青春を謳歌した学生時代から大人の第一歩となる社会人に成長するにあたって、いちばん初めに人生において最も重要な選択のひとつともいえる就職。会社という組織に属し、自分自身のこれまで培ってきた知識や能力を存分に用いて働いていくモノですよね。
しかし、自分自身のスキルをもっと伸ばすためにも時には会社という船を乗り換えるのもひとつの手ですよね。昔ほど生涯就職の風潮も薄れてきたのも転職に対する助長となっています。
そんな転職活動。就職した会社が合わなかったり、自分自身をもっと伸ばしたいといった経緯からする方が多いんだそう。そんな人生で重要な判断を再度するために、避けたいのは「失敗」。転職活動を上手く成功させるための秘訣とは一体何なのでしょうか?
転職で気を付けたい事って?
まずは、転職活動を行うにあたって気を付けたいことを考えていきましょう。いきなり転職活動するよりも、自分自身の心の中で覚悟にも似た決意やイメージトレーニングをしておくことで転職成功率がグンとアップするんだとか。
実際に気を付けたい項目をみていきましょう!
退職する前に転職活動する
今している会社の仕事を辞めてから転職活動するのではなく、続けながら転職活動することがベストなんだそう。何故なら、金銭的な安心感が強いからだとか。
一度退職してしまえば給料収入が滞ってしまいますよね。これは、精神的な不安要素となってしまいストレスも大きく抱えてしまうことになってしまいます。貯金がたっぷりとある場合は例外かもしれませんが、基本的には給料収入も確保しながらの転職活動を心掛けましょう。また、毎日忙しかった日々からいきなりの無職状態になってしまうとダラダラと過ごしてしまいがちです。そうすると転職後の会社への就職時期が延びてしまい、ブランクにも繋がるので転職が上手くいかないことも。
仕事を続けながらの転職活動は、休日を割かなければいけないので少し厳しい時期かもしれませんが、金銭面での焦りもなくブランクなども気にせずに活動できるので転職活動を有利に運ぶことができるでしょう。
タイミングを見極める
人生何事も「タイミング」って重要ですよね。恋愛や結婚とも同じように実は転職にもタイミングって大事なんです。
「辞めたい」「新しいことがしたい」などといった理由のみで転職に挑むのには、実はあまりベストなタイミングではないかもしれません。そんな感情論のみで転職してしまった場合は、活動中に明確な理由を告げることができずに抽象的なことしか伝えることができません。また、そういった士気が下がっている時は、相手方の人事のかたも感じ取ってしまうので、普段のあなたの魅力も半減されてしまっているでしょう。
明確な転職理由があるときの方が、あなたにとっての「ベストな転職時期」すなわち、タイミングなのです。
複数の企業へ応募する
転職活動するにおいて、重要なのは企業選びですよね。今いる会社よりもより良い条件や労働環境を求めて転職をするワケですが、求人票などに記載されている情報が全てとは限りません。
近年、最も懸念されているブラック企業などの求人は、求人票だけでは区別がつかないのも現状となっています。逆に、どんなに優良な企業であっても時には求人票の上ではぶっきらぼうな印象を受けてしまうかもしれません。
そんな背景から、応募企業を一社に絞るなどの勇気ももちろん重要かもしれませんが、やはり失敗しないためには複数の企業の面接を受けてみて、社風や人事、社長さんの雰囲気などを肌で直接感じることこそが成功の秘訣となります。そこで得た情報こそが、あなたにとって最も為になるモノなハズです。
見極めたい企業の質
近年では流行語大賞にノミネートされたり、あろうことかランキングまで作られたりすることも多くなった「ブラック企業」。転職してみたら拘束時間や給料面が最悪なブラック企業だったなんて失敗は避けたいモノですよね。転職するのならもちろん、上を狙っていきたいモノ。
そんな企業の選定を助けるべく、質のいいホワイト企業の見極め方について触れていきましょう!
求人票に記載されている年収に注目する
「年収200万円~1000万円以上」などと年収のモデルケースの記載にとても大幅な差がある場合は要注意なんだとか。営業などのノルマ成績によっては1000万円は可能かもいれません。しかし、みんながみんなその年収を貰える可能性は高くないのが現実でしょう。
職種にもよりますが、あくまで残業時間がとても多い場合や休日がほぼない状態であったりと私生活がないがしろにされてまで仕事をするのは、あまり好ましい状況とは言えませんよね。私生活を充実させるために働き、お金を受け取ることが目的であるハズなので年収の記載には注意が必要です。
また、内定を頂く前に給与の確認をしていたほうが、転職後のトラブル回避にもなりますよ。
長い期間ずっと求人が出され続けている
立ち上がりたての会社であったり、新たな企画や事業などの際に出されている求人は例外ですが、転職サイトなどに明らか同じ求人がずっと長い期間掲載されていたり、掲載され直されている場合には注意が必要です。
求人には年収も福利厚生などの待遇も写真などの雰囲気も悪くないのに、細々また求人を出されている…なんて場合はもはやアウトでしょう。何故なら、せっかく転職してきた人材も何らかの理由で定着せず、また求人を出すしかないというのが現状だと予想できてしまうからなんです。もちろん、一定数の募集に満たない場合は何度も求人の掲載をしているケースもあると思いますが、あまりの好条件にも関わらず人が集まらないといった状況には注意してみるのが無難でしょう。
よくあるキャッチフレーズには気を付けて!
「風通しのいい社風」「アットホームな職場」など一見、優しく寄り添ってくれていそうなキャッチフレーズではありますが、実際はそんな事なかった…なんて事もあるのが現実です。確かにキャッチ―な文面なので気になるきっかけとしてはいいかもしれません。
しかし、実際には人の入れ替わりが激しかったり、内々の結束が強すぎるが為に、転職組は肩身が狭いなどのマイナスな雰囲気になりえることもあるのです。
キャッチフレーズには踊らされず、気になった企業の雰囲気などはあくまで自分の肌身で感じるしかないのかもしれません。
いざ転職!面接前に備えたい4つの気持ち
気になる企業を摘出して、応募したら次に待っているのは面接ですよね。現在の会社での自分の立場ややりがいなどを踏まえて面接に挑むなど、あらかじめ面接に備えておきたいことってありますよね。そうすることで緊張しすぎることなく素直な気持ちに企業と向き合うことができます。
そんな面接前に最もしておきたいことを3つご紹介しましょう。
あくまで転職であることを自覚する
一度就職活動を経験してからの転職活動。以前の就職活動ではみんながみんな、大学などを卒業するにあたって真っ新な状態でしたよね。これからの「社会」に向けた希望があり、学歴以外はほぼみんなが同じ条件であったことでしょう。
しかし、今回はあくまで転職活動。あなたの武器になっていた「学歴」は、あくまで通過点のみの評価しか得られません。現在勤めている会社での実績や評価、これからの転職先の「企業」でのビジョンを求められるのです。
「面接は得意だったから大丈夫」などと以前の自分に自己陶酔してしまっていては転職は上手くいきません。そうではなく、今の自分には新卒を雇う以上の「価値」があるのだと自分自身をセールスする必要があるのだと、今一度理解しましょう。
つかみ取りたい「モノ」がある
漠然と「今の会社が嫌だから」といった理由での転職活動だと、どうしても今後の人生のビジョンがはっきりとせず、抽象的な未来しか描けなくなることは前述でもありました。人生や仕事におけるビジョンがはっきりしていれば、転職するにあたって退職する「明確な理由」が存在するハズです。
あなたが経営者や人事のひとであったら、漠然とした未来を描く人よりも、自分にはこれだけの目標があり、企業に対してこういったことができるので利益へと繋げれますよ、と具体的なセールスをもちかけてくれた人と仕事がしたいハズです。
「今、勤めている会社には××が備わっていないから、次の企業には○○があることで自分のスキルを伸ばすことができる」などの理由をきちんと伝えることで転職への成功率も断然アップするのです。
履歴書、職務経歴書を見直す
当たり前のことにもなりますが、意外にも多いのが履歴書や職務経歴書によるトラブル。転職先の企業や職種によって少し作り変える方も多いと思います。キチンとしているつもりでも、典型的なケアレスミスのような誤字・脱字や年月日の記載ミスなど、経歴詐称などへも繋がりかねない場合もあるので特別注意が必要なんです。
もちろん、ツメが甘いと油断している人格であったり、注意散漫な人物であるとのマイナスな評価をされてしまい、書類上だけで転職失敗の道を進むことにもなりかねないので本当に注意してチェックしてくださいね。
身だしなみは直前にもチェックする
面接ともなるとやはり緊張してしまうモノですよね。そんな時についつい疎かになってしまいがちなのは「身だしなみ」。人間の9割ほどは見た目での第一印象が全てと科学的にも証明されているんだとか。そんな身だしなみは、社会人の一員として最も気を付けておきたいポイントのひとつです。
電車などの移動によって綻んでしまった身だしなみも、面接直前にお手洗いに行って鏡を見るなどして今一度、チェックし直してみて下さい。そうすることで自分自身の表情なども客観的にみることが出来ますよ◎落ち着いて面接に赴くためにも必要なことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?転職とは人生をより良い方向へと舵をきるために行うモノですよね。そんな転職活動を失敗させないためにも事前のリサーチはもちろん、自分自身を見つめ直すことで成功への道も切り開けるハズです。ぜひ、前に進むために活用してみて下さいね!