片付けられない部屋。あなたの目の前に広がっていませんか?片付けられない自分、あなたのなかにいませんか?
片付けられない人について
片付けられない人には、いくつかの特徴があります。あなたはどのケースに当てはまりますか?
片付けられない人の特徴は?
・情報収集が得意!
ショップ情報がとにかく豊富。スマホが無い生活なんて考えられない!電車の中、待ち合わせの最中など、ちょっと時間ができれば新しい情報を探すべく、スマホを捜査している。
・行動力がある
できる限り足を運びます。まずは自分の目で確認をしなければ気がすみません。ショップの口コミは参考にするけれども、信じるものは己の目、という気持ちを持っています。
・人付き合いが得意
次は新情報を今度は誰かに教えたくなります。SNSなどで公表したり、友人と会った時に話題に出したり。周りからの評価もおそらく高いでしょう。〇〇さんは、本当にいろんなことを知っている。買い物に困ったら、〇〇さんに聞けばいい等と尊敬の念を持たれていることも。
当てはまる人ほど優秀さん、しかし・・・
たくさん当てはまった方ほど、高い能力を秘めています。しかし、「片付け」に生かし切れていないのです。その為あなたの部屋は散らかっているのです。
アウトサイドとインサイドのバランスが大切
上記に上げたことはどれも意識が「外」に向いています。これをoutside アウトサイドと言います。一方で、あなたの部屋はあなた自身が毎日生活している所「内側」です。アウトサイドに対して、こちらをinside インサイドと言います。
意識が外にばかり行っているので片付けられないのです。
その意識を内側に持ってきて、そしてあなたの秘めたる能力を発揮すれば部屋は片付きます。要はバランスを取ることで、片付けられない部屋とさよならできるようになるのです。
片付けられない、それはなぜ?
片付けたくない人はおそらくそういません。誰だって快適な空間で過ごしたいはず。多くの人が願っていることなのに、現実は「片付けられない」人ばかり。なぜなのでしょうか?答えは・・・・・?
片付けられないその「原因」を探る
なぜ片付けられないのか、という原因を見つけ出しましょう。
その1 物が多すぎる
生活必需品と言う言葉があります。これが無いと生活が成り立たない、もしくは著しく不便になるというものです。人によって異なります。生活必需品以外に部屋が占領されていませんか?
その2 あまり家に居ない
単身の人によくある家には寝に帰るだけの生活。帰宅してテレビを見て、お風呂に入って,あっという間に朝が来る。メインの生活が外になっているのです。
その3 家に人を呼ばない
その2,とよく似ていますが、こちらは単身者よりも家族を持っている人によくあることです。週末にレジャーに出掛けないなんてモッタイナイ!平日は仕事中心、子ども中心の生活でとにかくバタバタ慌ただしい。週末くらいは外出したい!意識が外を向きすぎている生活になっているケースです。
原因に絡みつくのが「心理」
「あ,私だわ」と思った方、多いのではないでしょうか?残念ながら原因は少ない方が良いので、こっちはあまり当てはまらない方が良いのです。
しかし原因が分からないと先に進めませんので、よかったと開き直りましょう。え?開き直れない?そこなんです。その「心理」が片付けには無関係ではないのです。
片付けられない人の心の中
分かっているのよね、でもできないのよね。片付けられない人は決まってこう言います。できれば苦労しないわよ、そうです。間違っていません,その言葉。
しかし、今回を機に「片付けられる私」なりたいのであれば,心の中にも踏み込んでみましょう。
・時間が無いから「片付けられない」
とにかく一日バタバタ。朝から晩まで仕事に開示に育児にと大忙し。
・とりあえず,だから「片付けられない」
ただいま~。コートは「とりあえず」ここに置いて、バッグも買ってきたものも「とりあえず」ここに。郵便が来たのね、あとで読むから「とりあえず」ここに置いておこう。
・なんでもかんでも取っておくから「片付けられない」
別にあってもなくてもどっちでもいいから、まあ「取っておこう」。いつか使うかもしれないから「取っておこう」。
心理の奥に見えるもの,それは・・・・
どれもこれもアルアルですね。あまりにも自分に当てはまっているからと言って、しょんぼりしないでください。
片付けられない人の心理の奥底には、「完璧主義」ということがあります。外に目がたくさん向くような行動的な人は,、一度にあれもこれもとできてしまうような人が多いのです。要は器用ですが、落とし穴があります。
片づけも「やるならとことんやりたい。」「時間ができたら一気にやりたい。」「今いろいろと考えている所」となにかと片づけをゴールのように捉えてしまい、スタートが切れないでいるのです。
しかし考えてみてください。モデルハウスじゃないのです。そこで日々生活していくので、散らかるのは当たり前、汚れるのは当たり前です。ですから完璧に片づけをすること自体がまず無理難題なのです。そこを目指そうとするから行動が起こせていないのです。
中途半端にやるくらいなら今の状態でいい。と思ってしまうので、完璧主義な真面目さんはなかなか片付けられる人になれないのです。
そうではないのです。あなたにはたくさんの「片付けられる素質」があるのですから、それをインサイドに向けていけばいいことなのです。
片付けられない人はまずはこれだけやればいい!
先日片付けたばかりなのにもう散らかっている。多くの人がこんな状態です。ですが大丈夫です!片付けることができるようになります。
85パーセントの状態を維持できるように片付けましょう!
まずは意識の部分を変えていきましょう。片付けられない部屋とさよならするぞ!と思って気合を入れることは大切なことです。しかし、気合を入れすぎてはだめです。片付けは一度やったら終了!ということではなく,日々毎日繰り返されていることなのです。
ですから、最初からハードルを下げるのです。しかし、やる気を出すことは大切なことなので80パーセントではちょっと物足りないから、少しやる気をプラスして85パーセントと意識の設定をします。すこし肩の力を抜きつつも片づけはできるようになる、という魔法の数字がこの85パーセントなのです。
・85パーセントを死守する為に意識してするべきこと
まずは,「物の定位置を決めていく」ということから始めてみましょう。リビングであれば、テレビやDVDのリモコンはここ、ティッシュペーパーはここ、雑誌や新聞はここ、といった具合に場所を決めてあげるのです。同じようにキッチンや寝室、自宅に仕事部屋がある人なども、その部屋にあるものに居場所を決めてあげましょう。
雑誌はここに置きたいなと思っても、そこにはすでに物が置かれている場合があります。片付いていない部屋なのですから、おそらく物が溢れています。となるとどちらを優先するか決めるのです。雑誌をここに置くために今置かれているこれは別の場所に置く、と物のプチ引越しをします。
プチ引越しをする際に大切なことは、別の場所に置こうとおもっている物が今後も必要かということを見定めることです。要らないと思ったら潔く処分しましょう。恐らく片付かない部屋にある多くの物は不用品です。片づけをすると同時に物の処分もしていくのです。
定位置を決める際に大切なことは他にもいくつかあります。物にとって置くその場所がベストかどうか、ということ。これは置いてみて、生活してみてしばらくしてしっくりくるものなので即決はしないで良いのです。スピード社会の今日ですがここは自分の生活ペースで決めてよいのです。
また定位置は常に見直すことが大切です。ここがいいと思って場所を決めたけれども、なんだか使いにくいな、ということが多々おこります。それで良いのです。住宅展示場ではないのです。そこで生活をしているのですから、物は常に使われ消費されていきます。ですから、それらを使っていく上で「ここにあれば一番快適だ。」ということを,日々の生活を通して見つけていけばよいのです。
単身の人であれば自分だけの基準で良いですが、家族がいる方は自分はここでいいけれども夫や子どもの目線で見るとここではない方がいい、ということも起こり得ますし,逆もまた考えられます。
「定位置を決める」
「変更も可」
ということを意識することからまず始めましょう。
次にするべきことは,物の処分
片付けられない人の部屋は、実に色々なもので埋め尽くされています。飲みかけのペットボトル、食べ終わったお菓子の袋、使いかけの化粧品、数か月前の雑誌、ショップでもらったフリーペーパーなど、なぜこんなにものがあるの!と驚いてしまうほどです。
だから片付かないのです。要は物が多いのです。
あなたの目の前に広がるものは、全てあなたが稼いだお金が物に変わった現実です。もしくは夫や妻、家族が稼いだお金が物に変わり、そして目の前に存在しているのです。
物があるのは悪いことではありません。必要なものが無ければ生活が成り立ちませんし、便利な生活という事になると、やはり物の存在は必要不可欠です。
だからこそ物に対する意識をちょっと変えてみましょう。
視界に入るものを直感で見る
片付けられない人の多くは、あとでいいや、と物事を捉えがちな場合があります。それはそれで悪くはないのですが、片づけ始めた以上はできることは今やってしまいましょう。そえが自分を変える、片付けられない自分や部屋を変える第一歩になるのです。
まずは視界に入るのもので,「いらない!」と思ったものは迷わず捨てましょう。食べ終わったお菓子の袋、読み終わったフリーペーパーなどはもうこの先活用することはないでしょうからすぐにゴミ袋に入れましょう。直感で行くのです。
「雑誌,また読むかな・・・でもまた新刊がでたらそっちを買うし・・・・。」
ハイ、処分です。雑誌はまとめて資源ごみへ。
「この服,だいぶくたびれてきたけれども,また着るだろうから。」
その台詞、1か月前も言いましたよね?その間着ましたか?着ていないですよね?ハイ、処分です。
これを繰り返していきます。ゴミ袋が一つパンパンになるくらいまで一回あたり作業をしましょう。おそらく、ごみ袋一つでは部屋全体は片付かないでしょうから、最低限一回当たり一袋,と手を動かしていくのです。
慣れていくとペースが上がります。最初はどうしても「もったいないから」「また使うかもしれないから」「また読むかもしれないから」このような思いが心を埋め尽くし、なかなか手が進まないと思いますが、考えてみてください。
埋もれているものは,処分したと同じと考える。
着ようと思って取っておいた洋服があります。しかし,今シーズンは一度も出番がありませんでした。また、読もうと思っていた雑誌がありましたが、忙しくて読む暇がないまま、次の号が出てそっちも買ってしまいました。
活用していなければ、無いのと同じなのです。埋もれていて出番が無いのであれば、あっても無くても同じ状態。無くてもいいものなのに、そのままほったらかしにされているから場所だけとって、片付かない原因になってしまっているのです。そこにまた新しいものをお金を出して購入して行くから、物がどんどん増えていってしまうのです。
ですから、片付けるために使っていないもの、埋もれている物は処分しましょう。片づけをしていくにつれて、「こんなもの,あったんだ!」と思うものがいくつも出てくるはずです。これが危険信号なのです。存在すら忘れてしまっている物が、あなたの家にはたくさんあるのです。
物の処分が終わったら
片づけをする際に必要なことは、物の定位置を決めること、そして物の処分をすることと書きました。しかし、人間はなんとも弱い生き物であります。分かってはいるけれども・・・・となかなか行動を起こせないところが我々にはあります。
そのなんとも物腰が重くなってしまうところを残りの15パーセントに充てるのです。
残り15パーセントの活用の仕方は?
片づけは進んでいるけれども、どうしても物の位置が決まらない、処分すべきか悩んでしまうというものが出てくると思います。出てきて当然なのです。あなたか稼いだお金で買ったもの、もしくは家族の誰かの給料で買ったもの、となるとおいそれとはいかないのが普通です。
これ以外にも、人から頂いたもの、思い出の物、などとなるとすぐには決められないい、それでいいのです。我々は人間です。感情を持つ生き物です。ですから,¥、このように白黒つけられないものがでてくるのは,ある意味当然の事なのです。
宙ぶらりんな状態もOKとするために、15パーセントを残しておいたのです。
15パーセントを活用して,気楽な片付け上手になる
どうしても悩んでしまうものは、一旦保留にしておきます。無理に決めてしまうことはありません。直感で潔くやることも大切ですが、迷ってしまうからにはなにかしら理由があるので,そこを大切にします。
置く場所が決められないのであれば、決まるまであれこれやってみればよいのです、楽しみながら。そして、処分するか迷っている物はとりあえずとっておいて、その後使ったかどうかで判断しても良いでしょう。思い出の物もとりあえずとっておいて、あとで見返して「もう十分手元においた」と思えれば、ありがとうと一言言って処分します。
また、頂き物などもしばらく置いておいて使わなかったのであれば処分、もしくはどなたかに譲るなどして手元から離します。
このように即決しない部分、後回しで良い部分に15パーセント当てます。
「片付けられない」日々。ふとした瞬間に変化が。
いきなり片付けられるようにはなりません。残念ですが。物を手にして使っては戻しの毎日です。小さなことですが、これをやっていくとふとした瞬間に自分の視界が広がります。あれ、片付いている、いつもの自分の部屋なのになにかが違う、そんな日がある日突然やってきます。そうなれば片付けられない自分とはサヨナラになります。おめでとう!祝 片付けられるあなた!
それでもなかなか片付けられないあなたへ
最後の手段を一つ申し上げましょう。それは家に人を呼ぶことを定期的に実行するのです。月に3回は人を呼ぶ、自宅でランチをする、お茶を飲む、趣味を一緒にやる、ママ友を呼ぶ、何でも良いので、人を呼ぶのです。
人が来るとなれば嫌でも片づけをしなければいけません。アウトサイド、ここでは外からの目を自分のインサイドに活用するのです。おそらく家に人を呼べば、次はあなたが誰かのお宅に呼ばれます。そこでまたアウトサイドが充実します。
なるほど、インテリアはこうすればよいのね、ここも私と同じような家族構成なのになんと片付いていることか!(実際はあなたがくるから必死で片付けたのかもしれませんが)いろいろな発見があることでしょう。
そしてもう一つ、単身者のアパートであれ、家族の持ち家であれ、その住まいには「お金」がかかっています。毎月の家賃や,毎月のローンなどがこれです。せっかくたくさんのお金を払っているのに、家を磨かないなんてもったいないことです。
お金をかけているのですから、くつろぐ場所は家にしましょう。レジャーや買い物にたくさんかけていたお金を、家の為に使うのです。そうすれば日々の生活がまた潤うようになり、あなたや家族自身も片付いた空間を大切に使うようになるのです。
まとめ
ちょっとしたコツを生活に取り入れるだけで簡単に「片付けられる」ようになります。無理せず続けるために85パーセントの片づけと、15パーセントの息抜きを取り入れていきましょう。自分の片付けに自信がついてきたらそこからは自分でアレンジしていく。そうすると毎日が楽しくなります。