人生をやり直したいと思う時の対処方法は? どういう風に考える?

人生をやり直したいときって、どんな時でしょうか?仕事がうまくいっていない、上司に叱られた。または大好きな人と別れて、別の人生だったらもっとうまくいっていたのに、と悔やんでいたり。

どんな人も一度は通る、もがき苦しんでいる時にふと頭に浮かぶ【人生をやり直せたらな】という言葉。実際大なり小なり人生をやり直してみたという人も多くいると思います。今やり直してもいいのか、それとも時期を見た方がいいのかを考えてみましょう。

人生をやり直すときに考えたいこと

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人は壁にぶつかった時にふとこの人生をやり直せたらなと思う生き物です。どんな時に頭をよぎるのでしょうか?

人生をやり直したいと思うとき

やり直したい人生のどこを切り取ろうと思ったのでしょうか?昔にタイムスリップしてそこからやり直したら今と違った人生になっているのでしょうか?

それとも、全く違う道を選択したことでやり直せるのでしょうか?

前者ならたとえば学生時代もっと勉強していれば今と違った道を歩んで、バリバリ働いていたのにといったこともありますね。その場合やり直したい原因というものは【仕事】となります。

では後者だとどうなるのでしょうか?

人にはある時ある時でターニングポイントというものが置かれていて、その時の選択で後々の人生が大きく左右されたりします。例えば結婚。こればかりは選び間違えるととんでもないことになります。でも、ああ、あの時この人ではなく別の人を選んでおけば..と思う時はなきにしもあらずですね。この場合すぐにすぐやり直しを考えるより修復ということが頭をよぎります。

やり直したいと思った原因は

やり直したいと思った原因、もしかしたら一つではなく、二つ三つあるのかもしれません。

人間様々な要因で心が疲れていたりするものですから、あれもこれも全部人生をやり直したら全て変えられるかもしれないと考えますよね。

大きな括りと言えば、前出の【仕事】であったり【結婚】。結婚はすぐにすぐやり直せるかと言えばそう簡単には難しいものですが仕事だと思い切って転職、という方法もあります。

このあと、人生をやり直すという意味合いや方法を載せていきますが、何かを大きく変えるというのは生半可な気持ちでできるものではありません。

やり直したい原因を一つ一つ挙げていってみましょう。

人生設計のプランを考えてみる

恐らく中高生の頃に、いくつで結婚をして子供が生まれて会社で云々とこれからの自分の人生を考えようといった授業があったかと思いますが、その当時に描いた人生設計と今はどうでしょうか?

なかなかその通りというわけにもいかないでしょうけれど、人生をやり直したいと考えたときに何もかもを劇的に変えてしまっていいのかどうかを、再度考えてみましょう。

変えるというのはある意味捨ててでも、という意味でもあります。新たに人生設計のプランを考えるというのはこの先ちゃんと仕事にも就けて生活も出来て、変えていく事柄に責任を持てるのか、ということです。思い描いた人生が実現可能かどうかを考えるというのはとても大事なことです。

今いる場所をすっぱり変えてみる

先ほどの人生設計のプランを変えてみる、のところでも書きましたが全てを変えるという大それたことは出来なくても、今いる場所を変えてみるだけでも人生が変わったかのように生き生きしてくる場合もあります。

【引越をする】というのも有効ですし、【仕事で異動を願い出る】という方法もあります。

自分の住まいを変えるというのは、自分のテリトリーを変えるということ。コロコロと変えてしまうと落ち着くものも落ち着かないですが、人生をやり直したい、もしかしたら住んでいるところを変えると何かが変わるかもしれないと思う時は引越しを考えてみるというのもありです。

仕事でも今いる場所を変えてみるという意味で、異動を願い出るという方法もあります。転職という方法もありますが、それはまた具体的に次へのビジョンが出来上がった時に行動を起こすという方が有効です。仕事でやり直したいと感じた原因のほとんどは人間関係ということも言われていますので、部署を変えることでまた違った人間関係を作り上げていけるのではないでしょうか。

旅に出てみる

昔は傷心で旅に出る、などよく言われていましたが、思い切って違う世界を覗くように旅に出てみるのもいいかもしれません。

旅先で違う世界を見て、様々な人と出会い吸収するというのは人生においてとても意味のあるものです。よく世界に出ると自分がちっぽけなのが良く分かると言います。

そうなると、今いるこの場所で人生をやり直したいと思っている自分をもう少し見直してみようという気が起きるかもしれません。大きな世界に出てみるというのも選択肢の一つにしてみるといいのではないでしょうか。

誤った人生のやり直し

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人生のやり直しと一言で言っても、実はそういう見方でのやり直しはダメ、というのがあります。また、やり直しをすると言っても何が根本的に必要なのかをまとめてみました。

マスメディアに踊らされていないか

よく、リタイアした後の生活ということで海外での生活などをTV番組で放送されていたり、ちょっといい生活をしている人のドキュメンタリーなども語られています。

またネット上でも本当は水面下で足をもがいている人でも、一見優雅な生き方をしている人もいます。

人生をやり直したいと最初に思ったきっかけがもし、そういったマスメディアからの発信なら、表向きな部分でしか判断できていない、ということではないでしょうか?

何かに感化されて行動を起こすと必ず思っていたものと違っていて壁にぶち当たるものです。

目に見えるTVやネットの中は人が見ていいと思う部分が大半です。そういったマスメディアには踊らされないようにしなければなりません。

自分の本心は

人生をやり直したいと思う自分の本心はいかがでしょうか?

やり直すことでのリスクも覚悟できるほど気持ちは固まっているのでしょうか?

やり直したいと思っている時は、周りの人がすごく頑張ってて羨ましくなり、と思ってしまうことがあります。人生をやり直したいと思うぐらいに苦しんでいる時ならなおさらです。

隣の芝生は青々していてまぶしいと思うこともありますが、実際は芝生を保つために肥料をやり雑草は抜き、水をやっています。その苦労は本当に大変な思いをしたことのある人にしかわかりません。

自分の本心はその苦労を背負ってでもやり直しが可能なのかどうか…。それを今一度考えることが大切なのではないでしょうか。

人に対して恩を感じることができるか

人間は他人に対して恩を感じ、その恩を返すことが出来ます。感情であり心を持つ人だからこそ、決して忘れてはならないことです。

人生をやり直したいと思った時に、人に対して憎しみや恨みを持ったことがきっかけでやり直したいと思った場合、人に感謝するという行為は容易ではないと思いますが、人に感謝するという気持ちを忘れてはいけません。

人生をやり直すのはあくまでも自分自身で決断したこと、また配偶者や子供がいる場合はよくよく話し合って決めることです。絶対に人への恨みつらみを増幅させてのやり直しはしないようにしましょう。

そういったマイナス因子の感情は捨てたうえで岐路を考えるようにしないといけないですね。

人生をやり直す方法

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人生の中で幾度かあるかもしれない、やり直したいと思うターニングポイントが果たしてその時なのか、時期尚早なのか、また手順も考えてまとめてみましょう。

魅力的な人間に

人生をやり直すなら、自分を変えるということがとても大事になってきます。

環境を変えるだけではなく、自分自身の中も大きく変革しないとまた同じところで躓いてしまったりします。

そのためにはどうすればいいのか。それは魅力的な人間になることです。容姿がどうのというよりも自分の考え方、価値観も大きく見直すということです。今までの自分とは違う何かを模索しながら頑張り続けるという人は素晴らしく、人としての向上心が垣間見えてとても魅力のある人になっていくはずです。

そしてまた魅力ある人には必ず素敵な人が集まってきます。人間関係が大きく変わってふんぞり返るのではなく、上を目指していく。

何も変わらない、何もしない人には誰も投資などしてくれませんし惹きつけられもしません。

自分にとってプラスとなる人、切磋琢磨できる人が引き寄せられることで自分自身も変わっていくはずです。

やり直した後の人生を思い描く

人生設計のプランを考える、でも書きましたが具体的なビジョンなくしてはやり直しはできません。やり直した後の生活は、生き方は、また家族がいる場合はどうするのか、という課題が山積します。

人生のやり直しは自分だけではなく、周りにも影響を与えるということも前提に動かないといけません。具体的にイメージしてこれでいけるとなると行動に移すというプロセスになります。

行動を起こす

自分がやり直すチャンスが出来たのでしたら、行動を起こしてみましょう。

自分自身も生まれ変わった気持ちでやり直してみましょう。ただ、行動を起こしたことでやはりこれは違う道かもしれない、と思った時は再度レールを敷きなおせるかどうかはやり直した事案の大小もあるかと思いますが、最初は戻れないのだからと腹をくくることも大事です。

人生は一度きりなので、自分の信じた道なのかを何度も何度も問うてみてから、進むべきかどうかを判断してみましょう。

まとめ

人生をやり直したい、いかがでしたか?

人間一度は、ああ人生やり直せたらなぁとか、いくつの時に戻ってみたい?などと話をしたりします。それぐらい自分の生きているこの場所以外に幸せがあるかも、とかもっとやりやすい場所があるのかも、と思いがちです。

やり直したいと思ったところから行動を起こすまで、それもまた簡単なことではありません。

もしかしたらやり直しするまでもなく、やっぱりこのままでいいわと思い直すこともあるかもしれません。気が付いたらその方が良かったり…。

人の人生はその人だけに与えられた特権であり、その人しか生きられない舞台でもあります。やり直すにしても留まるにしても、人生を謳歌していけたらいいですね。