今現在、人間関係で悩んでいる人は多いと思います。
友人や会社の人、学校の同級生、家族。人は人生でいろいろな人とかかわりを持ち、生きていかなくてはなりません。一つの悩みが解決しても、また他の相手との人間関係で悩んだり…
人と係わらずには生きていけないので人間関係の悩みも尽きることがありません。誰でも人から『嫌われる』ことは避けたいですよね?だからこそ悩んでしまうのです。
しかし《人から嫌われない人》になるには、かなりのエネルギーや気遣いが常に必要になってきます。いつも自分の本音で話せればエネルギーもいりませんが、相手との関係性を壊したくない、嫌われたくないと思い『気を使う』や『思ったことを言わない』というエネルギーを使う行動を取らなければいけない状況もあります。
そんな人間関係に疲れたり、極度に人から嫌われたくないと思ってしまうと周りとの関係をシャットダウンし《家に引きこもり》自分の殻に閉じこもってしまう人もいます。
人は育った《環境》が違えば《考え方》も違います。なので相性の良い悪いがもちろん出てきます。相性が良い人とだけ付き合う事が出来るのなら良いですが、そんなわけにもいきません…。
今回は『嫌われる人』の特徴についてのお話です。知らず知らずに人を傷つけたりと、嫌われる人ほど自覚がないものです。「こんな人いる!いる!」と誰か特定の人物が思い浮かんだり、もしかしたら自分自身が当てはまる部分があるかもしれません。
ぜひチェックしてみてください。
人から『嫌い』『この人なんか苦手…』『もう係わりたくないなぁ』と思われている人が周りにいると思います。もしかしたら知らない間に自分も相手に思わせてしまっているかもしれません。
そう思わせてしまう人には《8つの特徴》がありました。
第一印象が悪い
第一印象は些細な小さなことで決定づけられ、相手の印象に残るものです。一度ついてしまった印象はなかなか払拭することが難しいのでとても大切になってきます。
心理学者のアルバード・メラビアン博士の研究結果で《人の印象は言葉以外の要素で93%決まってしまう》という事がわかっています。それは、『見た目』『表情』『話すテンポ』『声の大きさ』『匂い』などで第一印象が決まるという事です。
見た目
仕事の取引などで初めて会った人の服装や髪形がだらしなかったり,男性なら髭の剃り残しがあったり、女性ならメイクが濃すぎたりしたら「この人だいじょうぶかな…?」と思いますよね?
爪や靴、バックなどの持ち物からも第一印象が変わるので、当たり前ですが常に綺麗にしておくのが良いでしょう。
表情
笑顔はとても大切です。緊張から笑顔がなくなる人もいれば、普段から無愛想な人もいます。初対面の人にはもちろんですが誰に対しても《笑顔》は常に心がけることで印象はとても良くなるでしょう。
話すテンポ
人によって会話のテンポが速かったり、遅かったりと色々ですよね?実は会話のテンポも印象に影響を与えます。普段の生活で意識する人は少ないと思いますが、会話の内容を変えずに『テンポ』を変えるだけで相手がうける印象が変わるのです。
人と会話していて「なんかこの人と合わないなぁ…」や「この人と話していると心地よいな」と思ったことはありませんか?これが『会話のテンポ』が合う、合わないなのです。
自分とテンポが合わない人と会話をすると脳にストレスがかかり、「合わない」と思う原因を作り出してしまうのです。人と会話をする時は《相手の会話のテンポに合わせる》と相手はあなたと会話をしていると心地よく「話しやすい」と感じます。
匂い
口臭や体臭などの匂いでも第一印象に影響を与えます。会話をしている時に口臭がひどかったりすれば相手は不快な思いをしてしまいます。
毎日のデンタルケアももちろん大切ですが、食事や腸内環境が口臭や体臭の原因にもなるので、食生活も気にかけると良いでしょう。
仕草が不快に感じさせる
話をしている時に目を合わせない
目を合わせなければコミュニケーションが取れているとは言えません。話していても目が合わないと『心ここに非ず』と相手は感じてしまい、良い印象は与えません。
恥ずかしくて人と目を合わせるのが苦手という人もいるかもしれませんが、社会人になればそんな言い訳は通用しません。
話を聞くときに体を揺らす
体を揺らす人も意外と多いです。指の爪で机を「コンコン…」と叩きながら話す人、貧乏ゆすりをしている人、体全体が上下左右に揺れている人。
こんな人は落ち着きがなく見えてしまいます。会話中に机を指の爪で叩く人、貧乏ゆすりは相手に「この人怒っているのかな?」とも感じさせてしまいます。
これも無意識でして、癖になってしまっている人が多いです。
話している時に携帯などをいじる
これは友人関係に多いです。仕事ではなく遊んでいる時にずっと携帯をいじりながら会話する人。もちろん仕事中ではなく、プライベートな時間なので「何をしてても良いでしょ!」と思うかもしれませんが、相手は不快に感じてしまいます。いくら友達でも話している時くらいは携帯をいじるのはやめた方が良いでしょう。
ボディータッチが多すぎる
ある程度なら良いと思いますが、やたらとベタベタ触ってくる人がいます。この行動もあまり良い印象は与えません。
自分が会話をしている時に相手にされて嫌なことはしないように気をつけるだけでも関係性は良くなります。
距離感が分からない
初対面の人に、昔から知っているかのような態度や口調ではなされたら第一印象は悪くなります。場所などをきちんとわきまえたコミュニケーションを取らなくてはなりません。
初対面ではなくても数えるほどしか会っていないのに馴れ馴れしくすれば相手は良い気分にはなりません。親しくなるまでは『程よい距離感』が大切なのです。
こんな人、周りにいませんか?
仕事で係わる人に友達のようにため口で話したり、ボディータッチをしたり、仕事以外の話を必要以上に喋ったり…仕事でかかわる人は友達ではありません。
距離感がわからない人はこのような事を普通にしてしまいます。本人に悪気はないとは思いますが、相手への印象は悪くなり「この人と付き合いたくない」と思わせてしまいます。
会話をさえぎる
人が話している時に会話をさえぎる人がいます。これも相手は不快に感じてしまう行動です。さえぎるだけじゃなく、話を変えてしまう人もいます。会話をさえぎられた人は最後まで話が出来ないので、相手に対して「この人と話していても楽しくない」と思い『嫌い』『苦手』という感情を持ってしまいます。
きちんと相手の会話を最後まで聞いてから自分の意見を言うようにしましょう。
自分の話ばかりする
自分の話ばかりする人は自己中心的な人がしてしまう傾向があります。どんな話をしていても自分の話に結び付けたり、自慢話をしたりする場合が多いです。
会話はコミュニケーションであり、『話す・聞く』でワンセットです。自分の話ばかりする人はコミュニケーションがとれてるとは言えないのです。
相手は話を聞いているだけなので『つまらない』と感じ、その人の事を『嫌い』と思ってしまいます。自分の話ばかりではなく、相手の話もきちんと聞きましょう。
話の内容がネガティブ
いつも話す内容がネガティブな人も相手に対して良い印象は与えません。「私なんてどうせ…」とネガティブな話や誰かの悪口は相手のテンションも下げてしまうのです。
悪口を言う人は他人の悪いところを探してしまう癖があります。『AさんにはBさんの悪口』『BさんにはAさんの悪口』と自分の悪口を言われていることもあるのです。
なので相手は「この人と一緒にいても楽しくない」、「他の場所では自分も同じように言われているかも」と思い、係わることを避けられ嫌われてしまいます。
口が軽い人も嫌われる人の特徴です。
否定的である
「でも~」「だけど」や「それは違う」など否定的な言葉をよく使う人も『嫌われる人』の特徴です。これは女性に多くみられ無意識的にしてしまっている人がほとんどです。
なので否定的な言葉を言っている本人に自覚症状があまりないのです。
なにか相談されてアドバイスをしても「でも~」「だけど○○」など否定的な言葉ばかり言われると「意見を聞く気がないなら相談しなきゃ良いのに」と相手は思います。何を話しても『否定』されれば相手には悪い印象しか与えません。
いつも上から目線
友人に対してもいつも上から目線で命令口調、買い物や食事へ出かけたときに店員さんにも偉そうな態度を取る人は嫌われてしまいます。
こんな人、周りにいませんか?
●飲食店で食べ終わったお皿を「これ持ってって!」とアゴで指示する。
●頼んだものがなかなか出てこなかったりすると、周りのお客さんにも聞こえるように「いつまで待たせるの?」や「もうこんな店には来ない」と店員さんに向かって大声で言う。
●タクシーに乗ったときも運転手さんに「○○○!(目的地だけ言う)」や「ここでいいや!降ろして!」など基本的に命令口調で大きな態度をとる人がいます。
…こんな人は基本『お客様は神様!』的なスタンスの持ち主です。
異性に対しては優しくても、こんな言動を見たり聞いたりしたら正直な話、相手はその人の事を嫌いになってしまう事が多いです。
◆まとめ◆
最低限のマナーや気づかいのできない人が嫌われてしまう事がわかります。基本的に相手の事を考える事が出来ない人がなのです。今回ご紹介した言動や行動は意識はしていなくても、ついついやってしまっている人も多いのではないでしょうか?
人と接していて、印象が悪ければ「この人と係わるのはやめよう」と相手は思ってしまいます。自分にとっても良いことは一つもありませんよね?
自分は不快に思わなくても、相手が不快に思う場合ももちろんあります。
ここに書かせていただいた事は最低限の事なので、当てはまる項目があれば今日から気を付けて行動すれば相手がうけるあなたへの印象は間違いなく良くなります。
まずは周りにいる尊敬する人などの行動や言動を真似してみるのも印象をよくする良い方法だと思います。恋愛・仕事・友人関係を良くしたい人は今から気を付けてみてはいかがでしょうか?