不幸自慢をする人の心理を知ろう!しやすい人の特徴とは?不幸自慢された時の対処法も紹介!

口を開けば不幸な話ばかりをしていると、周囲は暗い雰囲気になったり、困ってしまう人も出てきます。

何が原因なのか、不幸自慢が止まらない人の特徴を見ていきましょう。

不幸自慢をしたくなる理由

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不幸自慢をする人はなぜなのでしょうか?

関心を集めたい

幸せなことや自慢話をするならまだしも、他の人よりも劣っていることや不幸であることを周囲に知らしめたいのは、周りからの関心を集めたいからです。

普通は他人に言うべきではない話でさえも、不幸自慢として話題にするのはその人に関心を集めたいという気持ちの表れと言えるでしょう。そもそも何かを自慢して、関心を集めたい人は自己顕示欲の強い人といえます。周りの人に、特別な存在を思われたかったり、目立ちたいと思うのです。

不幸自慢をする人は、自分自身のことを心底、不幸だと思っているかというと、多くの場合そんなことはありません。人からの同情してもらったり、少し変わり者だと思われることで、一目置かれた存在でありたいという気持ちが強いのです。

本当はそこまで不幸だと感じていなくても、あえて不幸だと感じるテーマを出して、話を聞いてほしいと思っているのです。特に女性にこのような傾向が見られる場合が多いです。

話題を提案している

何か相手と盛り上がるような話を提案する際に、不幸の話を話題にあげてくる人もいます。多くの場合は本人に自覚がなく、同情や注目を集めることで、話題の中心になりたいと思っています。

不幸話をすると、解決策を見出してほしいように感じますが、他人の興味を引きたいだけなのでその答えを求めていない場合が多いです。親身になって相談に乗ったり、相手のことを想った発言も虚しくなってしまいます。

優秀だと認めてほしい

自分だどれだけ優秀なのか、ということを認めてほしい気持ちがあまりにも高まると不幸自慢をしてしまうこともあります。現在に至るまでどんな大変な目にあったのかを話すことで、あなたの想いや歩んできた道のり、苦悩を感じ取ってほしいと考えています。

キャリアがある人なら、人知れず苦労したこともあるでしょう。本人が十分だと認識するほど周囲から認められていない場合、辛かった過去や不幸自慢をして、共感されたいと思っています。

かまってほしい

自分の不幸な話をする人は、寂しさに耐えられなかったり、孤独を分かち合いたくて不幸自慢をしてしまいがちです。他人が親身になって話を聞いてくれることが快感でやめられなくなっています。辛いことがあると、人は自然と優しく接してくれるものです。

優しく接してほしい時に不幸自慢をすることで、相手の温かい部分に触れて満足します。その感覚が忘れられずに、たびたび不幸自慢を繰り返してしまうのです。

自分に酔っている

かわいそうな境遇にあって、他の人に理解されない苦しみを抱えている自分に酔っている場合も不幸自慢をする傾向にあります。自分の話によって、悲劇のヒロインのような気分になります。

心の内に秘めた話を他人に伝えることによって、話を聞いてくれた人からは「大変だったね」や「辛かったね」と心に寄り添うような言葉をかけてくれるでしょう。不幸自慢に共感が得られると、仲間を見つけたような気持ちになります。同情するような言葉をかけると、相手と心が通じたように感じて拍車がかります。

不幸自慢する人の特徴は?

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不幸自慢をする人の特徴を知っておきましょう。

寂しさを感じやすい

不幸自慢をしたくなる人にはどんな特徴があるのでしょうか。共通しているのは、寂しがりやな人が多いということです。自分の心の闇を埋めることが出来ずに、誰かに満たしてほしくて不幸自慢を頻繁にしてしまいます。

不幸である限りは誰かがかまってくれます。自分の心を満たすために、辛そうな話をしているのだということをわきまえて聞く方が良さそうです。

目立ちたい欲が強い

自己顕示欲の強い人が不幸自慢をするということは前にも述べましたが、誰かの心に強烈にインパクトを残して気にかけてほしいという気持ちは、目立ちたがり屋とも言えます。前向きな考え方の人であれば、ポジティブな行動や発言が増えていきますが、ネガティブな要素の強い目立ちたがり屋だと面倒な人になります。

周囲に自分という存在をアピールして、関心を集めたいとは思っているのに、普通の生活をしているだけだとどうしても注目を集めることはできません。華やかに目立つことがないのであれば、可哀想な悲劇のヒロインになって構ってほしいと思ってしまいます。

相手の気持ちを考えていない

他人の不幸自慢ばかりを聞かされていると、その話をひたすら聞いている立場としては、気が重くなったり、少し面倒くさく感じてしまいます。本人は関心を集めたいということが目的なので、相手の貴重な時間を割いているとは思ってもいないでしょう。

自分の話をとにかく聞いてほしいため、相手の都合や気持ちまで想像が及びません。自分の心がほっと安心するまで話を続けます。

誰が一番話を親身になって聞いてくれるかという基準で話し相手も選んでいるので、自己中心的な考え方が先行します。聞き上手な人や、優しい人は話し相手に選ばれることも多いので気をつけましょう。

話を大げさに盛る

人生の中に多少辛いことがあったとしても、たびたび不幸が重なるということはないでしょう。不幸自慢をして、同情を得るためにほんの些細なことでも話を大げさにして、いかに自分が不幸であったかを語ることが多いのも、こういった人たちの特徴と言えます。

話の内容が大げさだったり、誇張が多いように感じた時は間違いありません。あまりに劇的な話の流れに聞き手も疲れてしまいます。

冷静に考えて、疑わしいことがあると感じたのであれば、それはあなたに話を聞いてほしいだけの不幸自慢だと知っておきましょう。

話題になるものを探している

不幸自慢をする人は、親身になって話を聞いてくれることに快感を覚えています。次にどんな話をしようか、ワクワクしているともいえます。次に会う時にまた同じように道場をしてもらうために、常に不幸自慢になる話題を探しています。平和で幸せな日常生活の中の、ささいな不幸を見つけ出そうとしています。

ひどい場合になると、その話の内容のほとんどが嘘になります。不幸自慢をすることが日常化するとそれなしには生活しにくくなります。習慣化された思考を変えることは大変です。不幸自慢をすることが良いことであると本人は感じているからです。他人に迷惑をかけていることを自覚したり、認識しないとその癖は治りません。不幸な自分が大好きで、話した後は余韻に浸っています。

不幸自慢にどう対応すれば正解?

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スルーする

もし不幸自慢をされて、嫌気がさした場合にはどう対処すれば正解なのでしょうか?特に当の本人と仲が良いわけでもないのであれば、軽くスルーするようにしましょう。不幸自慢をしてくる人は、話をどんどん展開して、自分のペースに巻き込みたいと思っています。相手の作戦にはまってしまうと、長い時間話をされてしまい、あなたがすべての話が終わるまで話を聞き続けることになるからです。

話を聞きたくないのであれば、特に突っ込まずにスルーすること。当たり障りのない返事をすることで、相手は話を発展することができなくなります。あなたとは不幸自慢ができないと思うと、他に話し相手を求めて、去っていくようになるでしょう。

繰り返しスルーしていくことで、少しずつあなたから離れていくようになります。結局は自分の気持ちを満たしてくれる話し相手を探しているだけだということがわかります。

気心の知れた友達に指摘してもらう

もしあなたの仲のいい友達が不幸自慢に走りそうになった場合には、どうしたらいいのでしょうか?その言動をくりかえすことで、どんどん習慣になってしまいます。ネガティブな話しかしない人には友達も減っていくので、はっきり指摘することも選択肢の一つです。他人にとっては迷惑行為でしかないことや、「他にもっと不幸な人はいるよ」や「不幸な話ばかりすると、聞いてる方が疲れるよ」と明確に指摘することが大事です。

長く向き合っていきたいと思う友達だからこそ、はっきり伝えることが大事です。本人の心に突き刺さるように説得していきましょう。

不幸自慢をしたところで本人のイメージアップのはならず、むしろイメージダウンにしかならないことを伝えていきます。本人が改善しようと思わない限り、どんどん悪化していきます。それを食い止めるのは、仲が良い友達だけなのです。

関わらない

面倒だと感じて、指摘するのも嫌だと思うであれば、いっそのこと関わらないようにするのが一番です。特に仲が良くない人であれば、今以上に関係を深めたり、友情を温める必要もありません。相手にとってはただ話を聞いてくれる人を探しているだけなのですから。

あまり関わらないように連絡も疎遠にしたり、話を毎回聞き流したり、無視をすることで相手も少しずつあなたから離れていきます。丁寧に話しを聞いてあげると、時間と体力も無駄になります。不幸自慢が始まりそうになった時には、席を立ったり、早めに切り上げるなど対処しましょう。

まとめ

不幸自慢をしてくる人は、他人の言葉や行動、表情によって自分の心を満たそうとしています。関心を持ってくれて、親身になって話を聞いてくれて、優しい言葉をかけてくれる人に注目されたいという気持ちが強いからです。しかし本当に不幸に感じているかというと、そういうわけではありません。本当に不幸な人は、他人に話す余裕もないからです。

前向きな話題がなく、とりたてて華やかなところもないのでネガティブな不幸自慢をすることを選んだのです。話し相手はどんな相手でも、聞き上手であればいいと思っています。相談の答えを求めているわけでもなく、状況が改善されることも望んでいるわけでもありません。ただ仲間がほしいと思っているだけのコミュニケーションツールとしての話題が不幸自慢であるだけです。

他人の都合を考えないところは、自己中心的とも言えます。うまく聞き流して、適度な距離をとっておくことが最善の方法なのではないでしょうか。