ツンデれ男の特徴とは? モテる理由はいったいなぜ?

あなたの周りに「ツンデレ男」はいますか?普段はぶっきらぼうで冷たいくせに、不意に優しくなったり甘えてくるような男たち。一見、とても面倒くさいという印象を持たれがちなのに、このようなツンデレにメロメロになってしまう女性が増加してきています。

彼らの魅力とは、一体なんなのでしょうか?ここでは、彼ら「ツンデレ男」の特徴を紹介し、女性を魅了する独自性について解説していきます。

ツンデレ男とは?

男性②

ツンデレ男とは、好意をもった女性に対してツンツンと冷たくしたり、かと思えばデレデレと甘えてみたり、相反する態度を取る男性のことです。

この「ツンデレ」という言葉は元々、女性に使われてきたものなのですが、意外と男性にもそういった性質の人が多いため、男女問わずに言われるようになりました。

今回ピックアップした「ツンデレ男子」ですが、大きく3つのタイプに分かれます。まずは、こちらについて簡単に説明しましょう。

切替型

人前ではツンツンと冷たかったりそっけなかったりしますが、2人きりになると急にデレデレとしてくるタイプです。いわゆる「ええかっこしい」で、本当は甘えん坊なのに人前ではそれを隠して格好良く見せようとしています。

一体型

人前や2人きりだとかに関係なく、常時ツンとデレが繰り返されるタイプです。自分の気持ちを素直に出せず、心理的に不器用なのですが、ふと気が緩んだ時に本音が出たりすることでツンとデレが入れ替わります。

移行型

最初のうちは常にツンだったものの、月日の経過と共に心境が変化していくことで、デレに移り変わっていくタイプです。
ツンデレの元祖とも言えるタイプであり、元々はこの移行型の人たちを「ツンデレ」と呼んでいましたが、最近は切替型や一体型のような不定形タイプも主流となっています。

ツンデれ男の特徴

カップル

通常の男性は、女性に好かれたいという気持ちから優しく接するものですが、ツンデレ男の場合は行動が真逆となります。まるで小学生かのように、相手を意識するほどに逆に冷たく接してしまうのです。

これにより、女性からしたらその真意は分かりづらく、「自分は嫌われているのかも…」と誤解してしまうこともあります。また実際に、それらの冷たい言動によって傷ついてしまう場面もあると思います。

しかし、本当は女性を傷つけようなどとは思っていません。時々顔を出す「デレ」からも分かる通り、実際には当然ながら好意を持った女性と仲良くしていきたいのです。

このようにややこしい性質を持つツンデレ男ですが、その本音を探るため、彼らの特徴について紹介していきましょう。不思議な独特の魅力の謎を解くヒントになるはずです!

基本的に素っ気ない

話しかけても素っ気ないというのは、ツンデレ男の代表的な特徴の一つです。「うん」や「ああ」といった返事しかしないため、女性としては「私に興味がないのかな…?」と自信をなくしてしまいがちです。

しかし、実はシャイな性格からくる照れ隠しであり、自分の好意を周りの人に知られたくなかったり、自信がないため、変な発言などをしてしまわないようにと気をつけているがゆえに憶病な状態になっているのです。つまり、相手のことを思い切り意識していることの表れということです。

意地悪をする

意地悪なことをされたら普通は嫌な気持ちになってしまうものですが、ツンデレ男はあえてそういった行動を取ってしまう傾向にあります。

不器用な彼らは、好意を持った女性とたくさん絡みたいと思っているにもかかわらずそれを周りに知られたくないという気持ちから、ちょっかいを出すような行動になってしまうのです。つまり、一見「意地悪」と見えてもその真意はアピールであり、愛情表現ということです。ペットのアテンション・シーキング(注意喚起行動)と同じで、「構ってほしい」という意味があるわけですね。

そもそも、相手に興味がなければ何もしてこないものです。わざわざ意地悪やちょっかいを出してくるということは、「興味がある」と言っているようなものです。

ダメ出しをする

ツンデレ男は不器用なため、好意を持った相手に対して素直に「可愛い」といった言葉をかけることができません。本当は褒めたいと思っているのですが、どういった言葉をかければ良いのか迷っているうちに、まるで逆の憎まれ口を叩いてしまうという傾向があります。

女性としては、せっかくヘアースタイルやメイクを変えたのに、「似合ってないなぁ」などとダメ出しをされたらとても傷ついてしまいますよね。ましてや、それを言ってきたのが好きな男性だったら尚更です。しかし、このダメ出しや憎まれ口は、ツンデレ男にとっては愛情表現の一つなのです。

わざわざそのようなことを言ってくるということは、それだけ相手の女性のことをよく見ている証拠なのです。

メールやLINEでは優しい

普段は冷たく素っ気ないのに、メールやLINEなど直接顔を合わせないコミュニケーションツール上ではやたらと優しいというのも、大きな特徴です。

ツンデレ男でなくとも、メールやLINEでは普段以上に言葉が優しいと感じることはありませんか?これは心理学的に言えることで、対面して話すよりも、文字で伝える方が冷静に話を整理できる上に緊張感が緩和されるため、本音が出やすいのです。特にツンデレ男の場合は普段はよく裏返しの言動をしてしまうため、後から反省したり後悔をして、メールやLINEでフォローを試みようとするのでしょう。

その態度のギャップに、女性としては「何か裏があるのでは…」と不安になってしまいがちですが、実際には単に素直になっているだけですので、それを本心として受け取って対応すれば大丈夫です。

ダブルデートだと不機嫌になる

ツンデレ男は、複数のカップルでデートをしたりするのが苦手です。あくまでも自分の好きな女性と二人きりでデートをしたいので、ダブルデートなどのグループ行動になってしまうと不満な気持ちが募り、不機嫌になる傾向があります。

団体行動なのに、彼だけ機嫌が悪くて場の空気を乱してしまうようであれば女性としても気まずいでしょう。ツンデレ男とデートする時にはこのあたりに配慮して、ダブルデートなどのセッティングはしないように気をつけるようにしてください。

急に優しい面を出す

ツンデレ男の魅力にもなっていますが、急に優しい面を見せるというギャップがあります。

普段が冷たく素っ気ないためにクールでドライな人だと思われがちですが、たまに顔を出す「デレ」により大きなギャップが生まれ、そこに惹きつけられてしまうのです。このデレは、その女性に対して安心感や信頼感を抱いているからこそ顔を出すものですので、気を許しているという分かりやすい証拠になります。

なお、二人きりでいる時にこのような場面が訪れやすく、他人の目がないことで素直になることができ、優しさや甘えなどを正直に出してくれるのです。このような時は女性側としても躊躇せず、彼に合わせて甘え合うようにしてみましょう。

たまにスネる

二人きりになった際、急にスネることがあるのもツンデレ男が起こす行動の一つです。突然こんなことになったら女性としても「私、何かした…?」と不安になってしまうと思いますが、実はこちらも「構ってほしい」というアピールなのです。本当は甘えたいけど上手く甘えられず、素直になれない時にわざとスネてみせることで女性の気を引こうとします。

かなり分かりづらくややこしいですが、このような時は女性の方から話しかけたり甘えたりしてあげることで、ツンデレ男も満足することでしょう。

ツンデれ男がモテる理由

女心を掴む

前項の「特徴」だけを見て行くと、「ツンデレ男って、面倒くさい…」という印象を持つかもしれません。実際、本音と真逆の行動を取ったり、余計に気を使わされる場面があったり、真意が見えづらかったりと、ややこしい面も多々あることは事実です。

ところが、実態としては意外なことにツンデレ男はけっこうモテるのです。なぜ、こんな面倒くさそうなタイプの男たちがモテるのでしょうか?その魅力と理由について、説明します。

冷たさと優しさのギャップ

「ツン」と「デレ」は、いわゆる「アメとムチ」にも似た二面性的なギャップがあります。普段は冷たかったり素っ気ないことで不安になったり不満が募ったりしますが、そのマイナスからの急上昇的な優しさや柔らかさを不意に出すことで、そのギャップに女性は翻弄されてしまいます。このような感情の揺さぶりを自然にできてしまうことが、ツンデレ男の魅力でありモテる理由なのです。

また、一見は厳しくドライなのに、本当の内面はとても温かくて愛情に溢れているという意外性と、それを自分に出してくれるという安心感や充足感、優越感などで、女性を虜にすることが多々あります。

「いつも優しい」や「いつも厳しい」だと、分かりやすい代わりに意外性もギャップもないため、気持ちのマンネリ化も起きやすいと言えます。しかし、ツンデレ男の場合は天然の駆け引きかのように日常的に感情を揺れ動かしてくるので、そこが女性としても良い刺激だと感じてしまうのでしょう。

母性本能をくすぐる

ややこしくて面倒くさい…。これらマイナスなはずのポイントが逆に、女性の母性本能をくすぐるという作用を起こすことが、実際にはあります。理屈だけで考えるとどう考えてもわずらわしいはずの「ツンデレ」が、いざ体感すると女性の本能である母性を刺激するため、マイナス面が「可愛い」という評価に変化するのです。

特に、ツンデレ男の心理や本音を知っていくことにより「強がっているけど、一生懸命ごまかしているだけ」「隠しているけど、本当は喜んでいる」など悟れるため、その子供っぽさに「可愛らしさ」を感じてしまうようです。そして、そのコミュニケーション能力の低さやダメっぷりを見ていくことで、いつしか「私が守ってあげたい」という気持ちが芽生えてくるのです。

まとめ

ツンデレ男は天邪鬼的な面があるものの、実際はとてもピュアな心の持ち主です。ただシャイなため、本音を上手く出せずにもがいているだけなのです。そこを理解し、数々の特徴を知り、彼らの真意を気づけるようになりましょう。そうしていくことで本質が分かるようになり、余計な誤解などが起きることもなく付き合うことができます。

ツンデレの「ツン」は、ある意味で「外見」でしかありません。人と付き合う際に最終的に大切になるのは、やはり内面ですよね。彼らの内面をしっかりと知り、上手に関係を築いていってください!