好きな人と手を繋ぐ瞬間って、ドキドキしますよね!
付き合いが長くなるにつれて慣れ、ドキドキ感から次第に安堵感へと移り変わっていくものですが、始めのうちは誰でも緊張することでしょう。しかし、そういった緊張感も、恋愛における楽しみに一つです。もちろん、「手は繋がない派」という人もいますが、やはり多くの人たちにとってお互いの信頼感を確かめ合ったり愛情を感じ合う意味でも好きな行為と言えるのではないでしょうか。
そういったことから、恋人同士であれば特に躊躇なく手を繋ぐことはできると思いますが、一番最初のタイミングはいつでしょうか。付き合う前?後?相手が繋いできたら?
ここでは、男女が手を繋ぐ時期や心理について解説していきたいと思います。
付き合う前に一度、手を繋いでみよう
正式に交際が始まったのなら、さほどためらうこともなく手を繋ぐことはできると思います。その相手と初めてキスをするタイミングであれば悩みどころかもしれませんが、手を繋ぐという行為は公共の場でも客観的には恥ずかしいものではなく、ましてや恋人同士であればごく自然な光景ですので、当たり前のようにデートで歩く時は手を繋げるでしょう。
しかし、それが「付き合う前」だったら、いかがでしょうか。あなたは何も躊躇することなく、付き合う前から相手と手を繋ぐことができますか?よほど恋愛経験が豊富で慣れていない限りは、なかなかタイミングを掴むのが難しいものだと思います。
付き合う前は躊躇しがち
では、なぜ付き合う前だと躊躇しがちになってしまうのでしょうか。両手に荷物を持っているなどの場合を除いた心理的要因について、いくつか例を挙げてみます。
- 軽い人間だと思われないか心配
- 相手が「手を繋ぐのは付き合ってから」という主義だった場合、今の良い雰囲気が壊れる恐れがある
- 相手を大切に想うからこそ、そういった恋愛的行為はすべて、正式に交際を始めてからにしたい
大まかに言うと、ほぼこれらが要因と言えるでしょう。つまり、心配や不安という気持ちによるものが大きいということです。
下心はなく純粋に相手のことが好きで、その想いから手を繋ぎたいだけなのに、失敗を恐れて躊躇してしまう。これが、付き合う前の場合に躊躇してしまう理由ということです。
これは男女問わず言えることで、交際一歩手前の場合に悩む場面の代表例でもありますね。
付き合う前に繋ぐメリット
ところが実際は、付き合う前に手を繋ぐということには大きなメリットが存在します。失敗などのリスクよりも、成功を招くメリットの方が多いのです。それを挙げてみましょう。
■恋愛感情の意思表示
良い雰囲気の関係であり、友達以上恋人未満といった一時的な状態にある場合、お互いに「相手は今後のことをどう考えているのだろう?」「今、自分に対してどう思っているのだろう」とモヤモヤした気持ちも抱くものです。そんな状況において、手を繋ぐという行為は、相手に対して自分が恋愛感情を持っていることを分かりやすく伝えられる最も簡単な表現です。
どんなに言葉で相手を褒めても、その真意というものはなかなか伝わらないものです。社交辞
令なのかおだてているだけなのか本音なのかは、まだ恋人として成立していない状況においては判断が難しく、自意識過剰な人や勘違いタイプでない限りは自信を持って「自分に確かな好意がある」とは思えないでしょう。
しかし、実際に手を繋ぐという行動を取ることは、良い意味であからさまに好意を伝えることができます。モヤモヤしている状態を手っ取り早く打破できる効果的な方法こそ、ピュアな「手を繋ぐ」という行為なのです。
■相手の反応を見て判断できる
不意に手を繋ぐと、身体は少なからず何かしらの反応をします。分かりやすくビクッとしたり、握り返してきたりすることもありますし、特に大きなリアクションがないことも「反応」の一つだと言えます。
振り払われたり、言葉で「そういうのは、ちょっと…」と言われてしまった場合は残念ながら現時点では脈なしと判断できますし、握り返したりしてくれるようなら脈ありということで、その日にでも告白することを決意できるでしょう。また、何も抵抗しないという一見は無反応な状態であっても、その手に少なからず「手を繋いでいる」という意識があるような力の入り具合なのか、手先を伸ばすようにダランと力が抜けた状態なのかによって、相手の気持ちを判断することが可能です。
なお、この時点で「NG反応」だったからと言って「この恋は終わり」というわけではありません。あくまでも現時点ではまだ難しい、早い、という状況なだけであって、その後の行動次第で挽回していくことができる場合もあります。
いずれにしても、この「手を繋ぐ」という行為は現状を判断する上でとても友好的なアクションと言えるでしょう。
手を繋ぐ心理
男女間、特に日本国内において「手を繋ぐ」という行為は、どういった心理からくるものなのでしょうか。
割合的には男性から行動を起こすことが多いものですが、男女問わず共通する心理について、探っていきましょう。
恋愛的好意の表現
前項の「メリット」のところで触れた、「恋愛感情の意思表示」に該当するものです。
告白する前に「あなたのことが好きだ」という気持ちを伝えるために先んじて表現しておこうという心理からくるもので、告白の前段階に相当するアクションということになります。
脈があるかどうかの判断
こちらも前項の「メリット」のところで触れた「相手の反応を見て判断できる」ということに基づくものです。
相手に行為を寄せているならば、やはり脈があるか否かを確認したいものですよね。前述の通り、そういう時に「手を繋ぐ」という行為は分かりやすい確認手段ですので、相手がどういった反応をするのかによって判断しようとしていることが考えられます。
ここでもし相手の反応がポジティブなものでなければ、その恋愛を諦める、あるいは告白は先送りにしてしばらくはまた関係をより良いものに築いていく努力をするでしょうし、良好な反応があれば即日、愛の告白をしてくる可能性があります。
逆にこれを一つの「相手への答え」として返してあげるというのも、真摯な回答として効果的だと言えるでしょう。
関係の進展を図りたい
例え男女間の付き合いであっても、片方がまるっきり恋愛対象として見ていないということはよくあります。そういう時に、自分を恋愛対象として見てほしいという気持ちから、アクティブな行動として手を繋いでくることもあるようです。
結果がどうであれ、少なくとも、急に手を繋がれたら意識してしまうものです。それを狙ったアクションということになります。
男性性・女性性のアピール
男性であれば「俺がリードしなければ」という気持ちからの男性らしさのアピール、女性であれば、恥ずかしそうにしながら男性の手に触れるようにすることで「繋ぎたいな」という健気な乙女心をアピールすることができます。
繋がれる側が女性であり、その人も相手に好意があるなら「嬉しい!」となるでしょうし、その逆の場合なら、男性としてはいわゆる胸キュン状態になるでしょう。
どちらにしても、このような行動に出る時点でその人は相手に対して確かな恋愛感情を持っている証になります。
愛の告白の代償行動
恋愛経験が少なく告白慣れしていない人や、奥手な人の場合、その気持ちをなかなか相手にはっきりと伝えることができない場合があります。このような時に「手を繋ぐ」という行動を起こすことで、告白の代わりとして意思表示をすることが考えられます。つまり前述の、恋愛感情の意思表示をより強めた意味を持つということです。
こういった場面において、もしあなたも相手に好意があって「交際OK」という状態ならば、ぜひリードしてあげてください。そうすることで、改めて言葉できちんと伝えてくれるでしょう。
ただの勘違い
男女問わず、何度か実質的なデートを重ねたことにより、正式な交際を申し込んでいないにもかかわらず「もう付き合っている」と先走ってしまう人がいます。これが、お互いに好意を持っている関係ならまだしも、片方が「そういうつもりじゃなかった…」という状態の場合は、それこそ相手はただの「勘違いさん」ということになります。
もしあなたがこのような状況になり、相手に恋愛感情がないのならば、その旨をキッパリと伝えるようにしましょう。そして、自分としても相手に勘違いさせてしまうような行動を取ってしまっていなかったか振り返り、思い当たる点があるならば反省しましょう。男女間の純粋な友情を成立させることは極めて難しいものですので、気をつけてください。
女性からの繋ぎ方
なんとなく、「手を繋ぐのは男性から」というイメージがありますよね。実際、「男としてリードする」という意識からも、男性から行くパターンが多いようです。
しかし、男性がみんな積極的とは限りません。中にはもどかしくなるような消極的な男性もいます。そういう時は、女性から行動を起こした方が良い場合もあります。かと言って、下手にガツガツ行くとウザがられてしまうかもしれない、肉食系だと誤解されてしまうかもしれないという不安も持ってしまうものですが、相手からの行動が期待できない場合はやはり、自分から行くしかありません。
そういった時のために、なるべく女性的に起こせるアクションの方法を紹介しましょう。
率直に訊く
最もシンプルな方法です。ストレートに「手、繋いでもいい?」と訊いてみましょう。変に飾らずに素直に確認するその行動に、男性からの好感度が上がる可能性もあります。
もしNGだったとしても言葉で確認できるため、急に手を繋いで拒否されるより傷は浅く済むでしょう。
そっと触れる
例え女性からのアクションであっても、やりようによっては男性側に胸キュン効果を与えることができます。こちらは、その方法の一つだと言えるでしょう。
二人で歩いている時に不意にそっと男性の手に触れてみて、相手から手をきちんと繋いでくることを誘導する、秋や冬であれば相手の服の袖をちょっと引っ張ってみて「手を繋ぎたい」という気持ちをアピールするという手段があります。
このように、ギュッといきなり手を握るようりも女性らしく控えめなアクションは、男性としては心がときめきやすいものです。
相手を急かすように手を引っ張る
デート中、「早く次に行こう!」というノリでさりげなく、ある意味で「どさくさに紛れて」手を引っ張ることで、わりと自然な流れで手を繋ぐことができます。明るい場所よりも、水族館の館内のような薄暗い場所の方がより雰囲気も作りやすいでしょう。
もし、直後に手を離されるなどの事実上の拒否反応があったとしても、あくまでも「急かした」という名目で終わらせることができます。
参考サイト:付き合う前手をつなぐってどうなの?】男性心理10パターンと、ベストなタイミング5選をご紹介!
まとめ
いかがでしたでしょうか。お読みいただいた通り、手を繋ぐことによる効果をある意味で最も発揮できるのは「付き合う手前の状態」であり、その行動原理は主に「確認」や「アピール」であることがお分かりいただけたかと思います。
もちろん、正式に交際が始まった時は堂々とした愛情表現として存分に手を繋いでデートをしていただければと思いますが、付き合う前であってもこれだけの意味があり、効果があるので、この知識をぜひ活用していただければ幸いです。そして、素敵な恋愛ライフを満喫してくださいね!