を読むだけでなく、それを受け入れてくれる器の広い人であればベストです。
ただし、いくら器の広い人であっても、プライドや譲れない部分はあるはずです。好き勝手に振り回され続けてしまうようであれば結局は関係を保ち続けられなくなってしまうので、我慢をし続けるのではなく時にはビシッと言ってくれるような人が理想ですね。
親切で面倒見の良いリーダータイプ
時にふてくされてしまったりワガママを言ってしまう一人っ子ですが、そういった面も寛容に受け止めてくれて、何かあった時にも快く力を貸してくれるような大らかなで面倒見の良い相手はきっと合うでしょう。
一人っ子の自由奔放さを苦痛に感じるのではなく、「かわいい」「面白い」と微笑ましく見ていてくれるような人であれば、楽しい日々を送っていけるはずです。
裏表のない実直タイプ
回りくどいやり方や余計な駆け引きなどを面倒くさがる一人っ子にとっては、裏表がない実直で分かりやすい性格の持ち主の方が合います。
何でもかんでも言いたいことを言い合うということではなく、大切なこと、悩みごと、うれしいこと、困っていることなどをきちんと素直に話し合える関係性であることがポイントとなります。
まとめ
マイペースでワガママな面がありつつも、自分の気持ちに素直で、惜しみない愛情を注いでくれる一人っ子は、相性が合えば最高のパートナーとなり得ます。ちょっとめんどくさい部分も、ヤキモチ焼きな部分も、まとめて愛らしく思えるような心の広さや感性の持ち主にとっては、思わず夢中になってしまうような素敵なチャームポイントになるかもしれません。
他人同士がお互いの気持ちを確かめ合いながら関係を築いていく「恋愛」というものはいつの時代も難しいものですが、育った環境や背景から見られる性格の傾向を参考に、皆さんが楽しく幸せな恋愛や結婚生活を送っていけることを祈っています!
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