「理系男子」に、あなたはどんなイメージを持っていますか？チャラ男とは一線を画した「勉強が得意」とか「天才肌」といった知的なイメージがありますよね？数字に弱い女子にとっては、自分に理解できないことをサラっとこなしてしまう、まさに「憧れ」の存在です。
「理系男子」はどのようなところが魅力なのでしょうか？クール過ぎて、ちょっと敬遠してしまう、というあなた！実は、理系男子って「愛すべき男性」なんですよ。隠れて見えない彼らの魅力を知って「理系男子」に接近してみませんか？
「理系男子」ってどんな人？
文系に進んだ人の場合、ほとんど縁がない「理系男子」。
最も身近な存在では「お医者さん」ですが、とても頼りになりますよね。そう、「理系男子」は頼れる人なのです！
クラスに必ずいた！「2人のヒーロー」
小学生のとき「クラスのヒーロー」の男子、いましたよね。スポーツ万能で、明るくて何をやらせても上手な男の子。その子と人気を二分するのは、目立ってナンボの「不良系男子」か、頭脳明晰・成績優秀な「秀才男子」ではなかったでしょうか？漫画やアニメの中でも、このようなタイプの男子たちが登場しますよね。
ケンカやイジメのことは正義感の強い「スポーツ男子」に相談しますが「クラスの課題を決める」とか「班で行う自由研究」に関しては「秀才男子」に相談を持ちかけましたよね。秀才男子と同じ班になった生徒は「ラッキー！」なんて喜んでいませんでしたか？
「○○君は、”頭がいい”から何とかしてくれる！」というクラス全員の期待を受けるのが「理系男子」です。目立つ存在というよりも「一目置かれる存在」の男子に、女子なら一度は憧れたことがあるはずです。理系男子には、このような「子どもの頃から頭脳明晰だった人」が多いのです。
「文系男子」と「理系男子」
学校教育時点で「文系」と「理系」２つの分野で進路が分けられます。高校時代に「理系」に進んだ生徒は、理系の大学に進学し、理系の仕事に就く･･･という「理系の人生」を送ります。「生まれたときから”理系頭”だった」と言っても間違いではありません。子どもの時に、両親から”理系頭”であることを見抜かれている場合もあります。
理系の人と文系の人の違いは、「思考回路」にあります。結論が同じであっても「思考のプロセス」が違うのです。例えば、何かを調べる場合、辞書を引いて解釈し結論を出すのが「文系男子」で、方程式を当てはめて結論を出すのが「理系男子」です。「文系＝情緒的」で「理系＝論理的」ということになります。ここが文系タイプとの根本的な違いです。
「論理的思考力」は、直感で物事を判断するのではなく、筋道を立てて客観的に物事を考える思考（＝ロジカルシンキング）を言います。原因と結果、その間にあるプロセスを効率よく構築し、理想の状態（正解）に導くためのスキルです。このようなスキルを持つ人の行動はソツがなく、ブレがありません。自分とは異なる意見に感情的にならない、クールな行動が特徴的です。
理系男子の「行動」
理系男子は論理的です。ダブったり、まとまらないことを「余分なもの」と考える傾向があります。文系男子は「それもまた良し」と捉えるので「大らかな人間性」として人の目に映ります。
「効率的に動く」
例えば、旅行のプランを立てる場合、最初に「○○県に行こう」と「行き先」を決めます。そして「交通手段」と「滞在日数」や「観光スポット」を決めます。そして出発時間を決め、どこでランチをするかなどのポイントの予定を立てます。
ここから理系男子のこだわりが現れます。いかに時間を有効に使い、旅費を最低限に抑えられるかといった「最も効率的なプラン」を立てようとします。理系男子にとっての「良い旅行」とは「素敵な景色が見られたら良い」「美味しい食事を楽しめたら良い」というものではありません。「現地にいかに早く・安く到着出来るか」や「効率的に組み立てた行動予定どおりに動くか」など「効率よく旅をすること」が彼らにとっての「良い旅行」なのです。
「人に流されない」
ガンコ、なのではありません。ただ「自分にとってムダなものは取り入れたくない」のです。ファッションアイテムが分かりやすい例です。理系男子は「機能性」を重視する傾向があります。見た目ではなく「長持ちするもの」「ヨゴレが目立たない」「洗ってもすぐ乾く」などが理系男子にとっては「よい服」です。
荷物をたくさん入れても身動きがとれる「リュック」、遠くまで歩いても疲れないスニーカー、多機能を備えたデジタルウォッチなど、機能的に優れたアイテムをよく身につけていませんか？このように、人の視線（＝流行）に流されないのも彼らの特徴の1つです。
「異性なれしていない」
高校生の時点で、理系クラスと文系クラスに分けられ、女子が少ない環境で青春時代を過ごします。周りの友達が恋人を作る中、黙々と数式と向かい合います。彼女が欲しいという気持ちを全く持っていないわけではありませんが、突き詰めるほど面白くなるのが、理数系の世界です。理系男子は、そんな「恋愛よりも楽しい時間」を過ごしているのです。
全ての理系男子に当てはまることではありませんが、学生時代の「恋愛レッスン期」を、数式と過ごした理系男子は、必然的に恋愛経験が少なくなります。そのため、大人になってからも異性へのアプローチは苦手なままです。そんなところも、理系男子の魅力なのです。
「理系男子」の恋愛パターン
「恋愛」とは程遠いイメージがある理系男子です。それは「理解しにくい世界」で生きているからかもしれません。彼らの特性を知れば「決して恋愛を拒絶しているわけではない」ことが分かります。
「正統派イケメン」ではない
情緒的な文系男子は、女性の好む男性のタイプを現実化することが上手です。雰囲気の作り方も、選ぶ言葉も女性好みに仕立て上げることが出来ます。源氏物語のヒーロー、光源氏はまさに「文系男子」の鑑です。ある意味では女たらしダメ男ですが、顔の良さはさることながら、文にしたためられた甘い言葉で女性の心を解きほぐしてしまいます。甘さが醸しだす「雰囲気イケメン」である可能性もありますが、女性に「幸福感」をもたらす存在であることに違いありません。
そのような面で理系男子は「正統派イケメン」とは言えないかもしれません。しかし容貌の良し悪しより「知性」が強く顔に現れます。また、好きなことを突き詰めている「充実感」と「自信」も併せ持っています。このような要素が組み合わさった「オリジナルな知性イケメン」なのです。ある程度の年齢になった時「雰囲気イケメン」と「知性イケメン」の差は一目瞭然です。
相手の気持ちを「大切にしない」？
理論立てて考える思考のクセがあるので、理論に沿わないとっぴな行動をとられると、「理解が出来ない」と面倒くさく感じてしまいます。小悪魔女子も時には新鮮ですが、男性心理を弄ぶような駆け引きは、理系男子を落とす方法としては逆効果です。
お付き合いしたいと思う気持ちを伝える場合、小細工はせず、シンプルで分かりやすいアプローチをしましょう。曖昧な表現をして「きっと汲み取ってもらえるだろう！」と思っていたら実は全く伝わっていなかった･･･なんてことも理系男子には珍しいことではありません。相手の気持ちを無視しているのではなく、本当に「分かっていない」だけなのです。
コミュニケーションは「合理的」
合理的でないことを嫌う傾向があります。お付き合いが始まった記念日と、相手の誕生日が近ければ、多くの理系男子は「2つまとめて祝おう」とするでしょう。恋人と会うことが面倒だとか、お金をかけたくないというのとは違います。「記念日と誕生日、結局は両方祝うのだから、時間を分けても分けなくても結果は同じ。同じ結果なら、時間を有効利用できる方を選ぶのが正解。」と考えるためです。
コミュニケーション方法も、電話やメールの回数を重ねるより「メールだけで十分」です。声が聞きたい」という理由では、理系男子にとっては「電話をする理由」になりません。「返信の必要がない内容なら返事はしない」といった、ラインの「既読無視」が多いタイプです。毎日連絡をとりたい女子には、ちょっと寂しいかもしれませんが、これが理系男子の世界なのです。
浮気する確率は、極めて低い
愛は「情緒」が大切です。好きな人の態度の移ろいに一喜一憂したり、届いたメールの文章を深読みしてみたり･･･このような「素敵な悩み」や「素敵な勘違い」をすることが、恋愛の醍醐味です。かの有名な「I love you」を「月が綺麗ですね」に翻訳したエピソードは，文系男子が持つ「情緒」の成せる技です。
異性とのやりとりから、その人の心情の深いところを読む、いわば「文学的」なセンスがある人は、恋愛をする機会も多いと言えるでしょう。あちらも魅力的だが、同時にこちらも魅力的･･･浮気性の男性は、たくさんの人間に同時に魅力を感じる心を持っています。
理系男子の場合、1人の恋人の魅力を分析する方が面白く感じます。いくつもの方程式を同時に解くことよりも、1つの方程式をじっくりと追求することに興味を感じるのです。 このような意味では、理系男子が浮気をする確率は「極めて低い」といえるでしょう。なにより、複数の女性を行ったり来りは「時間と労力のムダ」なのです。
「理系男子」とお付き合いするなら
「誰と付き合っても、大して変わりはない」。
それは同じようなタイプの人とお付き合いしているからです。自分の価値観をガラリと変えてくれるような人とお付き合いしたら･･･自分も大きく成長できるかもしれません。
真剣に向き合って！
駆け引きが苦手な理系男子には「恋愛は楽しむもの」という恋愛観がありません。「もうしばらく何人かの異性とお付き合いを楽しんで、20代のうちに誰かと結婚しよう」という考えは持っていないのです。逆に表現するなら「本気じゃないと付き合わない」ということになります。
何のために恋愛をするのか･･･その目的の先は「結婚」です。理系男子にとっては、恋愛相手と結婚相手を分けることは「非効率的」な行動なのです。理系男子を狙うなら、こちらも遊び感覚ではなく、真剣に向き合いましょう。
会話は「質問」と「賞賛」を！
理系男子の興味を引く会話って一体何でしょうか？お互いに共通点を持っているのなら、共通した話題でも盛り上がることは出来ます。共通した話題がない場合、無理やり「理系」の話を持ちかけるのは、会話を続けるだけで一苦労です。こちらの頭の辞書に入っていないことを話題にする･･･そんな恋愛は長続きしませんよね。理系男子に対しては「質問力」を発揮しましょう。
なにかの研究をしている男性なら「どうしてその研究をしようと思ったの？」とか「他の人はどんな研究をしているの？」など、相手が答えたくなる質問をしてみましょう。教えること、説明することが好きなので、きっと詳しく答えてくれるでしょう。
そして、研究熱心さや日々の努力を、どんどん「褒めて」あげましょう。一般的には理解されがたいことを研究できるのが理系男子の素晴らしさです。なかなか対等に渡り合うことはできません。研究者の恋人や妻に出来ることは、意見することではなく、ひたすら賞賛し続けることなのです。
1人の時間を持たせよう！
理論立てて物事を進めることは、直感で物事を進めるよりも集中力を要します。「疲れているな」と感じたら、そっとしておいてあげましょう。気晴らしのためのデートをしても、多くの場合「上の空」です。
「あなたのことはよく分かっているよ！」という気持ちを伝えるのは、言葉だけではありません。あなたにとっては「空白の時間」でも、相手にとっては思考を休ませる「ポジティブな時間」なのです。普段の生活のペースを乱したくない、と考える人も理系男子には多いです。
「途中で仕事を放り出してでも会いに来る」といった恋愛ドラマのような行動は期待してはいけません。「集中し過ぎて私を忘れちゃう、そんなあなたが大好き！」くらいの気構えを持ちましょう。
ファッションセンスに口を出すときは･･･
オシャレな理系男子って、あまり目にしませんよね。いつも白衣が素敵なドクターの、私服姿を見てビックリ･･･（最近はオシャレなドクターも増えましたが）。たまに、残念！と思ってしまうことがあります。
理系男子はオシャレに見える服よりも、機能的な服を選びます。これは理系男子のこだわりポイントですから、真っ向から否定してはいけません。恋人としては「もうちょっと何とかならないの？」と口を出したくなります。しかし「恋人に合わせて窮屈な格好をするくらいなら、恋人なんか要らない」なんて思われないように、さりげないアドバイスに留めましょう。
「その服ダサいよ」とダメだしをするのではなく、「せっかく背が高いのだから、こういうデザインの服を着てみたら？背が高い人にしか着こなせないよ」とか「このメガネ、白衣に合うんじゃない？優しく見えるかも！」など、「彼の持つ長所や特性」に合わせたワンポイントアドバイスをしてみましょう。
まとめ
学生時代、男子ばかりの理系クラスに女子が入ると「女王様状態になれる」と言われていました。
大学も理工学部などに女子が入学すると、途端に「マドンナ扱い」されるとも言われていました。それほど理系分野は「男の学問」だったのです。今では「リケジョ」の数も増えて、女性も多く活躍する世界になりました。興味のある人は、理系男子にその面白さを教えてもらうと、さらに興味が高まると思います。
数学の面白さは「答えが1つ」というところ、と言います。決められた方程式にそって正解を導き出す･･･その過程は、感覚を大切にする「文系人間」には理解しがたい世界です。「恋愛を方程式で解決する」というユニークな考え方をしている人もいます。「論理的な恋愛」の世界に飛び込んでみると、新しい自分が発見できるかもしれません。
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