熟年離婚の原因って?その後の生活によって準備している場合も!

幸せな結婚生活を送っていると思いきや、熟年離婚をしてしまう人も少なくあります。

他人事だと言えない熟年離婚は結構身近にあるものです。どんな人がしてしまうのがその真相を追いました。

熟年離婚、どちらから切り出す?

旅

長く夫婦生活を共にした夫婦が熟年になって離婚を切り出すのは、どんな理由からなのでしょうか。そこには長年の不満が爆発して、それが離婚という形になってしまいます。

長年バカにされた妻が復讐する時

夫に長い間バカにされ続け、せめてものの復讐に熟年離婚を選ぶ妻の場合が多いようです。結婚は夫婦二人だけの問題ではありません。子供や家庭の問題、金銭的なことも絡んできますから、すぐに離婚できるわけではありません。結婚以上に離婚は時間もお金もかかり、嫌がりながらも話し合いが必ず必要になります。

憎しみや復讐の気持ちで、妻が熟年離婚という復讐に走ります。

「計画離婚」もあり得る

いつ離婚するか考えた時に、夫に悟られぬように入念に準備を進めている場合もあります。新しくマンションを借りたりする場合は、お金や生活費、経済的な安定は必須になります。自分の親が既に亡くなっている場合はなおのこと。

お金が溜まったら離婚しようと計画的な離婚もあるのです。では一体何が離婚の引き金になるのでしょうか。

熟年離婚は何が原因になる?

カップル

長く夫婦生活を共にしてきても、長くいたからこそわかることや、どうしても我慢できなかったことが主な理由になっています。よくある理由をまとめてみました。

埋まらない価値観の違い

結婚したての時代は離婚がなかなか認められないような風潮があったり、我慢してきた夫婦も多いです。一生は我慢できないと気づきながらも、後押しするような理由がなかったから離婚に踏みきれません。心は既に冷えきっていて、ただ踏み切らなかっただけ。

定年後などの時間を二人よりも一人で生きていく事の方がマシだと思ってしまいます、

やっぱり違う!性格が合わない

離婚する人の多くは、結婚する前から性格が合わないことに気づいている場合が多いです。結婚したら変わってくれるかなと期待して、結婚したもののやっぱり変わってくれなかったり。性格はぴったり合っていると感じていた二人も、長い結婚生活の中で尊敬できるところがなくなる場合もあります。

性格が合わないとずっと一緒にいるのは、苦痛以外の何でもありません。せめて先の人生は別々の道を歩みたいと考えるようです。

彼親と合わないし、介護も辛い

姑や舅と元々仲が悪かったり、意地悪をされていると彼からも離れたくなります。たった一人の味方であるはずの彼すらも、あなたの味方をしてくれないとなると孤独感や辛い想いをします。

結婚したての時は大丈夫だったのに、長い年月をかけてソリが合わなくなる場合もあります。たまにしか会わないのと、二世帯住宅で毎日のように顔を合わせるのでは全く感じ方も違ってきます。

夫婦も二人共50歳以上になってくると、お互いの両親の介護の問題も出てきます。24時間つきっきりで面倒を見なければならないのは精神的にも肉体的にも辛いです。そこに合わせて夫婦仲の悪さが目立てば、介護や夫の両親から解き放たれたいと願います。

親の介護から離れたいと感じるあまり、介護に突入する直前を見計らって離れていくパターンもあります。

もう会話がない

交際している時には会話が楽しかった二人も、夫の無口ぶりに嫌気が刺すこともあります。多くの場合は、夫は会話に関して全く問題を感じていません。一方で話を聞いてくれないし、何も楽しい会話がないという孤独感に、外に癒やしを求めたくなる女性もいます。

婚姻関係に縛りがある以上、他に癒やしは求められません。会話がないことに夫婦関係の温かさを感じなくなってしまうのでしょう。

スキンシップがなくなった

1ヶ月以上夫婦間に体の関係がない場合はセックスレスといいます。手を繋がなくなったことから、夜の営みが無くなったことまで全てを含めてスキンシップが無くなったといいます。会話だけならなんとかごまかしが効くものの、心が冷えきった相手に体を触れられたり、夜のお勤めを果たすのは辛いですよね。

それを無くすためには普段から意識的にスキンシップをとることが必要になってきます。新婚時代には当たり前だった「いってらっしゃいのキス」も習慣になっているのと、なっていないのでは大きな差があります。

相手の温かさに触れることで愛情を感じたり、仲良くなりたいと痛感します。夫がスキンシップをがんばらないと、女性の気持ちは急速に冷めていき、少しでも優しくしてくれる男性に心が揺れ動きます。

そうした積み重ねが離婚への近づいていってしまうのです。

女性の社会復帰

子供がいる場合は家庭に入ってしまう女性は多いです。仕事をしていない場合は、夫の収入に頼って生きていますから、離婚しようにも出来ません。でも女性が社会復帰をするようになると、家庭以外の居場所が出来るようになります。夫がいなくても自分の仕事の収入だけで食べていけると実感すると、彼に頼る生活をしなくてもいいと思えるようになります。

収入が高く、社会的に自立している女性は離婚にも踏み切りやすくなります。逆にそこがないと立場も弱く、離婚に踏み切ることができません。

浪費家で借金がある

夫がひどい浪費家であったり、借金がある場合は保証人になりたくなかったり、逃げるために離婚をしたくなります。

遊びの段階でギャンブルを楽しむ場合ならまだしも、生活費まで圧迫するような遊び方だと、妻の生活も脅かされます。妻が働いたお金まで遊びに使われてしまうようなら、離婚を考えるのは当然なのかもしれません。

家庭を顧みないし、家事もしない

家事もせずに家でダラダラしている夫を見て、嫌気が差す場合もあります。手伝ってくれる夫も家事が不慣れで、逆に時間がかかる場合も不満が募ります。

結婚生活で自分のペースで家事をしていたのに、夫が介入することでストレスが溜まることが直接的な原因にはならなくても、他の原因と合わせて離婚に踏み切る理由になります。

精神的&肉体的な虐待をされている

外にはなかなかわかりにくいようなモラルハラスメントも問題も原因になりやすいです。妻を虐げるような言葉を毎日浴びせかけたり、アルコールによる日常的な暴力などに耐えてきた妻が、夫の定年を機に離婚に踏み切っています。助けがない中で、どこで結婚生活に終止符を打つのかを待っていて、キリのいい定年を選ぶことも多いです。

肉体的と違って、精神的な虐待は本人にしかわからないもの。そこに苦痛を覚えます。

浮気や不倫問題

芸能界でも婚姻関係がありながら、長年に渡って別の人と不倫関係を続けている場合も離婚の原因になります。浮気を容認していながらも、子供や生活のために我慢をしているケース。ついに限界が来て、今後一生我慢は出来ないと感じて、離婚に踏み切ります。家庭があっても気にせずに恋愛関係に発展してしまう人は少なくありません。

白黒ハッキリつけるのが難しい男女関係だからこそ、この問題は無くならないのでしょう。

他に好きな人ができてしまった

夫の不倫関係ではなく、妻側に好きな人が出来てしまった場合も離婚の原因になります。夫との関係に不満を感じていて、そこで優しくしてくれるような男性が現れるとなびいてしまうこともあります。

今は家にいても暇な時間に異性と出会えるような出会い系アプリもあります。心に吹く隙間風を埋めるために始めた浮気な恋にのめり込んでしまいます。

第二の人生計画の相違

夫は田舎暮らしの生活を望んでいるけれど、妻は都会での生活を望んでいる場合、二人の将来的な展望が異なってきます。どうしても譲れない二人は、それをきっかけにどんどん関係が悪くなっていくということも考えられます。

女性は友人関係を非常に大切にして、日常の生活を鮮やかなもので満たしています。どこに住むのかお互いの意見が衝突して、その結果離婚するしかないという選択肢をとってしまいます。

定年後の夫が負担になる

「旦那元気で留守が良い」という言葉があるように、仕事が人生の最大の目標だった夫が定年後に趣味もなく、家でダラダラしていることに不満を感じる人もいます。

長い結婚生活の中で、妻には妻の時間の使い方があり、人間関係もあります。夫は定年後に妻とゆっくりした時間を望みますが、突然の生活の変化に耐え切れず、夫を負担に感じます。

結婚生活に不満が全く無い人という人は稀でしょう。では離婚という法的手続きに踏み切るには、どんな後押しがあったのでしょうか。我慢が爆発しただけでは離婚に進みにくいです。離婚を推し進める理由をご紹介しましょう。

何が熟年離婚の後押しになる?

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離婚をしようと踏み切れるのは、まず金銭的なことと生活が安定したことがあげられるようです。2つの大きな後押しになる理由は、年金と子供の自立です。

離婚後の年金の支給

年金分割の制度が最近できたことにより、金銭的な安定のなかった妻にもお金が入るようになりました。夫の年金の一部を受給することができるようになったのです。老後の生活が安定することがわかって、夫から離れることにも自信がつきます。

熟年になってから金銭的に苦しい思いをするのはかなり辛いですよね。その解放が離婚を近づけています。

子供が自立した

子供がまだ小さいと、親がいないという悲しい思いをさせたくないと感じます。他にも生活で苦労させたくないなど、自分の感情よりも子供の幸せを考えるようになります。養育上の問題で婚姻関係を続けてきて、子供が自立したり、成人するタイミングで熟年離婚を選ぶ人もいます。

第一に子供の幸せを考え、その後自分の生活の自由を求める傾向にあります。

熟年離婚は原因をハッキリさせよう

離婚

結婚する時には幸せいっぱいだったけれど、離婚するにはそれなりの理由があります。なんとなく嫌になったからと離婚をしてしまうのはあまりにリスキーです。

曖昧なままはNG

熟年離婚は女性から申し立てることが多いです。女性は感覚的な部分が大きいので、性格が嫌などの理由で別れたいと願います。一方で、性格のどこらへんが嫌なのかということを理解できない夫が話し合いの機会をもうけたいと思うようになり、結果的に離婚までの手続きが長引きます。

曖昧な理由ではなく、なるべく具体的に明確にしておきたいですね。

まとめ

法的手続きに踏み切るには、必ず理由があります。どちらから切り出すとしても、明確な理由を提示して準備を進めていきましょう。

離婚

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