セックスレスという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。実際に自分がなってみるととてもつらいもののようです。
夫婦間のことなので誰にも相談できないし、かといって自分一人でどうこうできることでもないし。基本的にセックスレスというのは、セックスがしたい片方が悩むものです。
今回はセックスレスの原因とその解決方法をご紹介します。ただ、セックスレスはそれぞれの夫婦が特有の原因を抱えているものです。自分たちの問題は、その原因を時間をかけて探っていく必要があります。
男性側から拒否される原因
男性がセックスしなくなり、女性側が悩んでしまうパターンです。男性側はどういう理由でセックスをしたくなくなるのでしょうか。
ひとつずつ見て行きましょう。
妻が母親に思えてしまう
子供ができてお母さんらしくなり、妻のことを女性と見られなくなってしまっている状態です。
男性はもちろん自分のお母さんに性欲はわかないのですが、それと同様にあまりにも「お母さん」になっている妻にも性欲はわかない傾向にあります。
妻を親友だと思ってしまう
奥さんとあまりにも長い間一緒にいるせいで、女性としてではなく同性の親友と見てしまうことが男性にはあります。
男性は女性を親友だと思うようになると性欲がわかなくなってしまいます。
仕事で疲れている・ストレスが多い
毎日の仕事であまりにも疲れていると、とてもセックスをする気力がなくなってしまい、性欲が減退することがあります。そしてたまの休みにはゆっくりしたいと思っているので、休日もセックスをすることがなくなってしまいます。
また仕事のストレスが大きいとやはり性欲減退の原因になります。
セックスにトラウマがある
男性は女性から見ると、とても小さい一言でセックスに対してやる気を失ってしまうように見えます。それは男性が実はセックスというものに対してとても敏感であるがゆえに、女性からの些細な一言で、プライドが大きく傷つけられてしまうのです。
女から素直に「あんまりそれ、良くないかも」と言われて以来セックスができなくなった男性もいるようです。
また以前、妻からセックスを拒否された経験があると、そのために再度セックスをしないようになってしまうこともあります。
セックスが事務的になっている
子供をつくろうと焦っている夫婦ほど、男性側には大きなプレッシャーがかかります。「今日は排卵日だから早く帰ってきて」なんて言われると試験官に精子を出す気分になるとも言います。
またセックスの楽しみは子供を作ることだけではありません。その雰囲気、行為そのものそれらを楽しむことが必要です。一般的なイメージとはうらはらに射精のみが目的のセックスには男性側は大きな魅力を感じているわけではないのです。
音が周囲に漏れてしまう
家の作りが簡素だと、セックス中の声や音が周囲にもれてしまいます。もし男性がセックスに対して抵抗感を抱き始めていたら、こうしたささいなことも、セックスをしない大きな理由になってしまいます。
女性側から拒否される原因
それでは今度は女性側から拒否されるセックスの原因を見て行きましょう。セックスレスは男性のほうが悩んでいる割合が多いそうです。
育児に疲れている
女性側は毎日の育児でへとへとになってしまい、とてもセックスができる気力でないことがあります。
これは男性側が育児を手伝ってくれてもなかなか消えない疲れのようです。
ただの性欲のはけ口として扱われるのが嫌だ
一般的に女性よりも男性のほうが性欲は強いと言われていますよね。
そのため男性から求めるセックスには、妻を愛しているからという理由だけでなく、単純にムラムラするから、という理由があります。
もちろん女性側にも性欲はありますが、日によって強弱がありなかなか男性のペースについてけません。そこでさらに求められると女性はセックス自体が嫌になり、セックスレスになってしまうようです。
男性を生理的に嫌になる
女性は男性と長い間過ごすうち、男性のことを汚らしいものとと考えてしまうことがあるようです。そのためとてもセックスなどできないと考えてしまいます。
中には抱きつかれると叫び声を上げて拒否し、キスでも嫌だという女性もいます。
これはどうも子供を産んだあとの女性に多いようです。おそらくはホルモンが関係しているのかもしれません。ただ、子供を持つくらいの年になれば男性はだんだんとお腹が出てきて男らしくなくなってきますので、容姿の変化も原因かもしれません。
また若い世代にも更年期障害になる人もおり、その場合はホルモン注射などを受けるなど医学的対処も必要になります。
夫のセックスが下手
セックスが自分本位になっていたり、女性側の気持ちをわかってくれていないセックスを続けていると、妻はセックスそのものが無駄な時間だと思ってしまうようになるようです。
夫に恨みを募らせている
普段の夫の行動が目につき、愛しているとはいえない状態に女性側がなっていることがあります。
これは離婚の危機だと考えて良いでしょう。セックスレスだから離婚する、というのもありえますが、離婚したいからセックスもしたくないと考える女性もいます。
例えば育児を手伝ってくれない、家事をしてくれない、仕事の愚痴ばかり言うなど、女性側にストレスがかかる夫婦生活だと男性に対して愛情が持てなくなり、セックスのことも考えられなくることがあるようです。
参考記事:セックスレス夫婦の原因5つ
セックスレスの解決方法
それではセックスレスを解消するためにはどんなことができるのでしょうか。
男性側、女性側ともに二人の話し合いの機会を持つことが大切です。セックスレスをしっかりと問題として二人の間に提起する姿勢が大切です。
男性側が拒否する場合のセックスレス解決方法
まず、以前夫のセックスに対して何か心ない一言を言ったのではないか、と聞いてみましょう。もしそうであれば素直に謝りましょう。夫のセックスに対する自尊心の低さを元に戻してあげる必要があります。
また、今の自分自身の容姿はどうでしょうか。男性に好かれる容姿になっているでしょうか。女性は誰でも産後には太りますし、太らなければ健康によくありません。しかし子供が大きくなっているのに太ったままの体型では男性側としては性欲がわかないのも無理はありません。
妻のことは愛しているけども女性として見れない、ということは、裏をかえせば妻に女性としての魅力が消えてしまっているということなのです。
男性は口にこそ出さないにせよ、誰でも妻にはいつまでも若々しく、美しいままでいてほしいと思っています。
女性側が拒否する場合のセックスレス解決方法
こちらは男性側ほど簡単ではありません。
もしかしたら女性側がセックスがもともと嫌いで、いままでは仕方なく相手をしてあげていただけかもしれません。その場合はセックスの良さをいくら口で説こうとも相手に思いが伝わることはありません。
まずは夫婦の間でセックスレスについて会話をしましょう。そのときにもしかしたら妻の本音が聞けるかもしれません。
女性の場合と同じように、男性側の容姿を良くしましょう。お腹が出ていませんか?頭が禿げているのはしょうがないにしても、見た目の良くない髪型ではありませんか?妻から男性と思ってもらえるように容姿を整えることが大切です。
また、セックスレスの原因でも書いたように、ホルモンのバランスが崩れている可能性もあります。
ただセックスレスの原因はホルモンバランスが崩れていることだから病院に行こう、と言っても女性側が快く引き受けてくれるはずはありません。もし女性が更年期障害になっていたら、病院で治療していくうちに知らず知らずセックスを求めてくるかもしれません。
しかし女性の場合、なかなか心と頭がうまくバランスを取れず、頭では分かっているけども、心では拒否してしまう、などという複雑な状況になってしまうかもしれません。
ただ産後すぐの場合、女性は誰でもある程度、セックスをしたくありません。もしそのような状況でれば、日数さえ経てばまた元通りにセックスができる可能性もあります。
参考記事:セックスレスを解消する、パターン別対処法
まとめ
いかがでしたでしょうか。
セックスレスの原因と解決方法を書きましたが、セックスレスの問題はそれぞれの夫婦の数だけ原因と解決方法があります。まずはご夫婦でしっかりとセックスレスについて話をして見ましょう。その中で自然とセックスレスについての対策が見えてくると良いですね。
それでは一度ここでセックスレスの原因と解決方法をまとめましょう。
男性側が拒否する場合、妻を女性と見れなくなることが第一に挙げられます。そして毎日の仕事に疲れ、以前言われた一言を引きづってしまい、子供を作ることが目的となるセックスに嫌気をさしているのかもしれません。
女性側が拒否する場合、育児疲れや単なる性欲のはけ口にされる嫌悪感、男性に対する愛情の低下、または更年期障害などのホルモンの関係も原因となってきます。
セックスレスの解消方法としてはまずはセックスレスの問題を二人の間でしっかりと問題として見える化を行い、それについて前向きな話し合いの場を持たないといけません。
日本の夫婦の45%がセックスレスに悩んでいると言います。勇気を出して周りの方とも相談すると意外な解決の緒(いとぐち)が見つかるかもしません。
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