誰にも会いたくないし、会社にも行きたくない時ってありますよね。昨日までは大丈夫だったのにある日突然に人と関わるのが嫌になる時はどうしたらいいのでしょうか?その事態を解消していきましょう。
人と関わりたくない時はどうする?
予定をキャンセルする
どうしても人と関わりを持ちたくない時には、まずその予定をキャンセルしてみましょう。
何もしたくない時に自分の気持ちを奮い立たせるために入れたお稽古や友人との約束、デートもとりあえず全てキャンセルしてみてください。楽しいはずの予定も、その日々をこなすだけになってしまうとどんどん心がすり減っていくような気持ちになっていきます。
これ以上、精神的にストレスをためないためにも予定をキャンセルします。
予定を入れないでみる
日々を充実した生活にするために1時間単位でどんどん予定を入れたくなる気持ちはわかりますが、意図的に予定を入れないようにしてみましょう。では予定が入っていない何も無い空白の時間は何をするのか?と気になりますよね。
何をするのかは当日の気分次第という状態にしておきます。今まで何も予定を入れないことなんてなかった人は、不安を覚えるかもしれません。その時間は積極的に自分自身を癒すことに集中しましょう。
のんびりしてみる
イライラしたり、気持ちが落ち着かない時には意識的にお休みを確保して、のんびりした時間を過ごすようにしていきましょう。何も考えないようにしたり、「〇〇しなきゃ」という気持ちを落ち着けることができます。のんびりすることも自分の仕事だと思うようにして、ゆったりした時間を過ごすようにしていてください。
でもそもそも何が原因で「人と関わりたくない」と思うようになってしまうのでしょうか?
人と関わるのが嫌な原因とは?
人と関わりを持つのが嫌になるのは、何かとても嫌なことがあるというよりも日々の些細なストレスの積み重ねなのかもしれません。「もうめんどくさい!」と漠然としたままにせずにあなたの心の中に感じている原因を追求してみましょう。
考え方の癖なのか、それともあなたが真面目すぎるからなのでしょうか?
相手の機嫌が気になる
あなたのしたいことはあるはずなのに、会社やプライベートでも誰かしらと会う機会があると、相手の感情や機嫌、リアクションは必ず目にすることになります。他人がどう思っているのか気になって、本当はあなたがしたいことができなかったり、抑えられてしまうと、それだけで気持ちが暗くなったり、ストレスを感じるようになります。
相手を思いやるような行動や発言は重要ですが、それに過敏になってしまう場合はあなたにとって害になっていることを自覚していきましょう。
批判や否定を恐れるようになる
他人の目が気になるのがひどくなってくると、表情や顔色が気になるだけではなく、発言の内容も気になってきます。批判をされたらどうしたらいいんだろうと思うようになると、褒められること以外を受け付けられなくなります。
否定されることをびくびくしたり、相手が何を言うのか不安な気持ちになったりすることが毎日のように続いていくと、それが負担になってストレスになっていきます。
自分が劣っているように感じる
他人と比べると、あなたがすぐれているものを見つけられて、優越感を得ることが出来ます。でも誰かと接することでネガティブな気持ちになって、自分の劣っている部分にばかり目が行ってしまう人もいます。他人と会うことで、自分の短所や気に入らないところ、好きじゃないところや、他人よりも劣っているところばかりが気になるようになります。
でもそういった現象はなぜ起こってしまうのでしょうか?それはあなたが素晴らしいかという判断基準を自分の中に持っているのではなく、他人の価値観に委ねていることから始まります。
なぜ他人の価値観が気になる?
他人の価値で自分を決めていないか?
人の意見を気にしたり、表情や評価を気にするのは、他人の価値観によって自分自身の価値が決まると思い込んでいるからです。
もしあなたが自分自身の価値観で生きていたら、あなたの思ったことや発言に誰かが何かコメントをしたとしても、「他人は他人で、私は私」と割り切って話を聞くこともできます。きちんと一線を引いているので、誰かのコメントに疲れたりすることもありません。もし他人と意見が合わなかったとしても、それはそれとして受け止められるようになります。
他人がどう思うかということに重きを置いていると、あなたがどうあるべきかということが他人から決められているような気分になります。「あなたは〇〇すべき」という他人の価値観や評価に縛られて生きているからしんどくなったり、辛くなったりするのです。
他人はあなたのことをそこまで思いやって発言していないかもしれません。完璧に満たされることのない他人の価値観に振り回されるよりも、あなた自身の感じたことや信じたこと価値観に従って生きていく方がずっと気持ちは楽です。
それは「〇〇すべき」ということに縛られずに「私は〇〇したい」という気持ちに沿った生き方を選ぶということなのです。では具体的には、他人軸から自分軸に変えていくにはどうしたらいいのでしょうか?
自分軸にしていく方法とは?
今までのルールを許してあげる
長く他人からの評価によって生きてきたのであれば、それを自分の価値観に持ってくるのはなかなか難しいかもしれません。
他人の価値観で「こうしなければならない」というところから、そのルールを守らなくてもいいという許可を自分自身に出してあげることから始まります。
例えば「毎日お稽古事にいかなければならない」というルールを自分に課していることで気持ちが苦しくなるのであれば、「しんどい時にはお休みしてもいい」と許可を出せるようになりましょう。あなたが思うよりも、他人はあなたの几帳面さは求めていません。相手を大切にしようとすることは、自分自身を犠牲にすることとは異なります。
許せないあなた自身を許してあげる
まずはあなた自身のことを許せる人になってあげてください。一つ一つ許せるようになってきても、最後に何かのこだわりが捨てられなくて、許せない部分が出てくるかもしれません。そうした時には「許せない自分自身」を許してあげてください。
何かを否定することは簡単ですが、受け入れて許可をするということは今までの自分の信念がなくなってしまうようで、怖いかもしれません。でもそれも含めて許してあげることによって、ずいぶんと心が軽くなります。
自分のスタイルを崩していく
今まで真面目に忠実に他人の評価を気にしてしてきたあなたのスタイルを崩していくようにしましょう。もし他人の評価を間に受けすぎていたのなら、「間に受けずに心で感じたことを口に出してもいい」と少しずつですが、確実に崩していくようにするのです。
空気を読んで人の話に口出しをしなかったのであれば、空気を読まずにあなたの思ったことを長く話してみてもいいのです。ずっとあなたが怖れて出来なかったことや、しなかったことを実践してみると、何でそんなに怖れていたのかわからないくらいに些細なことにこだわっていたのだと気づくようになります。
自分の気持ちを感じ取る
あなた自身の中でも小さな勇気によって起こした行動が、どんな風に自分自身に影響していくかも感じることができます。また他人からも今までとは違ったリアクションが返ってくるでしょう。
心が軽くなって、あなたらしい状態になっても理解しようとしてくれたり、楽しい時間を共有できる人だけを友達として選べばいいのです。
完璧主義にならない
物事を始めようとしても最初から完璧にこなせるわけがない、ということを念頭に置いておきましょう。結果をすぐに求めずに完璧主義にならないこと。もし長年携わってきたことに完璧に向き合いたいと思っても、あなたがやりきりたいと思うのか、それとも誰か他人の価値観によって「やらされているのか」をはっきりさせてください。
100点満点しか認められないものは、世の中にはそれほどありません。資格の勉強であっても、合格点を満たせばいいのです。合格点が7割なのか8割なのか、それとも半分以上正解していればいいものなのかは、ものによりますが、どこか間違ったりしても大丈夫なのです。その余裕があっての基準を満たせばいいと思うだけでも気持ちはぐっと軽くなるでしょう。
人と関わりたくない時にしたいこと
自然や動物と触れ合う
これ以上誰かに会いたくないし、関わり合いを持ちたくないと感じた時には、自然の豊かな公園に行ったり、山登りなどの自然の中で運動ができるものや、動物と触れ合って心が穏やかになるような時間を意識的に多めに取ってみてください。
ささやかな幸せを感じて、心が柔らかくなっていくのを感じられます。
読書をしてみる
過去の賢人たちが同じような時にはどんなことをしたのか、他人の口から聞くとイライラしてしまうかもしれませんが、本にまとめてあると意外とすんなりと受け止められるかもしれません。
図書館や本屋さんにいって、目に止まる本を立ち読みして、心に響きそうなものを何冊か読み切ってみてください。同じような状況の時にどんな風に乗り越えたかがわかれば、読み終えた時には心に勇気や希望が湧いてきていることでしょう。
参考サイト:人と関わりたくない理由と人間関係の煩わしさを解消する方法
まとめ
自分の心が何らかの原因で「人と関わりたくない」と思った時には、もうそれ以上無理をしないこと。
誰かに会いたくないと感じるほど、すでにあなたの心は病んで疲れてしまっているのです。原因を追求して、こわばった心を意識的にほぐしていくことによって、気持ちは少しずつ落ち着きます。どうにかしなきゃと焦ったり、予定をさらに詰め込もうとすることは逆効果です。
働くことも重要ですが、それと同じくらい心と体を休めることも大事です。最近休みことを怠っている場合には、これを機に休みを取ってみませんか。