自己顕示欲の強い人の特徴は?意味や心理状態を知っておこう!

「自己顕示欲」という言葉ですが、みなさんは聞いた事がありますか?

普段の会話でも出てくることなんて、そうそう無いと思われるこの自己顕示欲、実は誰でも持っているものなのです。自己顕示欲は弱い人もいれば強い人もいます。

弱い人も強い人の共通するもはありますが、たくさんの特徴に当てはまった人は中でも自己顕示欲が強いという傾向にあります。

そんな自己顕示欲の特徴などを解説していきます。

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自己顕示欲って何?

自己顕示欲という言葉を聞きなれていない人は多いですよね。

自己顕示欲とは誰もが生まれもっている人間の「欲」の一つです。人間の3大欲求、「食欲・性欲・睡眠欲」は生きていくために欠かせない欲求なので、本能的に自覚していますが、自己顕示欲というとパッとしませんね。

顕示という言葉は「はっきり示す」という意味で、自己顕示欲とは自分の存在を周りに知ってほしいという人間が持っているとても大切な欲のひとつなのです。

「良い学校に入りたい」「会社で業績をあげたい」などごく普通に思うことは、社会で自分の存在を確立するという大事な欲求なのです。アピールをするということは人と関わっていく為には必要なことで、人間社会で生きていく上でとても大切なことです。

ですが中には自己顕示欲が強くて必要以上に周りにアピールをして注目されたい、いつも人の中心で自分が一番でありたいという人もいて、周りからするとあまり良い印象を持てない人もいます。

自己顕示欲が強い人の特徴とは?

人一倍自己顕示欲が強く、周りの人に不快な思いをさせてしまいそうな人とは?

自己顕示欲が強い人の共通する特徴とは何かを解説していきます!

いつも中心的存在じゃないと気が済まない

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「私を見て!」と誰かにいつも注目してもらいたい、注目されていないと嫌、という傾向が自己顕示欲の強い人によく見られる特徴です。

自分の考え方、自慢話、どういう人間なのかを聞いてもいないのに、必要以上にアピールします。また自分が有利になる雰囲気作りや、おしゃれにも余念がありません。ファッションでは常に最新の流行ファッションを追い求め、人とは被らないもの、注目されるようなファッションをしたがります。

自己顕示欲が強い人は常に注目されたいという強い欲求を持っており、その為こうした行動をするのです。

グループで話していても自分の話題にはテンションが上がり1人盛り上がりますが、他の誰かの話題になると、楽しくないという雰囲気を醸し出します。時には激しく怒り出したり、隙を見て自分の話題にすり替えたりと、周りの反応なんてお構いなしです。

ただ自分が目立てばいいので、他の人が話していることなんてほとんど聞いてなく、興味を示したりしません。

SNSでは自慢話ばかり

自己顕示欲の人に共通する特徴といえば自慢話好き。会話やSNS投稿のほとんどが自慢話であるといっても過言ではないでしょう。

自己顕示欲の強い人は、人からすごい!いいな!と賞賛されることで、自分のスペックの良さに酔いしれています。人から高く評価されることで、行動はだんだんエスカレートしていき、時にはびっくりしてしまうような写真を投稿したりするようにも。

SNSでも過剰なアピールに自慢話をしますが、「幸せ♡」「感謝!」といった言葉が、自己顕示欲が強い人には多く見られます。すごいでしょ?とはあからさまには言いませんが、「すごい」と言ってもられるような話題を常に探しているのです。

誰でも持っている自己顕示欲ですが、Facebook・Twitter・LINEのタイムラインでもごく自然に自己顕示欲という欲は見られます。わざわざ人が見るような場に投稿するのですから、見てもらいたい、注目されたいという欲が自然と出ているのでしょう。

ブログで自分で作ったご飯や、毎日のコーディネート、知り得た情報をネット上で配信していく事も、自己顕示欲のひとつ。

芸能人が高級ブライド品を買いました~、海外に来てま~すという投稿には自慢が含まれていること多いため、自己顕示欲が強い人と言えます。

顔や名前をネットに晒してもお構いなし!

注目されたいという気持ちが強い為に、不特定多数の人たちが見ているネット上に顔や名前を出したがります。顔を出すことによって「かわいい」「イケてる」と言われることに快感を覚えてしまう反面、「かわいくない」「ダサい」などの低評価には過剰に反応してしまい、怒りったり、ひどく落ち込む場合もあります。

しかしそれで落ち込むかと思いきや、これまでより注目される為に過激な写真や投稿回数が増えたりします。自己顕示欲をコントロールできずに、こういう行動がずっと続いてしまうのはとても危険です。

とにかく自分が注目されたらいいという考えなので、私生活や経歴などを晒しても良いという自己顕示欲が強い人がいますが、誰でも見れるということはどんな人が見ているかわからないということ。

万が一、犯罪に巻き込まれてしまってから気づくのは遅いので気をつけなければいけませんね。

志しや向上心が高い

自己顕示欲が強い人は人より目立ちたいという気持ちから、志しや向上心も高いという特徴があります。どんなことでも一番になりたい、注目されるようなことをしたいという為です。

「テストで一番になりたい」という人は人一倍勉強をしますし、大会で1位になる為に猛練習もします。これだけ聞いていれば、悪い事ではないですし、芸能人や政治家、オリンピックに出るような人たちは自己顕示欲が強い為に成功したといっても過言ではありません。

しかし自己顕示欲が強ければ目立つ職業では成功しますが、逆に目立たないようなごく普通の職業では、「目立ちたい」という気持ちが職場では邪魔になります。

自分がどんなに目立ちたくても仕事ができる先輩や上司は立てなければならない、パートに出たとしてもお局様の存在があったりと、なかなか自分が目立つ機会はないので、それが原因で仕事をすぐやめてしまうというおそれがあります。

誰もしたくないような活動に積極的

学校のPTA役員や地域の役員はやりたくない人が大半ですが、自己顕示欲が強い人はそうしたボランティア的な役員には積極的にしたがる特徴があります。

学校のPTAや地域の役員は参加することで、自分が活躍できる場所になるので、そうした活動を私はしている!というアピールになります。

本来は学校の子供の為、地域の人の為の役員ですが、自己顕示欲が強い人は「人の為にしている」という考えがないことが多く、役員にはなって表舞台には出たいけど、裏方的な仕事はやりたくないという傾向があります。

こうした行動から役員同士で揉め事が起きたり、仲間外れにされることもあります。

自己顕示欲が強い人は仲間外れにされることを非常に恐れます。注目されたい=一人になりたくないという考えなので、仲間外れになった途端に不機嫌になって場を乱すこともあります。

参考記事:自己顕示欲の強い人の12の共通点

自己顕示欲が強い人とのつき合い方

友達にもこういうタイプの人いる!と思った人はいますか?自己顕示欲が強い人と一緒にいると気を使うので付き合いも疲れてしまいますよね。一緒にいても自慢話ばかり、自分の話題以外では機嫌を損ねてしまうなど、もう会うだけでストレスはたまりますね!

しかしそれだけで、付き合いをやめる必要もないと感じるている方に、自己顕示欲が強い人と付き合い方をご紹介します。

つまらない人生

機嫌が悪くなったら、とにかく持ち上げる!

自己顕示欲が強い人は一度、怒り出すと手が付けれないくらいになりますが、そういう時には周りの人たちも巻き込んでとにかく持ち上げましょう!その場だけの対処方になりますが、自信満々で着てきた服が受けなった、投稿した顔写真にマイナス評価を受けた時には、すかさず褒めちぎってください。

自己顕示欲が強い人は怒っていたり、ヘコんでいたり、喜怒哀楽がとても分かりやすいので、どこでスイッチが入るのかというのも、すぐにわかります。

しかし何か問題が起きた時などでは、「主役はあなた」とたてる事で気分よく問題解決も進んでしてくれるので、良く言えば「頼りになる」、悪く言えば「利用できる」存在になります。本人が喜んで取り組んでくれることでお互い気分も良くなるでしょう。

自分の話題じゃなくて、不機嫌になったら

自己顕示欲が強い人は、自分がいつも中心的な存在で誰かに構ってほしいという特徴があるので、会話の内容が自分ではなかったり、自分が入れないような話題だと、機嫌が悪くなってしまいます。

不機嫌になってしまったら場の空気を乱すこともあり、楽しいはずの会話も気を使いますよね?

そういう時にはわざわざ話題を変えたりしないで、仲間外れにしたわけではない事をしっかり話してみて下さい。自己顕示欲の強い人は不機嫌になると手が付けれなくなり、納得しない場合もありますが、その時はそっとしておく方がいいでしょう。

変にかまい過ぎてしまうと、かえって「機嫌が悪くなればみんなが注目してくれる」と勘違いして、どんどんわがままになっていきます。

機嫌が悪くなっても誰もかまってくれないとわかると、機嫌も自然におさまるでしょう。

自己顕示欲が強いと自分で思う人は?

この記事を読んでなんとなく「私、強い方かも・・・」と思われた人はいませんか?

自己顕示欲は誰もが持っている人間の欲です。

ですが、時には人を不快にさせてしまったり、人付き合いをしてく上で問題になることもあります。そうなってしまったら、人はあなたからどんどん遠ざかって行くばかりです。

自己顕示欲が強い人は、一人になるのが寂しいと感じているので、自分がかまってもらえないとすぐに怒りますが、そんなあなたに友達や周りの人がいつも気を使っていることを自覚してください。付き合いがストレスとなれば当然関わりたくないという気持ちが出てきます。

そうならない為にも、普段から周りの空気や雰囲気を崩さないように、感情をコントロールするようにしましょう。

あなたがうまく自己顕示欲をコントロール出来るようになれば、周りの人も気を使わない、あなたにとっても楽しくお付き合いできるようになりますよ。

まとめ

自己顕示欲について解説してきましたが、当てはまった人はいましたか?

普段からしていることが実は自己顕示欲という欲という事に気づかない人は多いと思います。

それが強いか弱いかで周りの人を振り回してしまう事がある自己顕示欲。

「私そうかも!」という人はこの機会に自分の行動をよく見つめ直してみましょう。

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