人のせいにする人の心理状態は?その原因や改善方法を知ろう!

あなたは何かトラブルやミスを引き起こしてしまったときにどのような対処法を施しますか?

様々な対処法や傾向があるなかで、あなたの周りには「人のせいにする人」っていませんか?何事もトラブルやミスには原因がなければ起き得ませんよね。きっと心の中で’’あっ・・・’’と思うような方もいるかもしれません。もしかすると責任逃れの為にアナタも人のせいにしてしまっているかも?

今回は人のせいにしてしまう人にスポットを当てて、真相心理からなる心理学的な対処方法の観点からみていきましょう!今後自分を見つめ直すキッカケになるかもしれません◎

どうして「人のせい」にしてしまうの?

人生には様々な出来事がおこりますよね。ハッピーなこと、ラッキーなこと、悲しいことや寂しいことなど、むしろ何も起こらない日のほうが何十年の人生の中でも数えるほどしかないほどです。

言ってしまえば人生に付き物なトラブルやミス。そんな身近なことなハズなのに、どうして「人のせいにする」といった行動や言動をしてしまうのでしょうか?まずはその原因や心理的特徴に迫ってみましょう。

単純に「怒られたくない」

現代では様々なメディアや価値観、便利なモノに触れ合える時代ですよね。そんな現代でも物事のシステムや仕組みには基本的には成功例を元に組立られているモノですよね。

ミスは想定されているものであっても、頻発はされないであろうと仮定されていたり、逸脱したトラブルはないだろうといった先入観もあるかと思います。しかし我々人間には個性や考え方の多様性を持ち合わせており、学習能力にも長けていますよね。そんな人間だからこそミスやトラブルを悪と捉えてしまうんだとか。もちろん、ミスは無いに越したことはありませんが、完璧も難しいモノですよね。

罪悪感や自己嫌悪などの色々な感情や背景からミス=悪=怒りを浴びるに繋がってしまうのは事実。怒られるということはあまり気分の良いものではありません。また、何かと仕方がない環境であったかもしれません。しかし、第三者目線からするとその環境、全てを汲み取ることも困難となります。

そんな行動心理学的背景から怒られたくない一心で人のせいにしてしまう、といった深層心理が働くんです。でも第三者目線からするとただの責任逃れな行動と何ら変わりなく捉えられることもしばしばです。

プライドが邪魔をする

人がミスをすることはありふれていますよね。「猿も木から落ちる」といったことわざのように、昔から変わることのない事実でもあります。どんなに誇れる自信や経験があろうとも、ミスは付き物なんです。しかし、着実に積み上げてきた自信や経験は、自分にとっては揺らぐことのない財産とも捉えれるモノですよね。現在の立場や存在などを表す分かりやすい物差しでもあります。

そんな積み立てはいつしか自分自身への自己愛となり、存在価値や自己肯定感など自分を大切に出来る要素ともなり得ます。しかし人間には完璧などありえませんよね。何かの拍子で小さなミスやトラブルにも陥ってしまいます。

そんな時、自分自身の大切なプライドを守る、防御反応が働いてしまい、つい人のせいにしてしまうのもひとつの真理なのです。ひどくなると自分のせいではないといった「被害者意識」が芽生え、本当に自分の行動を肯定してしまう場合もあり得るんです。

悪意の「表現」

小さなミスやトラブルは何かしらのカバーやフォローでなんとか修繕できるモノです。スグに回復もできることでしょう。しかし、人間関係においては一度失墜してしまった信頼関係はスグに修繕しきれるワケではありませんよね。様々な取り巻きや環境などにも配慮する必要性があります。そんなナイーブともいえる人間関係に故意に水を差すとすれば、やはり信頼関係の破壊が壊滅的ダメージを及ぼします。

そんな悪意の表現とも言える方法のひとつが「悪いウワサを流す」ということです。人間には嫉妬や羨みといったマイナの感情と善意や思いやりなどのプラスの感情との隣り合わせで存在しています。そんな感情のマイナス面が振り切ってしまうと瞬く間に悪意へと変貌し、あえて人を陥れようとする深層心理が働きます。

その悪意こそが、真意の不明なウワサをでっちあげたり、掘り起こしたりとしてしまい、証拠もない話題を呼び、信頼関係の破滅へと導くんだとか。ふざけたつもりでいても当の本人からすると、とんでもない話ですよね。

「人のせいにする」と悪影響?!

様々な思惑が「人のせいにする」といった深層心理を呼び起こし、実際に言動や行動に働きかけていることが分かりました。実際に人のせいにした側からすると、なんとかその場しのぎにでも対処できたかのように感じるかもしれません。しかし、その様子を一部始終見られていたとしたら・・・

次に「人のせいにする」という行動がどのような影響を及ぼすのかをみていきましょう!

実は「嘘つき」と思われているかも

「人のせいにする」ということは標的のすり替えを意味することから、一時的にでもその場しのぎな対応をする=逃げるというイメージに繋がるんです。

また、自分のことだけを考え相手の感情をないがしろにしてしまう事から、「自分を守る為に嘘をつく人」といったレッテルを張られることにも繋がります。自分の意見を主張することは良いことですが、責任逃れな対応は相手を無碍にすることにもなりなす。人のせいにすることでターゲットをすり替えていたのではまともな回答も求められなくなるのが妥当です。

もちろん、正しい「申告」の場合は勿論OKです。しかし、単に人のせいにしただけでは、指摘でもなんでもなく逃げただけなのです。今一度この事実をよく理解し、「嘘つき」になることなく信頼関係を結んでいけるようにしましょう。そうすることで、長く付き合える同僚や上司、部下は勿論、友人や恋人も自然とできるハズ。罪悪感にさいなまれる事もなく、正しい自分にも自信がつくようになるんです◎

「自己中心的」と思われているかも

ミスやトラブルが起こったとき、最も優先すべきは今起きているべき事象の解決や停止ですよね。一刻もはやく元の状態もしくは以前以上の状態に持って行きたいと考えるモノですし、持って行くべき事です。しかしそんな状況においても「自分は悪くない」と言わんばかりの「人のせいにする」保身を述べていたのでは、チームや仲間の足を引っ張っているだけの要員になってしまいます。

そんな時こそ、罪悪感の感じられない「言い訳」をするのではなく、まずは素直に失敗したことについての謝罪と状況申告、今後の考察を考えることこそが先決なんです。急なことでもパニックを起こすことなく自然のなりゆきに任せることは大変な場面も多いですが、ぜひとも歯をくいしばって、耐え抜けることこそが「信頼」に繋がってゆく近道なのです。

「協調性のない人」と思われているかも

人のせいばかりにしているといつしか周りにいた人々も「自分も標的にされるかも・・・」などといった恐怖心から自然と距離ができていってしまうようになり兼ねませんよね。また、比例するかのように当たり障りのない必要最低限な会話しかしない、なんて事にも。人間と人間は主に会話をすることでコミュニケ―ションが生まれますよね。

そんな重要なコミュニケ―ションが奪われてしまうことになり、自分自身を知ってもらう機会も失われてしまうことに。勿論、深い関係性を築くことができないので、何を考えているのか分からないと思われてしまう存在に。必然的に会話がなくなってしまう為に協調性がない人とレッテルをはられてしまうことも。

社会生活の中で必要な協調性やコミュニケーション能力がなくなってしまえば、上手く世渡りをすることもできず中々生きずらい環境に陥ってしまいますよね。そうならない為にも自分に非があるときには認めることで関係性や人間関係に発展が見いだせることでしょう。

「人のせい」にしない為にはどうすればいいの?

意図的であれ、無意識であれ、人のせいにするという行為は愚かであることが分かりました。何かの深層心理や目的があったとしても、人のせいにしてしまえば「逃れられる」といった一時的な心情でしかありませんよね。

しかし、「人」に当てはまってしまった当事者からすれば、濡れ衣を着せられたと怒りを我慢せざるをえない状況に。次第に険悪な仲になってしまいますよね。

そうならない為には、まず「人のせいにはしない」事が大切です。人のせいにしないにはどのような手段があるのでしょうか?今後の健全な仲を築いていく為にもみていきましょう!

素直な気持ちで「謝罪」をする

人生には様々な出来事があります。そんな人生は一度きりと言っても長い年月で構成されていて、何もかもが全うでは事が進まない場面にも遭遇することでしょう。時には理不尽な要求もあることでしょう。自分の意志や誇りは曲げる必要がありません。

しかし、本当にミスやトラブルが自分によって起因された場合は、素直に謝罪することが先決なんです。次に解決策を練り、懸命に消化するために行動し、同じ過ちを繰り返さない為にも原因を考え、共有し防止策へと変換していくのが正しいフローといえるでしょう。

人のせいにするという行為は、ただの責任転嫁であり卑怯な手口ということを今一度認識しましょう。そして、一番は何を優先すべきかを選別することで物事の真意にたどり着くハズです。アナタを叱責する為に怒りをぶつけられているわけではなく、一種の期待から取返しをはかるべき感情が「怒り」なのかもしれませんね。

言い訳ではなく、解決策を考える

人のせいにするということは少なからず自分にも非があると考えているハズ。きっと頭の中では「言い訳」を巡り巡り考えていることでしょう。しかしそのような態度は表にもでてしまい、気付かれることで信頼関係が崩落してしまいかねません。

まずは言い訳を考えるのではなく、物事に対する正しい解決策を講じることが重要なカギなんです。何かを行動する際に少し考えてみるだけでもいいかもしれません。時に先輩や同僚の動きや対応を観察する事もまた社会勉強なんです◎意地ばかりはらず、少し寛容的になることで気分はラクになるハズですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「人のせい」にしてしまうとその場では何とかなっている気がしても、それは自己満足であったり、根本的な解決策にはなっていないことが分かりました。気付かれていないと信じているのは大勢の人の中でも自分だけかもしれません。

独り残されてしまわないためにも人を敬い、自分には素直になることできっと関係性の進展は見込めるハズ。気負いせずとも素直になれることで人生も楽しくなること間違いナシですよ◎

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