一生、一人の人を愛していくことを誓う「結婚」。少し前のデータではありますが、日本人の平均初婚年齢は、2012年で、夫が30.8歳、妻が29.2歳となっています。晩婚化が進んでいるとはいえ、大体30歳くらいで結婚してもまだまだ人生は長い。その間で一人の人にだけに集中し、他の人を好きにならない自信はありますか?
よく、不倫や浮気をテーマにした小説やドラマはありますが、そのストーリーに共感する人もいるでしょうし、そのドキドキ感に少しの憧れを持ってしまう人もいるでしょう。
結婚していてもなぜ、人を好きになってしまうのでしょうか?そして好きになってしまったらどのように回避したらいいのでしょうか?
なぜ既婚者も恋をしてしまうの?
なぜ人を好きになるのかってそんな人間の自然現象を問い、はっきりとした答えを見つけ出すのは難しいことです。人を好きになる気持ちはとっても素敵なことですよね。ただし、結婚しているというだけで、他の人を好きになることは罪であることに感じられます。
ここでは、一生の愛を誓った奥さん、旦那さんがいながらも他の人に魅力を感じてしまう場合をまとめていきます。
刺激を求めて
いくら仲が良い夫婦であっても、浮気している人っていますよね。仲が悪くて家庭内離婚状態の夫婦が別に愛人がいるのは、理解しやすいですが、仲が良い夫婦が愛人を持つ時はズバリ、刺激を欲している時です。
結婚相手とずっと生活しているわけですから、一緒にいるのが当たり前の生活になっていますよね。そんな中、非日常を味あわせてくれる人が現れたらついついいけない方向へ走ってしまいそうになります。そんな人に魅力を感じてしまったり、こっそり秘密の恋愛をしているドキドキ感にはまってしまう人が多いので要注意です。
マンネリ化しないように、仲の良い夫婦であっても、たまにはドキドキするようなことをしてみたり工夫が必要ですね。
安定しているからこその火遊び
愛人は愛人でしかなく、ただの遊び相手です。奥さんや旦那さんには敵わない場合が多いのが現実です。もう結婚し、家庭を持っている、いわゆる安定している状況にいるからこそ家の外で自由に遊んで、十分に遊んでは家に帰るというような人は多くいます。帰る家があるからこそ自由で入れるのでしょうね。
さらに既婚者を好きになってしまう要因の一つとして、既婚者は余裕があり、そこに魅力を感じてしまうという場合もあるようです。
結婚が早い職業としてよく挙げられるのは、警察官、消防士、医者、自衛官などですが、同時に浮気している人が多いと言われる職業にも挙がってきます。安定している職業であるため結婚も早く、仕事と家庭、ともに安定していながらも仕事内容としては命に関わったり、精神的にもハードな部分もあるため、家庭の外にも癒しを求める人が多いようです。
いつまでもモテていたい!
結婚したって、いつまでも女として扱われていたいし、男だっていつまでも男でいたい!その気持ちはずっと続くものだと思います。カップルとしてではなく、夫婦として、家族としてしかパートナーを見れなくなっているようになると、なかなか昔のような恋人として、異性としては見れなくなります。
異性としての関係を誰かと築きたい、異性としての魅力を感じて欲しいと思った時に家の外に気持ちが向いてしまうようですね。そして彼女彼氏がいると自分は異性として魅力がある、モテていると感じることができるため優越感に浸れるのも浮気をしたくなる要因となっているのでしょう。女として、男として輝き続けるためにも恋愛し続けることは必要なのかもしれません。
既婚者に恋をしてしまったらどうしよう!?
いつどんな人が自分の恋愛対象になって、好きになってしまうか分かりません。偶然好きになってしまった人が既婚者だった場合、この気持ちはどこに向ければいいのか。
いけない恋だとわかっていても好きになってしまった場合、このまま強行突破して不倫をしてもいいのか。既婚者に恋をしてしまうほど辛い恋愛はなかなかありません。気持ちが深入りしてしまう前に、対処法を押さえておきましょう。
相手の奥さんの立場になって考える
まだ深入りしていない、最初の段階で冷静になって考えましょう。自分に愛する旦那さんがいて、旦那に愛人がいたらどんな気持ちかという基本的な道徳基準で考えてみましょう。自分がされて嫌なことは、人にはしない。自分がしたことはいつか帰ってくるとでも思っていたらなかなか不倫に踏み入れることはできませんよね。
誰が幸せになれるのか?
不倫だなんて、一瞬の楽しみであり、儚いものです。その時はお互い楽しんでいても、結局、誰も幸せになり得ないのです。既婚者は結局は自分の家族を守ります。不倫をされて既婚者の配偶者・家族は苦しみますし、当事者も苦しむことになるのです。
幸せになりたいのなら、一線を引くべきです。好きになった人と離れるのはとても苦しいですが、相手が既婚者ならば早めに離れてしまった方が自分のためです。もしも結婚願望があるのならば、不倫の期間はとても勿体無いです。
法的に考えてみる
もしも不倫がバレたらどうなるのでしょうか。好きな人と一緒に入れなくなるという簡単な問題だけではありません。不倫は立派な法的な罪になるのです。
それが、慰謝料。不倫相手にドンっと請求がきます。この慰謝料に明確な基準はないと言われています。その時の夫婦間や環境などによっても大きく金額が変わってきます。
ある判例によると、離婚も別居もすることなく、夫婦関係を続けていくような、単に浮気をしただけの場合は50万円~100万円、別居に至った場合は100万円~200万円、離婚に至った場合は200万円~300万円と言われています。大きく金額に差がありますが、損害の大きさによって金額も比例して変わってきます。もし裁判で長く争うことになったらその裁判の費用や弁護士への報酬など、慰謝料以外にも出費は多くなります。
こんな大金、本当に払えるのでしょうか。分割でもコツコツでも払わないといけないのです。既婚者の家族のために払い続けるのは精神的にもキツイですよね。
信頼できる友達に相談する
自分が信頼している友達なら、必ず反対してくれます。本当の友達ならば、本人の気持ちも受け入れてくれるとは思いますが、不倫にならないように引き止めてくれますし、叱ってくれるでしょう。自分の好きという気持ちも大切にしたいところですが、自分には本気で叱ってくれる友達がいると思えると、不倫することにも少し戸惑うでしょう。
そんなに信頼できる友達はいないという方もいると思います。そのような方は、他人事の話として親に話してみたりするといいでしょう。なんとかして客観的な意見を聞いて、盲目になっている心を落ち着かせてみましょう。
他に好きな人を探す
これが一番いい方法です。過去の恋を忘れるには新しい恋、と言いますよね。もっといい人がいるはず、何も既婚者をわざわざ好きになって辛い思いをしなくてもいいはずです。
新しい出会いの場に行ってみたり、婚活パーティでもいいでしょう。新しく異性と出会うことで、徐々に既婚者への思いも薄れていくでしょう。本当に自分を幸せにしてくれる人はどんな人なのかを考えて、新しい素敵な恋愛をしていきましょう。
それでも好き!諦められない時の心持ち
恋は盲目です。相手が既婚者でも、それでもいい!辛い時があっても、自分が二番目であって一番ではないのはわかっているけど、一緒にいたい!、自分の心に嘘はつけない!と思う人もいるでしょう。だから浮気・不倫が多いのです。
もう諦められない人は時がくるまで(別れに至るまでの期間)どんな気持ちでいたらいいのでしょうか。
自分も遊んでいるんだと開き直る
既婚者である相手もきっと遊びです。相手が遊んでいるのなら、自分も遊んであげてるくらいの気持ちでいましょう。その方が深入りしすぎることなく、気持ちも楽になれますし、他の異性にもアンテナを張っていられます。
開き直れるくらいなら諦めることもできるかもしれませんが、ただ寂しくて一緒にいたくなってるだけ、癖になっているだけという人もいると思いますので、そのような人は遊びであると思っておきましょう。ただし、本当に遊び程度で止めておかないと法的な問題や大きな問題になる恐れもあることを肝に銘じておいてください。
そこには本当の愛はあるのか?
まれに既婚者の人を奥さんから奪って結婚するという略奪愛もあります。本当にまれなケースではありますが、事実上結婚しているだけで別居状態である既婚者もいるわけですから、気持ちが本当に愛人に向いているパターンもあるのです。
本当に自分だけを愛してくれている人もいれば口先だけだったり、平気で嘘をついてくる既婚者もいます。本当の愛はどこにあるのか確かめましょう。お互い、本気で愛し合っているのならもしかしたら一生に一度の大恋愛なのかもしれません。
まとめ
どうして不倫してしまうのか、もし自分がその当事者だったらどうしたらいいのかを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。結局は皆、人間は恋愛していくものです。おじいちゃん、おばあちゃんになったって恋愛はしていいし、ときめいたっていい。大切なのは、本当の愛はどこにあるのか、誰と生きているのかを考えることができるかです。
恋する自分の気持ちは大事にしていいです。しかし、自分勝手になってはいけません。相手のことや相手の家族、または自分の家族のこと、周りにいてくれる人のことを考えたら自分の立場もはっきりしてきます。
人、立場をわきまえて、お互いが幸せになれるような素敵な恋愛をしていきましょう。
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