子供いらないと考えている夫婦が多い?男女それぞれの理由を紹介!

結婚したら子供を作るものだと思っている人は多いですが、その一方で子供を欲しがらない夫婦も増えていることを知っていますか?

なぜ子供をいらないと思ってしまうのでしょうか?そこにはこんな理由が隠されていました。

子供を作りたくない理由は?

カップル

経済的な理由

妊娠中もとにかくお金がかかることが多く、出産や育児中、そして学校に通わせなければならないなど、出費が確実に増えることは予想できます。

1人子供が成人するまでにかかる費用が1000万円といわれています。でも実際には私立に行かせたくなったり、習い事やその他の必要なものや欲しいものを買ってあげたりするとなると、もっと費用がかかってしまうでしょう。

自分達の収入ではまかないきれないと感じたり、教育費をどこまでかけられるのだろうと果てしなく感じてしまい、子供を欲しがらない夫婦も増えているのです。

がんばってるけどできない!不妊症

「子供はいらないの」と言っている仲の良さそうな夫婦は、本当は子供が欲しくてもなかなか妊娠できないという場合もあります。結婚したら子供を生むものだと純粋に信じている人たちのとっては不思議に感じるかもしれません。

不妊治療にはお金のかかるものもあり、1回の治療で数十万円がかかるのにもかかわらず、確実に子供ができるとも限らないので精神的なストレスもかなりあります。不妊症の原因が女性にあると思っている男性は、妻に辛く当たるかもしれませんが、男性にも不妊症の原因がある場合もあります。

不妊治療のストレスのぶつけ合いで夫婦仲が悪くなったというカップルも少なくないので、子供を持たないことで二人の関係を安定させようと思っているのかもしれません。

子供のいる生活を求めていない

経済的にも余裕もあって、しかも健康で子供も産もうと思えばできるのに、子供のいる生活を求めていない人もいます。子供が生まれれば、確実に子供中心の生活になります。そうなるのが嫌で、あえて子供のいない生活を求めているのです。

夫婦二人の家族でやっていくと選んだのには、お互いのことだけにもっと集中して愛し合っていきたいという気持ちの表れなのかもしれません。

そもそも子供が好きではない

自分の子供は他人の子供と比べて可愛いといいますが、どうしても子供を好きになれない人もいます。赤ちゃんが笑っている時には可愛らしいですが、泣いたりあやしたり、体力的にも精神的にもきついことをわかっていて、無理に子作りをしたくないと思う人もいます。

また自分が一人前の大人でもないのに、子供を育てられるのかという不安を感じる人も少なくありません。子供が好きではないのか、子育てに自信がないのか、原因はさまざまですが、子作りに前向きになれないのでしょう。

奥さんが子供をほしがっているのに、夫は子供を欲しがらないというパターンもあります。その場合の理由を見ていきましょう。

夫が子供をほしがらない理由って?

結婚

ではまず、男性が子供を欲しがらない理由を紹介します。

今後の収入に自信がない

結婚しても子供を欲しがらない男性の本音は、自分の収入に自信が持てなかったり、経済観念がしっかりしていないのでなかなか貯金が貯められないなどの理由が大きいです。

せっかく子供を持つのであれば、子供にいい人生を送って欲しいと思ってしまうもの。そのために必要な費用を自分の仕事から稼ぎ出せないという不安もあるからです。

現実的に見て、お金がないのに子供を欲しいなんて思えないという意見もあります。夫婦二人なら何とか生活していけどうでも、子供ができると一気に必要なお金が増えるのは間違いありません。

二人の時間をもっと楽しみたい

奥さんのことを本当に愛しているから、子供のいない夫婦二人の時間を楽しみたいと思っている場合もあります。仲はいいけれど、結婚して彼女が母親になってしまい、所帯染みてしまうのを嫌がる人は子供を欲しがりません。まだまだ熱いカップルに多い考え方かもしれません。

恋人のような関係から、親になることを想像できない彼には「親子で手をつないで歩いていくところを見たいな」と伝えると、子供に対してのイメージは少しずつ変わっていくかもしれません。

子育てに自信がない

兄弟がいなかったり、子育てをしているところを目の当たりにしたことがないと子育てのイメージも浮かばないために、避けたくなってしまう傾向があります。全部自分一人で抱え込むような真面目なタイプの人ほど、完璧にちゃんとしなければならないのだと思い込んでしまいます。

子供が生まれても実家で見てもらうようにしたり、預けたりすることもできるのだとハードルを下げてあげることによって、彼の気持ちも和らぐかもしれません。

毎日子供の面倒を完璧に見ることを目標にするのは素晴らしいことですが、長く続く子育てを毎日完璧にこなすことは至難の技です。少し手を抜いたり助けてもらうこともできるのだという情報を、こまめに伝えると気持ちも落ち着くでしょう。

自己投資をしたい

自分のしたいことや趣味、夢や目標を高く掲げている人は、収入があってもそのお金を全て自己投資したいと思っています。子供に注ぐお金を無駄なものだと思っているのなら、その考え方をうまく導いてあげる必要があります。

子供は将来の投資だよ、と伝えてあげることや、子供ができて初めて親として学ぶこともあるんだよ、と伝えると彼の考え方も変わるかもしれません。

年齢的に体力がない

子育ては体力勝負です。生まれたばかりの時は夜泣きもしますが、大きくなってからは子供と一緒に公園に行ったり家族サービスをしたいという気持ちもあると、現実的に今の自分の体力ではそれは難しいのかもしれないと自信を持てないケースもあります。

子供が成人するころの自分の年齢を考えて、子供を作ることを尻込みしてしまう場合は、現在は女性の高齢出産も増えていることなどを伝えて安心させましょう。

仕事が忙しすぎる

今している仕事に誇りを持っていたり、まだ仕事が落ち着かない場合には家庭や家を「ただ帰って休む場所」というイメージを持ってしまうかもしれません。働き方が夜型だったり、子供ができても構う暇が無さそうと思うと、自分のことにいっぱいいっぱいで子供のことを考えるまで気が回らないのです。

子供は一生懸命働く父親の背中を見て育つことを伝えたり、仕事でがんばっている間は奥さんが子供にフォローすることなどを伝えてもいいかもしれません。

一緒に育児をしたいと考えている場合は、子供を持つことをきっかけにハードすぎる働き方について考え直すチャンスになるかもしれません。

両親と仲が悪く、いい親になれないかも

自分の両親が離婚をしていたり、親とあまり仲がよくなかったり、親に対していい印象を持てない場合は子供を欲しがらない可能性も高いです。仲の悪い家族になりたくないから、子供を持ちたくないと思うのでしょう。

子供時代に寂しい気持ちになったり、嫌な思いをしたことが原因ならば、あなたの温かい家族に対する価値観やエピソードを聞かせてあげたりして、二人で家族を作り上げていく情熱を話してみてはいかがでしょうか?一気に解決策にはならずとも、じわじわと彼の心には響いてくるはずです。

妊娠が結婚のきっかけではなかったから

そもそも子供が欲しいから結婚をしたいというわけではなく、ただ彼女と家族になりたかったばけという場合には、子供を作るというところまで気が回っていないのかもしれません。今まで考えもつかなかったことを具体的に考えて、計画していくのは難しく感じます。

押し付けがましくなくとも、子供のいる友人夫婦と食事に行ったり、家族の温かさを感じさせえるような映画などを見てみると、気持ちが徐々にほぐれていくかもしれません。

子供がほしくない女性の理由って?

女

では次に、女性が子供を欲しがらない理由を紹介します。

まだタイミングじゃない

夫との時間をまだ大切にしたいと思っていたり、結婚して間もなかったり、自分の時間を存分に楽しみたいと考えているうちは、子供がほしいなんて思えないようです。妊娠中はお腹の中に子供がいる幸福感で満たされるますが、確かにできないことや制約も増えていきます。

いつかはほしいと思っていて、今はそのタイミングじゃないと思う人もいます。

夫婦関係が変わりたくない

今の関係が最高だと思っていると、子供ができることで生まれる問題に二人で直面した場合、何らかのストレスなどで夫婦間に亀裂を入れたくないと思っている人もいます。

子供ができたことで金銭的にもめたり、ストレスをためて喧嘩が多くなったりするのを避けたいと思い、子供を欲しがらないのです。

子育てにネガティブなイメージがある

子供をちゃんと育てなければならないという気持ちから、極度に子育てを恐れて子供をほしがらない人も少なくありません。否定的になっている場合は、その根底に「私が親になるなんて、大丈夫なのかな?」という不安がうずまいている可能性が高いです。完璧な親にならないといけないという強迫観念を取り除くことで、考えは少し変わっていくかもしれません。

マイナスなイメージがどんどん膨らんでしまうと、子供を持ちたくないという結論に達してしまうのです。

まとめ

一口に子供がいらないと言っても、本当はほしいのに条件や現実的に考えて、子供を持つことができない場合、また欲しいのに相手との考えが合わない場合、体質的になかなか子供が授からない場合など理由は1つではありません。

友人や知り合いが子供をほしがらないからといって、頭ごなしに子供の魅力を伝えるよりも、なぜほしくないのかという、その発言に隠された気持ちを察するようにしましょう。繊細な問題ですが、自信がなかったり知識がとぼしくて、漠然と子供がほしくないと思っている場合には、まだチャンスはあります。

可能性を一気にしぼめてしまわないように、お互いが納得できるような一番いい結論を導き出したいですね。