体が資本ってどういう意味?健康な体を維持する方法や有名人の名言を知ろう!

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残業して仕事を片付けていたら「無理は禁物。“体が資本”だよ。」と身近な人に声をかけられたことが、一度はあると思います。

「資本」とは、直接的な意味では「会社を作り、運営するための“資金”」のことを言います。資金が調達出来なければ、会社設立は不可能です。体も同じで、体無くしては仕事をすることが出来ませんよね。声をかけてくれた人は、「体を壊したら元も子もない」と言ってくれたのです。

「健全な魂は健全な肉体に宿る」という言葉もあります。体はお金で買うことは出来ませんが、お金を出して健康を維持する(病気を防ぐ)ことは出来ます。では、健康な体を保つために私たちにはどのようなことが出来るでしょうか。

「体あっての」人生です

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「体あっての仕事」と言うと、テレビに出る俳優の人や、体をフルに活用するスポーツ選手などが一番に頭に浮かびます。

体なくして、人は生きていけない

芸術家やフリーライター、個人タクシー運転手など個人事業を営んでいる場合は、活動し続けなければ収入が途絶えてしまいます。企業に勤務している「サラリーマン」仕事を休んでも一時的にはフォローしてもらえますが、長期化すると失業してしまいます。

仕事を持っていない主婦であれば、子育てや家事をする人がいなくなってしまいます。学生であれば、未来を担うための勉強をしてくれる人がいなくなるということです。「体が資本」これはすべての職業・すべての立場の人に対する言葉なのです。

有名な創始者も、体の大切さを語っています

パナソニック(旧社名:松下電気器具製作所)の創始者である松下幸之助氏を知らない人はいませんよね。その手腕をもってパナソニックを一代で築き上げた経営者です。その独特な経営哲学で同社を日本有数の企業へと育て上げ、そしてたくさんの名言を残しています。「道をひらく」という名著、知らない人はいませんよね。

松下氏は丈夫な体の持ち主ではありませんでした。

「いかにすぐれた才能があっても、健康を損なってしまっては十分な仕事もできず、その才能もいかされないまま終わってしまいます。では健康であるために必要なことは何かというと栄養であるとか、休養とかいろいろあるが、特に大切なのは心の持ち方です」

この名言からも分かるように、松下氏は健康な体を持つことの大切さを、経営哲学に交えて私たちに教えてくれています。

健康診断、受けていますか?

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会社員として企業に所属している人は、会社が検診費用を負担してくれる「健康診断」を受けるチャンスがあります。そのチャンスをムダにしてはいけません!

健康診断の目的は「病気の早期発見」

「別に気になるところはない」という人でも、強制的に受けさせられますよね。ご存知のとおり、健康診断の目的は「病気を早期に発見する」ことです。身長・体重・血液検査・尿検査・胸部レントゲンなどの項目を調べることで、体の変化に気づくことができます。データに異常値が現れた人は、医療機関の受診を勧められます。このプロセスで大きな病気になる前に適切な治療や生活習慣の改善など、早期に始めることが出来ます。

「自分はまだまだ大丈夫」と体力に自信のある人でも、健康診断の結果に驚かされることがあります。年齢を重ね、中年期に差し掛かると皆一様に新陳代謝のスピードが遅くなります。代謝が悪くなると、排出されるべきものが体内に残ってしまい、新しく生まれ変わることを邪魔してしまいます。人間の体を構成している細胞は日々生まれ変わります。年を重ねるとケガの治りが年々悪くなる、というのは「新陳代謝が落ちている」ことが原因なのです。

健康診断の「血液検査」は病気発見の近道!

新陳代謝が落ちた体は、健康診断の血液検査の結果に顕著に現れます。血液検査の項目の中に、「コレステロール値」「中性脂肪値」があります。この項目では脂質異常症(高脂血症)が発見出来ます。脂質異常症は、動脈硬化の原因です。放っておけば「狭心症」「心筋梗塞」、そして「脳梗塞」などといった重篤な病気になる可能性が高まります。

「自分はまだまだ大丈夫」と思っていた矢先に発症している人が多く、自覚症状がないのが怖いところです。早期発見した人の多くは、健康診断の血液検査で発見されています。

生活習慣を見直して、健康な体を維持しましょう!

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「体の声を聴く」という言い方があります。自分の体の訴えを無視せず、その都度正しい対処をとるよう心がけましょう。出来るだけ不調を起さないために、健康なうちに正しい生活習慣を持ちましょう。

健康な体を維持するための「生活習慣」とは?

生活習慣の乱れからくる病気は「生活習慣病」という呼び名が付いています。働き盛りの世代に多いですが、仕事一本になりすぎて生活習慣がしっかりと管理されていないことが原因でかかる疾患をいいます。

「食習慣、運動習慣、休養、喫煙・飲酒」などの習慣が挙げられています。病気には遺伝などの影響も大きく関与しますので、生活習慣の全てが病気の原因になる、とは限りませんが、自分の持つ「体質」も重ね合わせて改善していくことが大切です。次に挙げる項目を見て、1つずつでも改善・解消を目指しましょう。

運動不足の解消

運動不足は代謝の効率を悪くする原因の1つです。運動をしなければ、必然的に筋肉量は少なくなります。生き物の体は、呼吸をして心臓を動かしているだけでも代謝します(基礎代謝)が、それだけでは余分なものを完全に排出することは出来ません。体の中で最も代謝量が激しいものは筋肉です。筋肉量が多い人ほどエネルギーを消費します。消費しやすい体の持ち主になることで、古いエネルギーを活発に排出し、そして新しいエネルギーを生み出す力が備わるのです。

睡眠不足の解消・睡眠の質の改善

睡眠は、体の疲れをリセットするのに欠かせません。生真面目な生活を送る日本人の睡眠時間は、世界の中でも特に短いと言われています。日本では「寝る間を惜しんで働く」のが美徳のように扱われ続け、今日でも「大きな問題」として取り上げられていません。

受験生の勉強方法の「一夜漬け」がありますが、一時的に脳に情報を詰め込むことに成功しても、睡眠不足で集中力が低下し試験当日」100%の実力が発揮できないという研究結果もあり、「一夜漬けは、非効率な勉強方法である」という認識に変化しています。

ストレスの解消

ストレスが全くない生活を送ることは非常に稀です。適度なストレスは脳に刺激を与えてくれますが、過度なストレスは身体に影響を及ぼします。ストレスで心身ともに衰弱すると、元の状態に戻るまでには時間を要します。日ごろから自分に合ったストレス解消法を持っておきましょう。

バランスのよい食事を心がける

健康的な生活を送るためには「バランスの良い食事」を心がけましょう。主食・副菜・主菜・乳製品・果物といった5つの要素をまんべんなく摂取することが基本です。厚生労働省の指導内容には「1日あたり30品目以上の食品を摂取すること」が目標とされています。

ジャンクフードやインスタント食品などから摂ることが出来ない栄養素を摂り、同じメニューが続かないようにするなどの工夫をしましょう。

定期的に健康チェックをする

検診を受けるばかりが健康チェックの方法ではありません。日ごろから自分の体重や血圧、女性であれば基礎体温などを計測して自分の体調の変化をいち早くキャッチしましょう。家電販売店では、体組織計や血圧計、体温計などのヘルスケアグッズが数多く売られています。

スマートホンなどのアプリと連携して、日々の健康を記録してくれるものもあります。「最近太ってきたな」と気づいたら食事を見直すなど、小まめな健康チェックによる生活改善が期待できます。

ネットの情報を鵜呑みにしない

インターネット上に、質問を投稿すると回答がもらえる無料サイトがあります。そのサイト上に、健康に対する悩み相談のカテゴリがあります。サイトによっては、新規登録をすれば医師や看護師などの専門家から回答がもらえるものもあります。閲覧数や回答数などの数を見ると、多くの人が健康に不安を持っていることが分かります。

急な発熱や、虫刺されなどの「効果的な応急処置」の方法から、血液検査の結果に対する他者からの意見を求めるものまで、いろいろな投稿内容があります。病気の名前で検索すると、その病気に対する記事が表示されます。しかし、その内容が正しいという確証はありません。応急処置の後には受診を、健康診断の結果が思わしくない場合も医療機関を受診しましょう。

 健康維持は国民の義務

日本全体で、医療費の削減が叫ばれています。日本には、国民皆保険制度という仕組みがあり、保険加入者であれば一部負担金を支払うだけで医療サービスを受けることが出来ます。40歳の会社員であれば、3割負担で受診できます。

しかし残りの7割は、国などが負担します。つまり、病気の人が医療サービスを受ければ受けるほど、国などの負担が大きくなります。高齢化社会を迎えて、医療費の負担が財政を圧迫しています。医療費を抑制するためには、国民1人1人が自分の健康状態に関心を持ち続けることは、国民にとっての義務といえます。

有名人が考える「体が資本!」

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今年女優業から引退した、堀北真希さんは非常にストイックな健康生活を送られていました。過去にバラエティ番組で発達した腕の筋肉を披露した堀北さんの姿に、驚いた人は多かったようです。

第一線で活躍する人は、体を鍛えています

掘北さんの美しい筋肉は、筋トレの賜物です。堀北さんの食生活も素晴らしく、「自宅に居るときは基本的に自炊をしている」と仰っています。女優という仕事は、代替が効かない、まさに「体が資本」のお仕事です。

ファッションモデルのミランダ・カーが所属していたことで有名な女性下着メーカー「ビクトリアズ・シークレット」のモデルたちの生活も大変ストイックです。彼女たちの美しい体を見ると、厳しい食事制限の結果である「細すぎる、不健康な体」というイメージがあります。

実際は、栄養士の指導に基づいた食事や専任トレーナーの下で行う激しいトレーニングによって美しい体を作っています。自分のボディラインや肌のコンディションに合わせ、食べ物を変えるモデルもいるそうです。自分の体を熟知しているからこそ出来る「プロの技」なのです。

「シルク・ドゥ・ソレイユ」に出演されたことがある、Skipping Ropes(縄とび)アーティスト・パフォーマーの粕尾将一さんはこのように仰っています。

「まず大前提としてどんな仕事の人でも身体が資本ですよ。風邪引いたら会社にいけませんよね。怪我をしたら休まざるを得ませんよね?この点において、職業による違いはないと思うのです。むしろパフォーマーとして身体に気を使っているので、そこらの30代より健康的ですよ。運動不足なんて言葉とは無縁ですし、体のケアや食事についても人一倍気にするようになりました。知らずに身体を蝕まむ「不摂生」「運動不足」を考えれば、よほど健康的な生活を送れています。」

出典:「身体が資本だけど大丈夫?」という人に返したい3つの回答

粕尾さんの言葉には、「体が資本」のすべてが含まれています。粕尾さんはパフォーマーとしての仕事に欠かせない「体の価値」をよくご存知なのです。体に関する考え方を変えれば、誰でも自分の可能性を広げることが出来ます。

ご高齢のアスリートの方には、若い人が舌を巻くような、すばらしい結果を出している人もいらっしゃいます。自分の体を健康な状態に保持することは、これからの人生をも豊かにするということなのです。

まとめ

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「体が資本」この言葉が「体は資本」と言われることがあります。「が」と「は」の一文字が違うだけで、ニュアンスが大きく変わります。「体は資本」と言うと、「体」が持つ本来の意味と「資本」が直接的に繋がりにくいですし、「体」と「資本」が対等な位置になっています。意味のとりようによっては「資本のために、体がある」という意味にもなりそうです。

「体が資本」の場合では、「体があることで、初めて資本が成り立つ」といった「体の重要性」が感じられます。何かにチャレンジするのに年齢は関係ありません。年齢は誰でも平等に進んでいきますが、体は本人の努力によって差が付きます。なにかにチャレンジする時「その時の年齢」よりも、「その時の体の状態」が大事なのです。