みなさんは生活をする為、生きるために仕事をしていると思います。
仕事が《趣味》や《生きがい》と言える人も中にはいます。もちろんそう思って仕事に取り組めるのがベストですが、なかなかそんな仕事に出会えるものでもありません。
仕事が嫌で「辞めたい」と思っている人の方が多くなってしまうのが事実です。
今回は『仕事が続かなくて悩んでいる人』の解決法をご紹介したいと思います。仕事で悩んでいる人がこれを読んで、少しでも前向きな気持ちになれたらと思います。
「辞めたい」と思う原因
自分がなぜ仕事で悩み「辞めたい」と思ってしまっているのか、人それぞれ理由が違うと思います。まずはその《原因》となっている事を探ることから始めましょう。当てはまる項目が1つだけの人もいれば、何項目も当てはまる人もいると思います。
原因が分からなければ対処方法も分かりません。しっかりと自分と向き合い真剣に考えてみましょう。
仕事内容
仕事の内容が嫌と思っている人にも色々理由があります。
労働時間が長い・朝が早すぎる・遅くまで残業が理由で「嫌だ」「辞めたい」と《時間的な面》で思う人や、忙しすぎる・重労働など《体力的な面》で思う人、そもそも仕事の内容が自分に合ってないと《職種の面》で思う人がいます。
対人関係
上司や同僚、チームメイトとどうしても性格があわず、会社に行く事が嫌になっている人です。何かにつけて文句を言いたがる上司がいたり、何故か同僚に無視されたり冷たくされる。自分にだけ仕事をきちんと教えてくれない…など対人関係で悩んでいる人も多いです。
仕事がどんなに辛くても、会社内の人間関係が良ければ意外と我慢できますが、人間関係が悪いと精神的に辛くなってしまうので「辞めたい」と思ってしまいます。
仕事が出来ない自分が嫌
何度教えてもらっても仕事ができなくて毎日怒られる…「自分はこんな事もちゃんと出来ないんだ」そう思い、自己嫌悪に陥ってしまう。
「ここで働いていても自分は何の役にもたてていないから、辞めた方が良いのではないか」と自分の実力の無さに嫌気がさしてしまっている人もいます。
給料が見合わない
休みが少ないのに給料が安い、これだけ頑張っているのにこれしかもらえないと《金銭面》での不満で辞めたいと思う人です。
仕事に飽きた
毎日同じ作業の繰り返し…変化が何もないから「退屈でつまらない」と思っている人です。
このタイプの人は仕事を初めて4,5か月経って、作業に慣れ始めたのと同時に、刺激がなくつまらないと思ってしまう人や、工場などの作業員に多い悩みです。仕事は流れ作業で、接客業ではないので人とあまり関わらない為、このように思うのです。
お金に困っていない
そもそもお金に困ってないから仕事を辞めたいと思っている人です。
とりあえず「大人になって無職もなぁ…」と思い働いてはみたものの、お金はあるので仕事に対して目標ややりがいも見い出せない人です。
親など多額に援助してくれる人がいる為、仕事に欲もなく、働かなくても生活できてしまうので「辞めたい」と思ってしまいます。
「辞めたい」と思う原因別の対処法
自分が何が原因で辞めたいと思ってしまうかが分かったら、どうしたらやる気が出るのか…どうやったら「もう少し頑張ってみよう」と思えるようになるのでしょうか。
その対処方法を《原因別》でご紹介していこうと思います。
仕事内容で悩んでいる人
労働時間が長いなど《時間的な面》で悩んでいる人は転職をお勧めします。
『残業が多い』という理由であれば仕事の時間内に終わるよう要領良く仕事をこなすしかありません。しかし、どう頑張っても明らかに終わることの出来ない量の仕事をいつも任されるというのであれば時間内に終わらせることは不可能です。
そうなると上司にかけあって改善してもらうか、転職するしかありません。
重労働などの《体力的な面》で悩んでいる人は、そもそも体力仕事が向いていないという事になります。《事務仕事》など体をあまり動かさない仕事に転職をすると良いでしょう。
仕事の内容が自分に向いていないと《職種の面》で悩んでいる人も転職が良いでしょう。
今の仕事が合っていない、向いていないと思うという事は、ある程度自分で努力もしたけど「やっぱり駄目だ」と思っている人だと思います。
なので「自分にはこの仕事が合う」と自分の事をわかっている人が多いので、その職業に就職できる為の努力に時間を費やすほうが良いのではないでしょうか。
対人関係で悩んでいる人
対人関係で悩んでいる人は、相手を変えることは難しいので自分の考えを変えるしかありません。
今の仕事を続けるためには、嫌味なども《聞き流せる力》や、周りに何か言われても気にしない・気づかない《鈍感さ》が必要になってきます。
もしお局様に何か嫌味をチクチク言われても「器の小さい、かわいそうな人」と大人な思考を持ち合わせる事が大切です。
そういった自分の中で出来る事をしてみて、それでも無理と感じた場合は転職をした方が良いでしょう。
何処の職場でも「嫌だな」「苦手だな」と思う人は必ずいます。育った環境が違うので、考え方の違いから「合わない」と思う人はどうしても出てきてしまいます。転職する時は、それを頭にいれて行動しましょう。
仕事ができない自分に悩んでいる人
仕事が思うように出来ない自分に悩んでいる人は、《完璧主義》の傾向にあり、《まじめで頑張り屋な人》に多い悩みです。
そんな時は肩の力を少し抜いてみてはどうでしょうか?いつも頑張るのは素晴らしい事ですが、それをずっと続けることは難しく、とても疲れてしまいます。
知らず知らずのうちに精神的な病気を患ってしまう可能性だってあるのです。そうなる前に少し力を抜きましょう。
給料の金額で悩んでいる人
努力をし結果もだしているのに給料が安い、割に合わないと思っている人は《歩合制の職業》に転職すると良いでしょう。
《営業》の仕事であれば、契約の数や売り上げで給料の額が変わってきます。頑張れば頑張った分、給料に跳ね返ってくるのです。
努力が給料の金額で変わってくると《やる気》や《向上心》も出てきて仕事を楽しいと感じることも出来るでしょう。
仕事に飽きてしまった人
先ほども書かせて頂きましたが、飽きっぽい人は仕事ができるようになり、新しい事を覚えたりすることが無くなって、つまらなくなってしまうタイプと、単調な流れ作業の仕事で飽きてしまうタイプの人がいます。
何か自分で目標をつくってみましょう。たとえば地位が上がるよう日々努力をしてみるなど目標を立てるとやる気が出ますし、毎日にメリハリも出てきます。
転職を考えている人は《変化の多い職業》を選んでみましょう。営業や接客業は毎日違う人と接します。単調な仕事ではありませんし、毎日色々な人に出会えて話す機会もあるので、刺激があり飽きにくい職業といえます。
お金に困っていない人
この中では贅沢な悩みかもしれません。しかし悩んでいる本人には大きな事なのです。
まずは自分の《得意分野の職種》に就くと良いと思います。そうする事で働くことの楽しさが分かります。
可能であれば、親などから仕送りをもらっている人は、親からもらわずに自分の稼ぎだけで生活してみるのも良いでしょう。そうする事で《自立》ができ、働く意欲が出てきます。
自動的に《働かなくてはいけない状況》を自分でつくるのです。親が「お金をあげる」と言ってきても断りましょう。
今現在、仕事で悩んでいるという事は「このままじゃダメだ」と思っているからですよね?その気持ちがあれば変わることは絶対に出来ます。ぜひ一歩踏み出してみてください。
転職について
転職をして良かったと思う人と「前の職場の方がまだ良かったな…」と後悔する人がいると思います。結局どんな仕事でも、メリット・デメリットは付き物です。
職場が変われば仕事内容、人間関係が変わります。だからこそ前にはない、新しい悩みなどが出てくるのです。
転職に成功した人、失敗した人の意見をまとめてみたので、転職を考えている人は参考にしてみてください。
良い点
- 自分が苦手だと思っていた分野に挑戦してみたら、今まで知らなかった事を毎日学ぶことがあり刺激的な毎日が過ごせている。意外と合っているし毎日が楽しい。
- 歩合制の会社に転職。頑張った分お金がもらえるので、やる気がでた。
- 接客業に転職したら、色々な人から経験談などの話が聞けて人間力が上がった。
- 尊敬できる先輩に出会え「あの人みたいになりたい」という目標ができた。
悪い点
- 一から仕事を覚える事が大変。
- 人間関係をまたはじめから築くのが面倒。
- 前の職場よりも性格の悪い上司がいる。
- 転職したけど、前の職場の方が条件が良かった。
- 道具を揃えるのに初期費用がかさむ。
- 自分に合うと思って転職したけど、思っていたのと違った。
新しい仕事の見つけ方
我慢できる職種を探してみる
仕事は《好きな分野》だから楽しい、続けられるとも限りません。
まず自分が「この仕事内容なら他の条件が悪くても我慢できる!」と思える分野を見つけましょう。そういう分野の方が意外と長く続けられたりもします。
とにかく挑戦!
そういった分野がない場合はとにかく何でも挑戦してみましょう。
嫌いと思っていた分野も実際働いてみたら好きになる可能性も秘めています。
好きな分野を仕事にしてしまうと、もともと好きだったものを嫌いになってしまう可能性が出てきてしまいます。なので、あえて好きな分野ではなく、嫌いな分野の仕事を選んだ。だからこそ頑張れたという人もいます。
◆まとめ◆
悩んでいる人は考え方や見方を変えてみませんか?
仕事に限らず、何事も現状を変えるためには、ある程度の《努力》や《時間》が必ず必要になってきます。努力をせずに今すぐ変化を求めても無理な事なのです。
今の仕事が合わなくて辞めてしまっても、一度の人生《たくさんの経験》ができる事は幸せな事です。
色々なものに挑戦して、自分の《視野》や《可能性》を広げることで得るものがたくさんあります。何年後かに自分の人生を振り返った時、あの仕事をした時の経験が全く違う職種や生活でも生きてくることがあります。
今現在『悩んでいる』という事はこれから『良くなるための準備』です。いま悩んでいる経験も、のちに《宝》になります。無駄な事は一つもないのです。