自分に甘い人の特徴や心理を知ろう!改善方法や付き合い方も紹介!

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「自分に甘い」とは具体的にどのようなことを表すのでしょうか?

言い換えれば、「自分に厳しくない」ことなので、意味としてはポジティブなものではありません。

「自分に厳しい」を「自分に対して“高いハードル”を与える」と仮定すれば、自分に甘い人は「自分に対して“低いハードル”を与える」となります。

目標を立てるとき、すぐに達成できるような目標ばかりたてて、”低いハードルばかり飛び越えている人”を、あなたはどう思いますか?

あなた自分は「自分に甘い」と思いますか?それとも「自分に厳しい」と思いますか?

具体的な「自分に甘い人」の特徴とはどんなものでしょうか?今日は「自分に甘い人」についてお話していきます。 

「自分に甘い」って具体的にどういうこと?

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自分に甘いってどういうことなのでしょう?「甘い」がどのようなものなのかを具体例にしてみましょう。

自分のハードル“だけ”低くすること!

全員それぞれ自分で高さを決めて、それをどれだけ飛び越えられたか、成功率を競いましょう、という競争をすることになりました。

ある人が、他人には“このくらいがちょうどいい高さだ”と言って、高さ1メートルのハードルを設定しますが、自分のハードルは高さ75センチに設定しました。ほかの人が1メートルの高さで85%クリアをしましたが、自分はなんと100%クリアできた!と満足するのです。

今日は全員のハードルを75センチにしましょう、これなら問題ではなかったですよね。この人は100%クリアできた結果だけに満足し、人より25センチ低かったことは頭の隅に追いやっています。

この状態で比較し、「勝ち負け」を決められてしまっては、1メートルのハードルの人はたまったものではありません。自分に甘い人は、「相手にとってたまったものではない」ことを自分が要求していることは自覚していません。

これが「自分に甘い」です。

「甘い」ことだけを言えば、大きな問題はないのですが、「自分にだけ甘い。」これこそが大問題なのです。

では、「自分にも他人にも甘い」場合は?

自分にも他人にも甘い場合、話はガラっと変わります。

一瞬を争うようなことは除きますが、誰かがミスを起こしても「いいよ、私もそのミスやったことあるから!」と言って流せるからです。

職場の人間関係ではトラブルが少なく、ある意味では「潤滑油的存在」です。「自分だけに甘い」とは性質が全く異なります。

自分に甘い人の特徴

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自分に甘い人はどんな人でしょうか。自分に甘い性格はどんな言動に表れるのでしょうか。それがもたらす悪影響はどんなものでしょうか。

”言い訳”が多い

出来なかったことに対して、「だって~だからしょうがなかった」という言って、自分の責任を少しでも減らそうとする”言い訳”フレーズ。

テストの結果が悪かった時、仕事で失敗をした時、「まだ本気を出していないだけ」「家に勉強部屋がないから、勉強できる環境じゃない」「タイミングが悪かった」「質問したけど、回答の意味が分かりづらいものだった」「嫌なことを言われてモチベーションを下げられた」・・・こんな言い訳フレーズ、あなたも使っていませんか?

勉強部屋でなくても勉強はできますし、タイミングも自分の見込み不足による「自己責任」の範疇です。本気をまだ出していないのも、同じ「自己責任」。

自分に甘い人は、このように他者に責任を転嫁する傾向があります。

「また言い訳か!」「言い訳ばかりするな!」と会社の上司や先輩から怒られている人が周りにいませんか?

都合の良い解釈をする・都合の良い答えを要求する

占いを例にしてみましょう。

「良い結果が出るまで、何度も同じ内容を占う」という人がいれば、「良い結果の占いやおみくじだけ信じて、悪い結果は信じない」という人もいます。似ているようですが、実は全く違うタイプです。

「何度も同じ占いをする」という人は、恋愛などの相談も同じく、自分の都合の良い意見が出るまで納得しないのです。不倫に関することでさえ、認められるような回答を求めます。

占いの異議や悩み相談の異議を無視して、「私に都合の良い結果をだせ」と誘導しているのです。こんなやり方で得た占いの結果には当然“信憑性”は損なわれているのですが、結果が自分の意に沿えばよいのです。これでは占いの意味がありません。

「悪い結果は信じない」という人は、確かに自分で自分を納得させていますが、「(占いの)結果を取捨択一した」ことになりますので、「都合良く解釈する」ということには当てはまりません。

ルールやマナー、こんなことにも”言い訳”

部屋の整理整頓、時間やお金、といった生活習慣に関わるもの全てに「ルール」や「マナー」があります。そのルールに対しての「甘さ」は人間同士の信頼関係に響きます。

たとえ罰則がなくても、マナーとして最低限、守るべきことがあります。「私だったら許される」というなんの根拠もない自信で自分を甘やかしていると、間違いなく人は離れていきます。

女性同士ではお手洗いの使い方が良くないことでも、「女としてどうなの」と距離を置かれることがあります。自身が汚したものであっても、「トイレ掃除は清掃の人がするもの」「自分の仕事にトイレ掃除は入っていない」「誰が汚したか証拠がない」など”自分に都合よく解釈する“のです。

なぜ自分に甘くなるのか、その心理

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”言い訳”や”マナー違反”を繰り返せば、やがて人は離れていきます。それがわかっているのかいないのか・・・なぜ自分に甘くし続けられるのでしょうか。

自分の「甘さ」を認識していない

自分に対し、「弱い自分」というお手製の「ハンディキャップ」を作っているのです。それが「甘さ」からくる行動であることの認識がないのです。

そのハンディキャップを他人に奪われたら、自分が強くならなければなりません。

高いハードルを突きつけられるわけにはいかないので、他人に高いハードルを与えるのです。「女だから、これは出来ない」と女性であることをハンデにして、男性を言い負かす、これもその一種のパターンなのです。 

自分が傷つくことを恐れている

誰かと張り合って、負けたら当然傷つきます。負けても「仕方がなかった」と思うことで、自分を肯定します。

このような人は負けても、次にリベンジしようとまでは思いません。なぜなら「負けたこと」をなかったことにしているからです。負けたのには、「仕方がなかった」という理由しかないのです。

自分に非や不足があって負けたことを認めて、自分が「傷つくことを恐れている」のです。

これは、過去に傷つけられたことが、いまだに傷ついたままでいる可能性があります。なにかしらの辛い経験から来るものかもしれません。

自分よりラクをしている人間が許せない

他人に甘くすることが自分にとって「損」だと思っています。

別の視点を持ち出して「ラク」の度合いを計ります。給与が自分の方が少ないのに、この人より苦労するのは割りに合わないなど、なにかで比較して「ラクをしているのには理由がある」と自分で納得しているケースもあります。

給与は自分の評価額であるということは、やっぱり頭の片隅に追いやっています。

周りから大切にされていないと思っている

周りに自分のことを大事に扱ってくれる人がいないので、自分で自分を甘やかすしかないのです。実際に褒めてくれる人がいない、という現実でもあるか、「褒められていても認めようとしない」という、素直でない性格によるものがあります。

いずれにしても現状に満足をしていない、「私を見て欲しい」という気持ちも潜んでいます。

自分を許す、とは違うのか

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「もう自分を許してあげようと思う」というセリフをどこかで聞いたことはないでしょうか?自分に甘い、と自分を許すではどのように違うのでしょうか。

「自分に甘い」心理カウンセラーはこう仰っています。

■自分に甘いと、自分を許すは違うもの

■“自分に甘い”は、自分の都合のよいふうに解釈して、問題に瀬を向ける

■“自分を許す”は、問題から学ぼうと考え、次に活かすことで自分を責めないで、「ポジティブな方向」を目指すこと

自分を許す、というのは、最初に「自分を戒めた」人がすることであって、甘い人は戒めることからも目を背けています。 

 自分を「自分に甘い」と言っている人こそ「自分に厳しい」

「まだまだやれたはず」「出来なかったのは自分を追い立てていなかった」このように考えることの出来る人ほど、自分に厳しいです

自分に甘かったことを悔やめる人ほど、このような言葉をよく使っています「なんであの時、こうしなかったんだろう!」「事前準備を怠ったからだ!」という過去の自分に対する自己嫌悪の気持ちを持つのです。

「しかたないじゃない。タイミングが悪かった。体調も良くなかったみたいだし。よくやったと思うよ!」この言葉を“他人から”受け取ることが出来るのです。

これ、自分に甘い人が、自分にかける言い訳と同じフレーズですよね。このように、慰める言葉は自分にかけるものではなく、人からかけてもらうものなのです。

自分に甘い人との付き合い方

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冒頭で触れた、他人には高いハードルを要求する「自分に甘い人」とはどう接したらいいのでしょうか。

私は「自分に甘くない!」と違いを示す

まず、こういう相手は「自分に甘い」という自覚がありません。常に「哀れんでもらいたい、手加減してほしい」という気持ちがあります。

仮に、「こんな仕事、どうせ出来ないよね」といやみを言っても、「だって」から始まるので、いやみは通用しません。こんな人は、あきらかに「ストレス源」です。

自分に甘いというのは、「自己節制」が出来ないこと、「自己管理」をしないこと、「自己責任」を負わないこと、「自己判断」をしないこと・・・など「自ら率先して」何かを行えないということです。加えて、自分の物差しをふりかざして正当化してくるため、まともに対峙することはさらなるストレスになります。

そんな人から身を守るために出来ることは、「自分に厳しいが、他人にもきちんと厳しい」あなたを維持することです。

「自分にも他人にも厳しい」=きちんとしたあなた、を強調させることが自身を守る唯一の方法です。周りの人は誰しも、自分に迷惑とかけてくる人(自分に甘い人)よりも、自分にとって有益な人(きちんとした人)に味方をします。

甘い自分を変えたい人必見!“自己管理術 ”

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自分の甘さに気づいた日から、自分を変えることができます。なぜなら、「自分の甘さを認める=甘くない自己評価」だからです。

比較は「自分VS自分」

人と自分を比較すれば、「勝てない自分」に言い訳がまた始まってしまいます。

「己に勝つ」ことから始めるためには、自分に挑戦することです。

例)頑張った自分にご褒美のスイーツを買う→一昨日の自分は確かに頑張ったが、今日はそれほど頑張っていない。明日は一昨日より頑張れたら、このスイーツを買っていい。

自分に勝つことができなければ、他人との勝負に勝てるわけはないのです。自分を甘やかさなければ、自分は鍛えられるのです。 

「少しだけなら」という考えを一切捨てる

「少しの誘惑に手を出したらズルズルいく可能性がある、自分はそういう人間だ」と認識をもつことが「戒め」の第一歩です。(ダイエットが成功しない人はこの「戒め」が出来ていないことが多いです)

これが出来た時点で、「甘いことを認めた」ことになります。「甘いことを認められた」ことは自分への評価が「辛口」になってきたことです。自分への評価を厳しくすることも「努力」の1つです。

はっきり認識しなくても、すこしの小さなことでも構わないのです。「だめだ、これに手をつけてはいけない!」と自分を制限できたら、成功です。

今、自分が何をしているのか客観的に自分を見てみる

自分のしていることは、誰かの役に立つことなのか?今していることよりも、先にやらなくてはならないことはないか?など、今している・しようとしている行動に、一旦疑問を投げかけてみましょう。

例1)自分は今、TVを観ている → 自分が先にお風呂を済ませたほうが、家族みんなが早く入れるよね?(だから、先にお風呂に入ろう)

例2)自分は今、コピーをとろうとしている → この時間は営業マンがよくコピーをとるよね?(営業マンは出かける、だから営業マン優先だ。自分はコピーを後にしよう)

自分に甘い人は、まず自分優先で行動します。一人で仕事をしているのではありません。自分だけの優先度から、全体での優先度に視野を拡げてみましょう。

自分と他人を比べるのではなく、「自分の物差し」と「他人の物差し」を比較する

10分遅刻したことを「10分ぐらいの遅刻」を思うか、「5分の遅刻なら良い」のか。それとも、「遅刻すること自体考えられない」のか「集合10分前に到着していて当り前」なのか、自分の物差しの「長さ」を考えてみましょう。

自分は「5分の遅刻」なら許せるが、一般的には「10分前集合」が一番社会人としては相応しいだろう・・・このように、すでに持っている「意識の物差しの比較」をしてみましょう。

他人の言い訳を、一緒に言い訳してみる

「こんなことになってしまって、本当に申し訳ない、でもね・・・」という失敗の言い訳をしている人がいたら、難しく考えないで「あ~それ、よくある!私もやっちゃったよ!」と言って同調してみましょう。

その会話の結末は「お互い今度から気をつけようね~」となるはずです。これまで辛らつな言葉を投げかけてきた時と、結末を比較してみて下さい。

それを繰り返すだけで「自分にも甘いけど、他人にも甘い」に変わることが出来ます。いきなり自分に厳しく他人に甘くなど出来なくていいのです。

誰かが失敗したとき、言い訳を始めたときこそ「自分が変わるチャンス」なのです!

「新しい習慣」を義務付ける

ビジネスマナー講師の美月あきこさんの言葉です。

成功者の方々は、「自分から声をかける」「笑顔で接する」「ありがとうと言う」といった、誰でも真似できるけれども、なかなかできないことが、習慣になっています。

まずはシンプルなこの3つを取り入れてみてはいかがでしょうか?カンタンですが、続けることは難しいかもしれません。3日間実行できたら、スイーツをごほうびにしてみてもいいですよね。

まとめ

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一度上げたハードルを下げることも大切、といった野球選手の方がいます。

それは常に高いハードルを跳び続けているからこそ、言える一言だと思います。しかし、いきなり高いハードルにチャレンジするには、「自分の跳躍力」を知らなければ高さを設定することはできません。

一度跳んで超えることができたら、少しずつハードルを上げていく。そのことを忘れなければ、必ず自分の不足していることが見つけられます。

自分に不足しているものが分かったとき、今までの「甘さ」は、すこし変化してきているのかもしれません。

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