「意識高い系」と聞けばなんとなくイタい、ウザいといったイメージがありますよね?
この意識高い系と呼ばれる人たちはどんなところが意識高い系と言われているのでしょうか?マイナスイメージがつきまとっているこの意識高い系の人たちの特徴とは?「意識高い系」の人と「意識が高い」人の違いはあるのでしょうか。何がそこまでイタい・ウザがられているのか、また改善すべき点はあるのか、意識高い系の実態を解説していきます!
意識高い系とは?
意識高い系とはもともとインターネットで使わている隠語で「ネットスラング」と言い、主に2ちゃんねるやTwitter等で使われています。それがここ数年でネットだけではなくNHKでテーマとして取り上げられるなど、幅広く浸透しつつある言葉になりました。
この意識高い系が使われるようになったのは、就職活動をしている大学生が実際それほどの事をしているわけではないのに、自分を大きく見せようと面接であらゆるビジネス用語を自信あり気に使ったり、好きでやったわけではない趣味の話やボランティアの話を「ドヤ顔」でアピールしている様を、これから就活をしていく学生が傍から見て大した事もないのにと「意識だけは高い」とつけた言葉です。
就活生だけではなく若くして企業家になった人の中にも意識高い系は少なくないようです。
アピールだけ聞いていれば、セルフ・ブランディングの意識が高いと思われますが、実際はそうではなく大したこともないので「意識高い系」となるのです。ビジネス用語や難しい専門用語は実際一部の「意識の高い」人たちが使っている言葉を「意識高い系」の人たちはその意味すら知らず鵜呑みにしたり、模倣していることも多いと言われています。
意識高い系の特徴とは?
就活生からできた言葉ですが、最近ではスタバでMacを使うビジネスマンや、そこそこの年齢の団塊世代の人達から女子力アップに必死の女子達まで、様々な意識高い系がいますが、特徴は共通するものが多いです。典型的な意識高い系で見られる特徴を解説していきます。
やたら専門用語を使いたがる
必要でもない場でビジネス用語やある種の専門用語を(スキーム・エビテンス・コミットメント等)やたらと使いたがります。
ネットなどで覚えたビジネス用語や専門用語を普段からよく使うことがあり「しばらくは、こんなスキーム(簡単にいう計画の外来語)で行くから」や「その話のことなんだけどエビテンス(証拠、根拠を指すビジネス用語)は?」と友達の会話などでも使いたがります。ですが普通の会話でこんな聞き慣れない言葉ばかり使われると少しイラッとしますね・・・。
特に悪い事ではないのですが、言葉の意味をあまり知らずに使っていることが多く、大袈裟に表現してしまうその言葉の使い方を間違えて恥をかくこともあります。
過剰な自己アピール
意識高い系の人たちはとにかく自分を大きく見せることに必死です。周りの人から「良く思われたい」「高評価を得たい」「注目されたい」という欲が強いという特徴があり、本やネットなどで知り得た情報などを自分が考えたように話したり、SNS等のプロフィールをやたらと盛りいかに自分は凄い人間なんだとアピール。自分の武勇伝も語りたがりますがか事実より盛って話すので、まるで中二病の延長ともいえる過剰のアピールをします。
自分はこれだけ頑張っていることをアピールしたい為に、興味もないボランティア活動などにも進んで参加しますが、意識高い系の人はその活動をしていますという事が周りに知ってもらうために、SNS用の写メが撮れればそれで満足します。自分の投稿がいかに「いいね」が付くか、それだけを気にして行動している訳で、中身にはまったく興味がない、または理解していないことが多いです。
本当に意識の高い人は向上心によって行動をしていますが、意識高い系の人は評価を得る為だけに行動をしています。
人脈の広さをアピール
意識高い系の大好物であるのが「人脈」です。自分にはこれほどの人脈がある=人気者、注目されていることを周りにアピールしたがります。
TwitterやFacebookで知り合ったネット上の人達も自分の「友達」に含まれ、友達やフォロワー数を増やすことに必死になっています。その為いろんなところでコメントを残したり、フォロワー申請を必死にする一方でウザイと思われていることに気づかないところがイタいですね・・・。
少し有名な人が自分のコメントに反応を示してもらえたらそれは彼らにとってのステータスとなり、その日からその有名な人は「友達」というカテゴリーに入れてしまいます。
「Twitterフォロワー数○○人達成しました!」と、他人に知らせたところで別にどうでもいいような事も、意識高い系の人達にとったら自分の友達はこんなにもいるんだ!ということで注目を浴びて人脈の広さをアピールします。
でもその○○人の中の友達はほとんどはネット上で知り合って数回絡みをしただけの友達なので、実際の友達はごく少数の中に含まれていることが多いですね。
意識高い系の人はネットの世界だけではなくリアルの世界でも人脈作りに精が出ます。人が集まるようなイベントがあれば進んで参加して、自分をアピールしようと名刺を配ったり、目立つ人には媚びを売るなど必死ですね。
その際によく意識高い系の人がする発言が「え?○○知ってんの?それオレの友達」「○○辺のルートならオレに任せて」と名前を知っているだけで本当は知り合い程度なに自分の友達のように話すことも意識高い系の特徴です。
相手に対して上から目線
意識高い系の人はより目立とうと、相手の意見を聞きつつも「・・・でもね」と反対の発言をすることがあります。これだけでは悪いことはないのですが、意識高い系の人はオブラートのような話し方ではなく常に上から目線で物を言うので相手に不快な思いを与えかねません。
「でもね」という言葉はそれまで相手が話していた事を否定しているように聞こえる言葉なので相手によったらイラっとすることもあるでしょう。
また、「えっマジで?○○は絶対しておいた方がいいよ!」と、自分かお得、有利的な情報をもっているかのように話したりします。相手から聞かれなくても、「オレはこんなことも知っている」アピールで頼りになる人、知識が豊富という「いい人」を演じたいのでしょう。
目的は目立ちたいから、みんなに啓蒙的な話し方を内心人の為だなんて事は思っていないので相手に「何も知らないくせにウザイな」となるのです。
意識高い系は改善すべき?
これまで意識高い系の特徴について話してきましたが、人脈つくりに専門用語、上から目線ですが自分の知り得た情報を教えるなど、彼らも努力しているのは確かなので、イメージ的にあまりよく思われない意識高い系は果たして改善すべきなのでしょうか?
見習うべき点もあるかと思われますが、意識高い系が多く見られる学生や就活生はこのまま社会に出て行っても、知ったかの知識ではこの先通用しないでしょう。本当に知識がある人に馬鹿にされ、会社では後ろ指を指されない為にも、、意識高い系も改善すべき点を解説していきます。
直すべき改善点
言葉より行動
意識高い系は人からの評価を気にしたり、注目されたいことで本当はしてもいないような事を軽々しく発言します。
その為本当に頑張っている人からすれば「あいつ本当は何も知らない」とすぐに分かってしまいます。目的が目立ちたいという事でもどうせなら片足だけ突っ込むといった中途半端な事はしないで、貫いてみませんか?
やる前から人にベラベラ喋っていてはいつもと同じことなので、ある程度達成した時に打ち明けると周りの反応も「あいつ結構すごいじゃん」と注目されるようになりますよ。
自分の考えを押し付けない
知らない情報を教えてあげたり、自分の意見を言う事は良い事ですが、「自分はこうだから君もこうしなよ!」「でもね、それは方がこうした良いと思う」など、相手の気持ちを考えて少し思いやりのある発言を心がけてみましょう。本当に親切心とは自分の価値観を相手に押し付けることではありません。
あなたは良かれと思ったことでも不快に感じる人もいるので「ついつい言ってしまう」その前に相手の気持ちを考えるようにして、相手の意見にも耳を傾けるようにしてください。
人を見下さない
意識高い系に多く見られるのは、人を見下しているということ。しかし学生でも社会人になっても周りと協力すべきことはこの先たくさんあります。
人が集まってチームとなり組織となり初めてあなたが活躍する場ができるので、その友達・同僚・仲間にはいつも感謝の気持ちを持つ事が大事ですね。
本当に大事な仲間、友達を作る
友達の数を増やすためにネット上で繋がった友達は本当にあなたの友達ですか?その方たちはあなたが困った時に助けてくれる友達ですか?無意味にネット上で友達を作っても所詮ネット上の素性の知らない人です。
ネットという狭い世界で友達を増やすのではなく、目を合わせて笑い合える友達増やしてください。友達は量より質という様にあなたの本音をさらけ出せる友達ができると尚いいですね。TwitterやFacebookで何百人いたとしても、周りの友達はそれほど反応はしないでしょう。
反応があるのはあなたと同じ「意識高い系」の人たちで、反応の無い人は「人の友達の数なんて気にならない」「本当の友達が数人いるだけでじゅうぶん」と思っています。
まとめ
意識高い系の特徴や改善点などを解説しましたが、あなたや周りの人に思い当たるところはありませんでしたか?
日常の会話などでもビジネス用語や専門的な言葉で並べられると、少し引いてしまいますよね。さらにその言葉の意味を聞こうものなら、上から目線で物を言うという状態。本人はあまり意味を理解していないんですけどね。
しかし、人に良く思われたいと思う意識高い系の人は実は自分に自信がないのではないでしょうか。
評価されたいが為に行動を起こしたり、本当の自分より大きく見せたいというのは自信がないということ。あまり理解していない専門用語や嘘で自分の弱い部分を隠して本当の自分をさらけ出せないのでは?
本当の自分を受け入れて、「意識高い系」から「意識の高い」人になれるよう目標を「周りの評価」ではなく、何事もやり遂げるという目標に変えてみることが必要ですね。
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