漫画やドラマなどではよく見る「美男美女カップル」。実際に世の中を見渡してみると、なかなか存在しないと思う方が多いようです。それはなぜなんでしょう。
今回は、なぜか少ないと思われている美男美女カップルの謎を、男女それぞれのパートナーに求めるものや、人間のものの見方などを知ることなどといった、様々な視点から考えていきたいと思います!
「美男美女」より「美女と野獣」カップルが多い!?
「美男美女カップル」はあまり見ないけど、「美女と野獣カップル」はよく見る!と思ったことはありませんか?あの彼女かわいい!と思って、隣にいる彼氏を見るとアレ?なんてことを思う人は多いようです。
女性には化粧がある!
「かわいいは作れる!」というキャッチフレーズのCMもありましたが、まさにその通り。女性の美しさはある程度作ることができます。メイクやファッションを工夫するだけでも、十分に美人を演出することは可能です。
それに、今となってはメイクにプラスして、つけまつげやカラコンなどもあります。それらによって、目の大きささえも変えられるようになりましたよね。どんな女性でも、すっぴんの時とは全く違う女性に変身できてしまえるのです。
それに対して、男性のほとんどは否応なしに常にすっぴんです。ほとんどの人が、メイクができないことはもちろん、つけまつげもカラコンもつけることはありません。
女性が様々な方法で、自分を飾り立てられるのに対して、男性はその身一つ。
これでは、カップルでも女性がすっぴんになってみないことには、安易に「美女と野獣カップル」とは言えませんよね。
「彼氏にさえすっぴんを見せたことがない」「見せられない」という人も少なくない今、実は美女と思われている人も、「うまく作られた美女」である可能性も高いのです。
これが、「美女と野獣カップルが多い」と思われている理由の一つといえるでしょう。
男性と女性では異性に求めるものが違う?
美男美女カップルが少なくて、美女と野獣カップルが多いのは、実は「うまく作られた美女」と「普通の男性」のカップルが正体なのでは?ということを先ほど挙げました。
でも、確かに本当に美人の女性と、容姿としてはその女性に不釣り合いの男性の「美女と野獣カップル」がいることも確か。しかも、そのカップルの組み合わせは、「美男美女カップル」よりよほど多いですよね。それはどうしてでしょう。
同じ人間なのに、全く違う考え方をする男性と女性です。もしかしたら、男性と女性によってパートナーに求めるものも異なるのではないでしょうか?
そんな考えをもとに、男女がそれぞれパートナーに求めるものをご紹介していきたいと思います。
・男性の場合
「男性は視覚の動物」ということは、よく聞かれているのではないかと思います。それはどういうことかというと、男性は、視覚から得る情報から物事を判断することが多いということなのです。
そんな資格の動物の男性は、女性を好きになるのもまずは見た目から。ですから、一般的に容姿の優れているといわれる女性や、「自分の好みの見た目」というものがきちんとあり、それに当てはまる容姿の女性を好きになりやすいのです。
女性からすれば「見た目ばかり気にして!」と面白くない話ですが、そんな時の男性の脳の中では「この女性はちゃんと自分の子孫を残してくれそうか」とか、「この女性となら優れた子孫を残せるか」という意識が働いているといいます。
男性の、「見た目で女性を好きになる」という習性は、自分たちの種を残すため、長い人間の歴史の中で培われた智恵といってもいいでしょう。
ちなみに、そんな「この女性はちゃんと自分の子孫を残してくれそうか」という男性の無意識な女性を選ぶポイントによって、男性からよくモテる女性のポイントも分かってきますね。
自分の子孫をたくさん産める体をしていることが必要ですから、骨盤がしっかりしているかということは重要です。つまりくびれがある女性は男性にとって魅力的に見えるということですね。
他にも、産んだ子供をちゃんと育てられる母乳が出そうかも大事になってきますから、胸は大きい方がいい。そして確実に産んでくれそうな、若く見える女性が好まれます。
・女性の場合
男性と異なり、女性はあまり相手の容姿にはこだわらないといわれています。
もちろん容姿の優れた男性は、女性に人気ではあります。男性俳優が好きだと言ったり、男性のアイドルグループを追いかけてみたりする女性も少なくありませんよね。
それでも、そんな男性を実際にパートナーに選ぶかというと、「それはまた別の話」というのが女性なのです。女性にとって、そのパートナーと付き合い、いずれ家庭を持つと考えたときに、その男性が「家庭を守るパートナーとして適しているかどうか」ということを考えます。
それは例えば、「生活を続けていくうえで十分な収入があるか」「家庭を壊すような不貞を働かない誠実さがあるか」などといった、男性の生活力や、性格を重視するということ。
女性も男性と同じように、見た目のいい男性が好きなのは変わりないでしょう。ですが、男性に比べて、外見だけで恋愛感情は抱きにくいのが女性というわけですね。
美女と野獣カップルは必然的にできやすい
男性は女性の外見から好意を抱くことが多く、女性は男性の生活力や性格を重視してパートナーを選ぶ…こう考えると、「美女と野獣カップル」というまでのことはないにしろ、「キレイに見える女性と普通の男性のカップル」が世の中に多いのも納得できますよね。
お互いに、異性から好感を抱かれやすいポイントは心得ているわけですから、男性は仕事に打ち込んで成功することを望む人が多いし、女性は自分の美容に多くの時間と費用を費やします。
その結果、需要と供給をマッチさせたカップルが誕生しているということです。
そもそも美男美女カップルは成立しにくい?
あまり見られない美男美女カップル。こうなったら、むしろ元々美男美女カップルは成立しにくいものなのではないでしょうか?
ここでは、そんな考えをもとに、美男美女カップルが成立しにくい理由を考えてみました。
そもそも美男美女自体が少ない!
あなたの身の回りに、「美男」「美女」と周囲のみんなが認める人は何人いますか?そんなに多くの人はいないはずですし、あなたが「かっこいい」「かわいい」と思っている人も、他の人からは「そうかな?」といわれてしまうなんてことありませんか?
そうです、そもそも「みんなが認める美男美女」「大多数が認める美男美女」自体が少ないのではないでしょうか。そんな人たちが出会い、互いに惹かれあい、カップルになるというのはかなり確率として低いのではないかと考えると、美男美女カップルが少ないのも納得できませんか?
美男美女は求められるハードルも高い!
人間は容姿が美しい人のことを見ると、「きっと性格も美しいに違いない」や、「お金持ちに違いない」「清潔好きに違いない」など、勝手に見た目だけで「〇〇に違いない」と大きく期待し、思い込むものだといわれています。
普通の人にはそこまで期待しないことや、求めないものまで、美男や美女には高いレベルで期待してしまうので、相手がそのハードルを越えてこない場合は、その反動でひどく幻滅してしまいます。
そしてそれは、自分自身が周りから容姿が優れている人と思われている人でも同様です。
カップルの片方が美男、または美女の場合ならば、ハードルが上げられているのは片方のみ。ですが、美男美女同士のカップルの場合は、お互いにお互いのことを「この人は〇〇に違いない」とハードルを上げ合っているのだから、なかなかカップルとしては成立しませんね。
勝手に期待されて、勝手に幻滅されてしまう美男美女。羨ましいとばかり思っている美男美女の人たちも、実はいろいろ大変なんだな…と思わず考えてしまいます。
あなたからそう見えていないだけかも?
「美男美女カップルが少ない!」という風にいつも思う方、「今まで一度も容姿が釣り合っているカップルなんて見たことない」というあなたは要注意かもしれません。
ここでは、「人のものの見え方」の視点から考えてみましょう。
ちょっとイジワルな気持ちになっていませんか?
あなたは「趣味は人間観察」なんてことを、平然と言ってしまっていませんか?
「お前も同じ人間だろ!」「何様!?」と他人から顰蹙を買うこと必至の一言ですが、そんなことを言ってしまう、思ってしまっている人は要注意。
周りの人のことを、自分のことは棚に上げて厳しい目で見てしまっている危険性があります。
そうなってしまうと、目についた街ゆく他人やカップルを、片っ端から批評してしまうこともあります。しかも、その場合はどこから目線なのかわからない、辛口評価をしてしまうことが多い!
大多数の人が「美男美女カップル」と思うようなカップルがいても、「大したことない」と思ってしまうなんてことも…。
人間は見たいように見る生き物
以上のことで、何となくわかっていただけたかと思いますが、人は「自分の見たいように物事を見る」生き物です。
ただでさえ、定義が難しい美男や美女というカテゴリーを、みんながみんな同じように見ているとは考えにくいといえます。
ある人にとっては美男美女のカップルに見えている場合でも、またある人から見れば美女と野獣カップルに見えることもあるということですね。
まとめ
いつも周りを見て、「美男美女カップルて少ないなあ…」と思っていたあなた。今回いくつかご紹介した、美男美女カップルができにくい理由で納得していただけましたか?
様々な理由を挙げた後に、今さら言うのもなんですが、美男美女であってもなくても、カップル当人たちが幸せならそれでいいということですね!
「なんであの人はあんな人と付き合っているんだろう?」なんて、周りの人たちが言うことは、大きなお世話。そんな風に口出しなんてしようものなら、「馬に蹴られて死んでしまう」のでご注意ください。
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