自意識過剰とは?意味や特徴、克服方法を紹介!

いつも周りの人の視線が気になって、どう思われているか不安になってしまう。行き交う人の中でも、目が合っただけで自分の着ている服が変だから見ているんじゃないかと思ってしまう。

と言った事に心当たりがある人はもしかしたら自意識過剰なのかもしれません。自意識過剰と一口にいってもと、今話題のこじらせ系の女子や、男性でいうとナルシストと呼ばれる人達から、うつ病に発展してしまうものまで様々です。

今回は自意識過剰な人とはどんな特徴があるのか。また、その克服方法もご紹介していきたいと思います。

自意識過剰な人の特徴

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人前で話をするとき極端にあがってしまう

いわゆるあがり症です。例えばプレゼンの発表のとき、ちゃんと準備をしたはずなのに人前に立つと何も考えられなくなってしまう。質問されても声は聞こえるのに頭がまったく回らずとんちんかんなことを言ってしまうなど、あがり症の人は人前に立つのがとにかく苦手です。

しかし、それはなぜかというと、普段の自分以上のものを見せようと無意識に思ってしまうからです。そこに自信と能力が伴っていれば問題ないのですが、この自分を良くみせたいという意識だけ一人歩きしてしまうと人前で極度にあがってしまいます。要は自意識過剰なのです。

否定的な言葉を聞くと自分に言っていると思ってしまう

自意識過剰な人は、「むかつく」「サイテー」「きもい」「うざい」などの言葉が周りから聞こえてくると、自分のことを言っているのではないかと不安になってしまいます。

自分の知っている人はもちろん、電車などで聞こえてくる悪口などにも反応してしまう場合も。

常に自分が見られている意識

街を歩いていても、人と目が合うと自分の事を見ていると思ってしまう人です。そしてそれは自分が変な恰好をしているからだとか、変な顔をしていたからではないかとか思ってしまいます。こうしてちょっと外に出るだけで疲れてしまいます。

通行人はただ前方を見ていただけです。あなたに注目していたわけではありません。

周りに評価されるかが基準

自意識過剰な人は極度に他人の評価を気にするのが特徴です。ですから、自分が下してきたと思っている決断も、周りが評価してくれているか、うらやましいと思ってくれるかが基準になっているので、本当の意味で自分で選ぶことができていません。

このような習慣がつくと、自分が本当は何がしたいのが、どういう人が好きなのかもわからなくなってしまい、他人が評価してくれないと感じると途端に不安に感じてしまいます。自分の自信が育たないのです。

私だけ太っている

これは女性に多いのですが、太っていないのに自分のことを太っていると思ってダイエットに夢中になったり、周りにいる細い人達を見てはため息をついてしまうような人です。

こういった自意識過剰の人の場合、痩せてきれいでいないと自分には価値がないと思ってしまっています。ひどくなると拒食症にもつながる恐れがあるので、周りの人がそのままで十分魅力的であることを伝えてあげることが必要になります。

無口になる

自意識過剰な人で、意外にも多いのが、何人かで話しているときに無口になってしまうことです。なぜかと言うと、自分の言った事がどう思われるかが気になってしまい、結局発言することができなくなってしまうからです。

もしくは自分の素を出してしまうとみんなに嫌われるのではないかと思い、しゃべっても当たり障りのないことしか言えないという人も、それは自意識過剰の可能性が高いです。

参考サイト:自意識過剰な人の行動4つ

自意識過剰の克服方法

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思い込み癖をやめる

自意識過剰とは所詮思い込みです。同僚が機嫌が悪いのはあなたがなにかしたわけではなく、今朝家族と喧嘩したからかもしれませんし、いつもの電車が遅れて会議に遅刻してしまったからかもしれない。結局は聞いてみなければわかりません。それを自分が何かしたのかもしれないと延々と悩んでいるのは時間の無駄ですし、自分もオドオドしてしまいます。

他人が考えていることは結局わからないし、どうしても知りたいのなら直接聞いてみることです。とりあえず勝手な自分の思い込みを膨らませてしまうのはやめてみましょう。

客観的に物事を見る練習をする

自分がそれだけ注目をされていると考えるのは、よほどそういった立場の人でない限りありえませんよね。それ自体客観的に自分や人を見ることができていないのではないでしょうか。

自分を観察するのはときに一番難しいので、周りにいる人を冷静に観察してみるのはどうでしょうか。自然体の人がどんな態度をとっているかを観察し、わかったことがあれば普段の自分の行動にも取り入れてみましょう。

自分に自信をもつ努力をする

自意識過剰な人は根っこの部分で自信が不足しています。自信がないから、他人が自分のことをどのように見ているか気になり、評価を過剰に意識してしまいます。

本当の意味で自分に自信が持てるようになれば、自分が自分にOKを出せているのだから他人がどう思おうとそこまで気にならなくなります。そのために、小さな成功体験を積んだり、これだけは負けないというものを見つけたり、小さなことからで良いので自分なりに挑戦してみると良いかもしれません。

自意識は持っていていいもの

自意識は大切な役割も担っていて、これがなければ他者に対して無神経な態度をとってしまったり、見た目を全く気にしないなど別の問題が出てきます。ですので、無理に自意識を抑えようとせず、持っていていいもの。と思ってみましょう。自分のありのままを肯定してあげることも大切です。

ただ、他人の目を気にし過ぎて疲れてしまったらそれほど気にする必要もないなと一度立ち止まってみるのもいいかもしれません。

こんな自意識過剰は嫌われる!?

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モテますアピール

聞いてもないのに「このあいだあの子に告白されちゃってさ~」「今まで告白された人数は○人」など、モテますアピールをしてくる人がいます。

男性にしても女性にしても、本当にモテる人はこういうこと言いませんからね。言ったとたんに”モテる人”ではなく”自意識過剰な人”認定されてしまいます。

SNSのプロフ写真がキメ顔

いかにもキメ顔、「この人自分のこと大好きなんだね」と思われるようなプロフィール写真てありますよね。他に、自撮り写真を毎回アップするなど、SNSを通じて自分大好きなのが伝わってくる人は自意識過剰のレッテルを貼られてしまう危険性も大です。

リア充アピール

こちらもFacebookなどのSNSを使って、自分の毎日がいかに充実しているかをことあるごとにアップする人ですね。毎回たとえばみている人が嫌味を感じず、かつ興味がもてるものなら良いのですが、例えば今日の自分の手づくり料理を毎日アップしたり、芸能人ばりに頻繁に写真や自分の気持ちをアップしていると、「はいまたこの人ね~」と非表示設定されてることもあるかもしれないのでほどほどにしましょう。

事あるごとに鏡チェック

なにかにつけて鏡のチェックを欠かさない人。女性はメイクや髪型の崩れなど、気になってしまうところが多々あるとは思うのですが、鏡ばかりみているとやはりイメージが良くありません。

男性で鏡が手放せない人や、偶然自分が映った鏡で髪型をチェックしている人はそれだけでナルシスト認定を受けてしまう場合もあるので、注意しましょう。

もしかして自分の事好き?

ちょっと話しかけただけなのに「もしかして俺(私)の事好き?」と思い込んでしまう人。男女共に、自意識過剰の最たるものと考えられます。「いやいや違うから…」とあきれられてしまいますし、話しかけた方も勘違いされるのが嫌なので話しかけなくなります。

とりあえず自分のこと好きなのか?と思っても一度冷静になりましょう。そして確信が持てるまで態度に出さないように気を付けましょう。

常に上から目線

常に上から目線の人っていますよね。一体どこからその自信が出てくるんですか~と聞きたいくらいです。自信がなくて自意識過剰になる人とは反対に、なぞの自信で自意識過剰になっている人たちです。

なんにせよ、上から目線だと良い印象は与えないので気を付けましょう。

自分は他とは違うアピール

自分の趣味はその他大勢とは違っていますということをなぜか声高々と言いたがる人っていませんか。みんなが好きそうなものは興味がなく、ちょっとばかにしています。

マイナーな趣味があり、好きなものを好きというのは全く問題ないのですが、なんとなくマイナーなものが好きな自分はすごいというニュアンスを出してしまっているのです。本当に好きならば、わざわざこういったアピールをしなくても幸せなはず。そう、あなたも自意識が過剰なのかもしれません。

自慢話が絶えない

ちょっとした自慢話であればみんな気にせず聞いてくれすし、褒めてくれる場合も多いでしょう。しかし毎回毎回自分の自慢話をしている人は自意識過剰認定されている可能性ありです。

自慢をよくする人ほど、それが大したことないのが特徴だと思いませんか。自慢せずとも実績がある人はその自信と余裕から周りから一目置かれています。自慢話はしない方が逆にすごいと思われますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?自意識過剰は自分のことを意識し過ぎて自分が辛くなってしまうものと、他人に嫌われるタイプのものがあるようですね。

前者では他人にどう見られているかを気にし過ぎて自分自身ががんじがらめになってしまい、悪化するとうつ病などの病的な症状にまで発展してしまう場合もあるので、他人は自分のことなどそれほど気にしていないという意識を持つことが自分自身を自由にしてあげるこつかもしれませんね。

後者は逆にちょっと自分の行動を気にかけてみることが必要かもしれません。過小でもなく過大でもなく自分を評価することは結構難しいですが、どちらにせよ自意識と上手く付き合っていく方法を考えていきたいところですね。

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