「コミュ障」という言葉がありますが、自分はコミュ障かどうかとか考えたことはありますか?今はツイッターなどのSNSで匿名で交流できたり、匿名ではなくても文字を通して直接ではないが周りと関われているので、自覚できていなかったり、直接交流しなくても社会と関わっているように感じれたりすると思います。
ここで取り上げる「女性恐怖症」もSNSの一般化などによって増えてきているそうです。
ではどうして女性恐怖症になるのか、それは女性に要因があるのではないか、また、女性恐怖症を克服するにはどうしたらいいのかを追求していきたいと思います。
女性恐怖症の症状や特徴
あなたの周りには女性恐怖症だなと思う男性はいますか?また、そのような男性と接した時に違和感を感じたり、どう接したらいいかわからなくなったことはないでしょうか?さらには自分はこの人に嫌われているのかな…と思うこともあるでしょう。
いろんな人とうまくコミュニケーションしていくためにも女性恐怖症の症状や特徴を掴んでおきましょう。
そもそも女性恐怖症とは?
女性に対して不快感や不信感、恐怖や不安を感じることを言います。よく思春期の時に起こりやすいのですが、必要以上に女性と話す時に緊張してしまい、構えすぎてしまうことです。どんどんエスカレートしていき、この女性恐怖症となると、すぐ赤面してしまったり手汗を書いたり、女性との付き合いも困難になります。
結婚できたとしてもその後もまだ女性恐怖症に悩まされている男性もいるようです。
また、この症状は男性だけではなく女性にも起こる症状なのですが、やはり男性の方が発症している人が多いのが現状です。
症状のチェックをしてみましょう。
前に記載していたように、赤面、手汗、極度の緊張などは見て感じて分かりやすいですが、他にも症状はたくさんあります。女性恐怖症と言われる症状のチェック項目があるので、近くの男性を当てはめてみたり、男性の方は自身でチェックしてみてください。
- 女性と話す時に緊張や不安、または恐怖感を感じる。
- 女の人を前にすると赤面し、会話が上手く出来なくなってしまう。
- 女性と話す時、異常に汗をかいてしまい、なかなか上手く話す事が出来ない。
- 女性からの視線や、どう思われているのかを意識しすぎてぎこちなくなる。
- 女性からのボディタッチや少し触れるようなことがあると緊張してしまう。
- 嫌われるかもしれないと思って、女性を疑った目で見てしまう。
- 女性といると気まずい感じになる。
- 集団でいてもその中に女性がいると落ち着かない。
- キャバクラに行っても、どうしたらいいのか分からず楽しむどころか困ってしまう。
- 女性に話しかける時はいつも緊張する。
- 女の子と出会うチャンスがあっても自分に自信も持てず、不安になっていく気になれない。
- 日常的な集まりの中でも女性がいると異様に緊張する。
- 電車などで若い女性が隣に座ってくると神経が過敏になる。
- 無意識に女性がいるところを避けている。
- 初めての女性と会う瞬間がなんだか怖い。
- 本心では女性と接したくても緊張で近くこともできない。
- 女性が近づいてきただけでも避けてる自分がいる。
- 女の人と親しい関係になることが怖く、避けてきている。
- 付き合いたいと思った人がいても、怖くて告白もできない。
- 自信がなくモテないと思っているため、初めから出会いの場を求めない。
- そもそも女の子と付き合うこと自体、自分には無理だと思ってしまう。
- 今まで恋人ができたことがない。
- 好きなタイプの女性がいても緊張して思うように近づけない。
- 好きな人の目を見ることができない。
- 特に若い女性を相手にすると余計に汗をかいてしまう。
- 綺麗な女性を前にすると余計に赤面して恥ずかしくなる。
- 近くに女性がいると不安と緊張で落ち着かない。
- 女性と面と向かって話すこともできず、目を見るのも厳しい。
上記28の項目のうち、3つ以上当てはまったら女性恐怖症の可能性があると言われています。
症状と繋がる主な特徴
目に見えて分かるのはやはり顔が真っ赤になっていること。そんなに緊張するようなシチュエーションでもないはずなのに顔が真っ赤で、目もあまり合わせてくれない…。
こんなに緊張してるなんてもしかしたら私のこと好きなのかも!?と思う人もいるかもしれませんが、それもありえます!好意を持ってくれているのならいいのですが、その反対、女性恐怖症の特徴でもあるので早とちりしないように気をつけてくださいね。
また、大量の汗をかくのも見てわかるでしょう。顔に汗をかいたり、脇汗も、手汗がすごい場合は持っているものが濡れてしまうくらいの汗の量が出ます。汗は自分で抑えることが困難なうえ、抑えよう抑えようと思えば思うほど余計に緊張をして汗をまたかいてしまうという悪循環になるのです。
女性恐怖症になる原因って?また、女性が気をつけるべきことは?
女性恐怖症は身体的な問題ではなく、気持ちの持ちかたであったり、トラウマがあったり、原因は様々ですし、女性恐怖症になるタイミングもバラバラです。
女性恐怖症は男性本人に気持ち次第であったりしますが、その対象となる女性にも原因がある場合ももちろんあります。女性が気をつけておくべきポイントも押さえておきましょう。
育った家庭環境
男性が育った家庭環境に基づくことが大きいように思います。例えば母親から十分な愛情を得ることができなかったり、感じることができなかったり、母親が異常に厳しいのも原因の一つです。
女兄弟がいる家庭においてはいつも姉・妹と比べられてたり、姉や妹は可愛がられているのに自分は仲間はずれにされているのが明らかに感じられた経験など、幼い時の日々の生活の中でも症状の度合いが変わってくるでしょう。
このように女性と男性と明らかに対応が違うと自分にコンプレックスを持つだけではなく、女性を怖く感じたりするのです。
女性に対するトラウマ
女性に対して大きなショックが生まれる経験をしているとそれがトラウマになってしまい、その後うまく女性と付き合うことができなくなってきます。
例えば、性的虐待のような法的にも守られるべきようなショックな出来事や、幼い頃に経験した女子からのイジメ、過去の恋愛において浮気をされたり、ひどい女性に出会って何か騙された経験がトラウマとなるようです。
男性恐怖症の女性の場合でも性的虐待やDV、男性から浮気されたとなるとなり得るように、男性の女性恐怖症も同じようなことが原因としてあげられます。
女性は、女性恐怖症の男性にどう接するべきなのか
もしも身近な人が女性恐怖症になってしまった、出会った人が女性恐怖症だったという時、どのように接したらいいのでしょうか。
相手は女性を恐れているから近づきたくてもむやみに近づくことができない…。焦らず距離を縮めていくにはどうしたらいいのでしょうか。
パーソナルスペースを保つ
どんな人でもパーソナルスペースはあるもの。得に女性恐怖症の男性は他の男性よりも3倍くらい広いと考えても良さそうです。
他の男性なら距離が近いとドキドキしてそれを恋だと錯覚することもあるようなのですが、女性恐怖症のドキドキはお互いにとって良くはないドキドキなのです。ずかずかとパーソナルスペースに入っていかないように気をつけてくださう。
答えを導くような会話を心がける
女性恐怖症の男性は、会話のキャッチボールも苦手です。それなのに、答えにくい質問やどうでもいい会話をしてしまうと、やっぱり自分はダメだ!と思い込んでしまうので、答えを導くような会話をしてあげましょう。
選択肢を用意してあげると相手も答えやすく、その男性も上手く会話ができている!と成功体験を実感できると思います。
無理に克服させようとしないこと
おせっかいな女性の中には、私が女性恐怖症を克服させてあげる!と相手が望んでもいないような役を買って出る人もいますが、余計女性が強くなったり、図々しいイメージがついてしまって逆効果になります。
無理に女性と触れさせようと合コンをセッティングしたり、女友達に合わせたりしようとするとパニックを起こすので、できれば自然な流れを作ってあげましょう。
やっぱり女性と付き合いたい!女性恐怖症を克服するには?
女性恐怖症の男性でもやっぱりこのままではダメだ!克服しないと仕事でも困る、やっぱり女性と付き合いたいし、結婚だってしたいと思っている人が多いと思います。ではどのように克服していけるのでしょうか。
専門医、カウンセラーに相談してみる
女性恐怖症の症状にも薬が使われるようです。専門家に相談して、原因や症状を診てもらい、自分に見合った治療をしてもらうのが一番早いかもしれません。
自覚症状があるのならば、専門医、カウンセラーに頼ってみてもいいかもしれませんね。
小さな成功体験を積んでいく
いきなり女友達を作るというのは難しいと思いますが、日々の中で小さな目標を決めていき、成功の実績を積んでいくことで自信もついてくるでしょう。
例えば、カフェの女性店員さんに目を見て注文することができた、会社で女性社員に仕事を自らお願いすることができたなど、1日を振り返ってみて、できたことを確認し、自分を褒めてあげてください。徐々にそれが当たり前になっていき、女性恐怖症も克服されていくでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。女性恐怖症って結構難しい問題のようですね。身体的な問題ではないので、心の持ちようによって変わってくると思います。
やはりそれには周りのサポートも必要ですよね。ただのコミュ障と思い込まず、もしかしたら女性恐怖症なのでは?と疑うことができたら、相手に対する接し方も分かってくると思います。
そもそもは男性が女性恐怖症にならなくていいように、女性も男性も人にトラウマや負の経験を与えたくはないのですが。なってしまったのには仕方がなく、克服するには周りの理解とサポート、そして何より本人に気持ちが大事になってくるのでしょうね。