要領が悪いのを改善する方法は?実はメリットもある!

学校でも会社でも「要領の悪い人」とレッテルの貼られている人というのは必ず一人はいそうですが、自分本当のことを要領が悪いな、と思う時はありませんか?他の人は難なくこなせているのに、自分は時間も手間もかかってしまい効率がちっともよくない。これって要領の悪い人間なんじゃないかと気になってしまったり。

でも、要領が悪くてもコツさえつかめば落ち着いて作業ができるのです。そんな要領の悪い人のための効率アップのためのポイントをお教えします。

要領が悪いとは

仕事

そもそも要領が悪い人というのはどういう特徴があるのでしょうか?ポイントを4つあげてみて、あなたも当てはまるか見てみてください。

人より遅い

あの人は早く終わっているのに、自分はまだ終わっていない。同じ作業をしているはずなのに。

何も相手がずるいことをして作業を速めているわけでも無く、同じことをしているのになぜか段取りが悪い。気が付くと数十分の差ができていて時間がかかりすぎているのが見て分かるということ、ありますか?

同じことをしていても人より作業を終わらせるのが遅くて、時には人に迷惑をかけてしまう。そういう時は要領の悪さを感じてしまいますね。

空気が読めない

KYという二つのローマ字を使って、「空気が読めない人」を意味しますがそういう言葉が広がって久しいです。その言葉が広がるぐらい空気が読めない人というのはこの世の中に溢れるほどいます。

要領の悪さはある意味場の空気が読めないことがあります。例えば早く仕上げないといけない書類の作成やモノづくりの作業工程。周りは早く完成させないと焦りますがそれをくみ取ることが出来ずなかなか迅速にてきぱきと動くことが出来ないなど。

空気が読めないとチームプレイでの作業では孤立しかねません。

出来なくなると投げやりになる

要領の悪さのせいでうまくいかずに物事を投げやりにしたりしていませんか?確かにスムーズになんでもこなす人がそばにいたりすると、比べてしまってどうせ自分は、と諦めてしまいそうになります。

その投げやりになってしまいそうなところを、この先読み進めてみて自信につながってくるといいですね。

物事の持って生き方が下手

物事を受け止める時に、真正面から受け止めてしまうことを言います。真正面からということは多角的にモノを判断できないということ。

こういう方法でなくても別に効率的なやり方があればそちらでやってしまおう、という考えが働かずに、これでなければならないと思い込んでまっしぐらになってしまいます。

人には自分に合った方法や考え方が存在しますが、物事を別の方向に持っていくことが出来ません。これ、やりにくいんだけどな、って思ったことがあるはずです。

要領の悪い人が為すべきこと

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要領の悪い人の特徴を述べてみましたが、では要領の悪い人が為すべきことというのはあるのでしょうか?

あるのです。それも難しいことではなく、きっと誰にでもできることなのです。

目標を見据える

要領の悪い人でも目標は持たれていると思います。でも、目標も二段階必要で、その作業を無事に完了するためには高い目標と、これをここまで終わらせてという身近な目標があります。

要領の悪い人はその二段階の目標を立てることをお勧めします。元々物事の筋道を立てるのが苦手なことは無いですか?

何を行うにしてもプロセスというのが必要ですが、そこに詰め込みすぎては、ああできないとなって投げ出してしまいそうになります。

後の効率をアップさせるには、でも書きますが過程に詰め込むのは目標が自分のペースに合ったものではないからです。

今一度達成すべき最終目標と、まずはクリアしないといけない目標と二段階で書き出してみませんか?

こなすべき仕事をシンプルに考える

シングルタスクとマルチタスクという言葉、ご存知でしょうか?

マルチタスクというと、いわゆるマルチに同時に動かせる多機能な意味合いがありますが、要領の悪い人はマルチタスクに物事を進めていくと非常に危険です。

元々同時にこなすことが出来ないのに、マルチに動かしてしまうのはすべてが中途半端に、極端に言えばすべて出来上がらずに終わってしまいます。

こなさなければいけない作業はあくまでも一つに。シングルタスクで進めていくことをお勧めします。

自分のキャパを把握する

新入社員だったり、全く初めてのことを始める場合はまだ未知数ですが、自分の作業効率、それにどれぐらい時間がかかるのか、ということを常に知っておきましょう。

自分の許容量を知るというのはとても大事で、自分のみならず他の人に迷惑を掛けなくて済みます。また、自分がこれだけは出来るという限界を知っていると、次にそれ以上の作業にも挑みやすくなります。

要領の悪い人のみならず、自分の限界と限界を突破できる可能性を生み出すためには自分のキャパを知っておくというのはいいことですね。

効率をアップさせるには

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要領の悪い原因にもなるような特徴から要領の悪い人が為すべきことを書いてきましたが、ここではそれを実行させるべき効率をアップさせるポイントをお教えします。

要領の問題ではなく、デキる人もこうしていたのかもしれないですね。

優先順位を決める

まずは作業効率を挙げるために優先順位を明確にしましょう。

頭で考えるより紙に書きだすのが理想です。そこから矢印で次の作業工程までの進み具合を自分なりに可視化していきます。

要領の悪い時というのは、わかっているはずだからと頭で考えて進みがちですが人は目で見たときに初めて、あ、あれもしないとこれもしないとと気が付きます。

会社の業績なども数字に表し、数字よりもグラフという風に絵にします。それは目で見て初めてどこがどう良くなったのか悪くなったのか、がわかるからです。

何からすべきかを考えるのに、書き出すということは頭を整理するという意味でも効率が上がる方法でもあります。

人を使うこと

言葉は悪いですが、人を使うということも効率アップにつながります。

どうしても人に頼むのは苦手、という人もいるかもしれませんが、要領が悪いことでかえって人の手を借りないといけないことを考えると、ちょっとここ手伝ってこれないかなと声をかけてみるのも一つです。

要領の悪い人の中には、人付き合いが苦手という人もいると思いますがやはり仕事は全体で成り立っているもの。思い切って人を使ってみましょう。終わった後の「ありがとう、助かったよ」の一言も忘れずに。

過程(プロセス)に詰め込まない

目標を見据える、のところでも述べましたが作業効率を上げるためにと、やみくもに詰め込んでしまうとやりきることが出来なくなってしまいます。過程には自分で進める作業内容と所要時間を計算して考えましょう。

あくまでもシンプルに、シングルタスクでこなせるだけの仕事を進める努力をしましょう。

人から頼まれて、と人が嫌がる仕事を頼まれてしまうタイプにもこの、要領の悪い人というのが上がってしまいますが、自分一人で背負ってしまうと大変なことになりますのである程度断る勇気も必要になってきますね。

要領の悪い人にもメリットがある

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今までに書いてきた「要領の悪い人」ですが、悪い所ばかりではなくとてもいいところも沢山あります。人にいろんな目で見られてきた人もいるかもしれませんが、ちょっとだけ自信がわきますよ。

丁寧にこなそうとする

要領の悪い人は、別にずるいことをして手早く終わらせようとしているわけではないのです。

基本的に要領の悪さというのは、作業工程で自分の立ち位置がわかりずらいところから来ているので、性格人格にもよりますが、丁寧に確実に仕上げようという気持ちは十分ある人が多いです。

ただ、段取りの悪さが目についてしまうだけなのです。

好きなコト、頭で考えなくても手が勝手に動く程に体に染みついているとものすごく丁寧さが目立ちます。そこまで成長ができるとすごいですね。

意識を変えると人材になれる

先ほどの丁寧さがあるところから飛躍しますが、要領の悪い人を上手く扱える会社ではそういう人を人材に育て上げることに長けている素晴らしい会社ともいえます。

逆に、なんでこんなに遅いんだ!とか早くしろ!と萎縮させてしまう上司のいる会社だと、要領の悪い人で終わらせてしまいます。

元々努力する人なので、伸びるように改善すると会社の中でも人材になる可能性を秘めています。

愚直でまじめ

予想外のことが起きて、それをうまく越えて元に戻すのが苦手なのですが、言い換えれば愚直でまじめな人が多いです。

不真面目で、楽な方ばかりに逃げ道を見つけてしまう人に比べると、真面目に取り組む人が、悲しいかな要領の悪い人には多くいます。

人を踏み台にしたり押しのけてのし上がることが無いので出世に遠くなる場合がありますが、その代わり名もなき人格者であることも。

参考サイト:「要領が悪い人」がやるべきの5つの改善策!実は隠れた才能を持っていることも!

まとめ

要領の悪い人の効率アップの方法いかがでしたか?何も難しいことではなくて、ひとつひとつを立ち止まって考えてみると自ずと導き出せる答えばかりなのです。

ただ、近年言われるようになってきた大人のアスペルガー症候群。生きにくいと感じ、自分はなんて要領が悪いんだ、空気が読めないんだと落胆しているとアスペルガー症候群の診断をもらったというのも聞きます。

アスペルガー症候群も予想外のことが起こるのが苦手で、同時に何か処理をすることができないと言われています。中にはできないことでパニックになり暴れてしまうこともあるそうです。

自分はもしかして、と思う場合には病院でチェックしてみるのもひとつです。要領の悪さなどが自分のせいではなく、病気のせいだとわかるとストンと胸のつっかえが落ちたとも聞きます。

上記のやり方で要領がすこし改善されることを願ってやみません。

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