職場の人間関係 でストレスを感じている人へ!対処方法を紹介!

職場での人間関係が悪くなると、なんてことのない仕事がうまくいかなかったり、細かなミスも針小棒大に言われて落ち込んだり、会社に行きたくなくなってしまうことさえございます。

しかしながら、程度の差はあれ、どなた様も人間関係では悩むものでございます。

強硬手段に出られる前に、まずはどうかご覧ください。職場の人間関係をちょっとだけ改善する、ささやかな対処法について今回はお話しいたしましょう。

辞めたい理由ナンバーワン

girl-504315_960_720

仕事をしていて、「辞めちゃおうかな」とお思いになる理由のトップは、「人間関係に疲れた」であると断言しても過言ではございません。

仕事の内容がうまくいかなくても、人間関係が良好であれば「もう少しやってみよう」と思えたり、相談できたりできるものでございます。

また、どうにもすごく嫌なことがあった、というよりは、小さな鬱憤が溜まりに溜まって、ある日爆発して「辞めたい」になる方がほとんどでございます。では、そんな生活を変えるためには、どんな心構えが必要でしょうか。

千里の道も一歩から

どういたしまして

では、そんな会社に行きたくなくなってしまう人間関係について悩んだら、実際にどうしたらよいのでしょうか?

起業したり、貯蓄だけで生きていける算段をつけたりしない限り、会社にはいかなくてはならないようです。いくつかステップをご紹介いたしますので、ご参考頂ければ幸いでございます。

挨拶は自分から

「おはようございます」「お疲れ様です」「ありがとうございます」「ごめんなさい(申し訳ありません)」

人間関係を円滑にする挨拶は、実はとても素晴らしい利点があって、なんと、何回言っても無料となってございます。

どうせ無料なら、そしてその無料のコンテンツで、一日を円滑にスタート出来るとなれば、使わない理由はございません。

また、元気に挨拶をしたり声かけをしたりする姿は、実は当人だけでなく周りの方の目に留まりやすいものです。「あの人いつも挨拶するね!」「あの人はいつもありがとうって言ってくれるんだ」など、知らぬ間にご自身の評価を上げることも出来てしまうのですから、これはもう明日から、率先して挨拶をして参りましょう。

返事を疎かにしない

さて、相手の方が好ましくない場合、あなたはお相手の方にどのようなアプローチをなさいますか?

面と向かって嫌がらせをするには、なかなか度胸がいるものです。多くの方は「無視する」とお答えになるのではないでしょうか。特定の方にだけ何を言われても返事をしない。複数人で話をしているときに、特定の方にだけ話を振らない。お昼休み、メールなどで示し合わせて、特定の方が気付いた時には一人残してみんなでランチに行ってしまう、など。手法は様々ございましょうが、なかなか苦しいものがあります。

そこでまずは、相手に「嫌われた」と思われないために、また相手が無視していても諦めるくらいに、「必ずはっきりと返事をする」を心がけてみませんか。

「そろそろあの仕事をやろうかな…」と思っているところに「そろそろやってくれない?」などと言われたら、誰しも「むぅっ」と思ったり、「うるさいなー今やろうとしていたのに!」などと思ってしまうことでしょう。

しかし、そんなときも気持ちはおくびにも出さず、はっきりと返事をしてみましょう。

指示に対しての返事は、「受領」と「認証」の二つの意味合いがあります。お互いに不信感を抱かないためにも、はっきりとした返事は鉄板でございます。

発する前に言葉の再確認を

さて、あと一時間で今日の仕事は終わり。今日は仕事の後に予定があり、朝からずっと楽しみにしていました。今日の仕事もなんとか今日中に終わりそう、もうすぐ楽しみにしていた業務終了時間…!というタイミングで、かかる「今日残業できる?」の声。

「なんであたしが!!!他の人でも良いじゃないですか!!!」

とついつい口から出そうになるのを、さぁ、一度お引き取りください。

「申し訳ありませんが、本日は先約がありますので、他の方でも可能な業務であればお断りしたいのですが」などと、少し控えめに伝えてみてはいかがでしょうか。

どうせ残業を断って遊びに行くなら、お互いすっきりと笑顔で楽しく余暇を過ごしたいものですね。

残業を依頼する側であれば、「他の人にお願いしようと思ったんだけど、こういう理由でぜひ君にお願いしたいんだけど、今日残業できる?」などと柔らかく伝えてみると、頼まれる側もカッとなることは少なくて済むかもしれません。

話し上手<聞き上手

場を沸かせたり、楽しませてくれる人は、大概が「話し上手」な方かもしれません。しかしながら、その場にいる全員が「話したがり屋」だったらどうでしょう。楽しくなるどころか、諍いに発展しかねません。目立たないけれどそこにいる、「聞き上手」さんによって、話し上手さんの楽しい話が引き立つのです。

誰しも自分の言いたいことを言うと気持ちが良いものです。

会話上手になりたければ、話すことより聞くことをまずは主軸にするべきです。もっとも、聞き上手はただ聞くだけではありません。話し手の話をじっと聞き、時に相槌を打ち話を促し、聞かれたいことを聞き、笑いどころで笑うなど、相手に気持ちよく話をさせるのも、難しいですが重要な役割でございます。

もしかしたら、あなたの苦手な方からも、ちょっといい話が聞けたりするかもしれませんよ。

人間関係も給料の内と割り切る

シビアな考え方ですが、今のこの環境も給料のうちだと割り切ってしまうと案外ラクになるものです。

煩わしい職場かも知れませんが、それも含めて会社は給料を支払っているのです。そのうち「人間関係の修業をしてさらにお金まで貰える」と思えるようになれば、もう「めんどくさい」にはならないはずです。

悪口は言わない

誰だって悪口は言われたくありませんし、でも言っている方がいたら気になってしまうものです。

どんな人のことでも、決して悪く言わないこと、また同席の方が悪口を叩いていても、同意しないこと。これは、職場の人間関係においては鉄則中の鉄則です。

悪口を言う人は、「ここだけの話」と言いながらどこでも話しています。同意しただけでも、次の話し場所では、「(あなた)も言っていたよ~」なんて言われかねません。

面白い研究結果があります。

オハイオ州立大学のスコーロンスキー博士の研究では、「Aさんの悪口を言うBさん」の図式を見せたところ、悪口を言われているAさんの評価は下がらず、悪口を言っているBさんの評価ばかりが悪くなっていた、という結果が出たそうです。

悪口は、言われた側よりも言った側に悪印象が残ります。あなたがもし悪口を聞いたとしても、決して乗らず、逆に良いところを探して話せるようにしておくとよいでしょう。悪口は、あなた自身を滅ぼします。

同僚≠友達

職場とはあくまでも、仕事をして利益を上げ、お給料をもらう場所です。隣にデスクを並べる同僚は決して古くからの友達でなく、たまたま同じプロジェクトに配属された他人であり、業務上のパートナーです。

もちろん仲良く話をし、関係を円滑に保つことは、業務を効率よく消化していくうえで大変重要なタスクと言えます。しかし、あなたは職場に仕事をしに来ているのであり、友達を作りに来ているわけではありません。

社会人としてのルールを守り、最低限のマナーは維持し、公私混同せずきちんと業務にあたりましょう。苦手な方もパートナーです。もしかしたら、あなたより的確な視点で適切な仕事をこなすかもしれません。学ぶべきことも多いでしょう。

また、どんなに仲が良くても、勤務時間中は友達ではなく同僚です。特定の人にだけ態度が違うと、当人同士は楽しいかもしれませんが、周りの人はそうではありません。また、無意識に態度に差が出てしまう人は、苦手な方への対応にも無意識に差が出ているものです。そして、そういうところを、周囲の方はとても冷静な目で見ているものです。

通勤路に楽しみを見つける

通勤時間も意外とばかにならないものです。億劫な気持で通勤しても、楽しく通勤しても、同じ所要時間ならば、楽しく通勤した方が、一日を楽しく迎えられ、また楽しく一日を終われるというものです。

楽しく通勤したあなたの笑顔を、職場の方はきちんと見ていることでしょう。笑顔で通勤してくる方と、しょんぼりしながら通勤してくる方と、一緒に仕事をしていて楽しいのはどちらでしょうか。

明日に持ち越さない

誰だって失敗はします。

でも、失敗ってなんでしょう。

電気を発明したことで有名な発明家、エジソンの言葉に、こんなものがあります。

「私は今まで一度も失敗したことがない。こうしたら電球が光らないという発見を、二万回以上見付けただけだ」

とてもポジティブですね。

さらに、

「諦めは最大の弱点だ。成功するための最も早い確実な道は、常に考え、もう一度試してみることだ」

これは、発明だけでなく人間関係にも言えるのではないでしょうか。

「あの時言いすぎた」「あの言い方は嫌な思いをさせたかもしれない」

反省はもちろん必要です。次に生かすべきでしょう。しかし、決して引きずる必要はありません。明日から気をつける、それだけでいいのです。

先回りの後悔は不要です。今日の失敗は、成功するためのワンステップと捉え、明日には持ち越さないようにしましょう。

参考サイト:【職場の人間関係が辛い人に送る】仕事をもっと楽にする7つの方法

まとめ

ここまでお話し差し上げたことは、全てのことが決して難しいことではございません。しかしながら、では明日から全てが完璧にできるかといえば、難しいことです。

まずは、何とか出来そうなことから一つずつ、目標として設定し、やってみてはいかがでしょうか。小さな変化かもしれませんが、毎日続けていくことで必ず大きな変化へと変わっていきます。

明日職場に行きづらい何かがあったのかもしれませんが、それでもまずは、明日の朝、大きな声で「おはようございます」と全員に声をかけに行くと、案外あっさりと一日が始まるかもしれません。