お力添えの意味や使い方を紹介!使用する時の注意点も紹介!

ビジネスシーンでは、言葉遣いも大切ですよね。ましてや、人に対してお礼やお願いなどをする必要があるとき、間違った言葉遣いや伝え方をしてしまうと大変です。

相手からの協力が得られなかったり、自分の感謝の気持ちがうまく伝わるどころか、かえって失礼になってしまう…なんてことになってしまうかも!?

今回は、そんなビジネスシーンで気を付けたい言葉遣いの一つ「お力添え」について、正しい使い方や使うときの注意点などについて、ご紹介していきたいと思います。

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お力添えとは?意味と使うときの注意点

お力添え3ビジネスシーンでよく聞かれる「お力添え」というワード。なんとなく意味は分かるような気がするけど、正確にはこの意味であってるのかな?とお思いの方に、「お力添え」の正しい意味をご紹介します!

もともとの意味や、使うときの注意点もこちらでご紹介します。

お力添えの意味

「お力添え」とは、「助ける」という言葉の敬語の表現として、よく使われます。そのため、意味としては、「協力」「手助け」「援助」という風に充てるのが適当です。

そして、その意味プラス敬語的な表現になるので、「お力添えいただき…」というのは、「ご協力いただき…」「手助けをしていただき…」「ご援助をいただき…」という風な意味になります。

ちなみに、「お力添え」の「お(御)」を外して、「力添え」としても使うことができますが、この場合は敬語表現ではなくなりますので、同僚や目下の人に使う言葉となります。

使うときの注意点

「お力添え」の意味を知り、「なんだ、使い方は簡単だな」と思われるかもしれません。確かに、言葉として声に出すのは簡単なことですが、使うときの注意点もありますので、チェックしてみてください。

・言葉が浮いてしまわないように注意

「お力添え」というのは、うまく会話の中で伝えられたらとてもスマートですし、言われた方も「おっ!」と思ってくれるでしょう。ですが会話の中で、他の敬語がうまく使えていないのに、「お力添え」という言葉を入れてしまうと、その言葉だけ浮いた印象になり、相手に違和感を感じさせてしまいます。

たとえば、「今日は、お力添えどうもありがとうございました。」と聞くと、「あれ?」と思いませんか?これはかなりひどい例ですが、もしここで正しく「本日は、お力添えをいただきまして誠にありがとうございました。」と言えると、とてもスマートに聞こえるかと思います。一つだけ正しい言葉を使えても、一つの文章を通して正しい敬語が伝えなければ、意味がありません。

・慇懃無礼に聞こえないように注意

「お力添え」というのは、かなり丁寧な言葉遣いに感じませんか?例えば、「助けていただいてありがとうございます」と言っても構わない気がするところを、「お力添え賜りましてありがとうございます」と言うと、「かなり丁寧だな」という印象を受けるかと思います。

あまり丁寧すぎる言葉遣いは、相手に「丁寧すぎてかえって嫌味…」「慇懃無礼な態度」だと思われてしまう可能性もあります。そんなことを避けるためにも、今からご紹介していく「お力添え」の使い方や使う場面などをよく知った上で、使うことをお勧めします。

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お力添えの正しい使用場面と使用例

お力添え2「お力添え」の基本的な意味は分かっていただけたかと思います。ここでご紹介したいのは、正しい使う場面と使い方についてです。注意点として挙げた、「慇懃無礼に感じられる」ことを避けるためにも、きちんと把握しておきましょう。

相手にお礼を伝えるとき

自分より目上の人や、敬意を表したい人に対して「助けていただいて、ありがとうございました。」という場面で使えます。

・使用例

1.「助けていただいて、ありがとうございました。」が基本形の場合

「お力添えいただきまして、ありがとうございました。」

「お力添えを賜り、ありがとうございました。」

→「お力添え」の後には「いただき」や、「賜り」などが付きます。「賜り」と付くと、より丁寧さが増しますね。その後に「誠に」なんてつけたら、「丁寧すぎる!」と慇懃無礼に感じられる場合があります。

2.その他のお礼を伝える際の「お力添え」の使い方

「これもひとえに、皆様方のお力添えのおかげです。」

「日ごろからお力添えいただきまして、ありがとうございます。」

→「助ける」という意味なので、「あなたの助けのおかげです」と伝えることでも、お礼の気持ちが伝わりますね。

お願いをするとき

自分より目上の人や、敬意を表したい人に対して「助けてください」「協力してください」と、お願いしたいときにも使うことができます。

・使用例

「お力添えをいただきますよう、お願いいたします。」

「お力添えをいただきながら、より一層精進いたします。」

→お願いをするときには、「お力添え」というのが「助ける」「協力する」「手助けする」という意味を持っている、同じように使えると分かれば、使い方は難しくないかと思います。

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お力添えの間違った使用場面と使い方

面接4「助ける」という意味を持つ「お力添え」ですが、ここで間違ってはいけないのですが、「助ける」とは「相手からの助け」を指しています。「自分の相手に対する助け」のことは指すことはできませんので、ご注意。ですから、「手伝えなくて申し訳ない」という気持ちを表すために使うことはできないのです。

・間違った使用例

1.「今回は、お力添えできず申し訳ございませんでした。」

→自分が助けられなくて申し訳ない、という意味なので、この使い方は間違い。正しくは「今回は、お力になれずに申し訳ありませんでした。」または「お役に立てずに申し訳ありませんでした。」などといった言い方が適当です。また、これが自分(会社)側と、相手(顧客)側の場合ならば、「今回は、ご期待に沿えず申し訳ありませんでした。」という言い方をすることもあります。

2.「お力添えができればと思っております。」

→こちらでも、「(自分が)手助けできればと思っている」という意味として使おうとしてるようですが、間違いですね。このように相手に伝えたい場合は、「お力になれればと思います」という言い方が適当。

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他の「助ける」という意味の敬語とは

お力添え1「助ける」の敬語表現は、「お力添え」の他にもいくつかあります。

ご尽力

「お力添え」と特に混同されがちなのが、「ご尽力」です。ですが、「お力添え」が、「助ける」の意味でも「お手伝い」「援助」「協力」ということを指すのに対して、「ご尽力」は少し意味が違います。

「ご尽力」とは、言葉の通り「力を尽くす」という意味。「頑張る」と言い換えることもできることができるかと思います。そのため、お礼をする場面では使うことがありますが、お願いをするような場面では使うことはできません。(「私のために頑張ってくれませんか?」というのは、多少厚かましさを感じますものね。)

また、他の「お力添え」と違うところといえば、「お力添え」または「力添え」が、「相手から自分」にしか使うことができないのに対して、「ご尽力」または「尽力」は、「相手から自分」「自分から相手」でも使うことができるのです。

・使用する場面

  • 相手にお礼を言うとき

目上の人や、敬意を表したい人に対して、お礼を言いたいときに使うことができます。「助けてくれてありがとう」という意味の中に、「私を助けるために頑張ってくれてありがとう」「力を尽くしてくれてありがとう」といったニュアンスを含みます。

(使用例)

「この度は、多大なるご尽力をいただき、恐縮です。」

「ご尽力を賜り、感謝申し上げます。」

  • 自分の意思表明をする場面

「助ける」という意味からは多少離れますが、目上の人や敬意を表したい人に対して、「頑張ります!」「力を尽くします」という意思表示をするために使うことができます。

(使用例)

「誠心誠意尽力させていただく所存です。」

「尽力してまいります。」

ご支援・ご協力・お手伝い

これらは、多くの人が自然に使っている言葉だと思います。「お力添え」や「ご尽力」に比べたら、堅苦しさもなく気軽に使いやすい言葉遣いですよね。

そのため、「お力添え」を使うときに注意したい、「丁寧になりすぎて慇懃無礼に感じられてしまう」という可能性はなくなりますね。その代わりに、取引先や、かなり目上の人に対して使うと、軽い印象を持たれてしまう可能性はあります。

これらの言葉も、「お力添え」と同じように、「お礼を伝える場面」「お願いをする場面」で使うことができます。また、「ご尽力」のように、自分から相手に対しても使うこともできます。

・使用する場面

  • 相手にお礼を言うとき

自分より目上の人や、敬意を表したい人に対して、お礼を言う際に使います。

(使用例)

「ご支援をいただきまして、ありがとうございました。」

「ご協力いただき、誠にありがとうございます。」

「お手伝いしていただき、感謝申し上げます。」

  • お願いをするとき

自分よりも目上の人や、敬意を表したい人に対して、何かお願いしたいことや頼みごとがあるときに使います。

(使用例)

「ご支援いただけませんでしょうか?」

「ご協力いただければ幸いなのですが…。」

  • 自分の意思表示をするとき

相手が自分よりも目上の場合、手助けをしたい!手助けをします!というときに、使うことができます。

(使用例)

「私でよければ、協力させてください。」

「よければお手伝いさせていただけませんか?」

参考サイト:ご尽力・お力添えの正しい意味と使い方【例文あり】

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まとめ

「お力添え」という言葉の使う場面、使い方はわかっていただけましたでしょうか?意味は何となく分かっても、自分では使ったことがなかったとか、使おうと思ったこともなかったという方もいると思います。

ですが、正しい使い方ができれば、かなりスマートな言葉遣いになりますよね。社会人として、敬語を正しく使うことができると、様々な場面で助けられるもの。ぜひマスターして使いこなしてください。

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