現代の社会の中では皆何かしらのストレスと戦いながら日々を生活している「ストレス社会」とも言われていますよね。突然発生するトラブルに対して皆さんはどのように対処されていますか?
どう頑張っても、どうもがいても最悪な事態に直面してしまう時ってありますよね。そんな時にどのようにその事態を乗り越えることが出来るのかが、人間性として問われるモノだと思います。そこで、自分自身に言い聞かせることで改善を図る行為「自己暗示」という言葉をご存知でしょうか?
嫌なことや悲しい物事から自分を守る行為とも言われていますが、その実態とは一体どのようなモノなのでしょうか?
自己暗示とは?
それではまず、「自己暗示」の実態に迫っていきましょう。自己暗示とはどのような状況でどのような行動をすることによって得られる現象なのでしょうか?毎日のストレスを発散する術としても重要視されている自己暗示。アナタも毎日の快適な生活を手に入れるためにも習得していきましょう!
意識することで出来る
自己暗示とは他でもない自分の意識を「いかにもそこにあるかのように」持って行くことで生じる観念のことなんです。自分自身の気持ち次第でいかにも自分が望んでいる結果に通じているプロセスであると思う行為でもあります。文字通り、自分自身に暗示をかけることなんですね。
自己暗示とは自分が精神的に依存して実現することがほとんどなので、催眠術的療法としても用いられることがあるんだとか。自分のツライ現状をどこか客観的に捉えることができるようにするためにも必要な自己防衛反応でもあるんですね。
自己暗示は自分をも変えれる
自己暗示とはツライ状況にある場合の逃避行為でもあると前述しました。しかし、使い道はそれだけじゃないんです。普段の自分の性格をアナタはどのように捉えていらっしゃいますか?「明るい」「優しい」それとも「実は暗い」「不真面目」など様々な思いを抱えていらっしゃるかと思います。
そんな自分を手っ取り早く変えてしまう方法こそが「自己暗示」でもあるんです。自己暗示とは言い方をフラットにすれば自分をいかに演じさせられるか、といった能力かと思います。「自分は優しくて思いやりのある人間なんだ」と思い込む行為こそが自己暗示なんです。自分の思い込みから性格を構築し、それがいつもの自分になる、ということも可能ということなんです。
また、自己暗示にかかりすぎていると自分の秘めたる能力を発揮できない場合もあり得ることを理解しておきましょう。自己暗示を意識しているひとこそ、自分との向き合いを重ねなければならないのです。そうすることで自分の成長や現在の状況を把握することができ、これからの自分を考えるキッカケになります。
アファメーションとは似て非なるモノ
皆さんは「アファメーション」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?アファメーションとは自分自身が欲しい、なりたいと思っていることを繰り返し唱え、それを叶えるといった催眠術の一種でもあります。有名な例に鏡に向かって毎日毎日「お前は誰だ」と言っているとしまいには自分が誰なのか分からなくなってしまう…なんてモノがあります。この行為を良い方向に使用したのがアファメーションなんです。
しかし、自己暗示とアファメーションは似ているようで実は全くの別物なんです。アファメーションは実際に唱えかけることによってなし得るモノですが、自己暗示は自分の心の中での自分自身への問いかけ、思い込みによって構築されるモノなんです。本質が実は違っているんですね。時にはアファメーションが必要な時もあるでしょう。
しかし、自分を本質から思い込ませるよりも、自己暗示のほうが自分と向き合う回数が多くなるので現状把握や改善といった対処を取りやすくなるでしょう。
自己暗示の仕方って?
それでは自己暗示とはどのようにすることでできるのでしょうか?自分への問いかけだけではなんとも頼りない…そう思っていませんか?
自己暗示は自分との語り合いでもあり、闘いでもあります。そんな自分を上手くコントロールするためにはどのような仕方が正しい自己暗示なのでしょうか?実際の自己暗示の仕方について覗いてみましょう!
まずはリラックスをする
自己暗示をする際に最も重要なのはリラックスした精神状態なんです。ツライから自己暗示するのにとてもリラックスできない…なんて方もいらっしゃるかと思います。しかし、この一瞬の努力で自己暗示を用いることができ、後の人生にも良い影響を与えてくれることは間違いありません。
リラックスの方法は何でも構いません。例えば自分の好きなアーティストの音楽を聴くのでも結構ですし、好きなカフェでお気に入りのドリンクを頼むのでもOKです。とにかく自分自身が一番素直になれるようないい状態へと心身を導いてあげることこそが上手な自己暗示の第一歩となるんです。
ビジョンを整える
今ツライと考えていらっしゃる方は、何故その状況がツライのかを考えてみて下さい。恋人と別れたことによるショックである場合はお相手の方と会えないことがツライ、お仕事で重大なミスを犯してしまった方であればあの時にこうしなかったからこのような結果になってしまってツライ、など様々な理由があるかと思います。
では、そのツラさの「核」が露わになったところで、次にどのような結果を望んでいるのかを考えてみてください。辞めたい、もう嫌だなどとネガティブな思考は捨ててしまって、是非とも「挽回したい」「見返してやりたい」など前へと進むことのできるポジティブな感情を引き出してください。そうすることで自分がどうしたいかの「ビジョン」が整ってくるハズなんです。
プロセスや成功をイメージする
それでは最後に、そのビジョンに対するプロセスや成功した自分を想像してみてください。具体的なプロセスのイメージであればイメージするほどに良い結果を導きやすくなります。また、成功している自分を想像することによってより良い自分をイメージできるかと思います。
この行為はスポーツなど初めてのことに携わるときにする「イメージトレーニング」と似ていませんか?そうなんです!実はこのイメトレこそが自己暗示とも言えるんです。
自分のことをより理解し、前を見据えることによってより良い結果を追い求める良き姿勢になっているんです。ここまで出来れば、立派な「自己暗示使い」になっていること間違いナシです◎
自己暗示で導く成功への道
それでは、どうして人間は自己暗示を必要とするのでしょうか?ツライときやしんどいときに誰にも相談できずにふさぎ込んでしまう時って誰にでもあり得ることですよね。そんなときに自分を救うことができるのは自分しかいない、というのが根本にあるからなんです。
ツライときを自己暗示で自分自身で乗り越えることが出来たときこそが、いざ乗り越えることができたときの自分の自身にもなるんです。自己暗示は成功への手立てとも言えるかと思います。実際の上手な自己暗示の仕方を見ていきましょう!
自分で自分を励ます
自己暗示を使ってもやっぱり上手く行かない出来事もあるかと思います。「やっぱり自分なんて…」と考えてしまっては今までの時間や費やした努力が無駄になってしまいます。そうなってしまわないためにも、くじけそうになったときは自分で自分を惜しみなく励ましてみてください。そうすることで自然とまた前を見つめてリスタートできるハズです。
自己暗示をしている方のほとんどは、誰にも相談できない理由や相談するに値しない問題かもしれないけれど、自分にとっては大きな悩みであったりとするかと思います。そんな状況の中で自分が自分を諦めてしまってはダメなのです。自分だからこそ、最後まで自分の可能性を信じてあげることこそが成功への近道でもあるんです。
「わたし」ではなく「アナタ」が効果的?!
皆さんの中には日記など毎日のできごとの中で自分に問いかけている方もいらっしゃるかと思います。そんな時、なにか重大な決心をしたときには「私は○○をしたい」と書くよりも「アナタは○○をすべきだ」と記した方が、自己暗示的にはより効果的な手法なんだとか。
「アナタ」と記すことによって、自分以外にも仲間や同士がいると思うことができ、より自分に自信がつき、前進する力により一層拍車がかかるんだとか。確かに客観的に自分も見つめることができ、単独で迷走していないかなどのチェック行為も兼ねることが出来ますよね。そうすることで失敗や挫折へとそれてしまわぬように自分自身を修正できるモノですよね。また、自分との対話のキッカケが多ければ多い程、自分自身によって成長できる機会を設けることができますよ◎
何度も「成功」をイメージする
諦めかけてしまうとき、あなたはどのような行動をしますか?やっぱりダメか…と思ってしまいますか?それとも、いやまだ大丈夫だ!と前向きを忘れませんか?ここで成功への分かれ道があるんです。
自分のことは自分こそが信じなければならないと前述しましたが、信じるからこそ「成功へのイメージ」は大切な行為になります。何度も繰り返しイメージすることで自分への挫折を認可することなく、前へ進む活力へとなるのです。そうすることで本当の成功への道は近づくことでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自己暗示とは自分が今の苦しい状況や、成長が頭打ちになってしまっていて、伸び悩んでいるときに効果的な自分への挑戦をするための行為であることが分かりました。自己暗示はあくまで自分自身で自分をコントロールする力のことなので、ネガティブな思考をもって自己暗示してしまうと悪い方向へますますハマってしまうことでしょう。
しかし、ポジティブな思考を持ってすることで自分の精神のコントロールが上手くできるようになるので「ポジティブさ」を意識して取り組んでみてください!