勉強にも仕事にも集中しなければいけない時ほど、なぜか他の所に目が行ってしまいます。今のご時世スマートフォンやPCで情報が網羅され、気が付くとそちらに手が触れてしまう。ついつい、が数分数十分にもなり得て結局進むはずのことが進んでいなかったり…。
そんな注意力が散漫になってしまう時の為の、効率よく処理する方法と集中力が欠けてしまった時のコツをお教えしたいと思います。これであなたも時間内に処理できる人になれるかも!
集中できない人の代表的特徴
集中できない人によくある代表的な特徴とは?意外と誰にでも起こりうることかもしれません。
細かく計画を立てるのが苦手
まず、細かく計画を立てるのが苦手だという人、当てはまる人は多くいると思いますが元々の性格が行き当たりばったりだったり、見切り発車で行動していることはないですか?細かく計画を立てるということは、自分の中で整理するためにはとても必要な作業です。
まず集中できない時、時間が一瞬ダランと過ぎていくことを感じたことがあると思います。集中できない時にリフレッシュできていればいいのですが、ち密に計画を立てていないことで、後々になって時間が無い、締め切りまでギリギリということがあります。
それでは時間という二度と戻らないものを無駄にしてしまった恐れがあります。これから時間の作り方も載せていきますので見ていきましょう。
ギリギリにならないと動けない
よく、「尻に火がつかないと動けない」と聞きますが、まさにこれですね。期限の決められたことに対して、まだ期間があるし大丈夫だろうと高をくくっているとギリギリに焦ってしまう悪循環。これは特にビジネスマンだと良くない傾向です。
作業如何で対価が発生している場合、時間にも余裕があったのにギリギリにならないと提出できない書類や納期を守れない商品などあっては信用にも関わります。
常に前倒しして作業を効率よくこなすことが大前提となります。後回しやギリギリに動いてしまう癖は早めに改善しておくべきです。
作業中関係ないことを考えてしまう
勉強であっても仕事であっても、途中で妄想に近いことを考えてしまうことはないですか?
それも今現在行っていることとは全く関係のないことを考えてしまう。これは一旦脳がそちらの意識に飛んでしまう傾向があります。脳は常に処理を繰り返しており、人間が思った以上に器用には動いてくれません。どちらかに集中してしまうと、今やるべきところに脳が働いてくれなくなります。一旦他のことを考えてしまうのをやめる努力をしましょう。
もしどうしても関係のないことを考えてしまう場合は次に「集中するためのポイント」を載せますので参考にしてください。
集中するためのポイント
効率よくするにしても、具体的にどう実践すればいいのかわからない時もあります。
集中するためのポイントはそれぞれ癖付けする訓練が必要です。そのコツをお教えします。
シングルタスクでモノを考える
人は作業が重なってくるとマルチタスクでモノを考え、動いてしまいます。確かに作業に慣れている人なら頭で考えるより先に体が動いていることもありますが、慣れていない間は頭だけが一生懸命働いています。でも脳にも処理能力がありそれを越えると、何をしなければいけないのかさえ分からなくなるときがあります。
そんな時のために、シングルタスクでモノを考えます。要はシンプルに脳の中を整理すること。あれもしないとこれもしないと、ではなく今しなければいけないことだけを目の前に置いて意識をそこだけに集中させましょう。
実は人間はある作業から別の作業に移行した時、次の作業に慣れるまでにタイムラグが発生します。人によって様々ですがそれは平均30分は必要だと言われています。
それも鑑みてまずは一つの作業だけに神経を集中させましょう。次の作業のことは次に考えるようにすれば集中力がそこだけに向かいますので効率も上がります。
やるべきことを明確に表す
例えば学校の授業ではカリキュラムが組まれており、その中で単元が事細かにくくられています。それは生徒に教える順序としてある程度決められている進度でもありますが、仕事でも同じことが言えます。自分がやるべきことを自分で明確に書き出してみること。順序も考え出来上がるまでの過程をカリキュラムとして立ち上げてみましょう。
やるべきことを可視化することで今何を始めないといけないか、ということがわかります。
集中ができない理由の一つに、どこからどう始めていいのかわからない、どこまでいっても終わらない焦燥感なども関係しています。そうならないためにも書き出してみることが集中させるためのコツとも言えます。
時間よりも量で見る
これも癖付けの一種ですがよく15:00までに終わろう、と時間でやるべき作業を刻んではいませんか?残りの作業は次の時間に残してしまう場合もあります。確かに時間に左右されてしまいがちですが、時間で刻むよりも、まずは今日はこの作業を必ず終わらせる、と作業量で測るというのが集中力を切らせないコツでもあります。
時間で刻むと時間が気になってしまいます。でもここまでは終わらせる、と時間ではなく作業で見る癖をつけるとその作業だけに集中できるのです。
時計を見ない、目の前のことだけに意識してみましょう。
タイムスケジュール(時間簿)をつけてみる
1日のタイムスケジュールを前日に決めておくことはとても大事です。前に出てきたように作業を時間で刻むのではなく、1日の全体感を見て効率よく動けているかを確認するために行うものです。そして大事なのは、1日が終わった後に実際はどんな時間帯で動いていたのかを見ること。
細かく見ていると集中力が切れてきた時間も思い出すかもしれません。その前後にはどんな作業をこなしていたのかを思い出してみてください。意外にも頭いっぱいになってマルチタスクで複数の作業に躍起になっているのかもしれませんね。
同時にやることで一見効率は良さそうに思いますが、集中力が持たなくなります。
一番重要な課題を一番最初に仕上げる
なかなか重い作業は思い切りが必要で、重要な課題となるとなおのこと地道にこなしていかないといけない作業が多い。
確かに楽な作業を先にしてしまえば、あとはあの課題だけという気持ちが楽になるという利点はあります。でも下手をすればそれが気の緩みになり、途中で集中力が低下してしまうこともありますよね。恐ろしいのは楽な作業をし終わった時点でやりきったと勘違いしてしまうこと。集中できない人には、ちょっとした作業もすごく仕事をした!という感覚が生まれてしまうことです。
ですので、朝一番からでも重要課題から手を付けることがポイントです。そして次の作業のことや関係のないことで頭を働かせないようにしましょう。
集中力を高めるためには
集中するためのポイントは作業の効率を図るためのコツですが、ここからは集中力を保つために何をすればいいのか、ということを述べていきます。
ポイントは真逆なことをする、です。
呼吸法でリフレッシュ
途中途中でやってしまうと、次の作業を開始するときにまた集中できなくなってしまいますので、まとまった休憩の時にやってみましょう。
- まずは背筋を伸ばして座ります。背中と腰はまっすぐ他の部分には力を入れない
- 鼻から空気を吸い、口から吐きます。その際体の細胞が活性するのを意識してお腹に空気がいっぱい入っているのを確認して吐き出しましょう。
- その間は仕事や他の雑事のことは一切頭には置かずに、無になれるようにしましょう。
呼吸というのは非常に大事で、脳と体を一時リセットできるほどの力を持っています。日頃仕事や家庭のことでゆっくり深呼吸、なんてことも出来ない人が多いと思いますが、何も考えないようにしてゆっくり上記の呼吸法をしてみると、体の中心がスッとすると思います。
全く別のことで体を動かす
仕事に集中できるかどうかは、意外にもデスクワークか体を動かす仕事かで度合いは違います。体を動かす作業は集中しないと怪我に繋がることもありますし、デスクワークに比べて集中力は高まる仕事です。
ではデスクワークでの集中力切れはどうすればいいのでしょうか?これもまとまった時間が必要になりますが、体を動かすというのも大事です。某有名IT企業などは社内に社員たちが体を動かすようにとプレイルームを設置しているのでもわかりますが、アイデアはデスク上だけではないということだと思います。
集中させるためには、途切れないようにどこかで気を抜くことが大事です。それが体を動かすことなんですね。ただ動かし過ぎると次の仕事、勉強に支障が出ますので程々にしましょう。
まとめ
集中できない時の対処法いかがでしたか?
日頃からの癖付けと習慣も大事で、何より脳はそこまで処理能力を求められると集中力を切ってしまいます。シングルタスクでシンプルに作業を進めること、時間で区切らずにここまでの作業をやりきると決めてやること、先に重要度の増している課題をこなすこと、集中力を高めるにはまずリセットすること。
そしてまた、オンとオフの切り替えが上手になると、自然と集中しなければならないときにガツンとできるようになります。
仕事のデキるひとというのは、オフの時は思いっきり楽しんでオンに切り替わるとそちらに集中できる癖がついています。会社内や学校でデキる人を見つけたら、その人がどんな風に一日を過ごしているのを見てみるのもいいかもしれません。
人から得るものはとても多く、自分にとってもプラスになることも多いのです。集中できない自分を嘆くより、一つ一つきちんとこなすことで慣れにもなり体がちゃんと動いてくれるようにもなります。無理に頭に詰め込むことは集中させられない最大の原因。
自分の処理能力と上手く付き合って、デキる男デキる女を目指していきましょう。
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