どなた様も、「お金が欲しいなぁ~」とお思いになったことは、あると思います。
人によっては「明日食べるものがない」「今月の残高がもうすぐゼロ」と切羽詰まった方から、「遊びに行きたいな~」「偶然100万円降ってこないかなぁ」といった生活にゆとりを持ちたいパターンなど、さまざまな方がいらっしゃることでしょう。
そんな、誰もが夢見る「お金」の手段について、今回はお話しましょう。
財布を片付ける
財布を見てみよう
恐れ入りますが、ご自身のお財布をご用意いただけますでしょうか。まず、ご自身のお財布の残高を、把握しておいでですか?
クレジットカードは何枚?ポイントカードは何枚お持ちでしょうか?お金が入っていると思っていたら、実はレシートの束だった、なんてことはございませんか?
収入について考える前に、不要な出費や無意識の出費を抑えないと、いくらお金が増えても生活は改善いたしません。お財布を整理して、ご自身の支出の癖をまずは見付けましょう。
気が付いたらお金がない、なんてことがないように、お財布の整理もコンスタントに行い、まめにチェック致しましょう。
毎週○曜日はお財布を空っぽにして整理する日、と決めて、その時残っているお金は全て貯金箱へ、新たに一週間分で使う分のお金を補充し、それ以上使わないように気を付ける。これだけでお財布はすっきり致しますし、無駄な出費も減らすことが可能でございます。
ポイントカードを選別しよう
不要なポイントカードは、この際全部処分してしまいましょう。
ポイントカードは、そのお店での購入を促す販促アイテムです。ついついそのお店で買い物をしてしまうきっかけにもなります。また、複数のお店のポイントカードを使っているようだと、還元されるまでにたくさんのお金を使ってしまいます。
よく使うお店や、利回り(還元率)の良いお店の物を残して、潔く処分してしまいましょう。
カード払いは要注意
カード類も要注意アイテムです。
まず、キャッシュカードは何枚入っていますか?何枚でも結構です、全てお財布から抜いて下さいませ。
キャッシュカードがすぐ手の届くところにあると、「お金が足りない…おろせばいいや!」となってしまい、無駄な出費へと繋がりやすくなります。また、直系のATMならいざ知らず、コンビニなどのATMでお金を引き出すと、それらの多くは手数料が発生します。
たかが100円、されど100円。その手数料として支払った100円も、逐次支払っていたら意外な金額になりかねません。
キャッシュカードは自宅にまとめて保管し、まとめて引き出すなどして、無駄な出費を抑えていきましょう。また、自宅に保管することで、うっかり紛失や盗難など、不測の事態を防ぐことができます。
クレジットカードも、使用には注意が必要です。
昨今ではたくさんポイントが付いたり、クレジットカード入会特典があったりしますが、きちんと出費を管理できていないと、次回の引き落とし時に恐ろしい請求書と対面することになります。
クレジットカードでの支払いは便利で簡単、お財布の中の小銭も増えないのでお財布の整理がしやすくすっきりと使えそうですが、使ったお金が現金として減らず、いくらお金を使ったかわかりづらいため、ついつい使いすぎてしまいがちです。
クレジットカードの管理が難しい場合は、デビットカードやプリペイドカードなどに切り替えていきましょう。
また、支払方法も重要です。
当然ながら分割払いにすると利息や手数料が発生し、本来の買い物であれば支払わなくて済んだ費用が発生します。多くのカード会社では、一括払いか二回払いまでは利息や手数料無しでの支払いが可能なようですが、今一度自分のカードの支払い方法を確認してみましょう。
恐怖のリボ払い
一番危険な支払い方は、リボ払いです。リボ払いとは月々自分の決めた定額(あるいは定額+利息分)のみの支払いでお買い物ができる仕組みです。ここだけ聞くと負担の少ないとても楽な支払方法に感じますが、こちらも分割払いの一種ですから、利息や手数料が発生します。
ざっくりと計算してみましょう。
20万円の商品を
手数料率(年率)15%で
月々5,000円ずつ
定額(毎月の負担額+手数料を支払う)コースで購入したとします。
毎月5,000円ずつ元金が減るので、支払いが完了するまで40カ月かかります。
毎月の支払は元金5,000円と、手数料分なので、おおよそ5,000-7,000円。20万円の商品を購入するのに発生する負担が月々これだけで済むのなら嬉しいかもしれませんが、ちょっと待って下さい。
ここで発生した手数料は、総額50,914円です。元金の実に25%もの手数料が発生していたのです。これは危険ですね。
しかし、多くの銀行の利潤は、このような手数料や利息で発生していますので、銀行側もあの手この手でリボ払いを進めてきます。たくさんポイント付与があったり、特典があったり、限定グッズがもらえたりと大変魅力的に感じますが、要はそれだけの高待遇を提示してでも銀行側に利益のある、出費の多い支払い方なのです。
部屋を片付ける
お財布と似通ったことをお伺いいたしますが、あなたのお部屋は片付いていますか?
普段過ごす場所を整理することは、同じものをうっかりもう一つ買ってしまうような無駄な出費も減らせますし、購入を迷ったものがあった時も、お部屋が散らかってしまうな、と思ったら、無駄な出費を抑えられるかもしれません。
また、お部屋の物を少なくさっぱりと保つことは、「これは取っておく」「これは捨てる」などの決断の連続でもあります。そういった決断力は、買い物の際にも「これは買う」「これは不要だ」などの判断として、遺憾なく発揮されるものです。
どのくらいお金が必要か考えてみる
ここまで支出について考えてきましたが、では次に収入について考えて行きましょう。
その前に、もうワンステップ。
具体的に、どのくらいお金が必要でしょうか?
明日の食費があればいい?
ちょっと海外旅行に行けるくらい欲しい?
欲しい金額と、期限についても考えてみましょう。いつまでにいくら欲しいのか?
目標数値というのは、具体的であればある程目指しやすく達成しやすくなります。もちろん、欲を言えば上へ上へきりがないのがお金への欲求ですが、まずは適度に区切って、具体的な金額と期間の目標を定めてみましょう。
目的に合った収入減を考える
さて、やっと収入についてです。こんなにお読みいただいてやっと収入についてです。
しかしそろそろ字数制限です(中の人には制限があるのです)。巻き気味で参りましょう。
すぐにお金が欲しいケース
「今すぐちょっとお金が欲しい」そうなったときにまず考えられるのが、個人間の金銭のやり取りでしょう。
まずは家族。配偶者や家計を握っている人に声をかけ、臨時のお小遣いや無利子の借金を申し入れます。親や兄弟に言いづらければ、ちょっと離れた親戚を頼ることもあるでしょう。
身内にバレたくない、言い出しにくいといった場合には、友人や知人、恋人を頼るケースもあります。
しかし、昔から「金の切れ目は縁の切れ目」という言葉がございまして、お金というのは交友関係にヒビを入れるには誠に的確な凶器でございます。個人間での金銭のやり取りには、くれぐれもお気をつけください。
個人を頼れない場合
家族や友人知人など、個人間のやり取りに万策尽き果てた場合、実は会社や職場を頼ってみることもできます。
お勤め先の会社が個人経営などの小さい会社であれば、給料の前借が可能なケースがあります。経理担当の方とお話をして、次回支払われるであろうお給料の一部を、先に頂くというやり方です。しかし、大きな会社や組織では難しいことが多く、「社内融資」という制度を設けていることがありますので、必ずできるとは限りません。
ただ、自身が所属している組織であること、その後の返済計画などを考えると、借金のカタは自分自身でございますので、わりと安心で安全な方法です。
給料の前借はもちろん、社内融資であったとしても、返済等に滞りがなければ、社内での評価が下がると言ったことはなく、また内容もプライバシーとして守られますので、オススメです。
知ってる人に極力ばれたくない
個人でも難しく、会社にも言えない、バレたくない場合は、金融機関からの借り入れが現実的です。
普段使っている銀行のカードローンは、実は即日融資が可能なところもあり、また給与振込口座に使っている銀行であれば、毎月給与が振り込まれるという信用情報もありますので、審査が通りやすくなります。
ただし、高利貸しの金融機関もまだありますので、借り入れの前によくよく調べてみることが重要です。
借金はしたくない
借金するほどじゃなく、ちょっとお小遣いが欲しいだけなんだ、という方もいらっしゃるでしょう。そんなとき、ふとギャンブルが浮かぶ方もいると思います。
古今東西、ギャンブルに熱くなる方は一定以上いるものです。パチンコ・パチスロのような民間ギャンブルから、競輪や競艇、競馬などの公営ギャンブル、宝くじやスポーツ振興くじのような公営くじもあります。
ただし、これらはのめり込んでしまうというリスクもあり、プラスにならないどころか、マイナスとなり更なる出費を増やしてしまうことにもなりかねませんので、注意が必要です。ちょっと気になる方は、還元率を調べてみても良いかもしれません。
働く
本業でちょっと物足りないなーと感じるようであれば、アルバイトなどの副業にトライしてみてはいかがでしょうか。
毎日本業でがっつり働いた後にさらにアルバイト、ではあまりにも過酷かも知れませんが、本業がお休みの日に1日だけ日雇いでのお仕事や、派遣に登録して、条件の良いお仕事だけをピクアップすることもできます。
休みの日をわざわざ仕事なんかに使いたくない!という方には、在宅ワークなどもあるでしょう。
しかし、本業以外の仕事をし、少しでも収入を得た場合、年末の確定申告を行わないと、場合によっては所得隠しや脱税などに関わってしまうケースもありますから、お気を付け下さいませ。
また、お勤め先や所属する企業によっては、副業の禁止をしているところもございますので、服務規程違反にならないよう、ご確認ください。
投資する
もしあなたが欲しい収入が、長い目線で捉えられるなら、株や証券などの投資の勉強をしてみるのも良いかもしれません。
しかしながら市場の未来を完全に読み取り正しい選択だけをし続けることは不可能ですので、運も重要です。また単価の大きいものもありますので、当たった時の喜びはとても大きいでしょうが、リスクも甚大なものになりますので、注意が必要です。
また、投資は株や証券だけとは限りません。自分への投資も、立派な投資でございます。
塾やカルチャースクールなどに通って技能を身に付ける、教科書を買って独自に勉強して資格を得る、そうして得た能力で、新たにお金を稼ぐ手段を得たり、現状の収入をアップさせることで、手元にお金を呼び寄せることができるでしょう。
参考サイト:お金欲しいなら今すぐ始めよう!あなたにお金を引き寄せる7つの法則
まとめ
お金を「借りる」ことは一瞬で出来ますが、お金を「増やす」には、長期的なスパンで考える必要があります。あまりにも切羽詰まっている方には難しいかもしれませんが、長い目で見て、じっくりベースアップをはかったり、スキルアップを検討する必要がありそうです。
また、いくら収入を増やされましても、無駄な出費が多くては、手元に残るお金は増えません。ゆめゆめ、お忘れになりませんよう。