最近のコミュニケーションツールと言えば、「LINE」(ライン)。様々な機能を備えておりとても便利で、スマートフォンを持っている人であればほぼ毎日利用するのが当たり前と言っても過言ではないかもしれません。
しかし、その便利さとは裏腹に、わずらわしさや面倒さを感じてしまうことはありませんか?相手が同性でも異性でも、ある時、ある瞬間に急に「めんどくさい」と感じてしまった場合は、どのように解決すれば良いのでしょうか。
ここでは、LINEがめんどくさいと感じる事例や原因と、その対処法や解決方法について紹介していきます。
LNEがめんどくさいと感じるパターン
まずは、どのような時にLINEをめんどくさいと感じてしまうのかを確認していきましょう。自身に心当たりのある方は要注意ですよ!
頻度が高い
簡単にメッセージを送れるがゆえに、ついつい回数が増えてしまいがちなのがよくあるパターンです。特にカップルの場合、起床時、家を出る時、電車に乗った後、仕事の休憩中、帰る時、帰宅後、寝る前など、あらゆる区切りの場面でLINEで報告や挨拶をし合うというのも少なくないでしょう。
普段はこのような頻度まで意識しない人も多いかもしれませんが、いざ書き出してみると「空き時間があれば一日中」なんてことも…。
スタンプがやたら多い
ちょっとした反応を簡易的に示したい時、グループトークで盛り上がっている時にリアクションを挟み込みたい時などにスタンプはとても便利ですし、そのデザインによっては空気を和ませたりコミカルさを演出することができますが、多用は禁物です。
確かに、文章を入力するよりもワンタッチで済むスタンプはとても楽ですが、使い方によっては相手に「意味がわからない」「真面目な話をしているのに茶化されている」「テキトーに流されている」という印象を与えてしまいます。
ツイート的な内容
SNSはLINEの他に「Twitter」や「Instagram」などもありますが、どちらかと言うとそういった「一言」や「報告」のような内容をLINEで送られた場合、相手としてはどのように返せばいいのか、そもそも返信が必要なのかが分かりづらくなります。
「スカイツリー!」「さて、買い出しに行ってくるか」などの独り言のようなものはもちろん、唐突にコメントもなくスナップ写真だけ送られてきても「それで?」とか「なにこれ?」としか言いようがありません。
愚痴
建設的な相談や質問であればともかく、単なる愚痴は、相手に面倒くささを感じさせるパターンとなります。言う側は色々と吐き出せてストレス解消になるかもしれませんが、聞かされている側は逆にストレスを溜めてしまいかねません。
お互いの共通の内容で愚痴を言い合っていて話が成立しているならいいですが、どちらかの家族や恋人、職場の話など、トーク相手が入り込みづらい内容に関する愚痴には要注意です。
質問攻め
特に知り合って日が浅い時期などにありがちですが、相手のことを知ろうとするがために矢継ぎ早に延々と質問ばかりを繰り返してしまうと、相手にとってはわずらわしくなってしまいます。
LINEのみならず対面でのコミュニケーション時にも言えることですが、どちらかが一方的に質問し続けたり逆に説明し続けたりするのではなく、「質問への返答が来たら、そのことについて自分のことも話す」「相手に自分のことを話したら、そのことについて相手に質問する」など、バランスの取れた会話をしていくように心がけましょう。
また、質問の内容が、ちょっとネット検索すればすぐに分かるようなものの場合も、相手にウザがられてしまう原因になり得ます。
地味な返信要求
Eメールと違ってLINEのトークには「既読」表示機能があるため、「既読」となった後に(送信側の主観的に)いつまで経っても返信がないと、どうしても気になってしまいがちです。このような場面で、「?」という絵文字やスタンプの追送、「どうした?」といった一言、最近では「まだー?」とか「既読スルーですか?」といったスタンプもあるためこれらを利用した返信の催促をすると、相手にはかなりのプレッシャーやストレスを与えることになります。
グループトークで特定の個人間のトーク
意外と自覚なく陥りがちなのが、最初は情報共有のためにグループトークで特定の個人宛にメッセージを送ったものの、その後に完全に内輪的な内容に発展するもそのまま会話を続けてしまうというパターンです。
例えば、飲み会の出欠確認などの場合はリアルタイムでみんなが状況把握できるようにグループトークで確認し合うことがあります。このような時、出席できない人の欠席理由から話が盛り上がり、そのまま実質的に特定の個人間の会話になってしまうなんて場面、見かけたことはありませんか?こちら、第三者からしてみれば「どうでもいい話」であることが多く、複数人が「個人間でやれよ…」と思っている可能性が高いです。仕事の休憩中にLINEをチェックしたら未読が40件とかになっていて「何事だ!?」と思って中を見たら特定の個人間の会話だった…なんていう場合、めんどくさいことこの上ないでしょう。
特定のめんどくさいトーク時の終わらせ方
それでは、ここまで紹介してきた事例のような「めんどくさいLINE」への対処法(解決方法)を紹介していきます。対処としては大きく分けて二つあり、「あるタイミングにおいて面倒なLINEへの対処」と「そもそも、その相手自体が面倒な人の場合の対処」です。まずは前者から見ていきましょう。
誰にでも「その相手自体はいい人なんだけど、今はちょっとめんどくさいな・・・」という時がありますよね。こういった時は、申し訳なくてもその場は切り上げてしまうのが良いでしょう。とは言っても、いきなりそのまま強制終了するのは気が引けると思いますので、いくつか具体的な方法を紹介します。
いずれにの場合においても、通常の会話を1~2往復した後にやれば、自然になります。
「仕事に行ってくる」
日中であれば、わりと使いやすい方法です。実際にあなたがその日に仕事があるかどうかは関係なく、「それじゃ、仕事に行ってくるね!」といったフレーズを使えば、自然にトークを終わらせることができます。もちろん、トーク相手があなたの勤務日や勤務時間を詳細に知っている場合は注意が必要です。
「お風呂に入ってくる」
夜であれば使いやすい方法です。しかも入浴後はそのまま就寝モードに入るという流れが多いため、入浴後に再開するような空気も出さずにその日のトークを終えることが期待できます。ただし、稀に空気を読まず、数時間後に再びメッセージを送ってくる人もいるようですが、寝たフリをしておきましょう。
「おやすみ」
「お風呂に入ってくる」と合わせ技で使うこともできますが、夜であれば効果的な方法です。「今日は色々とありがとう。明日からまたお互いがんばろう!おやすみ~♪」といった具合に、お礼の言葉などを入れながら挨拶すれば、とても自然に終わらせることができます。
「長々とごめんね」
職場の同僚や上司にも使いやすい、気遣っているような終わらせ方です。「長々とごめんね(汗)。ありがとう!」や「長々と失礼しました。明日もまた、よろしくお願いします。」など、相手の立場に合わせて応用を利かせられます。
相手自体が面倒な人の場合の対処
特定のトークではなく、その相手自体がめんどくさい人である場合、もしくはあまり深く関わりたくないような人の場合は、「終わらせる」というよりも「盛り上がらせない」ことがポイントとなります。具体的な方法を紹介していきましょう。
ひたすら相づちのみを打つ
「なるほど~」「そうなんだー」「そっかー」など、テンションが高くない相づちをひたすら続けてみましょう。そうすると相手は「この人と話してても盛り上がらないし、面白くないなぁ・・・」と感じてきます。特に、自分からは何となく断りづらい時に試してみてください。相手の方から引き下がってくれれば、作戦成功です!
スタンプのみで返信する
「めんどくさいと感じるパターン」で紹介した中の「頻度が高い」「ツイート的な内容」の場合において特に有効的な対処法です。明確な回答を必要とするような内容でない限りは、ひたすらスタンプのみで返信を続けてみましょう。相手が自己満足的にスナップ写真を送ってきたり何かの報告をしてきているのであれば、その反応がスタンプだけであっても不自然ではありません。また、こちらとしてもいちいち文章を考える必要がないので、ストレスも軽減されます。
「通知オフ」にする
「グループトークで特定の個人間のトーク」など、主にグループトーク全般において使いやすい対処方法です。いちいち見なくても支障がないようなグループやアカウントからのメッセージの場合、毎回の通知が来るととてもわずらわしいものですよね。そういった時は遠慮なく、トーク画面から「通知オフ」に設定しましょう!
なお、通知オフの状態でも未読が何件あるかは表示されるので、自分が確認したい時に覗くというコントロールができます。
まとめ
誰でも多かれ少なかれ、LINEを使っていて「めんどくさい」と思ってしまったことはあると思います。LINEでもメールでも、相手の立場になって考えずに好き勝手に送りつけてしまうと、大なり小なりトラブル発生の原因となってしまいます。トラブルというほどのものではなくても、相手に不快な思いをさせてしまったり、自分が嫌な思いをしたり面倒に感じてしまう場面も決して少なくはありません。
自分自身については、こちらの記事を読んでいただくことで気をつけなければならないポイントを確認することができたと思いますが、相手がこのようなことを気にしているとは限りません。だからこそ、あなたもきっと日常的に困ることがあり、こちらの記事に目を通されたのではないでしょうか。
便利さと不便さは、表裏一体です。今やLINEは、日々のコミュニケーションツールとして個人・法人問わず欠かせないアプリとなっていますが、ツールに束縛されてストレスを溜め込んでしまうのは避けたいものです。真摯に対応すべきこととそうでないことの取捨選択を意識し、快適な生活を送っていってくださいね!
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