自分を変える6つの方法!今すぐ始められる簡単なことは?

きっかけはどうあれ、「変わりたい」と思ったことの一度や二度くらい、どなたにでもあることでしょう。つまらない日常を繰り返していては、毎日がつまらないだけ。

ちょっとした簡単なステップで、自分ごと、日常をちょっとだけ変えてみてはいかがでしょうか。

「変わりたい」と思ったらその時がタイミングです。自分を変えるステップについて、今回はお話ししましょう。

まずは自分を知る

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それではまず、お手数ではございますが、お手元に紙とペンのご用意をお願い致します。

まぁ無くても問題ないと言えば問題なく進めていくことが可能でございますが、ここはアナログチックに、紙に書き出していきませんか?後々整理しやすくなりますし、視覚的効果も期待できます。

思いつくことを何でも書いてみてください。良いところも、悪いところも。身長は?体重は?体格は、やせ形でしょうか?筋肉質?太り気味でしょうか?

性格はどうでしょう?穏やかな方なのか、カッとなりやすいのか。友達は何人?恋人はおられますでしょうか?家族構成は、いかがでしょう?

ご自身の長所も、たくさん書き出していきましょう。料理が上手、綺麗好き、などなど。

短所も、思いつくまま、書き出していきましょう。運動が苦手、人と上手に話せない、テレビの配線が繋げない、などなど。

とはいえ、急に言われてもなかなか思いつかないものでございます。そんなときは、ご自分の送信なさったメールの履歴や、撮った写真などの画像フォルダ、またはご自身が写っていらっしゃるお写真などをご覧になると、新しい事柄にお気付きになることがあるかと思われます。

好きなところと嫌いなところに分けよう

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先ほど書き出したメモを、今度は分類し、分析して参ります。

○をつけたり、アンダーラインを引いてみたりすると、見やすくわかりやすく整理することができます。新しい紙を出して、美点と欠点に振り分けて書き直しても良いでしょう。

悩ましいときは、さらに掘り下げて考えます。ここでのキーワードは【具体的に】でございます。

「サプライズを考えるのが好き」→【具体的には】→「友人たちに喜んでもらえた」→良いところ

「太っている」→【具体的には】→「健康診断で肥満と判定された」→悪いところ

といったところでしょうか。

エピソードはより具体的なほうが、この後の作業がしやすくなって参ります。向き合うのがお辛い事象もあるとは思いますが、自分を変えて新しい自分に出会うため、ここは頑張りどころでございます。

「嫌いなところ」をどうしたら「好きなところ」に変えられるか

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先ほどの「嫌いなところ」のエピソードが、どうしたら「好きなところ」に変えられるか、【どうなりたい?】を考えてみましょう。

「太っている」→【具体的には】→「健康診断で肥満と判定された」→【どうなりたい?】→「痩せたい」

上記の例で申し上げますと、率直な手段は「痩せたい」になりますが、これではいささか具体性に欠けますので、もう一段階【どのくらい?】を追加してみます。

→【どのくらい痩せたい?】→標準体重くらい、あのイケメン俳優と同じくらい、雑誌にスカウトされるくらい、去年買ったお洋服が着られるくらい、など。

なるほど、目標となるビジョンが出来て参りました。では今度は、【いつまでに?】を追加してみましょう。

→【いつまでに標準体重くらいに痩せたい?】→一年以内に、肌の露出が増える夏までに、次回の大会までに、オーディションまでに、など。

ここで考えやすくさせる言葉が、「どうして?」「○○だから」でございます。

「どうして標準体重なのか」「あの俳優がかっこいいから同じくらいの体重になりたい」

「どうして一年以内なのか」「堂々と水着を着たいから夏までに」

こうした理由付けを行うことで、より自分に合った、馴染みやすい、達成しやすい目標を考えることができます。

このように、具体的な目標が思い付くまで、【どうなりたい?】を繰り返し、実践しやすいところまで落とし込んでいきます。

ここで重要なことは、「理想を求めすぎない」ことでございます。

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たとえば100キロオーバーの大柄な方が、いきなり一カ月で体重を半分に減らすことは可能でしょうか?たしかに夢のある話ではございますが、失礼を承知で申し上げるならば、それが絶望的な目標値であることは、想像に難くありません。

ちなみに余談でございますが、ダイエットには月の減量制限があり、それは体重の5%までと言われています。これ以上一気に減らしてしまうと、人間の体に本来備わっている「ホメオスタシス(恒常性)」が脅かされ、リバウンドしやすくなったり、その後痩せづらくなったりしますので、ダイエットをお心掛けの方は、どうかお気を付け下さいね。

出来ない目標をお立てになり、「やっぱりできなかった!」と言ってがっかりしたり、諦めてしまうようでは、大変もったいないお話でございますし、ここまで頑張ってきた意味がなくなってしまいます。

せっかく、自分を変えようと踏み出しておられるのです。今回ばかりは、難しくカッコイイ目標をお立てになるのではなく、実行出来そうなゆるめの目標にしてみてはいかがでしょうか。

行動目標を設定する

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さて、目標が決まったところで、次は「どうやって?」でございます。

「一年以内に標準体重にまで痩せる」という目標をお立てになったのであれば、より具体的に「どうやって?」を考えていく必要があるでしょう。

毎日ランニングをする、毎日体重を計る、外食を減らす、ジムに通う、などたくさんの手段がございますね。ぜひともご自身に合った手段をお選びになってください。

ここで必ずご確認いただきたいのが、「その行動目標は現実的か?」ということでございます。

たとえば毎日朝早くから夜遅くまでお勤めの方には、ジムに通うことはおろか、食事もそのほとんどが外食頼りとなってしまうことでしょう。そういった方には、駅ではエスカレーターを使わず階段を選ぶ、ジュースではなくお茶を選ぶ、などといった日常に組み込めるような行動目標がオススメでございます。

またお早めのご帰宅であっても、たとえば一日立ちっぱなしのお仕事をなさっているような方は、帰宅後のランニングというのは至極負担に感じ、おそらくすぐにやめてしまう方もいらっしゃることでしょう。そのような生活の方には、せっかくのお早いご帰宅でございますから、健康を視野に入れたお食事作りによるダイエットなどをお勧めいたします。

このように、お立てになった目標がご自身にふさわしいかを精査し、実行に移したご自身を想像なさることも必要です。お考えになった行動目標を、いざ実行に移されたとき、すぐに撤回してしまうようでは士気にかかわります。

実践しながら、確認する

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どうしたら変えられるかを考えたら、次はいよいよ実行でございます。

ただ、あくまでもこの作戦は、考えただけ。実際にやってみたら違った、というのはよくある話。思ったより難しかった、自分には合っていなかった、理由は様々でしょう。

しかし、僭越ながら申し上げますのは、決してお辞めにならないでいただきたい、ということでございます。

手段(=どうやって)をいくら変えても、新しい手段で常に実行し続けることで、必ず変化は訪れます。しかし、考えた手段が難しかったからと言って、辞めてしまっては、その先には何の変化も現れないのでございます。

今回の大きな目的は、「痩せること」ではなく、「自分を変えて、新しい自分に出会うこと」でございます。変化なのです。

また、ぜひとも行動目標だけに囚われず、ご自身の目標となるお姿についても、こまめにご確認頂きたく存じます。

毎日ランニングをしているからと言って、体重がコンスタントに減っていくとは限りません。ここで確認したいのは、「きちんと行動目標を守れているか」と、「その行動目標は自分の目標に一致し、達成しつつあるか」の二点でございます。

さらに、時たまにで結構でございますので、当初書き出したあのメモをご覧になってみてはいかがでしょうか。ご自身が、行動なさる前にお書きになった、良いところや悪いところ、ご自身について見つめ、向き合い、ご覧になった証でございます。

それは時として、ご自身を初心に帰らせ、よりやる気を高めてくれることでしょう。

それは時として、忘れそうだった目標を、思い出させてくれることでしょう。

自分をほめてあげる

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いかがでしょうか。

今までの自分に別れを告げ、新しい自分に出会うことはできましたでしょうか。

ただぼんやりと「変わりたいなー」と思うだけでは、何事も変えられず、変化というのは起こりづらいのでございます。

まずはご自身を見つめ直し、

→どこを変えたいかピックアップし、

→どうやって変えていくか目標を定め、

→見据えた目標に沿って行動し、

→きちんとできているか確認する。

この5つのステップで、変えたい自分を見つけ、変わりたい自分を応援し、新しく生まれ変わった自分に出会いにいきませんか?

重要なのはきちんと続けること、お辞めにならないことでございます。

毎日続けていれば、必ず変化は訪れます。そこでもし、変化がないな?とお思いになることがございましたら、その時は初心に改まり、行動目標を変えてみたりしていただければ、と思います。

まとめ

末節ながらに誠に恐縮でございますが、ここで一つ、欠かさずやっていただきたいことがございます。

それは、ご自身を認め、受け入れ、ほめてあげること。

ささやかな事柄でもかまいません。「今日はちょっと長く走れたね」「おやつ我慢できたね」「良いペースで痩せていっているね」など、どんなことでも良いのです。

ただ、頑張っているご自身に気付いてあげて、ちょっとほめてあげることは、実は結構重要な、モチベーションの維持に関わっているのでございます。